前回の記事
⇒【センター入試問題・世界史B】美術史的視点で解説します!②
では、ホルバインって誰よ?という
疑問を 解決いたしたく
ホルバイン先生の解説を
書きました(・∀・)
ここまで 2016年のセンター入試
世界史Bの問題、
第1問A 問3 について
述べてきたわけなんですが
この問題は、「宮廷文化」について述べた文章の中の、
「華麗なルネサンス文化が花開くことになった。」
という文にまつわる質問で、
問題文を 要約すると、
「エラスムスは( ア )を著した。」
「肖像画『エラスムス像』を描いたドイツの画家( イ )は、イギリスに渡り、のち宮廷画家になった。」
となり、
選択肢は
① ア…『愚神礼賛(愚神礼讃)』 イ…ホルバイン
② ア…『愚神礼賛(愚神礼讃)』 イ…ベラスケス
③ ア…『天路歴程』 イ…ホルバイン
④ ア…『天路歴程』 イ…ベラスケス
の四択(・∀・)
さんざん繰り返しますが、
正解は①です
ですが、
正直 ホルバインのことを知ってて
正確に答えられたひとは
かなりの勉強家 と
言っていいと思います
ホルバインの画業については
ある意味、「知ってれば1点」の
捨て問だと 割り切るくらいの、
マイナーな出題である感じは
否めません
なので、この問題のポイントは
「ベラスケスの画業を知っていれば、
ダミーの選択肢が切れる」
というところにある のではないかと!
具体的には、① or ② の二択
に絞ったあと、
ベラスケスの画業が 設問の文章に
そぐわない と分かればOKなんです
や…(・∀・)書いてて
そんな高度な芸当w と
自分でも思いますけどね!
受験生の皆様は 大変ですなあ
ってなわけで、ベラスケスについて
詳しく見ていきましょう
ディエゴ・ベラスケス
『ラス・メニーナス(女官たち)』(部分)
1656-57年 油彩、カンヴァス
ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケス(1599年 - 1660年)は
バロック期の スペインの画家です
問題のほうで 選択肢にあった
ホルバインは というと、1497年/1498年うまれ
1543年 没 ですので
生まれた時代がぜんぜんちがう
ホルバインは 16世紀
ベラスケスは 17世紀
に活躍した画家 ということになります
このへん 問題の判別に
使えそうな知識ですね!(・∀・)
そんな ベラスケスは
世界史(文化史)勉強するうえで
ぜひ 覚えていて欲しい名前です
なぜなら、この絵が ちょう有名だから!
ディエゴ・ベラスケス
『ラス・メニーナス(女官たち)』
1656-57年 油彩、カンヴァス
これこれ!
世界3大絵画のひとつ といわれる
ちょう名画 なんです
わたしも まだ 本物見たことないので、
ぜひ 現地に行って 見てみたい…
ベラスケスの特徴は、
スペイン生まれで
そのまま スペインの宮廷画家に
任ぜられ、
数回の イタリア視察以外は
ほとんど宮殿の外に出ることを許されず
ひたすら 宮殿で
作品を制作していたっていう
ちょっと カゴの鳥っぽい人生だったんですね
(´・ω・`)
ただ、圧倒的実力から
画業には 絶大な信頼を寄せられており
のちのちは 政治的な発言力も
高まっていったりして
気概あふれる人物だったんだなーって
しぐは 思っていますです
彼の画風は 一見すると
ざざっと描いただけ?のように見えますが、
対象物のかたちを その素早い筆致でも
確実に とらえているところが
とにかく すごいんです!(`・ω・´)
私の語彙が 貧弱すぎて
うまくお伝えできないんですが…!
そういったわけで 宮廷画家ベラスケスは
その偉大な画業が リスペクトを集め
生前から 死後何百年に至るまで、
多くの画家から尊敬される存在となったのです
もう一度 センター問題を
検討してみましょう(・∀・)
「華麗なルネサンス文化が花開くことになった。」
「肖像画『エラスムス像』を描いたドイツの画家( イ )は、イギリスに渡り、のち宮廷画家になった。」
と ありますが
ここまで述べたように、ベラスケスは
17世紀スペインで活躍し、
「バロック美術」に属するとされる画家です
ゆえに、設問の主旨である
「ルネサンス時代」には
合致せず、
確かに 宮廷画家ではありますが
スペインの宮廷画家でしたので、
設問とは 国も一致しない。
このへんを 判断基準にすれば、
『エラスムス像』を描いたのが
誰なのか 分からなかったとしても、
ベラスケスが含まれる選択肢を
解答の候補から 外し、
消去法で 正解に辿りつく…というのが
(それでも厳しいですけど)
いちおうの
解法手段かな と思います
(・∀・)
うーん
もっといい解き方 ないかな?
欲を言えば、勉強段階で
もっと 効率のよい覚え方が
できないもんかな?
しぐは 考えました
受験生のため っていうだけじゃなく、
美術検定の勉強やってても
そうなのよ。
共通の課題なんですよ
ってなわけで(・∀・)
駄目押しの もう1回!続きます!
「文化史に出てくる人名の覚え方」
どうやって覚えたらいいんだーーーー!
うおーーーーーーーー!!!!!
に、ついて!(`・ω・´)笑
しぐが勉強するとき
こういう工夫してますよ っていう
プチ情報の記事になる予定です
画像お借りしました
web gallery of artさま http://www.wga.hu/
⇒【センター入試問題・世界史B】美術史的視点で解説します!②
では、ホルバインって誰よ?という
疑問を 解決いたしたく
ホルバイン先生の解説を
書きました(・∀・)
ここまで 2016年のセンター入試
世界史Bの問題、
第1問A 問3 について
述べてきたわけなんですが
この問題は、「宮廷文化」について述べた文章の中の、
「華麗なルネサンス文化が花開くことになった。」
という文にまつわる質問で、
問題文を 要約すると、
「エラスムスは( ア )を著した。」
「肖像画『エラスムス像』を描いたドイツの画家( イ )は、イギリスに渡り、のち宮廷画家になった。」
となり、
選択肢は
① ア…『愚神礼賛(愚神礼讃)』 イ…ホルバイン
② ア…『愚神礼賛(愚神礼讃)』 イ…ベラスケス
③ ア…『天路歴程』 イ…ホルバイン
④ ア…『天路歴程』 イ…ベラスケス
の四択(・∀・)
さんざん繰り返しますが、
正解は①です
ですが、
正直 ホルバインのことを知ってて
正確に答えられたひとは
かなりの勉強家 と
言っていいと思います
ホルバインの画業については
ある意味、「知ってれば1点」の
捨て問だと 割り切るくらいの、
マイナーな出題である感じは
否めません
なので、この問題のポイントは
「ベラスケスの画業を知っていれば、
ダミーの選択肢が切れる」
というところにある のではないかと!
具体的には、① or ② の二択
に絞ったあと、
ベラスケスの画業が 設問の文章に
そぐわない と分かればOKなんです
や…(・∀・)書いてて
そんな高度な芸当w と
自分でも思いますけどね!
受験生の皆様は 大変ですなあ
ってなわけで、ベラスケスについて
詳しく見ていきましょう
ディエゴ・ベラスケス
『ラス・メニーナス(女官たち)』(部分)
1656-57年 油彩、カンヴァス
ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケス(1599年 - 1660年)は
バロック期の スペインの画家です
問題のほうで 選択肢にあった
ホルバインは というと、1497年/1498年うまれ
1543年 没 ですので
生まれた時代がぜんぜんちがう
ホルバインは 16世紀
ベラスケスは 17世紀
に活躍した画家 ということになります
このへん 問題の判別に
使えそうな知識ですね!(・∀・)
そんな ベラスケスは
世界史(文化史)勉強するうえで
ぜひ 覚えていて欲しい名前です
なぜなら、この絵が ちょう有名だから!
ディエゴ・ベラスケス
『ラス・メニーナス(女官たち)』
1656-57年 油彩、カンヴァス
これこれ!
世界3大絵画のひとつ といわれる
ちょう名画 なんです
わたしも まだ 本物見たことないので、
ぜひ 現地に行って 見てみたい…
ベラスケスの特徴は、
スペイン生まれで
そのまま スペインの宮廷画家に
任ぜられ、
数回の イタリア視察以外は
ほとんど宮殿の外に出ることを許されず
ひたすら 宮殿で
作品を制作していたっていう
ちょっと カゴの鳥っぽい人生だったんですね
(´・ω・`)
ただ、圧倒的実力から
画業には 絶大な信頼を寄せられており
のちのちは 政治的な発言力も
高まっていったりして
気概あふれる人物だったんだなーって
しぐは 思っていますです
彼の画風は 一見すると
ざざっと描いただけ?のように見えますが、
対象物のかたちを その素早い筆致でも
確実に とらえているところが
とにかく すごいんです!(`・ω・´)
私の語彙が 貧弱すぎて
うまくお伝えできないんですが…!
そういったわけで 宮廷画家ベラスケスは
その偉大な画業が リスペクトを集め
生前から 死後何百年に至るまで、
多くの画家から尊敬される存在となったのです
もう一度 センター問題を
検討してみましょう(・∀・)
「華麗なルネサンス文化が花開くことになった。」
「肖像画『エラスムス像』を描いたドイツの画家( イ )は、イギリスに渡り、のち宮廷画家になった。」
と ありますが
ここまで述べたように、ベラスケスは
17世紀スペインで活躍し、
「バロック美術」に属するとされる画家です
ゆえに、設問の主旨である
「ルネサンス時代」には
合致せず、
確かに 宮廷画家ではありますが
スペインの宮廷画家でしたので、
設問とは 国も一致しない。
このへんを 判断基準にすれば、
『エラスムス像』を描いたのが
誰なのか 分からなかったとしても、
ベラスケスが含まれる選択肢を
解答の候補から 外し、
消去法で 正解に辿りつく…というのが
(それでも厳しいですけど)
いちおうの
解法手段かな と思います
(・∀・)
うーん
もっといい解き方 ないかな?
欲を言えば、勉強段階で
もっと 効率のよい覚え方が
できないもんかな?
しぐは 考えました
受験生のため っていうだけじゃなく、
美術検定の勉強やってても
そうなのよ。
共通の課題なんですよ
ってなわけで(・∀・)
駄目押しの もう1回!続きます!
「文化史に出てくる人名の覚え方」
どうやって覚えたらいいんだーーーー!
うおーーーーーーーー!!!!!
に、ついて!(`・ω・´)笑
しぐが勉強するとき
こういう工夫してますよ っていう
プチ情報の記事になる予定です
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