松戸上本郷道院のブログへようこそ!

 

本日は、少林寺拳法の『拳系』というものについてご紹介します。

門下生から「何回聞いても覚えられん!」と言われましたので、その対応です。はい。

 

ですので、道院で私が門下生に教える感じで書きますので、いわゆる一般論からは外れていてもお構いなしで書いている部分がありますのでご容赦ください。

 

 

 

拳系とはそもそも

 

拳系とは、少林寺拳法の技の種類のことだと思っていただければいいと思います。

 

技の種類ってなんぞ?という話ですけど、少林寺拳法の技は600以上ある※、と言われておりまして、総てを個別に覚えようとするとなかなかにハードルが高いものです。

種類ごとに分けて覚えることができたら、上達しやすいですよね。そういう意味での種類です。

 

※同じ技名でも左右で別々にカウントした場合の数です。技名でカウントすると大体280ぐらいだったと思います。それでも多いですよね。

 

 

イメージとしては、パソコンのフォルダの中身を想像してみてください。

 

こんな感じで乱雑に並んでる技を全部覚えるの、無理ですよね。

 

でもこれが、ある程度特徴を押えたフォルダごとに分類されてたらどうですか?

 

こっちの方がとっつきやすいですよね。

 

 

この、特徴ごとに分けられたフォルダが『拳系』というイメージです。

 

 

拳系の種類

拳系には、以下の11種類がございます。

 

 

今後、各拳系の特徴を別投稿でまとめつつ、リンクを付けていきたいと思います。

 

 

 

 

拳系の「カラー」

特徴ごとにまとめたものなので、ある種当然なのですが、拳系にはそれぞれカラーがあります。

 

カラーと言いますか、色と言いますか、雰囲気と言いますか。

 

その特徴ならではの技の節度、重心の置き方などが醸し出すなんらかです。(日本語力)

 

動きをなぞっていても、このカラーを出せていないと、なんだかちぐはぐな感じになるのかなー、などと思っています。

 

武道の種類が変わると、構えの雰囲気すらも変わるように、拳系が変われば雰囲気も変わる。

 

少林寺拳法の中に(少林寺拳法の技を覚えやすくするために)拳系がある、ということは真実ですが、各拳系ごとに独立した技術体系があり、それらが調和・統合されたものが少林寺拳法である、という考え方もまた楽しいのではないかと私は考えています。

 

このような意味で、「覚えやすい」という補佐的な意義を超えて、この「拳系」を意識しつつ学ぶことは少林寺拳法の技を学ぶにあたり必要不可欠なものと考えています。

 

自由自在な拳を養うに当たり、まずは拳系ごとのカラーを押えるように頑張ってみてください。

 

※最後は特にうちの門下生向けです。