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拳系のひとつ「金剛拳」についてです。こちらは柔法に属します。


金剛拳とは

柔法では主に龍王拳から龍華拳へと変化し、相手を倒した状態に持っていきます。その後、相手が仮に暴れても身動きできないように制するのが「金剛拳」です。


抜き技→極め技→固め技と遷移していく、固め技が金剛拳です。かなり特殊ですので覚えやすいですよね。


「〇〇固」という名前が多いです。





金剛拳の例

覚えやすいものの、その特性上他の技とセットでやるものが多く、金剛拳単体のものはマレです。


腕十字固/立合掌固




(逆小手から)前指固



(片手送小手から)送固

19秒ぐらいの所の、一瞬「うんッ!」ってやってる所です




(閂片手投から)閂固

12秒ぐらいのとこです。



本山公式で、金剛拳についてまとめてる動画を出してくれてるので、こんなブログよりこちらが良いです。【期間限定のようです】







​金剛拳のこだわり

金剛拳は相手を制しきるために行うものと認識しています。


なので、龍華拳から金剛拳に移る際に、相手が逃げられる余地があってはいけないものと考えてます(難しいですが)


なので龍華拳から極力「手の持ち変え」はないように技術体系も出来ていますし、当然に流れるように移っていかないといけないのかと思います。


また、古い(と言ったら怒られますが)先生ほど「金剛拳はキツイ」みたいなことをおっしゃります。それだけ街で使ってきた人は、キツイ金剛拳をやってこられたのだと思います。


曰く「金剛拳は呼吸が出来たらだめ」「もがけたら金剛拳ではない」「他の技は相手との『調和』があるが金剛拳だけは100%自分。相手がどうこうできる余地があってはならない」などと言ったことを言われたことがあります😅


昇段試験で体格差のある女性と組んだ時にも、試験官の先生に「金剛拳は形だけでいいぞ」と特例措置をもらいました。その先生からすると金剛拳をこの体格差で十分にやったらケガをすると思われたのでしょう。


金剛拳は、なかなか本気で練習できないですし、どうしてもお決まりのように「タップして終わり」になりがちです。私も正直死ぬ気でもがく人を制する自信はないです。。。


修行に限りなしですね!




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