NHK「あてなよる」という番組に、
「泡を呑(の)む」というタイトルのときがありました。
泡のお酒といっても、ビールではなく、スパークリングワインです。
毎回、2人のゲストを迎え、
京都在住の料理研究家、大原千鶴さんと、
ソムリエの若林英二さんが、
”お酒”とそれにマッチングした”あて”を振舞うトーク番組ですが、
最初に用意されたのが、
氷でいっぱいに満たされたロンググラスです。
ソムリエはそこに、プスマンテを注ぎます。
❓
プスマンテはイタリアのスパークリングワインです。
ゲストは、当然、スパークリングワインと氷の組み合わせに意外な驚きをみせます。
ハイボールや酎ハイなら何の違和感もないのですが、
スパークリングワインとなると、
見ているこちらにも意外でした。
しかし飲んでみると、
スイスイはいっていって、グビグビいっちゃいそう、
とゲストのコメントです。
ソムリエによると、
マスカット系のフレッシュさは、
氷を入れると、フレッシュさが強調されるといいます。
ゲストは、スカッシュみたいなさわやかさと、
笑みとともに喉を潤します。
スペインのカタルーニャでは、
氷を入れて、カヴァをガンガン飲んでいるし、
イタリアでも氷を入れて飲んでるから、
全然おかしくない、とソムリエはいっていました。
そういえば、アル中ル氏も、
暑いときに、氷を入れた日本酒を、ソーダで割って飲んでましたから、
スパークリングワインに氷を入れたところで、
なんの不思議もなかったわけです。
年を取ると、
頭も躰も固くなるもんだと、つくづく実感させられます。
ちなみに、
カヴァはカタルーニャ地方で造られるスパークリングワインのことで、
古谷三敏氏のマンガ「レモン・ハート」にも出てきました。
シャンパーニュ方式で造られ、高品質なのに手ごろな値段で、
世界的に人気のスパークリングワインです。
”ちなみに”の追加。
以前投稿した「ハイボール。ソーダで割るだけなのに、どうしてハイボール?」も見てください。