金を基準として人を見て、金で人を判断する人間とは、合わないなぁと思う。
一見きれいごとばかり言っていても、一皮むいたら金のことしか考えてない人間が多いことに驚く。
自分は市民運動系だったから、むしろ金儲けを度外視して動く人間しかまわりにいなかった。
金儲けが下手な人ばかりだったから(金にならないことばかりやっている人が多かったから)
金があることで自分はすごいと勘違いして、金を尺度にして人を見ている人間と出会うと驚く。
そういう人と、今までの人生で関わってこなかったからねぇ、、、
市民運動系の仲間と呑んでいる時は、どうやったら社会がよくなるか、そんな話ばかり一晩中していた。
芝居をやっていた時は、芝居の面白さについて一晩中語り明かした。
どんな高い買い物をしたかとか、貯金がいくらかとか、どうでもええわ。そんなこと。
何がドバイだ。私はまったく興味ねぇわ。
自分が稼いだ金が、自分の個人的な力だと思っている勘違いは恐ろしい。
人は1人で生きているわけではない。
一番になる
というのにも、似たエゴを感じる。
(それも善悪はないんだと知りつつも、それにエゴを感じるのが私の個性だ)
そういうのもありなんだろうが
私は一番になるより、目の前にいる人の痛みを敏感に感じ取れる人になりたい。
大谷翔平よりも、新庄剛志のほうが圧倒的に好きだ。
以下、ひふみの藤野さんの投稿より
「スティーブ・ジョブスは56歳で亡くなられた。もちろん世界でも有数のお金持ちであった。でもお金はあの世に持っていけない。
不動産を所有するのか賃貸するのかどちらが有利かという議論がある。まったく不毛だ。というのはすべての資産は個人にとってはすべからく賃貸である。生きている間だけその個人が自分のものとして保有を主張できるだけで、実際は手放さなければいけない。なので今わたしが保有していると思っているものはすべてレンタルなものにほぼ等しい。」
本文と関係ないけど、生口島の夕日。
精神科医の斎藤学氏と共著。
『ヘンでいい。』(大月書店)
アマゾンから購入できます。