4年前に書いた文章を再投稿。
(ちょっと手抜き)
先日、とある場所で自分のことを話す機会を得て、自分の人生の軌跡みたいなことを話した。備忘録的に話したことを記録しておこう…。
10歳の時のトラウマと、その当時に遠藤周作の『沈黙』を読み、以後「神はいるのか」「神は困っている人をなぜ救わないのか」が自分の人生を貫くテーマになったということ。
中学時代に暴力教師反対運動をやって、学校からも家庭からもスポイルされたこと。
親鸞系の学校に行って、ユニークな教師達に救われたこと。
差別問題に関心を持ち、同時に、芝居、文学、映画、現代美術に救われ、大学では芝居をやり、詩を書き、詩で小さな賞をとったこと。
大学卒業後、数百人の中からひとりだけ選ばれてコピーライターになったけど、いいコピーを書かなければというプレッシャーからウツになったこと。
当時はカウンセリングもセラピーもなく、薬物療法しかなかったこと。
その後、コピーライターをやめて、アートプロデューサーをやったり、マーケティングをやったりしたけど、結局フリーライターに。
この頃に結婚。
フリーライターになってからは、趣味のスキューバダイビングをいかして世界の海を取材して潜ったりしていたが、雑誌「frau」の取材で気で人を飛ばす西野流呼吸法の西野さんと出会い、こういう面白い人をもっと取材したいと思い始め、まだオウム事件の前でヨガや気功すら怪しいと言われ、スピリチュアルヒーリングとか過去生なんか言っている人がほとんどいなかった頃に、そういう取材を始めたこと。
その取材の過程で、20世紀最大のスピリチュアルヒーラーと言われたバーバラ・ブレナンの弟子である王由衣さんと出会い、彼女からヒーリングや霊性について数年間学び、その時に学んだことが私の人生の基盤になっているということ。
だが由衣さんと関わりヒーリングをする中で、自分の中で抑圧してきたさまざまな問題やトラウマが浮上してまたウツになり、精神科医の斎藤学と出会ったこと。
斎藤学からは「あなたのエキセントリックなところが魅力なんだから治しちゃだめだ」と言われ、生まれて初めてそのまままるごと自分を受容してもらったと感じたこと。
また「文章が書けない」と言ったら「自分があなたの読者になるから好きなことを書けばいい」と言われて、斎藤学を読者として数年間膨大な量の原稿を書き続けたこと。
さいとうクリニックで、DVや虐待や嗜癖や自殺未遂やありとあらゆる人と出会い、最初は聞けなかった話が聞けるようになったこと。
共感とは何か
健全さという幻想
そもそも何が正常で何が異常なのか
愛という暴力
愛や支援やセラピーというものを盾にして、人をコントロールしたり矯正したりする暴力
治療者無力という処方
またこの時期に
フェミニスト、障害者自立支援運動、セクシャルマイノリティ、などさまざな人との出会いの中で、分断ではなく人と人とがつながり支えあうことを学んだ。
べてるの家からも影響を受けた。
この時期に、高遠さんらの自己責任バッシングがあり、日本が全体主義に向かっている恐怖を抱き、平和運動と関わり始める。
自助グループを主催。
だがいろいろな人の話を聞いているうちに、いくら心の問題を解決しても経済問題を解決しないとどうしようもないと思うようになり、コミュニテイ通貨と関わる。
しかしコミュニテイ通貨があっても自分の命を支える基盤がないとダメだと思い、十数年前から有機農の畑を始めた。
石油が戦争や紛争の原因になっていると思い、一時期は家庭から石油系の製品を廃し、洗濯は炭と塩でやり、髪は酢をたらしたお湯で洗っていて、お金を使わない自給自足の生活は可能かを試していた一時期がある。
(いま思えば、これも極端で、中庸ということを見失っていたと思うが)
当時、「お金がなくても生きていける生活なんて税金はどうなるんだ」とか、「畑なんて言ってるのは、定年後の人間だけだよ」とか言われ、私が好きで自分一人でやっているだけなんだからほっといてくれと思ったが、その人達が311後に手の平を返したように自然エネルギーだとか畑だとか言い出したのを見て、急に冷めてしまった。
あんなにさんざん言っておきながら、今更なんだと。
じゃ、まかせるよ、私は他のことを始めると思った。
で、ちょうどこの時期と前後して、斎藤学との共著で本を出したり、実父の死、愛犬2匹の死を経て、それまでの私の価値観がひっくりかえってしまった。
余りに多くの災難が降りかかるからゲリーのところに行って「これはカルマですか」と聞いたら、ゲリーはにやりと笑って「それはカルマじゃない。自己憐憫だ」と言われ、また別の霊能者からは「あなたは正義のパンツをゆるゆるにしなければならない」と言われ、自分は人のため、社会のためによかれと思うことをやり続けてきたのに、どこでどう間違っていたのだろうとかなり苦しみ、苦悶し、答がほしくてゲリーの学校に行った。
また「死は敗北だ」と言って死んだ実父の苦しみや恐怖を救えなかったこともあり、神秘主義の中にはもしかしたら、その答があるかもしれないと思った。
ゲリーの学校でさんざん叩きこまれたのは、善悪という二元論を超えるということ、正しくあることの必要性を超えるということ(自分が正しいと思っていることの多くは、正しいことをすれば愛されるというエゴから来ているだけ)、ジャッジしないで中立であること。
ゲリーのように日常的にアカシックに行き来し、地球の過去も未来も俯瞰して見えている人間からしたら近視眼的にこれがいいとか悪いとか言っていることのおろかさが見えるのだろう。
そういうことを知ってから、私は正義も正しさもアンチもオルタナティヴも手放した。
また、ゲリーは言う。「あなたたちは外側にある何かや人や政治に振り回されているように思っているかもしれないけど、これはあなたたちの想念が作っている世界なんだ。あなたたちは犠牲者でもなんでもない。一人ひとりが創造主だ。」
これを聞いた時、何かが私の脳天から貫いていった気がした。
自分が神なのか…。
外側に何かがあって、それと闘うことや改善することだけをずっと考えてきたけれど、そうじゃなく自分が欲しい世界を自分でクリエイトするなんて考えてもみなかった。
歓びに満ちた豊かで幸せな世界はどうしたら作れるのだろう。
既にあるものを批判したり、既にあるものと闘ったりするのではなく、そのエネルギーを歓びの創造に向けよう。
そのためにまず自分が幸せになろう。
自分は犠牲者ではなく創造主なのだ。
これは私にとって非常に大きな意識転換であり、パラダイムシフトだった。
私には今まで全くその発想がなかった。
その視点に立って以来、私の人生はすごくラクになった。
それまで私は常に怖れていた。神や人から裁かれることを。
私は過去生で繰り返し宗教者をやってきたとよく言われるが、神に対する畏怖はこのこととも関係しているのかもしれない。
ゲリーから、神とあなたは対等で、あなたは神にも指令を出せる存在なんだと言われて、お~~~と思った。笑
そんな発想全くなかった。というか、そういう発想している人なんて余りいないんじゃないだろうか。昔なら魔女狩りか?笑
しかし、それは私を本当に解放したな。
自分が神なのか。
誰も私を裁かない。
しかし同時に誰も私を幸せにできない。
自分の歓びや幸せは自分で作り出さなければならない。
これが、私が、この世界に対する依存や、犠牲者の立場から抜け出した瞬間だった。
人はこれを、悟りとも目覚めともいう。(小悟だけどね)
10歳の時の「神はいるのか。神は困っている人をなぜ救わないのか」という問いに導かれて生きてきて、その答をやっと得た。
長くなってしまったが(笑)、私の話した内容は上記の骨子にいろいろな体験やエピソードを盛り込んだ波瀾万丈の一代記みたいな感じだった。
告知文を見て、私とまったく面識のない人数人が私の話に興味を持って、わざわざ来てくれたのは驚きだった。
私のこういう話に興味がある人がいるなら、もっといろんな場で話してもいいかと思った。
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◆ダイアローグセラピー
詳しい説明は下記を
https://ameblo.jp/seikokt/entry-12579713534.html
ZOOMもしくはSkypeを使って行う、
くりはらせいこのオリジナルセラピーです。
フリーライターとして出会った
著名なスピリチュアルヒーラー、アカシックリーダー、魔法使い(笑)
共著で本を書いた精神分析医の齋藤学氏などなど
さまざまな方々と出会って学んでいった中から
自分に本当に役立ったものだけを使って作り上げたセラピーです。
前半の30分では、あなたの生きづらさの根底にある原因を対話の中で探り、
残りの30分ではエネルギーワークを使って遠隔でその原因をリリースします。
ビミョーに怪しいですが(爆笑)、
受けてくださった方々は、
何をやっても理解できなかった生きづらさが
こんなに明確になり解放されるとは思わなかったとの感想を!
一回体験して見るのもアリかも!?
ZOOMもしくはSkypeを使って、1時間8000円(税込)
3回連続の場合は、3回で2万円(税込)、4回目以降は1回5000円(税込)
◆ソウルポエトリー
〜あなたの魂の個性を詩にします〜
数秘のデータとルーンを使って、あなたの魂の個性を読み解き、
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モニター料金 6000円(税込)
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