富士山に興味を持ったのは、数年前だ。
それまでは、まったく興味がなかった。
新幹線や飛行機に乗っていて、窓の外に富士山が見えるとか言われても、「へー」と思うくらいで。
なのだが、
数年前に、とある人(女性)が山梨県の西湖に行こう、自分が車を出すからと誘ってくれた。
実はその人とはそんなに親しくない。
誘われて一度食事をしたくらい。
だから、えっ?
と思ったが、こういうこともあまりないかも、と話に乗った。
その方は、その後、大阪の仁徳天皇陵に私を誘い、二泊三日で2人で大阪に行き、仁徳天皇陵では奇跡的な体験をした。
「自分はせいこさんをお連れするお役目だったみたい」とか言っていたが、
西湖でも仁徳天皇陵でも神秘的な体験をして、
で、その後、その方との縁が途切れてしまった、、、
それはともかく。
西湖に行くため、友人とは川口湖駅で待ち合わせた。(友人は車)
友人は、家の近所まで車で向かいに来てくれると言ったのだけど、私は人見知りなので、ずっと車で一緒だともたないと思い、川口湖まで電車で行くから駅で待ち合わせようと提案した。
これがよかった。
あれは何駅なのだろう。
河口湖の直前くらいの駅?
何気なく窓の外を見ていたら、何、あれ???
電車の窓の外に富士山があって、もう、すぐ目の前に迫ってくるのよ。
富士山って、こんなに、でかかったの?
こわい。
生きてるみたい。
これ、山じゃないよ。
ほんとに生きている存在のように、なまなまなしく、富士山が私に迫ってきたのだ。
写真で見たことのある富士山と違う。
生々しい。
まるで、脈動が聞こえるようだ。
河口湖の駅におりて、
まだ、目の前には、その生々しい富士山があった。
そして富士山を追いかけるように、西湖へ。
西湖へ向かう途中、急に空気が変わる瞬間があった。
しんとしたエネルギーが支配する。
西湖。
なんて神秘的な湖なんだ、、、
深い静けさに包まれた。
あとで、霊的な師匠から、あなたと西湖は深いつながりがあると言われた。
あれから、私にとって、富士山は特別な存在になった。
富士山。
この山は(山だと思えないんだが、、、)、まさに日本の精神性を象徴している存在だと感じている。
精神科医の斎藤学氏と共著。
『ヘンでいい。』(大月書店)
アマゾンから購入できます。