大統領選挙とともに、コロラド、ワシントン、オレゴンの3州では
マリファナを合法化するかについて住民投票が行われた。
その結果、米コロラド州とワシントン州が薬用としてではなく
21歳以上はマリファナを嗜好品として合法とする法案が可決した。
これによって6000万ドルほどの税収が見込めるため
教育制度の充実を図るという。
しかし、連邦法では「違法薬物」として規制するという。
今、アメリカではヒスパニック系の移民が急増している。
4年前には、年間8%ほどの流入だったのが
現在では、年間12%に増加している。
ロムニー氏の敗因がヒスパニック系など有色人種からの
票が入らなかったことも一因とされている。
もしかしたら、このマリファナ合法化案についても
南米などからの移民が、ますます増加すれば、
あちこちの州でマリファナ合法化の可能性が出てくる。
そうなれば、連邦法が「違法薬物」と、いくら取締を強化しても
マリファナ人口が増えれば収監できなくなる。
オバマ政権は、メキシコの麻薬組織を撲滅するはずだったのが
かえってアメリカに麻薬を取り込んでしまう結果になり兼ねない。
アメリカ国内では白人はコストが高いために失業者が増えていて
ヒスパニック系などのコストの安い人種がパートタイマーで
使われることが増えてきている。
白人達は、アメリカ本土では働き口がないために、
発展途上国のアジア市場に英語を活かせる仕事を求めて
移住をする人が増えていると聞いたことがある。
黒人のオバマ氏が大統領になったということを考えてみても
アメリカの中で、人種の流れが変わり始めていて
嗜好品に対する考え方も南米化が始まっているのかもしれない。