脱北者たちが考える新しい中国とは・・・・

CNNで脱北者数名を集めて座談会を行った時の模様。



1.中国でトップが発表されたが、北朝鮮との関係は

  どのように変化すると考えられるか?


中国新体制下では、今まで以上に北朝鮮を支援すると考えるが

韓国や日本に対しては強気で切り札を用意することが

考えられるので、北東アジア全体が不安定になる可能性がある。


これまで北朝鮮は人権問題について脱北者や軍が

中国政府の手を患わせてきたため中国政府はうんざりしていた。


しかし、北朝鮮の存在は戦略的な立場にもあるため

緩衝地帯(かんしょうちたい)になり得る。

アメリカとの間での衝突の種にもなりかねないからである。




これまで北朝鮮の脱北者は中国で拘束されると

再び、北朝鮮に送り返されてきたが

今後、中国新体制になりどのように変化すると考えられるか?



今後、脱北者の立場はどう変わるのか?

中国は国連の難民関連の条約に加盟している。


一方、アメリカはこの問題に関心を抱いていないので

国連とアメリカは中国に対して圧力をかけるべきである。


北朝鮮と中国は表面的には良好のようにみえるが

実は、その中身はズタズタである。


たとえば、北朝鮮の弾道ミサイルや核実験などがあるが

中国新体制は北朝鮮に対して変化を求めるべきであると

脱北者達は語った。



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脱北者達は、北朝鮮が弾道ミサイル発射実験などをすることについて

中国やロシアが北朝鮮をかばってきた経緯を知ってか知らずか

中国政府がアメリカやその同盟国と共に、北朝鮮の発射実験について

厳しく制裁を加えるよう求めていくべきと話していることが興味深い。


また、中国が新体制になったことで、北朝鮮にも新たな経済発展や

政治的な結びつきが北朝鮮にとって明るい方向に展開すると

信じている人々が多いようである。




アメリカは、中国新体制の経済部分では特に重要視しているようだ。

CNNでも中国系キャスターなどをNYに配置するなどして

常に、香港や中国の情報をキャッチできる体制を敷いているようだ。



日本では習近平体制になっても、それほど大きな期待はできないし

むしろ、中国との関係が悪くなるかもしれないとさえ考えているところがある。


尖閣諸島問題で中国とは亀裂が入ったまま、来月総選挙を間近に控えている。


中国やアメリカとは貿易摩擦を生まない良好な関係が保たれる政府が誕生するのか、

それとも、まったく正反対の厳しい景気に置かれる政府が誕生するのか岐路に立たされている。


日本国民は、民主党の裏切りにうんざりして目新しい党に期待をしたい時期かもしれない。

けれども、石原氏が尖閣諸島問題に火をつけた張本人で、その人が政権運営することに

なった場合に、アメリカや中国とどういう対話を望んでいるのかがわからない。

世界の中の日本経済は、また一段と経済規模が縮小するような気がしてきた。