移動しました・・・
まだ2~3日は・・・ と思ってましたが “もう 草がないんにゃ~”と いう人がいて
朝から移動となりました 行ってみると もっと食べられるよぉ ってとこ
なかなか動かない牛さん 後ろから “さぁ いこっ ほい ほれ・・・” う~ん
シカタナイナ モォ~ ってなぐあいで 道路を横切って 続きの堤防沿いへ
オ~ クサガ イッパイダ モォ~ さっそく柔らかいクズの葉を ムシャムシャ
“なぁ 来て良かったやろがぁ” ここは2週間以上はもちそう いやぁ もたせるよ
そんな会話は気にならない ひたすら草を食べるだけの牛さんです しかも木陰あり
ここなら日除けもいらないし 行ったり来たりを繰り返すだけ
そうそう 名前を公表しないとね 下の画像の左が“さつき” 5月生まれの8歳
後ろは初産の“ひな” 22年3月3日生まれだから ひなちゃん
まぁ わかりやすい名付けだこと・・・
ところが 今日わかったことだが “さつき”が 少し後ろ脚を引きずる どうやら
どこかで足をくじいたらしい で 見てもらったら “湿布薬を塗っておきましたから”
そうやねぇ 歩いているから問題ないでしょう 毎日見に来ているし それに
そんなに 動き回らなくても 周りじゅう
エサだらけ・・・ だぁ
下見・・・
先日研修会に行った公民館から “地域の人が 視察に行きたいと・・・”
というので 台風の中でしたが お二人が下見に来られました
それならと 林道入口のゲートから 電気柵に沿って こんなとこに張ってます
“良い道ができてる・・・” 同じところを歩いているので 道になったんです
“私らの所では 家の後ろは崖が多いから・・・” そういう時は上に登る・・・
じゃ もう一か所行きましょう と 杉っこ公園の所へ ここは上に登って・・・
“あ~ そういうことですかぁ” 登ってしまえば 横に歩くだけですからねぇ
自然と道になっていく そして 先へ行けばまた降りてくる “ふぅ~ん・・・”
そこへオジサン登場 “もうイノシシも出んで さみしいわの・・・もう えんやろ”
“あのオジサン えんて言うてたの” いやいや 山には居るざぁ ほんなら
ちょっと見に行きますか と 何年も前に捕獲していた所に 行ってみました
この先に檻を置いていたんです・・・が お~ やっぱり来ている ほらのぉ
“あらぁ イノシシの堀り跡やぁ ここには来てるんですねぇ” そのようです
檻を置いていた先には ほらぁ 登っている ケモノ道が見えるでしょう
“ほんとですねぇ” 以前からのケモノ道なので 今のイノシシも使うんです
ここに檻を置いたら また捕まりますよ
“こないだも 同じ所で何度も捕れるって言ってた” ケモノ道が安全なことを
他のケモノも知っているので みんな使うんです “へぇ~”
ほんなら あとは 牛を見に行きますかぁ
“へぇ かわいいもんやねぇ 夜はどこに行くんですかぁ” どこにも行きません
“え~ ずっとここに 雨の中に・・・” 別に問題ないです 牛さんですから
視察に来られる人から ほとんど聞かれる牛舎・・・ 放牧なので・・・ねぇ
“地域の人に話してみますから その時はお願いします” はい いつでもどうぞ
時期によって 牛さんは向こうの林の中に居ますから そこも
良いもんですよぉ
そうそう
牛さんの名前
そろそろ公表しないとねぇ
一日二本・・・
午前は大野市 午後は勝山市 と ハードな一日 研修会でした
新しい建物です
50人ぐらいの収容に
ゆったりした広さです
会場の説明は・・・ いいっかぁ
午前に話したパワーポイントで もう一度繰り返す なんだか慣れてきました
聞いてる人にとっては 初めての話ですから
それと 現地で設置研修もありましたから 目先が変わって 話しやすいもの
聞いてる人たちが 納得していく様子が見えるのも 話しやすいですねぇ
質問で必ず出るのが 3段目の電気線 この地域は以前から3段張りだ
イノシシには2段張りで良いですよぉ と言っていても 3段目は・・・となる
で 詳しく説明すると イノシシの脚の長さは 成獣で30cm程度なんです
さらに大きくなって 体重120kg 150kgになっても 30cm程度しかない
40cm 50cmなんて脚が長くなれば もう 牛さんに近くなってしまいます
シカは50cm程度ですが 大きくなると 少しずつ長くなっていきます
逆にイノシシは 200kgぐらいになると 1~2cm縮むと言われています
重すぎて縮む 家畜化された大きなブタを見れば 脚の短さが見て取れます
なので 60cmのところに張ってある線に触れるのは シカ・牛さんからです
じゃぁ なぜ3段と聞いたのか・・・ 15cm間隔なら 3段で45cmです
そこへ 20cm+20cmと言うものだから いつの間にか その上20cmと
なってしまったのでしょうかねぇ それとも・・・
ただ 地域的に クマには注意が必要な地域ですから 山際ではクマ用に
3段目を張っておいた方がいいですねぇ それも あと5~10cm高めかな
60~70cm程度ならクマが触ってくれる・・・ かなぁ~
と まぁ あいまいな言い方ですが 確実に触るとは言えないからです
クマには 細心の注意が必要です 触ってくれると
いいなぁ・・・ ってとこ
あとは環境
エサが・・・無い里
クマには 魅力のない里づくり
研修会の連続
今週は新潟で講習会 富山で現場視察と指導 そして 今日は清水東で研修会
清水東公民館は 先週の南公民館に次いでです 区長さんや農家組合長に
地元で被害にあっている農家の人たち 20数名
地域の 集落の人たちなので 質問は具体的な話が多い “費用はどのぐらい”
当時は50%の補助で 地元負担50%でした が 今は優遇されていますねぇ
ただ 物だけを配られても設置の仕方を理解していなければ 当然 効果はない
その辺が 各地で被害再発が頻発している部分です
“イノシシが嫌がる臭いとか そんな物はないか” どんな物でも驚いてくれますが
すぐに慣れてしまうので どれも頼らない方がいいです 慣れないのは電気ショック
これは 人間にも嫌なものですから だ~れも触らなくなりますねぇ それが・・・効果
“聞いていると イノシシはどんどん増えていくようですが・・・” 生き物の生息数や
生存にはエサ 食べ物が影響しますから エサがあるだけ増えていくのは仕方ない
その分 エサが無くなれば 生き残りは・・・ねぇ
捕獲檻の研修地に向かうと おいおい “この檻は・・・ 置いてあるだけ・・・
置いてあるだけですよぉ・・・” とても設置してあるとは言えない状態でした
悪い見本は 大事な教科書 間違いだらけの設置に 解りやすかったねぇ
場所も林道脇・・・ う~ん “ここで イノシシはエサを探しますかぁ~”
きっと 竹藪から竹藪へ横切るだけでしょうねぇ そっちのエサ場は覚えているはず
有害駆除の捕獲にも イノシシ目線が必要
なんですねぇ・・・
間違いが
解っただけでも
良い研修会・・・でした
研修会の時期・・・
田植えの時期もかなり進んで 電気柵の研修会に清水町へ行ってきました
会場は清水町南公民館 地域の区長さんや農家組合長さん そして農家さん
河和田東部美しい山里の会の活動と 電気柵の設置ポイントです
集落ぐるみ対策の内容も新たにして 被害意識の共有からの話に 山際の部分
区長さんは 自分の集落での内容がよく解っていますから 少しは役に立ったかな
それから イノシシの生態と行動を少しにして 電気柵の設置ポイントをたっぷり
設置はスタートで 設置後の対策もたっぷり
質問は・・・ 今回は多かった 具体的な経費から 作業内容 乾電池などの寿命
しまいには 全部捕まえられないのか との話まで
え~ 残念ながら 捕獲だけでうまくいくことはないんですよぉ 防御と捕獲に食材
このバランスと いかに地元のイノシシと向き合うかが大事な部分なんですねぇ
外に出て設置の研修をしていても 質問が連発 そして “ここの先まで来てるわの”
はい ここのイノシシは そこまでも安全地帯だと思っているんです
なので もっと山際に行って ここに居るイノシシから学んでください
“そういうことやのぉ” きっと ここのイノシシも いろいろ教えて
くれますよぉ~
次は東公民館です
やはり地域に入ると
質問は多い・・・ですねぇ
切らんといてぇ・・・
そろそろ 牛さんの来る時期になってきました ので 放牧地の準備です
林内放牧地で電気牧柵の設置作業 牛さんの柵とイノシシ用の兼用電気柵
10人ほどで 草刈りから柵の設置まで 作業を分担して進んでいきます
今年は そばの農道と排水路を土地改良事業で改修中
仕方なく山際に設置していきます が 林内を見ると “草が無いのぉ~”
ほんとに減ったのぉ “これでは 何日入れられるやろかぁ” う~ん
草を刈っている人が 低い雑木の桑の木を切ろうとしている
あーっ 切らんといてぇ 牛のエサやでぇ のぉ~
う~ん 草刈り機を持つと 何でも切っていこうとするんでのぉ
“まぁ また生えてくるやろぉ” ほりゃ ほうやろけど・・・
牛さんが来てから エサの確保に奔走 草が減ってしまう感覚になってしまった
その分 イノシシは里に出にくくなったんでしょう
けど・・・ ねぇ
地域研修会
永平寺町で研修会でした といっても 草刈りや田植えの真っただ中です
が 10名以上も参加してもらえました
これも イノシシの被害を何とかしたい 電気柵をうまく張りたい そんな方が
各地におられる証ですね
で いつものように “イノシシ目線での電気柵設置ポイント”を 1時間ちょっと
ここの人達には 聞いてもらう機会は一度もなかったので 新鮮でしょう
さらに 捕獲檻の所で 捕獲の話も・・・ これは 猟友会の宮下さんです
捕獲での注意点や
いろんなやり方を説明
くくり罠も実施してほしいし
処理では 食べることを・・・
最後に一言と振られ 捕獲と防御 イノシシへの環境は正反対にすること
防御は警戒心を高め 捕獲では安心感を持たせる それが大事な部分です
それとエサには 以前から聞いていた ドングリの活用も勧めてみました
今年の秋には ここの里の近くでドングリを拾って
くれるかなぁ~
一度 試して
ほしいもの・・・ですねぇ
現地視察・・・
今年度最初の視察は 福井市・永平寺町 福井農林総合事務所管区の
30名ほどのみなさんでした
と その前に 土地改良区の現場確認をお願いしたいとのことで 先日
スケジュールを聞かれ 午前中でよければ と 工事予定地を巡回
これは・・・ こうした方が・・・ これも・・・ こうしましょうか・・・
とまぁ 掘り返しなどの影響を考えていると 次々 工事個所の内容にも
変更や施工効率など 現場で時間のかかる話となってしまいました
で ようやく 今回はこの辺で となったのが12時40分
視察は13時から お~っ 昼めし食ってる時間がな~い しょうがないかぁ
と急いでラポーゼかわだに向かいました なのでデジカメも名刺も財布もない
いやいや まいったもんです
到着後 早速 PCをセットしてパワーポイントで始まりました
今回は “河和田東部美しい山里の会”の 活動を話してからの現地視察
まずは 集落ぐるみ対策から 地域ぐるみの 牛さんの放牧での効果の話
質問は・・・なし そりゃそうですよねぇ 同じことをしようとも思っていないし
どんな内容なのかも知らなかったはずですからねぇ “へぇ~”ってとこでしょ
次に 鯖江市からの連携の話 はい イノシシに地境はないですから
広域的に連携していかないと 対策はうまく進みませんよぉ
そして現地視察 みんなで山の中へ・・・ “こんなところに電気柵が・・・”
はい 河和田東部では ここに 林の中に イノシシとの境界線があるんです
“へぇ~” さっき話していた時に見せた画像のところは こんな林の中です
そして 電気柵はというと・・・ これが悪い見本 これも・・・ 抜けられます
いやぁ~ ちょっと ここの張り方 よくないよぉ 困ったなぁ
こんな張り方をしてはいけませんよぉ~ と 言わざるを得ない・・・視察
そのまま進んでいくと ようやく良い張り方の所へ来ました
はい これが良い例ですから 違いがよくわかるでしょ “あ~ 違うのぉ”
きっと さっきの悪い所と 張る人が変わったんでしょう う~ん 解りやすい
“いやぁ 良いもん見せてもらったぁ”と なんとか視察の効果はありました
まぁ こんなもんでも 点検に来ている人がいれば イノシシには伝わります
ここの人は こんなところにまで来ている それが一番 なんです・・・ よぉ
さぁ 次回からは それぞれの地域に行って “イノシシ目線の電気柵設置
ポイント” はい 本格的な 電気柵設置の話・・・だぁ
今日のところは序章ですから ・・・って これは 結論
かもねぇ
今年もスタート
ゴールデンウィークも最後の日 くらなび農園 今年度の開始でした
が あいにくの雨・・・ この連休ほんとに雨が多いですねぇ
で 今年の計画と 農園の作付け予定を聞いて ヨモギ餅作りからスタート
そうこうしているうちに雨も上がりましたから まずは旬のタケノコ堀りを・・・
今年は表年なので有る有る それぞれみんなに 最初のお土産です
“持って帰って 茹でるのが大変やわぁ~” で 農園に戻ってちょこっと・・・
耕耘機は初めてという方に 昨年から参加した人が 教えているんです
おぼつかない耕耘機作業に “昨年の自分を見ているようやぁ ははは”
それで良いんですねぇ 次々と伝えられて・・・
私らは手を出しませんから 自分たちで作ってみる 失敗して覚えていく
なので 田舎の人は 何でもできるように なって
しまうんですよぉ・・・
そろそろ
草刈りも・・・
スタートしないとね