郷の住人 -115ページ目
<< 前のページへ最新 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115

彼らは生きていた

      彼らは生きていた


あの大雪の中で冬を越せたとは 生命力の強さに感動も

郷の積雪量は1,8メートルを超え 久しぶりに屋根雪下ろし

二月の冬山登山の時は 山には3メートルはあった

殿上山の社にも久しぶりの被害がでたと 区長さんが嘆く

大木の下の棲家にいても 短足イノシシには豪雪の中

食べ物を探し回れないはずなのに・・・


      な ぜ !?


年配の人達に聞いてみるが みんなシシ鍋の話ばかり

仕方が無いので自分で調べる


イノシシの食べるもの   

   イモ類・根類・米・ミミズ・昆虫・蛙・・・・     雑 食 !!

棲家は    山でも里の近く

行動半径  1、2キロ 稀に10キロ以上移動

性格     超臆病

家畜化されて 豚になる


なんと縄文時代には青森にまで全国至る所にいた

今は北にはいない なぜか

それは 人間の大事な食料だったから食べられてしまった ?


今は、人間が知らないうちにイノシシのために

ファミレスを作っていたのだ


色々調べていたら イノシシ被害対策委員に任命

ついに

       イノシシとの戦いは始まった ぶーぶー DASH!



今年を振り返るには・・・イノシシに睨まれた日

今年を振り返るにはまだ早いですが

ここの郷では、色々忙しいことがありました


四月に植えたジャガイモ

六月のある日 『来週には掘れるかのぉ』と

近所のおばちゃん達のいつものあいさつ


翌朝、隣の畑が掘ってある


     うっ やられたー


               犯人はわかっている


畑に行ってみると ジャガイモが無い無い無い・・・
あるのは でっかい足跡 今年も彼らはやってきた


         イノシシ様 うり坊


昼から急いで トタン板防衛柵


去年の大雪で 死んでしまっただろうと

かすかな期待をしていたのは 私だけではない


あまいあまい


     彼らは生きていた ぶーぶー ぶーぶー












<< 前のページへ最新 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115