郷の住人 -113ページ目

あきらめて帰る

      あきらめて帰る

この電気柵万里の長城は 市・県の補助があったから出来た

鳥獣害対策との事で 地元負担が軽くなったことは大きい

しかし町内ごとには 温度差がある イノシシの被害が無い所

被害の多いところ 町内での意見はさまざまある

私の郷も同様に 被害の多少による反対意見は強かった

しかし こうして被害の結果を見ると

やってよかった との声が圧倒的に増えていて 来年も当然・・・

これを踏まえて 隣の町内と連係をしていけば

いずれは地区ぐるみで イノシシとの共生も可能だと思える


向山の大イノシシ一家は 依然として捕まらない

我が物顔で 行動範囲を広げてる

あとは 狩猟解禁を待つしかない 猟師だのみだ

百キロ以上の情報だけは 伝えておく


そんなころ 県立大の公開講座の案内があった

イノシシの被害を題材に 生態から対策そして料理にまで

春から四回目のセミナーが 郷の公民館で行われる

県内各地から イノシシの被害対策に悩んでいる人たちが参加 

電気柵万里の長城は やりたいけど出来ない所がほとんど

それに取り組んだ 私の郷は参考資料にうってつけ


当日は イノシシを食べるがメインテーマ 

シシカレーとシシ汁がふるまわれた

おいしいかまずいか 感じ方は人それぞれ

食べられることだけは 間違いない


横に座った 丸岡町の方が訊ねてきた

電気柵を出来ない場所があるとの事

内容を聞くと 大きな施設が山際にあって 途切れてしまうらしい

今は そこから出で来る と言う

似た様な所は何処にも在りますよ いっそ山の中へ入るんです

意外と 草もないし 張りやすいですよ と答える

なるほどー 聞いてよかった と満足そう

もう一つ 小さい川があるんですが

それは ここもしてますが ワイヤーメッシュを堰にすれば

水だけは流れますから 問題ないです

あーなるほど 早速やってみます と納得顔

郷の住人は 知らないうちに教えるほうに回っていた


これで満足してはいられない

まだまだ詳しい生態はよく解っていない

イノシシが 近寄らない場所 嫌いな匂い・植物・食物・動物

これからもっと

         調べないと

睨み合いが始まった

      睨み合いが始まった

動かない・・・ 

郷の住人が 危険かどうか探っている 私も動けない・・・

二歳ぐらいか 二、三十キロはあるだろう もう瓜坊ではない

一頭だけで 出てくるとは オスなのか

周りを見ても家族は見当たらない 睨み合いは続く・・・


この田んぼは 電気柵万里の長城の外にあって

地主が自分で 立ち入り禁止柵を張って 守っていた

早稲を刈り取り 柵を外してしまったので 

これ幸いと イノシシは二番穂を食べに来たのだ


郷の住人が イノシシを見るのは 二度目だ

最初は 三年前 林道を走っていたとき カーブを曲がったら

突然 道路を歩いていた家族 四頭に遭遇

驚いて急ブレーキを踏んだが 少しバンパーに接触した

彼らは驚いて 一目散に逃げる

イノシシと解り 思わずアクセルを踏んで追いかけた 

猪突猛進が頭をよぎる どこまで行くのか・・・

すると 五十メートルほど林道を追いかけたら 

先頭を走っていた母親が 突然 直角に曲がり藪の中へ

子供たちも後に続く・・・・・・おかしい

猪突猛進は本当ではない 彼らは 直角にも曲がるのだ

そこが 彼らの玄関だったのだろう・・・


しばらくして 安心したのか また米を食べ始めた

小さな石を投げてみるが 届かない 顔は上げるが逃げない

犬でもいれば 吠えられて山に帰るだろうが・・・


隣の人が帰ってきて 私が田んぼの所でじっと立っているので

何かと思って見に来た

イノシシがいるから 懐中電灯を持ってきて と頼む

ライトを当てても逃げて行かない そ知らぬ顔で食べ続けてる

彼も石を投げてみる 私より遠くに投げるが

少し驚くだけで 場所を変えて食べている

よく見ると 常に我々のほうに顔がある

我々が見えるように 警戒しながら食べているのか・・・

何も出来ないし 暗くなったので

                あきらめて 帰る

訪ねてみよう

      訪ねてみよう

久しぶりに 二キロの電気柵万里の長城を見て回ろう


あれっ 郷のイノシシの玄関が無くなってる 

おかしい 周りを見ると 二十メートル横の隣の町内にあった

私の郷へは出れなくなって 玄関を変えたみたいだ

ここは 隣の町内 電気柵万里の長城はしていない

今まで私の郷にしか 出てこなかったけど

出れなくなって 新天地を新規開拓中か?

そういえば隣の町内も 最近万里の長城を騒ぎ始めたとの話

被害が出ないと なかなか解らないものだ

隣の町内もするなら 私の郷とつなげばいいのだ

そうやって本当の万里の長城になるんだろう・・・

先へ進もう


あるある 鼻堀クレーター

彼らは元気そうだ 山の中にも食べ物はあるんだ

ここは一番大きな玄関だった

電線も噛み切られたことがある 要注意箇所だ

最近はあきらめたのか 電線のたるみも報告が無い

彼らともうまくやっていけるような気がする


次の家族の玄関は 鼻堀クレーターが以前のままだ

来ていない どうしたんだろう

この家族は大所帯なのに 何かあったのか・・・

奥に引っ越したかな そんなはずは無い

彼らはいつも同じところが 安全だと知っている

もしかして誰か檻を仕掛けたのか・・・ そういえば

一月位前 林道の現地視察のとき 「あの檻 捕まったかぁ」と

農林課の人が言っていた その後 どこのことかと探したけど

どこにも見当たらなかった やはり檻は本当にあったのか・・・

違法で仕掛けるものがいる 困ったものだ

山の中に檻があっても 害獣駆除としか思わない

誰も確認しようとはしない そんなものだ

きっと彼らは捕まったのだろう 少しさびしい気持ちがする


私の郷には三家族がいる

三番目を見て回る ここは山の中に通してある

やはり あるある 鼻堀クレーター

ここが一番多い 電気柵万里の長城の近くに集中している

山に食べ物が無いのか 居心地がいいのか

何度も触っているだろうが 超えられない

それだけ 効果があるということだ


みんなしっかり管理できている ごくろうさん


夕暮れで 安心しながら帰り道

稲刈りが終わった田んぼに 何かがいる

犬かと思って 近づくと イノシシのようだ

二番穂をひたすら食べている 郷の住人には気がつかない

石を掴んで 名乗りを上げる

五十メートルは届かないが 気がついた 

さらに近づいてみる

          睨み合いが始まった

神だのみ

       神だのみ

朝 区長さんから電話が入る

檻が閉まっている ついに捕まった

急いで見に行く すると いるいる 四匹入ってる

檻に近づくと 向山のイノシシ四匹がこちらを睨んでる 

三匹は小さい 今年の春生まれたやつだ

一匹は少し大きいが 親ではない去年生まれたのだろう

どれも子供かぁ かわいそうにも見える

しかし 毎日のように 郷のファミレスを廃業に追い込んだのは

間違いなく君たちだ 罰は受けなければならない

しかも二歳なら来年は子作りに入る 増えるばかりだ 


猟友会の人に始末をしてもらおう と 区長さんたちが連絡する

子供では猟友会の人も喜ばない 肉がそれほど取れないからだ

四頭で一匹分だろう 四頭を捌くほうが大変だ

どこか そこら辺に埋めたほうがいいと 始末して帰ってしまった

誰か捌いてくれないか 色々聞いてみるが

親なら・・・・の返事ばかり 猟友会の人と同じ答えだ

仕方が無い 一人の区長さんが 一度捌いてみる と持ち帰った

郷の住人は 気が弱いからとても捌くところは見てられない


捕まったのに 何故か盛り上がらない

まだ親がいる 百キロ以上の大イノシシだ

稲刈りはまだまだ済んでいない これから田んぼに被害が出るぞ

檻はそのまま 続けていくが しばらくは近づかないだろう


二日後 檻の近くの隣村の田んぼがやられた 

間違いなく親が来てる まだ子供もいるみたいだ

見事にコシヒカリの穂がまったく無い

いつも 彼らが食べた痕ばかり見ていると 感心することがある

驚くほどきれいに食べている

いまや ご飯粒もおかずも 食べ残しが多い人間たち

イノシシを見習うべきか 

しかし彼らのマナーは悪い あたり構わず最悪だ


そういえば 郷のイノシシはどうしてるかなぁ

向山のイノシシの相手をしていたら 郷のイノシシが身内に思える

最近は 山から出れなくて どこでなにを食べているのか

彼らのことだから 元気でやってるだろうけど

明日にでも 一度

         訪ねてみよう

彼らの最後の晩餐だ

      彼らの最後の晩餐だ

向山の大イノシシはどうしてるだろう

雨が続く 見に行けない


今日はいい天気だ さっそく畑に向かう

ある ある 鼻堀クレーター 晴耕雨読など関係ないのだ

だが小さいな 子供をつれてきたのか 足跡を追う

上の田んぼに向かってる

やっぱり 彼らの痕跡 稲が不自然に倒れてる

穂先の無い稲が少しある 味見をしたのか

まだ美味しくなかったらしい 中のほうまでは入っていない


檻が用意できたと連絡が入る

さっそく 向山の彼らの玄関の傍に仕掛ける

ごちそうは 米ぬかとサツマイモ 旬の物か おいしそうだ

一度に沢山捕まえるために しばらくは檻を開けっ放しにする


イノシシの警戒心は並ではない ビデオで見たことがある

親のイノシシは子供を先に行かせ 安全確認してから行動する

自分から先には 決して行かないのだ

子供が捕まっても 来年また四、五匹産めばいい

薄情な親だが それが彼らの生き残る為の手段なのだ

檻の周りをうろうろしてから 瓜坊が一匹ごちそうを見つけて

中に入る 次々と瓜坊は入る が親はまだ入らない

彼に檻の鉄格子は見えている

不思議な柵だとでも思っているのか 臆病なのか警戒してる

何度かこれを繰り返して 檻の中に足跡が増えてきたら

いよいよ 仕掛けの掛け金を取り付ける


ここの檻には まだ誰も入ってくれない

ごちそうを増やすか 次はりんごだ 

一週間後 ようやく入った痕跡がある 明日も来る必ず来る


次の日 檻の中の足跡は増えている

もういいか いやもう一日どうしても大イノシシを捕まえたい

ごちそうを増やして 明日掛け金をかけよう


次の日 間違いない これならいける

今日は掛け金をつないで 後は

                神 だ の み

しばらく様子を見る

       しばらく様子を見る

きっと彼らは来ている 

そう思いながら朝 畑を見に行く やはりあった巨大な足跡

歩幅五十センチはあろうか 足跡も深い 百・・・百二十キロか?

辺りを見回すが なぜか鼻堀クレーターが無い

どこへ・・・・・ 端の方に引き返したような跡

昨日 草刈をしたから警戒したか さすがに警戒心は鋭い


そこへ隣のおばちゃんが声をかけてきた

「ちょっと 家のサツマイモがやられたんやってー」

えーどこ と聞くと 向こう と指を指す

えーー まさか

そこは県道を百メートルも下ったところ しかも田んぼ群の中

すぐに見に行く 唖然 呆然 愕然 驚愕

そこは安全地帯だと誰もが思っていた処だ 

隣のおばちゃんもここなら大丈夫や いつ掘ろうか見に来たのだ

サツマイモの匂いを嗅ぎつけたら まるでミサイル攻撃だ

山から一キロ近く出てきてる もう道路には慣れてしまった・・・


ここまで来るのなら 二十丁の田んぼ群は彼らのファミレスだ

場所を覚えたらまた来る もう防ぎようが無い 

どうすればいいのか・・・・

最後の手段は 捕まえるしかない

区長さんに報告して 檻を仕掛けてもらおう 早速市役所に連絡


市役所からは 檻が出払っていて しばらく待ってほしいとの事

どこも被害が多いから 檻が間に合わないらしい


私の郷のイノシシは 電気柵万里の長城で 出て来れないが

向山のイノシシは やりたい放題 縄張りを広げてる

しかも地係は向こうの郷 我々にはどうすることもできない

向こうの郷では 田んぼ群を囲ってあって 米は守られている

進入禁止柵が 私の郷への花道を作ってしまったのか

歯がゆいが仕方ない なんとしても捕まえるしか方法は無い


檻を仕掛けたいところは決まってる 向こうの郷の玄関の近くだ

檻が来るまでは

        彼らに 最後の晩餐だ

巨大な足跡発見

         巨大な足跡発見

三度目の田んぼの土手刈りが終わり 一服していた

隣の畑を覗く 柔らかく耕してある 大根を植えるのか・・・ 

が いやな気配 近づくと 今まで見たことも無い巨大な足跡

いつの間にか イノシシの気配には敏感になっていた

これは彼らではないだろう 疑心暗鬼ながら認めたくない

少し足跡を追う 端のほうは少し固いところ

うーーーっ

間違いない彼らの足跡だ それもかなりでかい 並じゃない

なーぜー・・・・

不思議に思うのはここの場所だ

ここは 山からかなり離れてる 前には県道が走っていて

隣は住宅が県道沿いにつづいてる

県道の向こうは 20丁の田んぼ群が横たわる

去年は山からここまで 三百メートル遠征はしていたが

電気柵万里の長城は 山と郷の間に張り巡らしてあるから

今年は・・・・ムリ


細かく見て回る すると足跡は県道の向こうから来ている

田んぼ群を五百メートル進むと 向こうも山になる

山に近いところは去年やられてる


まさか向こうの山から 田んぼを抜けて大川を渡り

県道を横切って はるばるここまでやってきたのか

そんなばかな・・・・

ここまで来るまでに沢山の和風ファミレスがあっただろうがぁ

なんでここまで・・・・・ここは郷のイノシシの縄張りだぞ 

今は わけがあって出て来れないけど・・・


向山の彼らの玄関を訪ねてみる

なんと大家族か 広い玄関だ 挨拶に立小便の置手紙

しかもでかい足跡が これは百キロ以上あるだろう

こまった こまった こまつた・・・・


たしかに万里の長城は 北の蛮族は防げたが 

南からの攻撃で滅んでいった ・・・・・・・・・納得


ここも同じだ 北の山にいる郷の彼らは防げたが

南から田んぼ群を超えてきた向山の彼らを防ぐことができない

作戦名が悪かったか・・・・


なぜ ここまで来たのか考えてみた

和風ファミレスが 電気柵によって進入禁止となっている

仕方なく花道の農道を進んできたのだ

そして郷のイノシシの縄張りにたどり着いた

ここは 進入禁止柵もほとんど無い 新天地


明日は 家族を引き連れてパーティだろう

この時期 君たちの好きなものは・・・あまり無いな

クズかススキの根ぐらいか 米にはまだ少し早い

それなら 全部草を刈って ススキの根をまずくしてやる


畑の上は区長さんの田んぼだ 去年は進入禁止柵を張ったが

今年は張ってないから とりあえず区長さんに連絡 

急いで 郷の住人の和風ファミレスを 進入禁止柵で囲おう

しばらくは

      様子を見るしかない

大 丈 夫

     大 丈 夫

点検見回りも 13軒順番で1周したころ

隣のサツマイモがやられた 一本も残っていない


どこから来たんだ 昨日は誰が廻ったんだと つい疑ってしまう 

さっそく見て歩くと どこにも線が切れているところは無い

サツマイモのファミレスから足跡を追ってみる 

すると 土手に突き当たる 上には電線が光ってる

土手の上に上がって見てもよく解らない ここからどうやって?

下へ降りてみる あーっ

もしかして 潜れたのか 

下から見ると 確かに地面と電線の間隔が他より広い

腰を下ろして 間隔を測ってみる

                      27センチ

20センチの高さが瓜坊の鼻先だ

たった7センチで抜けていく 歩いて廻っていても気づかない

イノシシの高さになって見て廻らないといけないのか


ここは彼らの玄関からは かなり離れているが

電線づたいに歩いてきて 見つけたのか

まったく油断のならないやつらだ

今一度 総点検して 高さの重要性をみんなに報告 

万全を期して 彼らの出口は無くなった


平穏な日々がひと月続き 米の実るころ

                    巨大な足跡発見

点 検 当 番 帳

       点検当番帳

一、見廻点検はできれば毎日 少なくとも1・2日おきに回って下さい

一、電圧は 五千ボルト以上を確認 満たないときは漏電箇所あり

一、電線のたるみや漏電があれば修理して下さい

一、当番帳はチェック箇所に書き込んで 回覧板順に回して下さい

一、点検には カマを持参して草が伸びていたら刈って下さい

一、何かあれば 班長さんに連絡して下さい


数日後 班長さんから突然の電話

電線が切られてる すぐに予備の電線を持ってきて

現場に急行すると 上の線が切れている

誰の仕業だ いやがらせか

切れ口をよく見るとぼろぼろだ 刃物の切り口ではない

まさか

    イ ノ シ シ

               まちがいない 噛み切っている

電気を夜間だけ通していたから 日中にたずねて来た

そうなのだ

彼らを夜行性と思い込んでるのは 人間だけ

危険性が無ければ 昼夜関係なく 食事に来る

しかもこの場所は彼らの玄関口だ 

鼻に引っかかった紐を 噛み切っただけに過ぎないのだ

これでは一日中電気を通さないと 

昼に出てきて 夜帰れなくなっては 村じゅう大騒ぎだ

修理をして 他も見て廻る とりあえず他は

                     大 丈 夫

電気柵 万里の長城完成

     電気柵 万里の長城完成

畑に彼らの攻撃は見られない 安らかな眠りが続く

三日後 どうしているか様子を見てみようと ふもと道を歩く

すると 電線がたるんでいる処がある 近くに足跡発見

彼らの玄関から十メートル横にある場所だ 突撃した痕か

長城の威力はすごい 一ミリの電線が彼らの突撃を玉砕だ

もつと早くに造ればよかった

電線のたるみを直そうと つかんだら 

                  バ チ ッ !!

痛っ・・・・!

ばかだなぁ 電源入れっぱなしだ

イノシシの痛みを身をもって理解した

しかしこの痛みは記憶にある 玄関のドアを触ったときの静電気だ

人間では慣れているけど わざわざ感じたくはない


やはり彼らの攻撃がつづくなら 点検だけは必要だ 

みんなで順番に回ってもらおう

草の伸びはまだ気にならないけど

どうせ回るなら カマを持って歩いてもらえば草も刈れる


せっかく訪ねて来たから 玄関から少し奥に行ってみる

すごいすごい 鼻堀クレーターがますます増えている

ファミレスに行けないから 茶漬けかネコ飯で済ましているのか

かわいそうだが仕方がない 彼らに人間愛護の精神は無いのだ

さっそく作ろう 回覧板と

            点 検 当 番 帳