郷の住人 -6ページ目

農業白書・・・

平成23年度 食糧・農業・農村白書  に 載ってしまいました


郷の住人-二番穂・牛さん

 昨年12月に調査取材を受け


 2月ごろだったかなぁ・・・


 記事の確認がありました


 ので もしかしてぇ


 載るんだろうなぁ


とは思っていました 大変 名誉なことです・・・


ただ 地域の人には “なに それ・・・” でしょうねぇ

“そんなの見たことない・・・” う~ん どう説明すればいいんでしょうかぁ


やってきた事例が 国の見本となった ということでしょうか・・・


これからも 見本となるように と 叱咤激励でしょうか・・・


まぁ 今年も 放牧は続きますから いつものように “牛さん いつ来るんにゃ”

そのへんの楽しみが 長続きするのでしょう


他の分野の事例を見ても やっぱり 多くの人が来ることは大事な活性化ですが

まずは 自分たちが楽しんでできること・・・ なんですねぇ


踊るあほうに見るあほう・・・ 地元の人は ただただ楽しみにしているんです

楽しんでいる姿を 良かったら 見に来てください・・・ねぇ


そして 参加してみませんかぁ って・・・一緒に楽しめることを 考え

                                         ないとねぇ

だれか

良い案 な~い・・・

 

春の道つくり・・・

連休初日 林道の側溝土砂上げ作業でした が 土砂よりもスンバ(杉葉)・・・

今年は暴風がたびたび吹き荒れ 大風の影響は林道をスンバで埋め尽くしました


郷の住人-作業説明  郷の住人-スンバだらけ
下見をした時に “こんねスンバだらけなのは 見たことないのぉ” と 驚きました

なので 朝の説明では “熊手がある人は 一辺帰って 取ってきてもらって・・・”


郷の住人-側溝もスンバ  郷の住人-熊手なんて

側溝もスンバで埋まり “いやぁ~ 道つくりに熊手を持ってきたのは初めてやわぁ”

ほんとやのぉ これを除けとかんと 雨が降って 車がスリップしてからではのぉ


一服の時 “昔は大風が吹くと スンバ拾いに行かされたもんやけどなぁ・・・”と

ほんとやのぉ 焚き付けにしてた頃には こんな楽な道では 先を競ったやろのぉ


“ほやほや 今頃きれ~にのなって な~も残ってえんわ” ハハハ ほんとやのぉ

まさか 春の道つくりに 熊手なんて

                  のぉ~・・・

久しぶり・・・

いやぁ~ ほんとに久しぶりになってしまいました

今まで いったい 何してたのぉ~ってとこ・・・ ですねぇ


郷の住人-研修会  年度替わりで・・・


 あちこち ってとこです


 で 今年度 2度目の


 研修会でした~


 ここは 南越前町


イノシシの被害に 長年困っている人たちが なんとかしたい

電気柵を張っているのに うまくいかない そういう地域でした


2年前から この辺りの山際は見て回っていまして おぉ~っと

これは使えそうだ と 抜けられてしまうような張り方を見ていました


イノシシの行動を考えると 難なく抜けてしまいそうな感じに見えて

私の研修会の資料には いくつか使わせてもらっています


電気柵の危ない設置を学べたところがあって いい勉強ができました

もちろん ほかのところに比べれば 良い部分もたくさんありますよぉ


まぁ それだけ長くやっているところ ということです


が 長年 変化がないのも事実 なので今回は技術的な部分を中心に

イノシシの目線を話してきました 少しは解ってもらえたでしょうか・・・


そういえば もう シカの痕跡が里にも見られるようになってきたんです

本当は その辺の話もしたかったのですが まずは 今のイノシシ・・・


イノシシでうまくできなければ シカにもうまくいかないものですからね

さらに サルとなると 嶺南の状況とまったく同じですよぉ


う~ん やっぱり三位一体で押し寄せてくるんでしょうか・・・

その辺まで 心積もりしておかないと

                       いけないですねぇ

はい そのつもりで

やっていきますよぉ・・・


ねぐら・・・

新年度になってバタバタと忙しく ようやく更新できました まずは・・・これを
郷の住人-点検見回り  郷の住人-電気柵
この上に水路があって そこに電気柵が設置されています で トコトコ登って・・・
郷の住人-なんだぁ~  郷の住人-おいおい
なにげなく 上の方を見ると・・・ なんだぁ 何かの痕跡 う~ん おいおい
郷の住人-う~ん  郷の住人-もしや・・・
上の段に上って近づいてみると う~ん もしや・・・ 
郷の住人-・・・げっ  郷の住人-やっぱり~
げげげ・・・ こいつは クマだぁ ・・・・回りを見回して もう少し もう少し・・・
郷の住人-クマの爪痕  郷の住人-クマだぁ~
クマの爪痕もくっきり・・・ 座布団は杉皮 糞もクマです ここは クマのねぐら

それも 糞の量からして ここ1週間未満かなぁ


ここは林道から50mほど尾根を登ったところ しかも ほぼ林道の入り口付近

こんなに低いところで ねぐらにしていたとは・・・ オドロキですねぇ


なんと 2週間前には このすぐ下で電気柵を張っていたんですよぉ


想像すると 最近 冬眠から覚めて 静かな山の中でエサを探していたら

日当たりの良い場所があったので そこで眠ってしまった・・・ そして ねぐらに


今週から 山に入る人も出始めたから ここは一つ クマ注意情報を流さないとねぇ

で さっそく・・・ 林道側溝の土砂上げ案内と一緒に 班長さんに配布してもらった


それにしても ここじゃ~ 里に近すぎだよぉ ね

                        クマ・・・ さん

電気柵設置・・・

日曜日 辺りは白くなりましたが 積りはしないので 電気柵の設置でした


郷の住人-定規で測る  郷の住人-定規で測る
定規を使って しっかり高さを合わせて っと・・・ 20cmで OK かなぁ


その調子 その調子・・・ と 先に進む


“お~い 引っ張るとポールが倒れてくるわぁ” “杭でも打って 引っ張るかぁ”


郷の住人-ポールがぁ  郷の住人-おぉ~
いやいや大丈夫 少し角度をつけて打ち込みし直したら・・・ おおぉ いけるぅ


“コーナーは 逆に少し角度をつけるんやったなぁ もう忘れてむたわぁ ははは”

年に一度やで しょうがないがぁ でも 来年ぐらいは覚えといてのぉ


郷の住人-こんなもんかぁ  いい感じに 張れてるわの


 “ほやって だんだん思い出してきたわ”


 ほんでまた 忘れてまうんにゃろぉ


 “ほやほや こんなもんやぁ”


 “帰りに ちゃんと見とかなのぉ”


その通り 設置してからの点検が 一番大事なところやでのぉ

まぁこんなんで 今年もしっかり触ってくれよう

                      イノシシ・・・ くん

しかし

寒い日だった・・・ねぇ

常設が・・・

急な依頼で静岡県に行ってきました 森町です といっても北陸の人には・・・

遠州鬼瓦といえば聞いたことがあるかもしれませんねぇ それと お茶の産地


とうぜん当地の人も同じで 日本海側のことは いまいち解らないでしょう


それでもイノシシの相手は同じで 数年前から被害も増えて困っているそうです

でまぁ 電気柵の設置研修の依頼だったんですが あいにくの雨・・・


ということで パワーポイントで2時間の座学になりました


郷の住人-研修会  郷の住人-研修会
対策もまだ始まったばかりなので イノシシの行動から イノシシ目線の設置に

河和田東部の 集落ぐるみや地域ぐるみ対策も少し話してきました


こちらも 静岡県の対策の状況を教えてもらい 確かこの辺はハクビシンの話も

進んでいるはず・・・ が 住宅侵入ぐらいらしい 農作物被害はこれからかもねぇ


ただ 北陸と違って雪は降らないところ なのに稲刈り後に撤去してしまうらしい

う~ん なぜ・・・ イノシシは農地がエサ場だと思えば 翌年にも覚えてるんだけど


雪が積もらないのだから やっぱり常設した方が

                        良いんだけど・・・ なぁ

ここも

積雪さえなければ

ず~っと 設置したいんだけど・・・ねぇ

ついに・・・7

PCが壊れたのは3月2日 で修理に出して・・・と “修理に出す前にバックアップを

取りますので・・・”と なら 外付HDを買って どうせだからと 入れてもらいました


が 肝心のマイピクチャーのバックアップとれていないんです・・・ え~っ です

貴重な画像 というか まだまだ使える画像が大量にある これから使うのにねぇ


まぁ バックアップ取っていない方が悪いんですけど・・・


それから メーカに送って確認したら “HDが壊れているので消去をしないと・・・”

う~ん そんなはずわぁ・・・ なら返してと 修理キャンセル


知り合いのPC通に持ち込んで マイピクチャーを出してほしいんで・・・

“ど~れ うっ・・・ HDは壊れてないよ” えっ “たぶん マザーやろ” やっぱり・・・


“HDをケースに入れて 使えば良いが・・・” うっ そうなの・・・ そんなことなの・・・

と なんだか不思議な気分でした


でもまぁ ディスクトップは使いたいし そろそろ「7」も使ってみたいと思ってましたから

PC買いました もちろん「7で2010」バージョン


しかし 「7」対応はプリンター程度と少なく 互換性のないものがいくつもある


まぁまぁ大変で 解らないソフトは聞きながら なんとか使えるようにはなりました

こんな時しかアカウントやパスワードなんて使うこともないから 良い勉強になります


ただ 問題はメールアドレス アドレス帳に保存していなかったから アウトルックになって

さっぱり解らなくなった それをPC通は “しょうがないから PC壊れたから 空メールを

送ってぇ とお願いするしかないわぁ” だそうだ


なので しばらくは 「空メールを お願い・・・」と

                        言い続けますよぉ・・・ あしからず

それにしても

ディスクトップにノートPC

外付けHDが二つ・・・こんなもんかぁ

足跡・・・

北陸農政局のある金沢まで出かけたので そのまま仕事で能登へ・・・

“被害はまだ少なくて 対策もなかなか進んでいません・・・”という話が多いです


車で走り回っている途中 まだまだ雪の残る山際や田んぼにケモノの足跡が・・・


郷の住人-痕跡  郷の住人-足跡
これは イノシシ う~ん 犬のようにも・・・  これは・・・メガネマーク ウサギかぁ


郷の住人-足跡  ウサギは ‥ ですが


 左から違う物が歩いている


 腹をすっているあたりは


 イノシシか タヌキか


 まぁ 足は短そうです


そうこう見ているうちに おやおや・・・ これは・・・ ついに来たかぁ
郷の住人-イノシシ足跡  郷の住人-足跡
これは間違いなくイノシシでしょう それも山際の川から来て 田んぼをぶらぶら


郷の住人-痕跡  雪のないところでエサを探して


 そのまま先の方へ行くと


 田んぼの排水路がありました


 もしかして・・・ このイノシシは


 すでに ここを知っていたのかぁ


昨年の11月に来た時には とてもそんな感じには見えなかったけどねぇ

3頭が歩いた足跡・・・ いやぁ 今年のイノシシは元気よさそうだ


画像を撮っていると ゴーーっと 飛行機の発着音 はい 能登空港の近くです

周りの山並みは低い もうこんな所にまでイノシシは居るんだ


役場を回っていて イノシシの被害は山奥の方で まだまだ少ないから 対策は

なかなか進まないということらしい でもねぇ 今年は被害が広がるよ だって

こんなところにまで出てきているということは もう奥の高地の話じゃないですねぇ


それに 飛行機の発着音は驚くようなもの それにも馴れちゃったイノシシです

はたして警戒心は どの辺まで保っていてくれるでしょう
                           こわくないよぉ・・・ってか

鳥獣被害対策優良活動表彰

北陸農政局で “平成23年度 北陸農政局鳥獣被害対策優良活動”の表彰式です


郷の住人-北陸農政局  郷の住人-小浜市
先日の研修会で実物を見た 小浜市の「OBAMAビーストキャッチ開発チーム」

他に 富山県朝日町有害鳥獣対策協議会 福井市市ノ瀬町イノシシ駆除協議会


OBAMAビーストキャッチ開発への経緯を聞くと 先に開発されたドロップネットを

視察に行き できが良ければ売ってもらおうと現金持参で出かけたそうです


ところが断られた 詳しい事情は解らないが 手に入らないなら自分で作ろう と

一か月ほどで開発と設置にまで至ったそうです その後も何度か改良を重ねて

比較的簡単に設置できる 今の仕様になったそうです


簡単に買えていたら ここまでの開発には至らなかったのかもしれません

しかも 販売できる物になって 問い合わせも増え 地元に収益が生まれた


そうそう 「OBAMAビーストキャッチ」って何・・・ う~ シカの大量捕獲機 ってとこ

・・・先日 小浜での研修会で設置されていたので撮ってきました


郷の住人-OBAMA  郷の住人-ビーストキャッチ

大きなネットを吊り 撒き餌でシカをネットの下へ誘い込み ネットを落として捕獲

何度も実験され 一度に10頭の捕獲もされたとのこと 設置や移動も簡単にできる


開発のポイントはネットを吊る磁石の部分 監視カメラで見ていて スイッチON

マグネットが切れて バサッと落ちる ネットに絡まり直ぐに大人しくなるもんです


どの辺が優れているのかというと まずは 夜間の捕獲 夜は活動が活発になるが

猟銃を日没後に撃ってはいけないのだ しかも 捕獲檻と違って暴れないから

人への危害がない さらに 肉に傷が付きにくい・・・ 大事なシカ肉でもあるのです


福井県では 22年度のシカの捕獲が7000頭にも達するほど 増えてしまった

当然 被害もしかり どうしてこんなに・・・と言われるが 保護し過ぎたのかもねぇ


山は禿げ地が増え 樹木も被害 雨が降れば土砂崩れも心配されるようになった

開発者の話でも “萱の生い茂った良い所だったのに 何も生えなくなった”そうだ


そこで 大量捕獲が夜間にできれば 警戒心の薄れたシカは なんなく撒餌に寄る

暗視カメラで数えながら “そろそろ落とすかぁ・・・”と 心の準備となるわけです

なにも大勢いですることはない 2~3人で十分できてしまう 効率の良さもある


そうそう 詳細は小浜市役所に・・・ 窓口は市役所ですよ

                            有害捕獲・・・だからねぇ

開発の

苦労がうかがえました

表彰おめでとうございます・・・

研修会・・・

23年度の研修会もいよいよ最後 10・11日と二日間にわたる大イベント

嶺南地域有害鳥獣対策協議会主催 「鳥獣被害をみんなで身近に考える研修会」


郷の住人-体育館  郷の住人-森のレストラン
会場は 福井県立大学小浜キャンパス体育館 広~い 中央には“森のレストラン”

周りには電気柵から 捕獲檻にフェンスやネットまで ずら~と並んでいます


10日は 農業集落での獣害調査と 嶺南地域のサル行動域調査報告にはじまり

先進的取り組み事例として OBAMAビーストキャッチにAIゲートかぞえもんの紹介


小浜漁猟グルメ・料理開発の取組紹介で シカスープとシカ肉のから揚げ おいしい

午後になって 嶺南地域と近隣府県の鳥獣害取り組み談話会


福井県・京都府・滋賀県の シカ・イノシシ・サルの管理計画の経緯と取組方針

どこも困っていますねぇ さらに 地域での対策として 小浜市・高島市・綾部市での

対策の成功と失敗事例報告に 福井県の山林における鳥獣害の現状


最後にパネルディスカッション 色々な状況や質問に 対策まで内容は豊富です

が 少しは詳しくないと・・・ いえ 関心がないと理解できない部分もあります


質問も どこか愚痴っぽい話で 地元の方のやる気がないと どんな良い情報も

人任せや機材任せでは 何ともならないものです ようは人の問題ですよぉ


11日は とその前に夜は懇親会 小寺祐二さんとようやく話ができましたねぇ

誰って イノシシの専門家だ ず~っと情報提供している うわばみのつぶやき から

私は長年イノシシを学んできましたからねぇ イノシシの行動がよく解りましたよぉ


で 11日は 朝一から出番 ちょっと懇親会で叫びすぎて のどの調子があぶない

でもまぁ マイクだし音量の問題ですかぁ それにしても 小寺さんの前に話すのは

なんとも不思議な感じ まぁ 電気柵の話が多いのですが タイトルが“ケモノ目線”

なので ケモノの行動や生態を言わないと 目線にはなれませんから ねぇ先生


僭越ですが 私なりの ケモノの出口からの行動を 幾つか画像で説明


郷の住人-研修会  郷の住人-研修会
時間を40分で 10分の質問タイムと言われてましたが 質問はいつも無いんですよ

と40分で終了のカンペが・・・ いえ48分はしっかり話してきましたよぉ “で 質問は

おひとりだけ”と振っても 何も・・・ない ず~っと答えを話してるから 無いんですって


次は小寺さん 捕獲方法の話ですが ほとんどブログで見てましたから 解りやす~い

動画のイノシシの行動は 警戒心から安全安心へと変わっていくあたり 良いですねぇ


で 捕獲は 防御の警戒や恐怖の逆で 安心できる環境が捕まえやすいということ

この辺もケモノの目線に・・・ い~え ケモノの気持ちになっていくことが大事です


つづいて 猟友会の取組に ジビエ講習会では 10名様を森のレストランにご案内

イタリアンシェフのシカづくしコース料理 シカステーキが美味しかったと絶賛でした


午後は対策実習です グラウンドで大型捕獲機から ワイヤーメッシュ柵に 電気柵


郷の住人-大型捕獲機  郷の住人-設置研修会
もちろん電気柵の設置研修はシカ用です だって シカの居る所にはイノシシも居る

座学の“ケモノ目線・・・”を シカになり イノシシになりながら 電気柵を張っていく

少しは分かってもらえたかなぁ


第2クールの途中で 春一番が吹き荒れ やむなく中断 朝から良い天気でしたから

“日ごろの行いが良いのは 誰だろ・・・”と言ってましたが どうも雨男がいたようです

私じゃないよ・・・ 帰り路はみぞれまじり 雪マークどおり 夜には雪となりました


まだ3月だからねぇ 依頼を受けた時には雪を心配していましたが 驚くような好天で

ほんとに雪も無く 膝をついてイノシシになっても汚れなかった

                              良い研修会でした

日ごろの行いが

みんな良かったのでしょう

良い企画で 充実してました・・・ねぇ