column371 私が今考えていること
長く経営をしていると、自分のやり方が全てだと思えてくる。
業績が悪化してはじめて人の話を素直に聞き、自分の方針・ビジョン設定が本当によかったのか必死に考えるようになる。
つまるところ経営者の自己革新なしに会社の未来はないという結論に至る。
そこで自分が考えるポイントの相関図を作り、自ら何が一番足りないのか、革新・改善しなければならないかを点検したい。
(1)ビジョン
短・中・長期のビジョンを掲げる。
長期は基本的になりたい像であり夢に近い、つまり大ボラである。
中期になると今のビジネスの延長線上ではあるが、1年ではとても不可能な、首を真上に上げるのに近い計画となる。
今までのビジョンの欠点はそこにいたる階段を設定していないビジョンであるため、短・中・長期がリンクされていない不親切なビジョンであった。
どうやってたどり着くかイメージが甘かった。
(2)コアコンピタンス
クルマ販促コンサルティング
エコ販促コンサルティング
具体的に商品を列記すればいろいろあるが、ひとことで言うと何が提供できるのか?
そして組織は何を学べばその道でNo1になるベクトルなのか、これを明示したい。
(3)モチベーション
仕事があふれるくらいあるときは経験値だけで仕事をしていても社員のモチベーションは待遇で解決可能。
しかし、いいときに地位やカネでなく社員のキャリアプランを真剣に考え、一人一人の成長のために労力をもっと割くべきであった。
社員が一番うれしいのは、自らの成長を顧客や会社からほめられたときなのだ。
モチベーションだけ、5つのポイント全てにからむ。
私の仕事は社員がイキイキ夢を持って働ける職場を作ることなのだ。
column369 夕刊フジ 天下の暴論を読んで
久しぶりに我が意を得た記事に出会った。
リーダーにとって信念がいかに大切であるか思い知らされた。
軸・信念がない首相は右往左往する。
全員にいい顔は出来ないので行き詰ると思いつきであたかも以前から考えていたように施策(例 消費者庁)を出す。
相手(海外要人・官僚)は深慮深謀を前提にモノを言うのに、首相は相手の表面しか見ていない。
小泉前首相のNo2の官房長官としては、事務処理能力の高さと四方八方の気配りで適任であったが、No1になったとたん、首相としてだけでなく政治家としても疑問符がつくに到った。
ビジョンのないリーダーがトップに立つ組織は恐ろしい。
胡 錦濤来日でパンダを2頭もらい(年間1億払って)ニタニタし、チベット問題では言うべきことを言わず、東シナ海ガス田ではメドが立っていないのにメドが立ったと言う。
結局、日中友好の名の下に言いたいことを言わない日本に、アジアのリーダーへの道はますます遠ざかった。
一刻も早くアジアの中でリーダーシップのとれる首相が出てきて欲しい。
私の高校の同級生の大塚耕平議員はどうであろうか?
人ごとではない。
自分の会社のブレないビジョンを作り続けることが私の一番大切なミッションである。
column368 新年度を迎えるにあたって 自らのモチベーション
昨年の長者番付でソフトバンクの孫社長が51億ドルで4位になった。
資産5,000億を所有しても毎日懸命に仕事を続けるモチベーションは何なのか?
今の私が10億をキャッシュで持ったと仮定するとおそらく事業に対するモチベーションは下がる気がする。
それが器と言ってしまえば話は終わりになってしまうが、彼の心理状態と求めるモノは一体何だろう?
人間夢が小さければ1億持っただけで満足してしまい仕事に身が入らなくなる。
大きな使命感と自己実現欲求が彼を事業へ駆り立てていることは間違いなさそうだ。
彼が目指すのはホリエモンが考えていた通信と放送の融合ではなさそうだし、マードックが築いたメディア帝国でもなさそうだ。
彼の手がける事業は常に海外の誰かが考えた事業で日本にまだ紹介されていないビジネスモデルを日本流にアレンジすること。
それからM&Aにより携帯事業を買収したりと、オリジナルで考えたことは何もないように思える。
しかしそのようにして日本のIT社会におけるソフト・ハード両面でのNo1企業になろうとしていることは周知の事実である。
その強いモチベーションははじめから持っていたわけでなく、事業拡大とともに夢が膨らんでいったに違いない。
確かにソフトバンクの出現により携帯やADSLは安くなったのだから社会への貢献度合いも甚大である。
金だけでなく人を突き動かし自らを駆り立てる夢は毎日考えているようで考えていないことが多い。
目先の欲や雑事をしているうちに自ら一番大切な事を後回しにしている自分がいることに気付く。
そうだ、夢でなく目標管理シートによる自己管理を強化しよう!
あと30年、自らの人生を輝ける楽しい時間にするためにギアの切り替え時期が来たようだ。
column367 リーダーチェックリスト
私が10年来、経営上の悩みがあると必ず手にする本がある。
『経営コンサルタントハンドブック』 野口吉昭著 PHP研究所
その中で今リーダーとしての自分自身を振り返りチェックしてみたい。
極めて主観的自己評価につき、ぜひ第三者に評価していただきたいと常々思っている。
この中で解説を要するのは④⑥⑧⑨
④については3つくらい市場予測のシナリオを持つべきであったが、思考停止の楽観論と
過去の成功体験が自らを支配してしまい、急激な市場悪化に対して後手に回った。
メインシナリオとメイン戦略
サブシナリオとサブ戦略
少なくともサブシナリオが発生したときの行動計画は必須であった。
方向性なき組織が活力を削ぐことがよくわかった1年であった。
⑥については4つの目標管理シートをトイレに貼り、毎日考えているので今のところ問題はない。
しかしこれも④と同様、サブシナリオが必要であると感じている
⑧は問題と課題の整理が出来ても体系化は出来ていない。
問題を個として捉えるのでなく、目標に向かって課題+問題の中で優先順位を付けることの
重要性を知った1年であった。
⑨これは今東洋哲学と一般相対性理論を学習しているところなので、半年後にはヨガなどを
通じ実感できる瞬間を持ちたいと思っている。
column366 営業マンのレベルチェック
●レベル1 御用聞き営業
「テレビに出てくる三河屋のにいちゃんと変わらないね」と顧客に思われる新入社員レベル。
ここで気を付けたいのは、中身のない接待は御用聞き営業と変わらず、顧客から見放される運命にあるということなのか?
●レベル2 解説営業
一生懸命商品やサービスについて説明するが、相手のニーズやマーケットの変化についての理解が足りないため、大きな受注には結びつかない。
しかし男女の出会いのように相性があるので、新規訪問件数を増やす努力によりコツコツ成果を上げる事ができる。
●レベル3 ニーズ営業
顧客の話を聞き、受注ポイント(ニーズ)を探る力がある。
また、マーケット予想をし顧客をある程度説得する力もある。
但しこの段階では顧客ニーズの範囲を超えることが出来ず、ニーズ(マーケットネタ)から大きなビジネス提案をすることは出来ない。
●レベル4 コンサルタント営業
このレベルになるとどの会社に行ってもトップ営業マンになることが出来る。
顧客が今発注する気がなくても、発注しないと損と思わせるだけのセールストークを事実に基づきすることが出来る。
このレベルは常に自分だけの引き出しを数多く持つ。
多くの人と会い、多くの本を読み、引き出しの改廃を休日にするという。
会社にとっては宝物のような存在といえる。
●レベル5 完全無欠営業
その人が持っている雰囲気と存在感が顧客を惹きつける。
あまり語らないが一言の重みがある。
私自身このレベルではないので自らの目標としたいが、「もう一度あの人と是非会って勉強したい」と思わせる知力・胆力・人間性と3拍子揃った「人物」である。
column365 集中力とひらめき
仕事のみならず私生活においても集中して事にあたらねば大きなことはできない。
えらそうなことを言うつもりはない。
私は幼い頃から落ち着きがなく、通信簿にも何度となく指摘されていたのだから。
どうしたら集中できるのか。
理想を言えば羽生善治さんが頭の中で30手先まで読むような集中力が自分に欲しい。
答えは茂木健一郎さん(脳科学者)が雑誌の中で書いていた。
ポイントは前頭葉の集中回路機能を強めること。
方法はだらだら不本意な時間を過ごしていても気付いた瞬間に自分の最重要のテーマに集中すること。
「準備ができてから」と思っていてはダメ。
繰り返し切り替えをするうちに前頭葉が徐々に鍛えられるという。
早速自分の最大のテーマである環境ビジネスに集中してみたい。
すばらしいひらめきは集中力のある人によく生まれるそうだ。
column364 何なんだサブプライム
株価がさえない。
年始以来一度もプラスになっていない人が90%以上ではないかと思う(私も含めて)。
理由はリーダー不在の政治とサブプライム問題とニュース報道があった。
政治の迷走はひとごとではないレベルまで我々は追い込まれ始めているが今回は言及しない。
しかしサブプライムは対岸の火事もしくはボヤ程度にしか思っていなかったのに複数の欧米金融機関が破綻状態にあるとなると、日本も無傷というわけにはいかない。
事実を言えば日本の株式市場は欧米よりも年始より下落しているのだ。
我々の生活に影を落としているサブプライムとはいったい何なんだ!
調べていくと言葉の由来が破綻の原因であることがわかった。
prime と firstは同じような意味であるがprimeは質的な一番であり、中身を問わない順番はfirstという事らしい。
したがって金融の世界でprime rateというと最優良の客に対する特別な貸付金利のことなのだ。
そうであればsub prime rateは最上にはいかないけれどもその下の優良顧客に対する貸付金利のことを定義するのが順当に違いない。
ところが実際は金がない人に金を貸し住宅を買わせる為の高金利商品だったのだ。
住宅を買う余力のない人に積極的に販売する為の耳障りのよいネーミングが今回問題の本質であると思っている。
なんてことを書いて、本当かなと不安に思っていたところ米国勤務経験者から指摘を受けた。
サブプライムの「サブ」はサブマリンのサブと同じ「水面下の」という意味で、この場合平均所得以下対象の貸付金利ということらしい。
サブは2番目のという意味ではないとのことでした。
一体どちらが正しいのだろう。
column363 目的と目標 戦略と戦術
事業計画を作成する際に必ず使うこれらの言葉ほど定義が曖昧になりやすい言葉はないとよく感じる。
目的と目標は目的と手段の関係と同様、目的がないところに目標は発生しないと考えられる。
目的を「求めるものは何か明確にすること」とした場合、目標は「目的のために達成すべきことを具体化する」となる。
目標と計画もまた非常に混同しやすい言葉であるが、目標は目印すなわち特定された未来像とすれば、計画は目印から現在までのプロセス全体となる。
それは戦略と戦術の違いに似ているように思われるが、全く違う気がする。
戦略は「現在から目標までのプロセスの方向性、すなわち行動指針」であり、戦術は「行動指針の具体化、すなわち行動の5W2H」といえる。
自分で書いていても頭が混同するような定義ではある。
ポイントは未来に対するグランドデザインを自らの思い・世界観を軸に実現可能なレベルになるまで考え抜くことに違いない。
楽しい世界観を実現するということはマーケットと自分へ問いかけ続ける楽しくも手間のかかる作業なのだ。
column362 節電と1円玉
たぶん月に100円ぐらいの節電にしかなっていないと思うが、ささやかな環境への取り組みであると自己満足を感じて家を出る。
月100円をバカに出来ないことを自分に言い聞かせるときに高校時代の友人を思い出すことにしている。
彼は実家が金持ちだったこともあり、1円玉を手にするといつも捨てていた。
常識では考えられないことであるが、冷静に考えてみると月に100枚も捨てないわけであるから、損失は大したことはない。
モラルの問題だけである。
モラルの問題であれば節電しないことは1円玉を月に100枚捨てることと変わりはないと思うがいかがであろうか?
