6/6、日曜日のお昼頃、美容院へ行こうと外に出たらお隣のお家のご主人とエレベーターが一緒になったの。🛗
お隣の奥さまは、乳がんサバイバー歴12年。
私が4年前に胃がんだとわかった時もたくさんたくさん力づけて、励ましてくださったの。
ご主人
ご主人
「家内ががんになったんだ。」
私
乳がんというのは知っていたので、
「え」
ご主人
「膵臓がんになったんだ。乳がんは12年前になったけど、今度は膵臓がん…。」
私はなんて返答して良いか言葉が出なかったよ…。
それが乳がんからの転移なのか、新たにできたものかは聞けなかった…。
世の中って、不公平だと思った。
神さまは、どうしてこう集中的に同じ人を攻撃するの
全ての人は悩みを多かれ少なかれ持っている。
悲しいことや辛いことがない人なんていないだろう。
…けど、世の中ってやっぱ人によってその差が大き過ぎるって思う。
多くは望まない。
平々凡々に普通に生きることができさえすれば良いのに…。
どんなにお金持ちでも、どんなに才能がある天才でも、すごい美人やイケメンでも、すごく運動神経が良くても、性格がとびきり良くても、病魔には敵わない…。
私はひとりっ子を亡くした。
そのあと胃がんにもなった。
後にはもう守るものは何もないって思った。
その分、『気がかり』というものはないんだろう…。
でもお隣さんのお子さんは生まれた時からずーっとご病気。
お隣のご夫婦は、この子を残しては死ねないといつもおっしゃっている。
どっちが幸せ
…って比べることはできないけど…。
だけど、世の中にはそんな大きな不幸など全然ない人もいらっしゃることを考えると、不公平さに泣きたくなる…。
お隣の奥さまは、乳がんを発症なさってからずーっと12年間無事に過ごされてたのに…。
神さまは意地悪だって思う。。
【5年では不足。10年生存率が必要なタイプのがん】
一般に、胃がんや大腸がんは5年間経過観察して再発や転移などをチェックし、問題がなければ一つの区切りで"治った"と考えられる。
その理由は…
例えばこの表を見ると、
【2021年4月、国立がんセンターが発表した2008年にがんと診断された患者の10年生存率のがんの種類、進行度別のデータ】
(全体の生存率が高い順)
(10年後の生存率は全体で59.4%)
【10年生存率】は
胃がん66.0%
大腸がん67.2%。
これに対して【5年生存率】は
胃がん72.3%
大腸がん72.4%
10年になると生存率が5年より低下するけどその差はわずか。
だからこのタイプのがんなら5年生存率≒治癒率とすることができ、経過観察は5年で一区切りにできるんだって。
だけど例えば肝細胞がんは、
【5年生存率】は44.7%だけど、【10年生存率】になると、表からもわかるように21.8%になっちゃう。
10年は5年の半分以下と落ち込みがすごく大きい。
(ステージ1でも生存率は5年後に59.3%で、10年後には33.4%に低下している。)
これは発症からの年月が延びるにつれて再発が増え、生存率が下がるタイプのがんだからなんだって。
私の母も肝細胞がんだった…。
発症してから5年も生きられなかったけど。。
母は全然私に自分の病状を言ってくれなかったし、私も無知だったけど、すごく難しい病気だったんだなぁ…。
男性の前立腺がん、女性の乳がんもこのタイプだそう。
女性の乳がんでステージ1の場合は、5年後の生存率は100%、10年後は99.1%と大きな変化はない。
でもその一方で、ステージ3の場合は生存率は5年後に80.6%だったのが10年後には68.3%に低下、ステージ4の場合は5年後の34.4%から10年後に16.0%に大きく低下している。
このようなタイプのがんは、"治った"ように見えても、何年も経って再発することが珍しくないそう。
だから、5年を越えて経過観察を続けることがすごく大切らしい。
乳がんは長い経過観察が必要だっていうのはいろいろ聞いてなんとなく知ってたけど、その理由が初めてわかった。。
大変だ…ってしみじみ思った。。
私の友達も乳がんの初期だけど、長ーく治療しなきゃいけないのって言ってた…。
確か、ちびまる子ちゃんの作者のさくらももこさんも10年以上長く闘病していたと以前記事で読んだことがある…。
オリビア・ニュートンジョンさんは乳がんの治療から25年後に再発したそう。
中には、34年後に乳がんが再発した方もいらっしゃるんだって。
だから5年の意味は、がんの種類によっても患者の年齢や立場によっても異なるんだってことが今更ながら理由が理解できたの。。
特定のがんの早期以外は、5年を過ぎても長期にわたって経過観察、定期的な検査を続ける必要性があるということ。
それは種類や進行度によっては5年後以降に生存率が低下するがんがあるから。
私も幸運にも5年過ぎることができたらすごくホッとはするだろうけど、(低分化のハイリスクな胃がんだし)、ちゃんと気を引き締めて検査を忘れずにしていかなきゃって実感したよ…。
のんびりしてて、あんまり気にしないタイプの私だけど、今でもちょっと鳩尾のあたりが痛くなったり、おなかが痛くなっちゃうと「もしかして…」って時々すごく不安になっちゃうのも確か。
でもあまり神経質に気にし過ぎも良くないけど、私みたいに気にしなさ過ぎもきっと良くないんだろうな…。
間に合わないと困るもの。。
難しい。。
…てか、女の人って男の人より痛みに慣れてるし強いから、少しくらいの痛みは我慢しちゃうと思うんだよね…。💦
違う
私はステージ3の胃がんだから、単純にこの表に当てはめると10年生存率は34.6%
いや、私の場合はステージ3Cだし、ハイリスクのやっかいなタイプのがんだから、実際はもっと低いんだろう…。
でも、できるだけ楽天的に考えよっと。
だって、10年生存率は10年以上前に治療した方々の過去のデータだから、今の患者に反映されるものではない。
10年前からは医療はすごく進歩してるし、今の患者のデータはもっと良いはず
お医者さまと治療について話し合う際の参考にする程度で良い、と記事にもあった。
それに、これは日本国内の患者全体の数字であって、患者百人いれば一人一人違うし、必ずしも自分自身に当てはまるものでもないと考えよう
みなさんもそう考えましょ
とにかく、お隣さんのニュースは私にとってすごく心に響いたの。
やっぱりどこのがんであっても同じがんサバイバーとして、良いニュースを聞くとこちらも嬉しくなるけど、辛いニュースはこちらも悲しくなっちゃう。。
がんサバイバーとお話ししてもがんという病気は感染しないけど、『悲しい、辛い』という気持ちは感染しちゃうのだ…。
日曜日は辛いお話を聞いてしまったけど、自分自身も気をつけていかなきゃと実感した一日だった。
病状については何も聞かなかったけど、きっと初期だと信じよう。
だって、(膵臓がんは発見が遅れ気味だって言うけど、)乳がんサバイバーだから、定期的にCTとか撮って、気をつけて検査しているはずだし。
うん❣️きっと初期
そう信じたいし、信じよう…。
じゃあまたね。
PS1:
6/7(月)は通院日だった。
前回のブログで、ブロ友さんにカロナールのことを教えていただいたから先生に、
「コロナワクチン接種にはやっぱりカロナール飲んだ方が良いですか」って聞いたら、
「2回目接種後は熱が出るから飲んだ方が良いよ。僕も37℃以上出たよ。」っておっしゃった。
「お仕事大丈夫でしたかお休みしましたか」って聞いたら、
「仕事は休まなかったけど、倦怠感があってだるかった。」って。
それで、「ワクチン接種するんだったらカロナール出しといてあげようか」っておっしゃったので、
「はい」って言って出してもらっちゃった。
カロナールも手に入ったし、これでいつでもOK
接種できるようになっても、お守りになる。
教えていただいたブロ友さん、どうもありがとう
ちょっと安心したよ。
PS2:
母の日にもらったカーネーションについてた四つ葉のクローバーの球根、植えたら花が咲いたよ🍀
(シロツメグサじゃないけど…)
この花はオキザリス・アイアンクロスというカタバミの仲間。
葉が四つ葉のクローバーにそっくりなので、『四つ葉のクローバー』、『ラッキークローバー』と呼ばれているんだって