PROVE / DIAURA

PROVE/DIAURA

1. PROVE

突然のリリースとなった感のあるDIAURAのデジタルシングル。

９月３日は愚民の日。

ファンの総称である"愚民”にちなんで、毎年、企画を開催する彼ら。

本作は、単独公演「愚民の日2023」に向けて制作された楽曲とのことで、会場となるZepp Hanedaに向かうメンバーたちを切り取ったアートワークに、ライブに向けた意気込みを感じずにはいられません。

発表された「PROVE」は、王道感のあるサビメロからスタートする疾走チューン。

ハードな音像の上に切ないメロディを重ねるDIAURA節ど真ん中で、マイナーコードで突き進む展開は、ヴィジュアル系フリークであれば世代を超えて愛されること請け合いです。

途中でライブでの演奏を想定した構成上のギミックも含みつつ、全体としては３分半のコンパクトさにまとめ切った形。

心なしかデジタルサウンドの主張が強まった印象で、90年代由来の骨太に攻める硬派さに留まらず、アップデートを施す強かさを象徴しているように思いますね。

信念を磨いた先にある進化。

本作の先にある「愚民の日2023」では何が起こるのか、期待感を高めるにはこれ以上ない１曲。

＜過去のDIAURAに関するレビュー＞

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