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1. SE -MY RESISTANCE-
2. 白と蒼の境界
3. The abyss
4. 倒錯症レジスタンス
5. Linkage
6. Mr.Isolation
7. CRIMINAL BEAST
DIAURAの3rdミニアルバム。
A TYPEはDVD、B TYPEは写真集が付属する２種類同時のリリースとなりました。
それぞれ、最後の楽曲が異なっており、A TYPEは「CRIMINAL BEAST」でのクローズとなります。
相変わらずの全力投球。
どの曲を切り取っても、DIAURAらしい。
軍服を纏った衣装に原点回帰を想起させるが、実験をするというよりも、王道を地で行くことを意識した作品になっているのかな、と。
SEから繋がり、濃厚な世界観を詰め込んだミディアムナンバー「白と蒼の境界」からのスタート。
これにより足元を固め、メリハリをつけてタイトにまとめた「The abyss」、本作のリードトラックとなる「倒錯症レジスタンス」と続きます。
疾走感のある楽曲も欲しいな、と思ったところで送り込まれる「Linkage」、PIERROTを彷彿とさせるマニアックなリズムやメロディにニヤリとさせられる「Mr.Isolation」と、そのまま濃厚な味わいを途切れさせずにラストの「CRIMINAL BEAST」へ。
これが、デジタルサウンドを大胆に取り入れた新機軸となる楽曲で、最後の最後でチャレンジ精神を見せてくれるのだからズルいですよ。
中堅バンドの規模となり、さすがに押さえるべきところは押さえているといったところ。
非の打ちどころがないバランス感覚である。
レベルアップをしたうえで、原点回帰的なサウンドというのも、たまらないなぁ。
こんなにも成長していたのか、と気付かせてくれます。
ただし、言ってしまえば、いつも通りの範疇。
クオリティを維持しているので、マンネリ感が出ているというわけではないものの、その印象を凌駕してしまうぐらいのインパクトが欲しかったのも事実でしょうか。
その点、「CRIMINAL BEAST」は、次の一手に期待を持たせるナンバーでしたね。
これがA TYPEのみの限定曲というのは、なんとももったいない気がしてしまう。
B TYPEに収録されている「Daybreaker」はどんな内容なのだろう。
成長も課題も見て取れるミニアルバム。
ベストアルバムをリリースして、改めて自らの立ち位置を確認する、そんな意味での指標となる１枚なのかな。
安定の域に入っているだけに、ハードルが上がりすぎている感もありますが、本作も期待に応える作品に仕上げてくれました。
＜過去のDIAURAに関するレビュー＞
Triangle
FOCUS
失翼の聖域
SIRIUS/Lily
REBORN
Evils
GENESIS
メビウスリング
Beautiful Creature
失翼の聖域(demo)