2024年10月4日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。今日はジャズ・ベーシストSteve Swallowの曲特集とのこと。jazz屋ではない私はよく知らないが本多バンマスは以前ニューヨークで彼の演奏をナマで聴いたらしい。奇しくもこの日は彼の84歳の誕生日でもあった。


【オリジナルメンバーの十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

Eiderdown」「Second Handy Motion」と彼の曲を続けたところで、セッション参加の楽器奏者に入ってもらってThere Will Never Be Another You (あなたなしには)」「Just Friends」と2曲演ってから再び彼の曲に戻って「Wrong Together」「Ladies In Mercedes」で休憩へ。

【上代さん(ds)、水野さん(pf)、上田さん(as)、そして“回文王”の竹笛太郎こと横地さん(ts)】

2nd.setはまずインストで「How High The Moon」を演ってからヴォーカルタイムに突入。トップバッターの中村美津子さんが軽快なジャズワルツで「My Favorite Things (私のお気に入り)。皆が京都に行きたくなったところで柳田勝史さんが、これもCMでお馴染みの「LーOーVーE。(*1)

柳田さんはいつも通り本多バンマスの凝ったアレンジ譜でカッコ良くキメるのでついノリノリで振りを付けてたら写真を撮り忘れてしまった。ゴメン!大津晃子さんはセルジオ・メンデス追悼で「So Many Stars」を歌った。当初のキーを下げようか迷ったそうだが下げなくても全然OKだった。

私は「In The Chapel In The Moon Light (月光のチャペル)」。私が歌を始めた20年程前はセッションに行くとこの曲を歌う人が1人か2人は居たが今は歌う人は殆どいない(*2)。全然ジャズじゃないのに本多バンマスのソロは素晴らしく十河さんのピアノがいつもながらファンキーでお洒落!

♪In The Chapel In The Moonlight (月光のチャペル)…2024年10月4日、渋谷・SEABIRD1金ライブにて♪

ヴォーカルタイムの後は再びインストゥルメンタル(楽器演奏)のセッションタイムで「All The Things You Are」「Bye Bye Blackbird」とジャズセッションでの定番曲が続く。最後はオリジナルメンバーに戻って今日のテーマであるSteve Swallowの「Falling Grace」で御披楽喜となった。

【中川さん(pf)、今日は横地さん(ts)の回文砲も炸裂せず】

先月はお客さんが来ない完封シャットアウトだったが、この日は純粋なオーディエンス(聴衆)も数名、セッションに参加する楽器奏者もピアノ2名、ドラム1名、管楽器3名と大盛況だった。終了時の本多バンマス曰く「皆様、どうぞ来月以降も、出来ればバラけて来てくださいね」そうだよねー!
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*1:「私のお気に入り」は映画「サウンドオブミュージック」の挿入歌だがJR東海の京都キャンペーンで有名に。「L-O-V-E」はナット・キング・コール盤が定番だがサントリーBOSSアサヒGINONのCMなどでも使われている。

*2:この楽曲は戦前の1936年にビリー・ヒルが作り、1954年にキティ・カレンがリバイバルヒット(全米4位)させ、同年(昭和29年)の第5回NHK紅白歌合戦(当時はまだラジオのみ)では初出場のペギー葉山が歌った記録あり。その後ディーン・マーチンも1967年にヒット(全米25位)させている。

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石貫慎太郎さんの新作オーディオドラマ「注文の多い古旅館」に出演させて戴いた。今回、私は妖怪ぬらりひょんの役だ。妖怪と聞くと恐ろしいが、この妖怪は余り怖くない。私は水木しげるの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」で知ったのだが、狡猾というか辛気臭くて、どこか滑稽な印象すらある。

タイトルは宮沢賢治の「注文の多い料理店」を連想させるが、そこまでホラーなストーリーではない。「そんな事あるかい!」と思いながらも実際にありそうでもあるし、妖怪や亡霊が出てくるにもかかわらず極めて牧歌的でほっこりする展開なのもKoto☆Hana作品らしいといえるだろう。

「注文の多い古旅館」【約38分間】クリック!
■スタッフ

脚本/制作/音楽:石貫慎太郎

エンディング・テーマ:「snow」
ヴァイオリン&ピアノ演奏:Au Bonheur(オーボヌール)

 作曲/編曲:石貫慎太郎
■キャスト
ナレーション、雪女:​中田真由美
いずみ:山木梨花
拓也、川上さん:能登洋宇
咲子:月宮はる
ぬらりひょん:Saigottimo (開始早々から登場)

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2024年9月30日(月)、ロサンゼルス・ドジャースはコロラド・ロッキーズとの敵地での3連戦を終え162試合に及ぶレギュラーシーズンを終了した。既にナ・リーグ西地区優勝を決めているドジャースは、ワールドシリーズでの優勝を目指して10月からのPS(*1)に駒を進めることになった。


大谷翔平は日本ハムファイターズからロサンゼルス・エンゼルスに移籍し(*2)6シーズン過ごした。彼は投手と打者の“二刀流”でベーブ・ルース以来の2桁勝利&2桁本塁打も記録しMVP(リーグ最優秀選手)2回、昨年は本塁打王も獲得したが、その間にエンゼルスは一度もPSに出場出来なかった

 【ナショナル・リーグのPSドロー MLB公式Webより】
WBCで優勝を経験した彼が「ヒリヒリした9月を過ごしたい」と切望していたのは、まさに「チームとして地区優勝を争いPSに出たい」という事に他ならないし、他方どうしてもワールド・チャンピオンになりたいドジャースとしても大谷翔平との長期大型契約は“渡りに舟”だったに違いない。(*3)

今季からドジャースに移った大谷は2度目のトミー・ジョン(肘腱再建)手術後のリハビリで投手を封印しDH(指名打者)として打者に専念し159試合に出場。打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁で2冠王&トリプルスリー&50-50という、MLB史上前人未到の超人的な活躍を見せた。(*4)

  【50号HRを放つ瞬間 NHKのWebサイトより】

そして10月からは両者の目論見通りPSに突入することになるのだが、大谷ファンの私は、今年はドジャースがワールドチャンピオンにならないことを密かに望んでいる。何故なら、今期チームがワールドチャンピオンになってしまったら来期の大谷のモチベーションが損なわれかねないからである。

彼は、投げたり打ったり走ったり野球をすることが大好きなだけでなく、常に“フォア・ザ・チーム”の精神を貫いてきた。自分のプレイがチームの勝利に貢献することが何よりの歓びであり、最終的には「チームがワールドチャンピオンになること」が現在の彼のモチベーションといっても良いだろう。

投手を封印して“史上最強の打者“となった大谷にとって来期はいよいよ投手に復帰して“二刀流”の復活を予定している。勿論それ自体もモチベーションにはなり得るだろうが、やはり自分が投手としても活躍することでチームがワールドチャンピオンになる、というのが理想ではないだろうか。

投手としても打者としても走者としても、フィジカル面もメンタル面も技術面も、つまり野球選手としての心技体ともに超一流の大谷翔平にとって、もはや死角は怪我や故障以外に何もない。もし彼に残された課題があるとしたら、それは「自らのモチベーションの維持」だと私は思うのだ。
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*1:MLB(米大リーグ)は計30球団が15球団ずつ2リーグに分かれ更に5球団ずつ東中西3地区に分かれて162試合のレギュラーシーズンで優勝を争う。そして各地区の優勝3球団と残る12球団の中での勝率上位3球団の計6球団がトーナメント形式でリーグ優勝を争い両リーグの優勝チーム同士でワールドシリーズを行う。このトーナメント形式以降ををPS(ポストシーズン)と呼ぶ。つまりPSに進めるのは30球団中12球団。

*2:本件に関しては下記ブログご参照。
大谷翔平的「働き方」に学ぶ点 | Saigottimoのブログ

*3:ドジャースは今期で12年連続PS出場を果たしているが2年連続で最初のトーナメントで敗れている。メジャー屈指の老舗球団でありながらワールドチャンピオンの回数は最多であるヤンキーズの27回に対して7回で6位に甘んじている。

*4:大谷の2冠王とは本塁打王と打点王で打率は惜しくも2位。トリプルスリーとは打率3割&30本塁打&30盗塁。50-50とは50本塁打&50盗塁のことで一世紀を超えるMLB(米大リーグ)史上でも到達者は大谷だけ、40-40も大谷含め6人のみ。大谷は最終的に54-59まで記録を伸ばした。

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2024年9月23日(祝)、東京ステーションギャラリーで開催していた「空想旅行案内人ジャン=ミシェル・フォロン」展を最終日の今日観てきた。大規模な展示会としては30年ぶりとのことだったが、本当に懐かしかった。フォロンは1970年代、私が中学や高校の頃に夢中になった画家である。


私は写実的なコローの風景画やシズレーが描く空も好きなのだが、印象派のデュフィやそれ以降の現代アートが比較的好きである。シュールレアリズム(超現実主義)のマグリットや抽象画のカンディンスキーやミロやクレーやモンドリアン、ポップ・アートのアンディ・ウォーホルなどだ。

なかでも私が一番好きな画家はルネ・マグリットなのだが同じベルギー出身のフォロンやポール・デルヴォーも大好きだ。何故か不思議だが出身が同じベルギーのこの3人の画家に共通しているのは、作風が“静か”であることだ。かなり奇抜で衝撃的な画風なのに“静寂”な空気が流れている。

上の絵(ギャラリーの出口にあった壁絵)はどちらも奇妙で不気味ですらあるのに、なぜか美しく“静寂”に満ちている。これはマグリットのシュールな画風もまさにそうだし、デルヴォーの幻想的な美女達にも通じるから、やはりベルギーという国が持つ風土や空気なのだろうか?

フォロンは若くしてパリに移住したが芽が出ずアメリカの雑誌で注目されてメジャーになったらしい。かのヒロ・ヤマガタも米国の東海岸では全く振るわず気が滅入ってしまったのに西海岸に移ったら気が晴れて急に売れ出したというから、やはり風土が個人に与える影響は大きいのかも知れない。

よく“水が合う”などというが、これは画家に限らずスポーツ選手の移籍や会社員の異動、住居の移転等も同じで本人の資質や性格が生きる場所、ヒトや風土との相性というものも大きいのかも知れない。久しぶりに好きな画家の作品に触れそんな事を考えた。嗚呼、私もトシを取ったという事か?

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2024年9月20日(金)、「区民ギャラリー展」がこの日から26日(木)までの一週間、地元の区民施設で開催されている。このイベントは区民や区内に勤務/就学する人達を対象に絵画や書道や手芸などのオリジナル作品を展示している。私は子供の頃からの区民だが昨年初めて知って出展した(*1)。


昨年出展したのは随分昔に製作した「サンダーバード秘密基地」だが、今年は先日製作したプラモデルのジオラマ「奇跡の駆逐艦“雪風”」(*2)である。但し一人一点という制約があるので「連作」として1/350モデルと1/700モデルを並べて展示してもらうことにした。

昨年同様に今回もプラモデルの出展は他になかった。区内にはプロ級のモデラ―も鉄道模型等のジオラマ作者も沢山居るだろうしプラモデルやジオラマもいっぱい出展されると楽しいのにと思うのだが…。来年は終戦から80年なので「紫電改のタカ」(*3)のプラモデルを作って出展しようっと
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*1:本件については下記ブログご参照。
サンダーバード秘密基地出展! | Saigottimoのブログ
*2:本件については下記ブログご参照。
駆逐艦“雪風”構想通リ二完成ス | Saigottimoのブログ
*3:「紫電改のタカ」はちばてつや作の漫画で私が小学生の頃「少年マガジン」に連載されていた。

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来月10/20(日)が本番の渋谷ズンチャカ」は今年が記念すべき10周年となるらしい。ようやく公式Webにステージの詳細とプログラムや出演者情報等がアップされた。私は通称キャットストリートと呼ばれる遊歩道の渋谷側に設けられた「猫」というステージで14:15~14:30の出演だ。(*1)


地図を見ると、この「猫」というステージは渋谷駅から明治通り沿いに原宿方面に進み、宮下パークを左に見ながら通り過ぎ、途中から表参道にショートカットするように右斜めに入った場所だ。今回8か所あるステージの中では駅から最も遠くて小じんまりしている感じで私は気に入っている。

但し、9/1の出演者ミーティングでお会いしたが、このステージのパフォーマーは結構凄い!クラシック系トリオ、昭和歌謡をウクレレで弾き語る女性、サザンを歌う女性グループグランプリ受賞のシンガーソングライター等々…。その中で本当に私のような者が演っていいのかと思うくらいだ。

当日は次の5曲を予定しているが、本番ではMC含め15分間に収める必要がある。ハーモニカとウクレレはコロナ過でライブに参加できない期間に始めた(*2)もの。ハーモニカはこれまでライブで演奏したことはあるもののウクレレは人前で演奏したことがないのでやや不安もある。ま、練習しま~す

1 ダニー・ボーイ (アイルランド民謡)
2 アメイジング・グレイス (スコットランド民謡)
3 うるわしの白百合 (アメリカ民謡)
4 オールド・ブラック・ジョー (アメリカ民謡)
5 アロハ・オエ (ハワイ民謡)
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*1:本件に関しては下記ブログご参照。
渋谷ズンチャカへの出演決定! | Saigottimoのブログ
*2:本件に関しては下記ブログご参照。
ハーモニカとウクレレ始めました。 | Saigottimoのブログ

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2024年9月13日(金)、渋谷・SEABIRD第二金曜(2金)ライブ。今回のテーマは「CHINEMA jazz Ⅱ」だが、9/5にセルジオ・メンデス氏が83歳で亡くなったため、急遽、彼の追悼の意も込めたライブとなった。彼の音楽はボサノヴァやラテン音楽、ブラジル音楽という枠を超えた存在だと思う。

 【↑講談社「現代世界百科大事典」1972年版より】
私が学生時代に買ってもらった全3巻の百科事典にも「ポピュラーミュージック」の項で写真が載っているように、まさに“ポピュラー音楽の代表格“と称しても良いのではないか。そして彼の率いるバンドはブラジル66、77、88と名称を変えながら時代を超えて世界中の人々に愛されてきた。

【中川さとし(Pf)、小島幸三(Ds)、岩井千尋バンマス(Tp)、榎本任弘(B)、加藤求実(Ts)】
PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Let’s Get Lost (千尋&求実)
2 Speak Low (山内恵英&求実)

3 Anos Dourados (出雲井裕実&千尋)

4 So This is Love (裕実&求実)

5 The Shadow of Your Smile (裕美&杉山尚子)

6 But Not For Me (千尋&求実)
7 Everything Happens to Me (千尋&求実)
2nd. set
1 Black Orfeus (恵英&尚子)

2 Autumn Leaves (千尋&尚子)

3 It’s Only a Paper Moon (Saigottimo&千尋)

私は映画としても話題になった「ペーパームーン」のテーマ曲(*1)をナンチャッテ和訳詞の朗読からバース(前歌)、コーラスと歌わせてもらった。実は朝11時にロスを発ち10時間超のフライトで眠れずに14時に成田に着き自宅に戻ってからすぐ来たので身体はまだロス時間で完徹状態だった。
4 Watch What Happens (裕美&求実)
5 So Many Stars (裕実&求実)
6 Mas Que Nada (全ブラス陣&裕実)

ライブのラストはセルジオ・メンデスの代表曲ともいえる「マシュ・ケ・ナダ」を全ブラス陣に出雲井さんのヴォーカルも加わって賑やかに演奏して彼の偉大な業績を悼んだ。
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*1:この楽曲については下記ブログご参照。
紙の月でも私を信じれば本物に | Saigottimoのブログ

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2024年9月11日(水)、2日連続でドジャース戦を観た翌日、ロス滞在最終日は少し足を延ばしてグランドキャニオン遊覧飛行ツアーに参加する。早朝に国内線でロスからラスベガスに飛び、午後から1時間にわたりフーバーダムやグランドキャニオンをヘリか軽飛行機で遊覧飛行するのだ。


ラスベガスは1996年秋のCOMDEX(*1)視察以来28年ぶり2度目。思えばこの地でR社の友人から同社の和田敬三氏を紹介され「お前、渋谷勤務だよな?和田さんは渋谷で毎月jazzライブしてるんだよ」と聞き、それから私はSEABIRDに通うようになったという所縁の地でもある(*2)。

その際、比較的近かったグランドキャニオンへの遊覧飛行ツアーに誘われたが参加しなかったことがずっと心残りだったので28年ぶりのリベンジである。ところが現地のツアー会社のバスが来て、なんとこの日は天候(霧と強風)のせいで遊覧飛行は終日中止とのこと。これには次男も私もガッカリだ。

28年前のリベンジはならなかった。いや、思えば遡ること37年前にもビジネススクールの海外研修でNYに行った際、摩天楼のナイトヘリツアーが数万円もして高額で諦めたことがあった。後で考えれば借金してでも乗るべきだったのに…。あぁ、やっぱり私は遊覧飛行にはご縁がないようだ。

次男はホテルのカジノで遊び1年前にベガスで小遣い稼ぎをしたというルーレットでタコ負けしたようだ。ギャンブルに全く興味がない私はカジノ内のカフェのサンドイッチで軽くランチを摂ってからカジノの客寄せ用無料アトラクションをハシゴすることを提案し、次男も合意した。

外を歩くと炎天下で暑く、ホテルやカジノ内は冷房で寒い。ベガスの大通りのホテル街は、以前からあったスフィンクス&ピラミッドに加え自由の女神やエッフェル塔や凱旋門やロケットなど滅茶苦茶な建物のオンパレードだ。次男曰く「総合プロデューサー不在のテーマパークだね」言い得て妙だ。

プラネットハリウッドの屋内プロジェクションマッピングによるストームアトラクションを観て向かいのホテルベッジオの屋外噴水アトラクションも観た。そして28年前に泊まった懐かしいホテルフラミンゴを抜けて裏通りの「IN-N-OUT BURGER」に入って夕食を摂ることにした。


ここは西海岸では有名らしく昨年次男が来た時は行列してて入れなかったという。この日は空いていて裏メニューのアニマルスタイル含むバーガー2個と名物ポテト、そしてチェリーコークとバニラシェイクで計21ドル。バーガーもポテトも素朴で奇を衒ってないのだが旨い。そして(比較的)安い!

夕刻、国内線でベガスからロスに戻り、空港からバス停まで歩いて路線バスで地元のスーパー(深夜1時迄営業)で翌朝の朝食用にバナナとデニッシュ等を仕込んで深夜にホテルに戻った。まあ、前日の午前中にはホテルのプールでくつろいだ事だし、これでロス3泊5日の旅はほぼ完遂したとしよう。


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*1:COMDEXは、当時世界最大のコンピュータ展示会で、IT会社に勤務していた私は視察目的で海外出張した。
*2:和田さん(as)は渋谷・SEABIRD第一金曜ライブの初代バンマス。後に私は和田さんのお導きでvo.デビューした。

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2024年9月10日(火)、ドジャースタジアム。負傷者リスト入りしていた山本由伸の復帰戦が奇しくもカブスの今永昇太との投げ合いとなった。ドジャース戦観戦は昨日に続いて2試合目だが、大谷翔平と鈴木誠也も含め計4人もの日本人選手の活躍がメジャーリーグの試合で観られるとはラッキーだ。

  【MLBの公式サイトでも今永と山本に注目】

パラパラリンピック直後の平日だから結構空いてるんじゃないかないかくらいのノリで決めただけで、この日を予想してチケットを取った訳ではない。当初「山本の復帰は9月下旬頃」と報道されていたので「ああ、間に合わないかぁ」と思っていたら,まさかのドンピシャ!やはり日頃の行いかな?

この日はプレゲームツアーも予約していたので通常は試合開始2時間前でないと球場に入れないが4時間前に入れてガイドの人が球場内を案内してくれる。球場内にはトロフィーやレリーフやリリーフカーなどドジャースの長い歴史を感じさせる貴重なモノがアチコチにあり、さながら博物館である。


このツアーではグラウンドには出られないが、遠目にキャッチボール中の大谷翔平や鈴木誠也も見られた。ツアーが終わり試合開始2時間前になるとゲートもショップもオープンするが店内はもう「OHTANI 17」で溢れていて身動きができない有様だ。彼の経済効果は凄まじいものに違いない。

昨日の外野席と違って今日の内野席はグランドの傍でシートも上等で飲食物を置ける台まである。こんな良い席は日本でも座ったことはないが、まあ、折角ここまで来たのだから良いだろう。今日は名物のドジャードック2本にヘルメット入りナチョスに飲物2本で30ドルというコンボにした。

【オニオンとピクルスとマスタードとケチャップは自分で好きなだけかけられる】


試合開始前には米国国歌斉唱があり、この日は白人の女性ヴォーカリストがカッコよく歌い上げた。

さて試合開始。心配された山本由伸は絶好調で先頭から4連続奪三振!一方の今永も初回を僅か4球で終える好投を見せる。山本は復帰戦なので4回で降板し被安打4の1失点、今永は7回をソロホーマー3本の3失点で粘り、その甲斐あってカブスは8回に一挙5点を挙げ逆転、今永は勝利投手になった

 【鈴木の第一打席は見逃し三振】

山本由伸の唯一の失点となった2回表のフリーマンのエラーのシーン。右上の「山本」の字の上が私で「今永」の字の上が次男】

大谷翔平はあわやホームランかという大飛球が2本あったが結局4打数無安打、一方の鈴木誠也は5打数3安打の猛打賞で大暴れだった。ま、試合の結果はともかく、球場ではウェイブもあれば7回表終了時には♪私を野球に連れてって♪を起立して大合唱するストレッチもあって全然飽きさせない。

【この曲は、国歌、Happy Birthday to Youと並んで全国民が歌える歌だという】

  【試合は6対3でカブスの逆転勝利】


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2024年9月9日(月)、この日はドジャースタジアムで大谷翔平を擁するロザンゼルス・ドジャースが鈴木誠也らを擁するシカゴ・カブスを迎え撃つ3連戦の初戦。“サンデー毎日“状態の私は毎朝BS放送で大谷の活躍を観ていたが、ナマ翔タイムを観たくて遂に次男とドジャースタジアムに来てしまった

     【打席に立つ大谷翔平】

日本では9/10(火)午前中の生中継だが現地では月曜のナイターだ。約10時間のフライトで

月曜の真夜中にロスに着いたら同日の朝に戻されてしまったので時差ボケなのは仕方ない。到着早々にサンタモニカ海岸に行ってランチを摂り、午後に市内のホテルに戻って夕方に球場入りした。

思えばこの球場に来るのは37年ぶり2度目、前回はサンフランシスコ・ジャイアンツ戦だったが、まだ野茂も渡米前で日本人がメジャーで活躍するなんて考えられない時代だった。今は大谷が両リーグに跨る本塁打王と前人未到の50-50(50本塁打&50盗塁)に挑んでいるのだから隔世の感がある。

 【初観戦時の写真、このドジャー娘はいま何歳なのだろう?】

この試合でドジャースは10対4と大敗したが、大谷翔平のヒット2本と盗塁1個をナマで観ることが出来た。46本塁打に47盗塁なので球場のモニターには「46-47」と映し出された。百年以上歴史あるMLBでも「43-43」の時点で既に達成者がいないのだから凄いのなんのって。


とにかくこのスタジアムは美しいし、どこの席でもよく観え、そして球場の周囲にもいろんな展示物やモニュメントがあり、音楽も低音が迫力あって楽しい!7回にはセブンスイニングストレッチと称して全員で立って「私を野球に連れてって」を合唱する。これはMLB全球団で行っている。

敢えて難を言えば全ての物が高い。ホットドック1200円、ビールは2800円!でもピザもコーラもデカくて旨いしピーナツは食べ難いけど美味しい。何より雰囲気があるのがいい。もういくら書いても書き足りないが、これこそ「百聞は一見に如かず」という諺の通りだと思った。

【大谷この日2本目のヒットを放つ】


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