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積水ハウス シャーウッド 2021年夏前に完成予定です
時系列で不定期にブログ更新予定です
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前回の記事の最後に次の記事が決定打となり…と書いたのですが、1つブレイク記事を挟みます
積水ハウスの見積もりの見方についてです
ハウスメーカー検討時に見積もりを見ることが多いと思いますが、その時はアバウトな見積もりしか見れなかったりすることも…
私は他社の見積もりを見たことがないので比較ができませんが、各社様々なので、検討中の方は他社との比較材料として記事を参考にしていただければと思います
積水ハウスでは、こちらの記事に書いたように、「資金ご計画案」というのを、見積もりと一緒にいただいたと書きました
「資金ご計画案」には本体工事費用と値引き、火災保険料や登記料、印紙代、土地の購入関連費用などが記載されています
ローンの総額の目安も記載があり、ローン契約により金利が変動したりするものの、アバウトでも毎月の返済額も記載があるので、とても分かりやすくて資金計画に役立ちました
ただ「資金ご計画案」には丸っとした本体工事費用しか記載されていません
細かい見積もりは、別途見積書があります
いやしかし、消費税10%ってインパクトありますよねー
数千万の買い物なので、消費税も数百万ですからね
支払総額は当然税込なので、税込か税抜かはしっかりチェックしたほうがよいです
さて積水ハウスの見積もりですが、
とっても細かいです
何にいくら使っているか、はっきりとわかります
まず表紙をめくると
各工事ごとの小計を見れます
各工事ごとというのは、我が家の場合は
・躯体
・外部
・内部
・設備
・付帯
・設計
に分かれていました
(多分皆さん一緒のはず)
さらに進むと、めちゃくちゃ細かい明細がついてきます
何にいくらかかっているか、とても分かりやすいと思います
基礎や躯体は細かいことは素人には分かりませんが、それ以外はほとんど見れば内容が分かると思います
ドア1個いくら、窓1枚いくらなどなど、1つずつチェックできます
また各項目(上記した、躯体や外部などの単位)ごとに「諸経費」がかかります
これは各項目の合計に〇%という形で、施工料金が上乗せされている感じですね
設備だけの金額で考えていると、諸費用分高くなるので気をつけた方がよいです
例えば「洗面は20万円ですよ~」といわれても、そこに諸経費がのるので、実際はもっと金額が高くなったり
気の利く営業の方の場合は、諸経費を上乗せした金額で言っていただけるのですが、人によるかなと思います
そのため、いざ見積もりが出てきたら、思っていたよりも高いなぁということもあると思います
諸費用のパーセンテージがみんな一緒なのかが定かではないので、明記は控えますが我が家は10%はいかない範囲でした
(おそらく全員一緒のはずですが…)
あと少し気になったのが「設計業務報酬」
これは諸経費などがかからず、設計業務報酬として「設計」の項目に1行で記載されています
それが1回目と2回目の見積もりで1万円上がっていたんです
「もしや見積もりを依頼する分だけ上がるの?図面を描いてもらうたびに上がるの?」と不安になったのですが、聞いてみると2回目の金額で決まりで、今後変動しませんと言われました
たしかにその後は変動しなかったのですが、なぜ1回目と2回目で変わったのかはよく分かりませんでした
積水ハウスでは1個1個の材料費を明記して、そこに手数料である諸経費を上乗せ、さらに設計費としては別途徴収するという考え方のようです
諸経費をとっているのだから、諸経費に設計料も入っているのでは?!と思われる方もいらっしゃると思いますが、あくまでも諸経費は工事をする1個1個の作業に対する経費という考え方なのかなと思います
私は積水ハウスの明細はとっても分かりやすいと思っていました
きちんと見れば、何にいくらかかっているかがよく分かるからです
ただ、中には分かりにくいと思われる方もいらっしゃるようでして、その一因が
標準とオプションの差額がわからないから
かと思います
ハウスメーカーの中には標準はいくらと明記されていて、そこにオプションを追加するという方法のところもあるかと思います
そうすると標準の金額は決まっているので、どれをオプションで追加するか、差し引きしながら計算することができますよね
これはオプションをつけるほどではないとか、標準との差が明確にわかるので、検討しやすいのかなと思います
積水ハウスでは標準がいくら、オプションがいくら、という考え方で見積もりがつくられていません
使いたいものの積み上げで、見積もりが出来ています
積水ハウスの標準というと、こういった積水ハウスのパンフレットに掲載されているもののことを言うと思います
しかしここには値段の記載がありません
各標準品にもグレードがあり、そのグレードごとに値段が違うのですが、とはいえ種類によって値段が全然違うので、選ぶ際に多少参考にはなりますが、価格は分かりません
スタンダードとかデラックスとかは書いてあるので、例えば床なら「こちらはスタンダードだから安そう、こちらはデラックスだから高そう」とは分かるのですが、金額は見積もりを見ないと分からないです
中には積水ハウスの標準品をカタログから選ぶより、他社のいわゆる一般品を選んでくる方が安いこともあります
積水ハウスはかなり自由なので、比較的メーカー問わず何でも選べるのですが、その代わり標準とオプションの線引きがなく、選んだものの積み上げで見積もりが完成するので、人によっては分かりにくい見積もりと感じるようです
なお、特に指定しなければ、積水ハウスの標準品のパンフレットに載っている設備が、最初の見積もりに入っていると思います
最初は比較的安いグレードのものが入っているのではないかと思います
例えば床はスタンダードからデラックスに変えたいと思えば、その差額がオプションというイメージです
でも一般品を入れた方が安くなるものもあったりするので、必ずしも標準品が安いわけでもなく…
標準品は積水ハウスとして認められたものなので、品質は良いものが多いですが、値段は結構高いので、他社の一般品のほうが安いことは大いにあり得ます
ただ耐久性とか品質面で勧められないこともあるとは思います
結局積水ハウスの標準品から選ぶと、そもそもグレードが高いものが多いので、トータルで高くなっていくというイメージです
これが積水ハウスが高いと言われる理由の1つでもあるかなと思います
ただ標準品のレベルは高いんです
もともと1万円から10万円まで幅のある商品があるとすると、他メーカーでは標準が1万円、積水ハウスでは標準が3万円みたいな感じです
でも他メーカーなら5万円かかるものが、積水ハウスなら標準品として3万円で入れられる、というものもあります
そもそも高いものを標準にしているので、品質の割には標準品の値段は安い(コスパは良い)のですが、値段だけで比較すると、もっと安いものがあるという感じ
そんなわけで、積水ハウスの見積もりは、何にいくらかかっているかはよく分かるんです
例えばキッチンがいくらとか、洗面がいくらとか、細かい部分なら階段の手すり、階段の本体、巾木までも細かく値段が分かります
ただ、標準とオプションという考え方で見積もりを考えると、とても見にくいというか、分からないので混乱するかもしれません
あとは各設備の見積もりを出してもらうまで、値段がさっぱり分からないというのも人によっては嫌かもしれません
オプションのリストがあるわけではないので、リクシルならリクシルに見積もりを依頼して、それが出てくるまでキッチンの総額も分からない状態です
しかも初めての内容なので、価格感もないし、想像もできないんですよね
オプションリストがあれば家で金額を見て考えられると思いますが、見積りが出てくるまでさっぱり分からないというのは、人によっては嫌かなと思います
標準がしっかり決まっているのも善し悪しがありますが、積水ハウスのような積み上げ方式も善し悪しがあると思います
私は何にいくらかかっている、というのが細かく分かる積水ハウスの見積もりはとてもわかりやすく、納得感もありました
標準で丸っといくら、といわれても、何にいくらかかっているのか分からないので…
ただ、細かい見積もりを見ることや、大きな金額を見ることに見慣れているので、積水ハウスの見積もりが好みというのもあるのかなと思います
口コミなどを見ると、わかりにくいというのも見かけたので…
なお我が家の場合は金額にシビアであることを伝えていたので、かなり頻繁に見積もりを頼みました
見積もり担当の方はお会いしたことがなく、名前しか見たことがないのですが、営業の方を通してお礼を伝えてくださいと言ってしまったほど、何回も出してもらいました
ダメです、と言わずにリクエストしたタイミングで出していただいたので、本当に感謝しています
通常は何度か打合せを行い、ある程度仕様が固まった段階で見積もりを出していただくかと思います
標準品の場合は打ち合わせ時に聞くと、簡単に金額を教えてもらえたりもしますが、一般品は想像がつきにくいです
またオリジナルの造作も想像以上に高い場合があります
あまり金額を気にされない方は最後に見積もりをお願いすれば良いと思いますが、金額を気にされる方は時々見積もりをお願いしたほうが良いと思います
なお希望すれば、だと思いますが、前回の見積もりからの差額も出していただけました
何をやめて、何を増やしたかが分かるので、こちらも予算の検討にとても役立ちました
あんまり契約前に見積もりの見方とかを気にすることもないとは思いますが、各社かなり様々だと思うので、金額に対する納得感を得るためにもどんな見積もりかというのは意外と大切かもしれません
予算とどうやってすり合わせていったか、についてはまた別途記事にします
つづく