★花の寺として有名で約800年の
歴史ある武田氏ゆかりの古刹★
場所・ 山梨県甲州市塩山藤木2438
電話・ 0553−32ー3340 HPあり
創建・ 1184年
竣工・ 1573〜1673年 再建
構造・ 木造平屋建て
ご本尊・ 阿弥陀三尊 大日如来 不動明王
庫裡・ あり
行事・ 季節の精進料理 七福神めぐり 花の時期 甲州霊場巡礼の集い
最終訪問・ 2023.10
山梨県中央部の甲州市の街中にあり、隣には武田信玄公の菩提寺として有名な恵林寺があります
こちらの寺は季節毎の花の寺として有名で、さくらんぼ狩りや季節の精進料理、甲州霊場巡礼の集い、七福神めぐりなどいろいろなイベントを通して檀家さんや観光客に人気のお寺のようです
Pからの風景 のどかな山が見える
創建は約800年前の1184年で源平合戦で功績を上げた安田義定が一の谷の戦いの戦勝を記念して創立しています
近くの甲州古民家 養蚕の気抜きあり
のちに平家追討の功績により遠州国守に任命され遠江国守護などになり鎌倉幕府創業に貢献していますが、1194年には梶原氏らの謀反の嫌疑をかけられて自害しています
周辺の農村風景
義定は京都や奥州平泉の平安文化を甲斐に招来することをひそかに思い、多くの平安時代の仏像を勧請しました
また甲州に一大工房を作り仏像を作られたそうです
山門
また当山の天弓愛染明王を奈良国立博物館の「明王」に出展したところ、天弓愛染明王像としては日本最古の仏像ではないかということが判明
参道
安田氏の時代は甲斐でも山岳仏教が盛んになった時代で、当山も真言宗を広める根本道場となりました
武田信玄公の時代には、武田家の祈願所となっています
境内
しかし、武田氏滅亡の折に織田信長の兵火によりすべて境内は焼失してしまいました
現在の建物はその後の再建で、1573〜1673年の100年の間にそれぞれ建てられました
建物の配置を見ると、禅宗の影響を受けていることがわかります
江戸時代には甲斐国の修験道の中心道場にもなりました
(HPより)
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今回は甲州市の寺巡りをしようと思ったのですが、山梨に着けた時間がすでに14時、宿へ17時までには入りたいということを考えると2時間くらいしかありません
勝沼インターを降りてすぐの「ぶどう寺 大善寺」に行ったら、拝観料が1人・1000円ということがわかり、予算オーバーなので次に行くことに
本堂
甲州市でも中心となる有名な「向岳寺」にも行ってみましたが、「物見遊山での拝観はお断りです」との張り紙がPにあり、ここは観光のお寺ではないことが判明
式台玄関と唐破風のある立派な玄関
最後に山の方にある「霊峰寺」にも行ってみましたが、参道がかなりキツイ坂道で歩きしか交通手段がPからはなくて、あきらめました
庫裡
なので、今回は事前に下調べが不足しており、無駄も多かったですが、これも旅
無事に見れたのは「恵林寺」とここと、重伝建の「塩山下小田原上条の山村集落」のみ
本当は塩山の公民館にもストピがあるのですが、3連休は全部イベントで弾けず(グランドピアノですが)
「恵林寺」からここへはすぐなのですが、古い集落が残り、古民家などもすごく素敵なものが残っていました
式台 玄関
さすがは「甲州の鎌倉」といわれる甲州市塩山だけありますね
道がすごく細いので車だと注意です
今回は3連休なので、このお寺にも高齢者の参拝客の方が数名いました
お花は秋であまり咲いていないので、そこまで混むことなく静かに見ることができました
とても素敵なお庭で、季節にはきれいなのでしょうね
本堂も400年以上の歴史ある立派なもので、見れて良かったです
WCの腰壁に青いきれいなタイルレトロ
やはりここも武田氏関係の寺なのですね
Pの横に流れている小川はとても透明できれいなお水で、周辺の風景ものどかでとても癒される場所でした
寺院・花・歴史好きの方にもおススメです♪
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★武田氏ゆかりの寺社