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1月9日の記念日は「ジャマイカ産コーヒーの日」です。日付はジャマイカ産コーヒーがキングストンの港より日本向けに初めて1400袋(1袋は60kg)もの大型出荷をした1967年(昭和42年)1月9日からです。
ジャマイカ産コーヒーの最大の需要国である日本とジャマイカの関係を大切に、ジャマイカ産コーヒーの更なる普及が目的です。記念日は2018年(平成30年)に正式に認定・登録されました。
ブルーマウンテンコーヒーについては、ブルーマウンテン山脈の標高800~1200mにある「ブルーマウンテンエリア」でのみ生産されています。
1953年(昭和28年)にジャマイカ政府は法律によってこのエリアと他のエリアとの間にはっきり境界線を引くと同時に、ブルーマウンテンの名称は「ブルーマウンテンエリア」以外で生産されたコーヒーに使用してはならないと定めました。
美味しいコーヒーの3つの条件~香り、味、コクが完璧なまでにバランスの取れた上質な味わいのブルーマウンテンは、手仕事ならではの逸品でまさにコーヒーの伝統工芸品と言えます。
またコーヒーの中でも樽詰めで輸出されるのはブルーマウンテンだけで、他のコーヒーは麻袋詰めで輸出されます。
18世紀中頃から後のイギリスの植民地時代にイギリスから船積みされた小麦粉などの空き樽を再利用しコーヒーやラム酒などを入れて出荷したのが始まりと言われています。
ブルーマウンテン樽はアメリカの温帯林の木材で匂いがありません。樽詰めするメリットは、木が内外の湿気を吸収~放出する事によって大きな変化を与えず、また輸送時などに発生する急激な温度変化を緩和します。
コストも手間もかかりますが、樽は最高級コーヒーの品質を保持する為の重要な役割を担っています。
私はコーヒーは苦手ですが、お好きな方は香り、味、コクの黄金バランスのブルーマウンテンコーヒーを召し上がってみてはいかがでしょうか。
コーヒー豆本来の味わいを更に追求し磨き抜かれたマイルドかつ奥行きのある味わいと香りが手軽な値段で楽しめ、コスパも使い勝手もとっても良いのがインスタントコーヒーだと思います。
また最近注目されている「コーヒーの不思議」について紹介します~
最近は「コーヒーほど健康的なドリンクはない」というのが医学界でも常識になりつつあります。
昔は、コーヒーの飲み過ぎは「心臓発作」「肥満」「高血圧」「骨粗鬆症」「 膵がん」「出生異常」「流産」などに関係があると言われていましたが、そうしたことは誤解であるというエビデンスが積み重ねられています。
そして主に欧米から発表された何万人単位を対象とする疫学調査や研究を複数集めて統計学的に検証し、コーヒーにはさまざまな病気の予防効果があることが明らかとなりました。
@総死亡率
1日にコーヒーを4杯飲む人の死亡率は飲まない人に比べて16%も低い
(男性は10% 女性は15%)
@肝臓の病気
コーヒーはAST ALT γGTPなどの肝機能検査値を用量依存的に改善しそれは肝細胞の保護作用によると報告されています。
*脂肪肝の原因となる脂肪酸合成の抑制
*肝線維化の原因となる星細胞活性化の抑制
*炎症の抑制
*抗酸化作用の活性化
といった肝臓の病気の進展を抑制するさまざまな効果がコーヒーには有ると考えられ、肝硬変の発症リスクは1日のコーヒーが1杯増えるごとに20%低下します。さらに肝がんの発症リスクは1日のコーヒーが1杯増えるごとに23%低下します。
コーヒーは胆石の発症リスクも低下させます。男性は1日に2~4杯飲むとリスクが45%下がり、女性は2~3杯で22%下がります。
@糖尿病
1日にコーヒーを6杯飲むと糖尿病の発症リスクは飲まない人に比べて
40%下がります(男性は54% 女性は30%)
1日に4~5杯だと30%下がりますが、4杯未満だと2~7%しか下がらず、1日に飲むコーヒーが1杯増えるごとに発症リスクは7%低下するそうです。また コーヒーを飲むことで糖尿病の原因であるインスリン抵抗性が改善すると報告されています。
ちなみに カフェインレスコーヒーでも1日に4杯以上飲むと男性では25% 女性では15%糖尿病の発症リスクが低くなります。そしてコーヒーの病気の発症を予防する効果は、なんと肝臓の病気や糖尿病にとどまらないのです~
<心血管病>
1日にコーヒーを5杯以上飲む男性は心臓病の死亡リスクが44%低く、
4~5杯の人は50% 1~3杯の人は33%低いそうです。
女性は2杯以上飲むと脳卒中リスクが19%低く非喫煙者に限ると43%も低くなります。興味深いことにカフェイン入りの紅茶 ソフトドリンクでは効果は認められませんが、カフェインレスコーヒーでは認められます。
また1日4杯以上でさまざまなタイプの不整脈による入院リスクが20%低下します。
<神経疾患>
パーキンソン病の発症リスクはコーヒーを1日3杯以上飲む人は飲まない人に比べ1/5以下に低下します。またコーヒーは脳内の抑制性神経伝達物質の働きを弱めることで気分を高揚させ、脳の機能を刺激し認知機能を向上させる作用があるので、認知症の発症を予防します。
アルツハイマー病の発症リスクは1日3~5杯のコーヒーで65%低下し高齢者の記憶力低下が予防されます。これはカフェインが原因物質のタウタンパクの脳内蓄積を抑制するためと考えられています。
コーヒーは うつ病の予防効果もあります。幸福感を感じさせるドーパミンの分泌を促すので、1日に4杯以上飲む女性は発症リスクが20%低く、
コーヒーを4杯以上飲むとうつ病のリスクが20%減ります。但しカフェインレスコーヒー カフェイン入り飲料では効果がありません。
<がん>
さまざまな種類のがんの予防効果が報告されています。
@前立腺がん
1日に6杯以上飲む男性は飲まない男性に比べ発症リスクが60%低く、4~5杯では25% 3杯では20%低くなります。
@大腸がん
1日4杯以上で 発症リスクが16%下がります。3杯以上で59% 1~2杯で22%というデータもありますが紅茶では効果が見られません。
@皮膚がん 口腔がん 咽頭がん 食道がんでも発症リスクの低下が報告されています。
<虫歯>
コーヒーをたくさん飲む人は虫歯の発生率が有意に低く、口内細菌の増殖を抑制して虫歯を予防するためと考えられています。
<代謝・運動への影響>
カフェインは脂肪の燃焼を促進するので脂肪燃焼率は肥満の人で10% 痩せている人では29% 高まります。
その結果 肥満が改善し 血圧が下がり、血糖 コレステロールのレベルも下がると報告されています。また運動による疲労を感じにくくなり、長時間運動できるようになり、運動負荷テストの成績を12%向上させ筋持久力を向上させます。
<頭の働きを活性化する>
カフェインは脳内で化学反応を起こし ニューロンを活性化させるので集中力 短期記憶 反応速度を高め、頭の働きを良くすることが明らかにされています。
このようにコーヒーはまさに魔法の薬のようにさまざまな健康促進作用を示すのです~ビックリですね(笑)
最後に上手なインスタントコーヒーの作り方について~
【ホット】小さじ1杯(約2g)にお湯140ml、乾いた清潔なスプーンでカップに入れて下さい~お湯の温度は90℃がお勧めです。お湯は軟水のミネラルウォーターや水道水で良いそうです。
【アイス】アイスコーヒーは氷を入れて冷やして飲むのが一般的でホットの時と同様、1杯のコーヒーは小さじ1杯です~アイスの場合、インスタントコーヒーを溶かしながら氷を入れるので、お湯の量は90mlが最適です。耐熱グラスにゆっくり注ぎしっかりかき混ぜます。そして50ml程の氷を入れるとちょうど良い量になります。お水の代わりに牛乳を使うと冷たいアイスカフェオレにアレンジできます。
寝る前でも安心なカフェインレスのインスタントコーヒーもありますし、良い時代になりましたね~現在、様々なメーカーから販売されていて選ぶのも大変ですが、開封後は早く飲み切らないと風味や味が落ちやすいというデメリットもありますが、自分の好みの味わいで楽しんで下さいね~
本日も来て下さって読んで頂きありがとうございました。心より感謝しています。