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5月26日の記念日は「東名高速道路全通記念日」です。東名高速は、東京都世田谷区の東京ICから、神奈川県、静岡県を経由し、愛知県小牧市の小牧ICへ至る高速道路で、正式名称は第一東海自動車道です。
ちなみに名神高速は、小牧ICから、岐阜県、滋賀県、京都府、大阪府を経由し、兵庫県西宮市の西宮ICへ至る高速道路で、正式名称は中央自動車道西宮線です。
1969年(昭和44年)5月26日、神奈川県足柄上郡大井町の大井松田IC~静岡県御殿場市御殿場ICが開通し、東京から小牧まで346kmにおよぶ東名高速道路(東名高速)が全線開通しました。
4年前の1965年(昭和40年)に開通していた名神高速道路(名神高速)とも小牧ICで接続し、東京と西宮の536kmが高速道路で結ばれ、関東・中京・関西を結ぶ日本の大動脈となりました。
更に2022年4月16日には、新東名高速道路 伊勢原大山IC~新秦野IC間が開通しました。新東名高速道路は、海老名南JCT(ジャンクション)~豊田東JCTの約253キロメートルを結んでいます。
2012年に御殿場JCT~浜松いなさJCTまでが開通し、今回新たに 伊勢原IC~新秦野IC間が開通したことによって、全体の9割となる228キロメートルが走行可能になりました。とはいえ、まだ全線開通していないため、途中の区間を使ったことがあるという人がほとんどでしょう。
「東名があるのに、どうして新東名を作ったの?」と思うかもしれませんが、2つの路線があることで、目的地へのよりスムーズな走行が可能になりました。日本の首都圏をつなぐ主要な物流ルートのため、安全かつスムーズに走行が求められます。
また最近だと、テレビCMなどで「東名リニューアル工事のお知らせです」と耳にすることも多いはず。開通は1968年ですから、すでに50年以上が経過しており、橋梁構造体の損傷など老朽化が進んできました。そこで、リニューアル工事として、老朽化した橋梁のコンクリート床版(しょうばん)を新しいものに取り替える工事を行うことになりました。
しかも大規模なリニューアル工事を行いながら、車線を減少させないことで渋滞を回避する新たな取り組みにより、すぐ脇を車両が普通に流れ、工事の影響による渋滞などは発生しません。
日本の高速道路網が整備され始めてから50年以上が経過した現在、今後も全国でこうしたやり方のリニューアル工事が進められるようになることは間違いないと思います。
新東名が開通以降、渋滞が約7割減少したとのデータも。より安心・安全、快適でスムーズな走行ができるように新東名が作られたんですね。
そのため東名と新東名、2つの高速道路の全線開通は、スムーズな物流が可能になるだけでなく、防災や緊急医療、地域経済の活性化まで、様々な業界から多くの期待が寄せられています。
これからも東名高速リニューアルと、新東名高速の早期全線開業に期待しましょう~