マルセイユタロットの小アルカナ(数カード)は、イメージを取りやすい風景や人物画ではないので、リーディングは大アルカナよりも難しいです。
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com
これを読むためにはバックグラウンドとして大アルカナを知っていることが前提となると同時に、小アルカナのエレメントや数の成長、描かれている絵を詳細に検証することにより、大アルカナへの造詣が深まるという側面もあります。
大アルカナが魂・意識といった繊細な領域を反映するのに対し、小アルカナは思考や感情・肉体といった自我の側面を反映します。魂と自我をどのように調和させるのかが人間の課題なので、この2つを連動させて読むことができると、具体的で行動への指針も明確に示すことができるようになります。
読み方が難しいと耳にしたので、きょうはマルセイユ版小アルカナを学んでいる方への簡単レッスンです
STEP
なぜそのエレメントが出たのか?
ということを思い出しましょう。
出てきた小アルカナは、質問した内容に対して必要なエレメントを示唆しています。
考え方、感情、ニーズ、物質面、いずれかのエネルギーが滞っているまたは足りないことを教えてくれます。
ソードなら知識や考え方を発展させる必要があるのかもしれない。ペンタクルなら資金不足や健康面、生活の土台に見直すべきところがあるのかも?と考えてみます。
STEP
絵をよく観ること。
さっきも書いたように、小アルカナはまるで曼荼羅のようでありイメージを取りにくいです。それでも、1〜10までそれぞれのエレメントを並べてみるとかなり違っていることを発見するはず。
この「発見」を楽しんでください。そして絵から自分が受け取る印象を言葉にしましょう。
たとえば上記の図、左下のペンタクルの2。
「金運を上げるにはどうしたらいいですか?」という問いに対し、玉が2つリボンでつながれているのを見て「収入と収支のバランスをとる」と読まれた方がいました。小アルカナの意味やキーワードを知らなくても、絵から自由に読んでよいのです。
ここでについて振り返ると、金運アップに関してペンタクルが出た場合は、たとえばお金のブロック解除や神社参拝、風水や開運アイテムなどの心理的側面よりも、実際にお金を貯めたり増やすことにいまは取り組んだ方がよいこと、そのために収支を把握することや貯蓄、財形、投資の検討など現実的な対応が必要なことがわかります。
これがソード2なら、金運アップのための情報をとりあえずたくさん集めてその中から洗練されたものを選ぶとか、カップ2ならお金が入ってきたときに自分がどのような感情になるのかを想像したり(ここでネガティブなものが出てくるなら浄化が必要)、ワンド2ならお金をどんなことに使うとワクワクするかをリストにするなどが考えられます。(他にも読み方はあります)
STEP
数から必要なエネルギーを読む
数カードは1〜10まであり、各エレメントの成長段階が描かれています。どのステップも重要であり必要不可欠です。
たとえばアドバイスカードを引いて「2」が出てきたら、動くときではなく一旦立ち止まって準備するエネルギーに使ってみては?そのためにできることは何があるかな?ということをエレメントとあわせて読んでいきます。
そして前後の数との関連も大事です。タロット数秘における数のエネルギーを理解するのに、大アルカナの理解は必須です。
以上、ステップ1〜3までを
繰り返しアウトプットする練習をすることで
小アルカナをリーディングする
脳の回路ができてくるとおもいます
タロットを読むことは
自分のこころと対話すること。
このカードが出てきたから
こうしなくちゃ!というものではないので
リラックスして読むことも大事です。
小アルカナも含めて78枚の宇宙。
たくさんリーディングしてみてくださいね。
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