江古田駅【東京都】(西武池袋線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都練馬区南東部の複数の大学が集まる学生街に位置する西武池袋線の駅で、牛丼チェーン「松屋」の1号店が誕生した地、そして現在は西武鉄道と江古田駅周辺にある日本大学、武蔵大学、武蔵野音楽大学が連携する「江古田キャンパスプロジェクト」の一環で、2019年10月19日~2020年4月末までの予定で誰でも自由に演奏できるピアノ、いわゆるストリートピアノが改札内コンコースに設置されて話題になっている、

江古田駅 (えこだえき。Ekoda Station) です。
 
尚、駅の読みは「えだ」ですが、近隣にある都営大江戸線新江古田駅の読みは「しんえた」で、両社局で読み方が異なります。
ちなみに古くからの当地の地名「江古田」の読みは「えた」で、都営大江戸線の駅は地名に合わせた形ですが、西武の駅はなぜか「えだ」になりました。理由は不明だそうです。しかし、西武が現在の駅名になった1923年から都営駅が開業した1997年まであまりにも時間が長く、その間に当該地域では「えだ」の読みの方が主流になってしまったようです。

 

ちなみに、新江古田駅の記事は12月にUP予定です。それまではリンクできません。ご了承下さい。
 
 
駅名
江古田駅 (SI 04)
 
所在地
東京都練馬区
 
乗車可能路線
西武鉄道:池袋線
 
隣の駅
池袋方……東長崎駅
吾野方……桜台駅
 
訪問・撮影時
2019年11月
 
 

江古田駅の南口です。
江古田駅は地平駅で、南東方~北西方に駅が設置されています。2010年に橋上駅舎化されました。橋上駅舎は南北自由通路を兼ねています。
地平の駅前と橋上階との間には階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターが設置されています。
尚、江古田駅には南口側にも北口側にも駅前広場が設置されておらず、南口側に歩行者用の休憩スペースがあるのみです。ちなみに最寄りのバス停留所は南口から南へ約150mの千川通り沿いに設けられています。
そして階段の下には交番があります。
 
 

南口駅前の様子です。橋上階より南を望む。
駅前は市街地で、再開発は行われておらず道路は狭く雑然とした印象です。
昭和時代の私鉄駅前の雰囲気を残していて、かつ学生街の様相も呈しています。
駅前には複数の商店街が形成されています(東から旭丘文化通り商店会、江古田銀座商栄会)。
また、南口の西方約500mの場所には武蔵大学、武蔵高等学校、武蔵中学校があり、その向かい(北側)に武蔵野稲荷神社があります。
そして、南口から南へ約600mの場所には都営大江戸線の新江古田駅があります。
駅から離れると住宅街が広がっています。
 
 

こちらは北口です。
南口側と同じく橋上階とは階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターで結ばれています。
北口側にも駅前広場はなく、橋上駅舎の手前に幅員の狭い道路(日大通り)が線路と並行して通っています。
 
 

北口駅前の様子です。東を望む。
北口側も市街地で、やはり全体的に道路は狭いです。駅前には複数の商店街があります(西から栄町本通り「江古田ゆうゆうロード」、駅前通り、江古田市場通り、音大通り、日大通り)。こちら側も学生街として大学生を対象とした店舗が多く見られます。
また、北口のすぐ近くに浅間神社が、約100m東に日本大学芸術学部と大学院芸術学研究科(通称「日芸」)が、約500m北に武蔵野音楽大学江古田キャンパスがあります。
そして、北口から北西へ、「江古田ゆうゆうロード」を抜けた先の環七通り地下には西武有楽町線新桜台駅があります。
こちらも駅から離れると住宅街となっています。
 
 

また、北口から北西へ約200m、音大通りを少し入った所に牛丼チェーン店「松屋」の1号店(江古田店)があります。
1968年に1号店を開店し、現在に至るまで移転せずに同じ場所で営業を続けています。
その後「松屋」は規模を拡大し、今日では1,000店を超えるまで成長しました。
私が「松屋」のファンなので記事に入れさせて頂きましたw
 
 

橋上階2階にある改札の様子です。右奥が南口、左手前が北口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
改札口の右手前、若干離れた場所には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内に設置されています。
地平の各ホームとの間には階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターが設置されています。
そして改札口の左側(改札内)には西武系のコンビニ「トモニー(ファミリーマート)」がありますが、改札外に対しても売店形式で営業しています。
 
 

そして、改札内コンコースには2019年10月19日~2020年4月末までの予定でピアノ(ストリートピアノ)が設置されており、誰でも演奏できます(あまり下手過ぎたり遊びで使用すると退去されられるかもしれませんが)。
これは西武鉄道と江古田駅周辺にある日本大学、武蔵大学、武蔵野音楽大学が連携する「江古田キャンパスプロジェクト」の一環で、2019年10月19日に誰でも自由に演奏できるストリートピアノが改札内コンコースに設置されました。私の訪問時は子供が上手に演奏しており、多数の聴衆に囲まれていました。
また、改札内外ともコンコースの床面には楽譜をアレンジしたデザインの江古田PRが描かれています。
 
 

路線図、時刻表と一体になった建植式の駅名標です。他駅の例から電照式と思われます。
西武の標準デザインで、駅ナンバリングも併記されています (SI 04)。
 
 

江古田駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、ホームは池袋方(写真奥)でカーブしています。
各ホームとも10両対応ですが、現在江古田駅に停車する営業列車は8両編成のみで、現状は非常時の10両編成列車停車に対応している形です。
各停のみ停車駅にしてはホーム幅はが広いです。ホームドアは設置されていません。
かつては待避可能な8両対応の島式ホーム2面4線でしたが、ダイヤ編成上の都合、ホームを10両分に延伸する事が困難、駅舎改築用地の捻出、などの理由で待避機能は東隣の東長崎駅に新設され、当駅は待避線を撤去して相対式ホーム2面2線になりました。
右側(南側)ホームが1番線で下り所沢・吾野方面、左側(北側)ホームが2番線で上り池袋方面です。
各ホームとも上屋は池袋方の8両分のみ設置されています(8両編成の列車は全て上屋内に収まります)。
そして各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室が設置されています。
写真は池袋方を望む。
 
 

池袋方を望む。すぐ先に踏切があり、正面左手に日大芸術学部があります。
この先、右へカーブして住宅街の中を南東へ走り、豊島区へ入るとほどなくして東長崎駅へと至ります。
 
 

吾野方を望む。こちらもすぐ先に踏切があります。
この先、住宅街の中を西北西へ走り、環七通りをアンダーパスすると同時に左へカーブして高架区間になり、針路を西南西へ変えると桜台駅へと至ります。桜台駅手前で池袋線の直下(地下)を西武有楽町線が走るようになりますが、桜台駅に西武有楽町線の駅は設置されていません。桜台駅の北東側に西武有楽町線の新桜台駅がありますが、新桜台駅へは桜台駅からより江古田駅からの方が若干近いです。
 
 
あとがき
私が江古田駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。近くに大学が多い事から駅前は学生街の様相を呈しており、結構賑わっていました。
 
新宿駅からですと山手線外回り、埼京線、湘南新宿ラインで池袋駅まで行き、西武池袋線の各駅停車に乗り換えて当駅下車です。各停しか停車しないので要注意です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅まで行き、山手線の外回り(品川乗車)あるいは内回り(東京乗車)で池袋駅まで行きます。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニが複数あり、飲食店も南口駅前や南口側の千川通り沿いを中心にチェーン店を含めて複数あります。また、「松屋江古田店」(1号店)は北口駅前にあります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。西武池袋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は江古田駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:西武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)