東長崎駅【東京都】(西武池袋線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都豊島区西部の住宅街に位置する西武池袋線の駅で、豊島区最西端の駅である
東長崎駅 (ひがしながさきえき。Higashi-Nagasaki Station) です。
 
 
駅名
東長崎駅 (SI 03)
 
所在地
東京都豊島区
 
乗車可能路線
西武鉄道:池袋線 
 
隣の駅
池袋方……椎名町駅
吾野方……江古田駅 
 
訪問・撮影時
2019年11月
 
 

東長崎駅の南口です。北を望む。
東長崎駅は地平駅で、橋上駅舎を有しています。1964年に橋上駅舎化されましたが、2面4線への拡張に伴い2007年に現在の2代目橋上駅舎へと改築されました。
出入口上にある駅名表示は旧デザインに準じた書体(ナール?)で、時期が来れば現在のタイプに更新されると思われます。
地平と橋上階の間は階段、上りエスカレーター、エレベーターで結ばれています。
橋上駅舎の左手前には年季が入った建物の交番が設置されています。
尚、南口には小さな駅前広場が整備されていますが歩行者用のスペースになっており、自動車向けには手前の道路沿いに車1台分の停車スペースがあるのみです。バス停留所は都営バスの新宿駅西口行きが約300m南の南長崎通り上、練馬駅・練馬車庫行きが約400m南の目白通り上に設けられています。
 
 

南口駅前の様子です。南を望む。右背後に東長崎駅と駅前広場があります。
再開発は線路沿いの一部のみにとどまっており、その部分(写真左手前)にはスーパー「西友」が入居したマンションが建っています。
駅前から南へ延びる狭い道路沿いと左へ分岐する道路沿いには商店街「長崎銀座」が形成されています。
前述のバス停留所は写真奥方向への「長崎銀座」を進んだ先にあります。
駅から離れると住宅街が広がっています。一戸建て住宅も多く見られます。
駅南側にはこれといったランドマークはありませんが、約400m南西の目白通り沿いには「豊島区立南長崎はらっぱ公園」があります。
また、約800m南の目白通り地下には都営大江戸線落合南長崎駅があります。
ちなみに、故・手塚治虫氏をはじめ多くの著名な漫画家が居住していた「トキワ荘」の跡地は約1km南東になります(最寄駅は落合南長崎駅)。
 
 

こちらは北口です。南西を望む。
出入口は南口と類似のデザインです。橋上階とは階段、上りエスカレーター、エレベーターで結ばれています。
北口側も歩行者用の駅前広場が整備されていますが、こちらも自動車向けには背後を横切る道路沿いに車1台分の停車スペースがあるのみです。尚、北口側(駅周辺)にはバス路線が存在しません。
 
 

北口駅前の様子です。駅前広場より北を望む。左側に東長崎駅があります。
こちらも再開発はほとんど進んでいません。正面左の4階建てのビルは「東長崎西武ビル」で、1階にコンビニ「ファミリーマート」が、2階から4階には西武鉄道のグループ会社の事務所があります。ビルの裏手にはホームと並行する形で保線用の事業スペースが広がっています。
また、写真右奥(北)へ向かう狭い道路沿いには小さな商店街が形成されています。商店街左側にあるマンション「豊島ハイツ」内にはスーパー「東急ストア」が入居しています。西武の縄張りに東急のスーパーがあるとは、時代が変わりましたねぇw
そして駅から離れると一戸建て住宅主体の住宅街になります。
 
 

橋上階にある改札口の様子です。東長崎駅の改札口はこの1ヶ所です。左が南口、右が北口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内に設置されています。
地平にある各ホームとの間には階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターが設置されています。
そして、改札口の左手前(改札外のみ)には西武系のミニコンビニ「トモニー」があります。
ちなみに、駅構内の案内サイン類も2019年11月時点で旧デザインのままです。新駅舎になってすぐに新デザインが導入された事もあり、しばらくは旧デザインのままでしょうか? ある意味、十数年前の雰囲気を味わえる駅であるかもしれません。
 
 

1番線に設置されている路線図、時刻表と一体になった建植式の駅名標です。他駅の例から電照式と思われます。
こちらは西武の新デザインになっており、駅ナンバリングも併記されています(SI 03)。
 
 

東長崎駅は島式ホーム2面4線の地平構造で、南東~北西方向にホームが延びています。
右ホーム(南)が右から1番線、2番線で下り所沢・吾野方面、左ホーム(北)が右から3番線、4番線で上り椎名町・池袋方面です。
内側の2、3番線が主本線、外側の1、4番線が副本線(待避線)です。また、4番線の左側(北)には保線用の側線があります。
かつては島式ホーム1面2線で、上下線の外側に留置線を有していましたが、江古田駅の待避設備を当駅に移転する事になり、改良工事が実施され、2007年に橋上駅舎化、翌2008年に2面4線化されました。
当駅を発着する電車は現状では8両編成のみですが、緊急時に10両編成電車(優等列車)が臨時に使用する事を想定して、10両分の有効長となっています。ちなみに、「としまえん」の閉園、再開発に関係して豊島園駅において改良工事が行われる可能性もなきにしもあらずで、もしホームが10両分に延伸されれば池袋発着各駅停車の完全10両化が可能になりますね。
2019年11月現在、ホームドアは設置されていません。上屋は1、2番線が池袋方(写真奥)の8両分に、3、4番線が中央の8両分に設置されています(8両編成の列車は全て上屋の範囲内に収まります)。
そしてホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
また、当駅ではホーム上の案内サインも駅名標を除き旧デザインのものが使用されています。
写真は池袋方を望む。
 
 

池袋方を望む。
この先、左へカーブして住宅街の中を東南東へ走り、椎名町駅へと至ります。
 
 

吾野方を望む。すぐ先に上り線(右)から下り線(左)への片渡り線があります。上り3、4番線には吾野方(下り方)にも出発信号機があり、吾野方からの臨時列車、回送列車の折り返しに対応しています。一例として早朝に設定されている石神井公園発豊島園行きの定期回送列車が当駅で折り返して片渡り線で下り線に転線し、豊島園駅へと向かいます。
 
この先、住宅街の中を北西へ走り、都道420号と踏切で交差するとすぐに練馬区に入ります。その後も住宅街の中を走り、右手に日大芸術学部を見て左へカーブすると江古田駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が東長崎駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅自体は綺麗な橋上駅舎ですが、駅前は旧態依然とした風景で、そのミスマッチが印象的でした。駅前は結構栄えていました。
 
新宿駅からですと山手線外回り、埼京線、湘南新宿ラインで池袋駅まで行き、西武池袋線の各駅停車に乗り換えて当駅下車です。各停しか停車しないので要注意です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅まで行き、山手線の外回り(品川乗車)あるいは内回り(東京乗車)で池袋駅まで行きます。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニが複数ありますが、駅前に気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は「マクドナルド」「松屋」「CoCo壱番屋(ココイチ)」「ぎょうざの満洲」と、ラーメン・中華の「福しん」くらいでしょうか。地元発祥の「松屋」「福しん」は西武池袋線都内区間の駅前に多く見られます。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。西武池袋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は東長崎駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:西武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)