神戸駅【兵庫県】(東海道本線【JR神戸線】、山陽本線【JR神戸線】。2017年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

今回の【駅】コーナーは、神戸市中央区にある東海道本線【JR神戸線】と山陽本線【JR神戸線】の境界駅で、
貨物駅跡などを再開発した神戸ハーバーランドや湊川神社(楠公さん)にも近い駅で、神戸市の名目上の代表駅である、
神戸駅 (こうべえき。Kobe Station) です。

 


駅名
神戸駅 (JR-A 63)


所在地
兵庫県神戸市中央区


乗車可能路線
JR西日本:東海道本線【愛称:JR神戸線】、山陽本線【愛称:JR神戸線】


隣の駅
東海道本線   

東京方……元町駅  

 
山陽本線   

門司方……兵庫駅  

 
乗換可能駅
阪神電気鉄道:神戸高速線(元町方面西代方面)……高速神戸駅まで徒歩5分
阪急電鉄:神戸高速線……高速神戸駅まで徒歩5分
神戸市営地下鉄:海岸線……ハーバーランド駅まで徒歩3分


訪問・撮影時
2017年6月ほか

 

 

神戸駅の正面口に相当する北口です。駅舎は1931年の高架化の前年(1930年)に改築されました。
駅舎機能は高架下にあり、貴賓室なども備えた豪華な仕様でした。駅舎は近代化遺産の指定を受けています。
また、第2回近畿の駅百選にも選出されました。
そして、駅の高架下には商業施設「ビエラ神戸(中央改札の姫路方)」と「プリコ神戸(中央改札の大阪方)」があります。

 

 

駅前(北口側)の様子です。駅周辺はビル街ですが、商店は少な目です。湊川神社は北へ約300mです。
巨大な駅前広場があり、右側にはタクシープールが、左側には屋根の形が印象的なバスターミナルがあります。
駅前広場やバスターミナルの地下には地下街「デュオこうべ山の手(旧:サンこうべ)」があり、神戸駅からバスターミナルを経由して北側にある高速神戸駅との間を結んでいます。さらに高速神戸駅から新開地駅までの間(線路の上層階)には別の地下街「メトロこうべ」があります。

 

 

南口駅前の様子です。
昭和時代、駅前は湊川貨物駅や工場など港湾施設が中心で人通りは少なかったですが、これらの貨物駅跡や工場跡を再開発して1992年に新たな市街地「神戸ハーバーランド」が街開きしました。数多くの商業施設があり、観覧車もあります。2013年には「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」が開業しました。
また、こちら側にも一定の規模の駅前広場があり、その地下に神戸市営地下鉄海岸線のハーバーランド駅や、神戸駅とハーバーランドを結ぶ地下街「デュオこうべ浜の手」があります。

 

 

中央口改札の様子です。耐震補強工事と同時にレトロ調のデザインにリニューアルされました。
交通系ICカード『ICOCA』などに対応した自動改札機が並んでいます。いちばん右側の通路が有人改札です。
有人改札の右側に自動券売機があり、自動改札機の左側には『みどりの券売機』と『みどりの窓口』があります。
また、背後にはコンビニ「セブンイレブン」とJR西日本系の商業施設「プリコ神戸」があります。
トイレは改札内にあります。

 

 

駅名標です。JR西日本の標準デザインです。
JR神戸線のラインカラーとJR西日本のコーポレートカラーは一致しています。
尚、駅ナンバリングは導入されていますが (JR-A 63)、吊下式の駅名標には表示されておらず、柱にある縦型の駅名標にしか表示されていません。

 

 

神戸駅は古くからの神戸市、兵庫県の代表駅かつ日本最大級の路線である東海道本線と山陽本線の接続駅にもかかわらず島式ホーム2面、単式ホーム1面の計3面5線と、コンパクトな構造です。高架駅になっています。
左から単式ホームの1番のりば(上り外側線副本線)、あとは島式ホームで2番のりば(上り外側線本線)、3番のりば(上り内側線)、4番のりば(下り内側線)、5番のりば(下り外側線)の順で、かつては5番のりばの外側に留置線があります。
基本的に内側線に普通と快速が、外側線に新快速と特急が停車します(一部例外あり)。貨物列車は外側線を通過します。
ホーム有効長ですが、2番のりば~5番のりばは14両分あると思われます。1番のりばはやや短いです。上屋はホームの端から端まで設置されています。
写真は東京方を望む。

 

 

左側(西側)のホームは1番線ホームです。
現在は平日朝ラッシュ時に外側線を走行する上り快速が新快速を待避する際にのみ使用されます。それ以外の時間帯は閉鎖されます。
かつては神戸始発の東京方面への優等列車が主に使用していました。
尚、1番線ホームへのエレベーターは設置されていませんので、ご注意下さい。
写真は東京方を望む。

 

 

下りホーム5番のりばのやや東京方の側壁には、東海道本線と山陽本線の境界線(キロポスト)があります。
東海道本線の終点が京都や大阪だと思っている人は多いかもしれませんが、終着駅は神戸ですw
尚、神戸駅は東海道本線と山陽本線の境界駅ですが、路線愛称は双方向とも『JR神戸線(大阪~姫路)』で、正式路線名とは関係なく愛称が設定されています。

 

 

東京方を望む。正面には六甲山系の山並みがそびえています。
この先、山並みを避けるようにすぐに右へカーブします。そして高架区間で神戸の中心市街地を東へ走り、元町駅へと至ります。
この区間の高架下には「元町高架通商店街」(モトコー、元町高架下とも)があり、ディープな空間を創出しています。近年になり地主のJR西日本が耐震補強工事を理由に退去を打診するようになっており、存続の危機に瀕しているようです。耐震補強工事は2018年から始まっています。

 

 

門司方を望む。こちらもすぐに右へカーブします。
そして高架区間で市街地を南東へ走り、左手に柳原蛭子神社が見えてくるとほどなくして兵庫駅へと至ります。

 


あとがき
私が神戸駅で下車(乗車)したのは子供の頃から現在まで数え切れないほどあります。1995年に阪神・淡路大震災がありましたが、昭和時代から現在まで駅そのものはリニューアルされているものの大きな変化がなく推移している印象です。駅前は北口側こそ昭和後期からあまり変化がないものの、南口側は1992年に神戸ハーバーランドが街開きしたり、変化が大きいです。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で新神戸駅まで行き、神戸市営地下鉄西神・山手線に乗り換えて西神中央方面へ1駅、三宮駅で下車します。さらにJR神戸線の姫路方面の新快速、快速、普通列車に乗り当駅下車です。または東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線~JR神戸線の新快速または快速に乗り換えて神戸駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。


一方、大阪からですとJR神戸線の新快速または快速に乗り当駅下車です。昼間帯の大阪駅では先発の新快速または快速が神戸駅に先着しますが、快速と新快速の着時刻はほぼ同じです(快速がわずかに先着)。余裕で日帰り訪問できます。

 

食料・飲料について、駅構内や駅前にはコンビニが複数あり、飲食店もファストフード店を含めて駅前やハーバーランド内に多数あります。お金さえあれば飲食の心配は必要ありませんw 事前に用意しなくても大丈夫です。

 

東京からの到達難易度はやや高いですが、東海道本線・山陽本線【JR神戸線】を乗り鉄される際、または神戸へ所用または観光でお出かけの際は、ぜひ神戸駅でも途中下車(乗車)されてみて下さい!

 


(参考:Google地図、Wikipedia)