えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(市振~直江津) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

この記事は、JR時代に作成したものです  

 

イメージ 1
糸魚川駅にて2013年撮影。

 

今回は、北陸新幹線の金沢延伸開業時(2015年3月)に並行在来線としてJR西日本より経営分離された北陸本線の区間で、新潟県が主体の第三セクター鉄道・えちごトキめき鉄道により運営されている区間である
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(市振~直江津)です。
この区間は電化されていますが、他社から乗り入れてくる列車を除き気動車が使用されています。


 

イメージ 10
(Yahoo!地図を使用)

 

 
今回紹介の区間  

路線名   区間   営業キロ   備考  
えちごトキめき鉄道:日本海ひすいライン  市振~直江津  59.3km   (※1) 
(※1)直流・交流電化が混在。糸魚川~梶屋敷間のデッドセクションから直江津までが直流1,500V電化、その他は交流20,000V(60Hz)電化。  
(※)全区間複線、軌間1,067mm。  

  

  
北陸本線時代のデータです  

路線名   区間   営業キロ   備考  
北陸本線   米原~直江津   356.5km   全線複線、(※)直流・交流電化が混在  
(※)米原~敦賀と糸魚川~直江津が直流1,500V電化、その他は交流20,000V(60Hz)電化。  

  
  

踏破達成時   1999年3月  
撮影時   2007年~2009年  

  

  

イメージ 2
市振駅にて。三セク化されると、当駅が「あいの風とやま鉄道」と「越後トキめき鉄道」の境界駅となります。
海沿いにホームがありますが、防風壁により日本海を望むことはできません。
駅自体は無人駅で、駅周辺には小さな漁村があります。

 

市振を発車すると長い親不知トンネルに入りますが、昔は海沿いの旧線(現在は廃線)を走っていて、難所となっていました。


 

イメージ 3
親不知トンネルなど数本のトンネルを抜けると親不知駅ですが、海側には北陸自動車道と国道8号線の高架橋が立はだかり、海の眺望は望めません…。

 

親不知を発車するとすぐに子不知トンネルに入ります。トンネルを出てしばらくすると青海駅ですが、山側へは電気化学工業の専用線が分岐しています。青海からは郊外風景の平地を進み、姫川を渡ると大糸線と合流し、市街地に入ると糸魚川に到着します。


 

イメージ 4
糸魚川駅にて2013年撮影。当時は北陸新幹線の駅が建設中でした。
尚、名物の赤レンガ車庫は解体されてしまいました…。

 

糸魚川を発車後は住宅地の中を走ります。この間に交直セクションを通過して交流電化から直流電化に変わります。梶屋敷を過ぎると再び山が海まで迫った地形の海岸を走りますが、海沿いの国道8号線の沿道には民家がびっしりと並んでいます。


 

イメージ 5
梶屋敷~浦本の山側車窓です。北陸新幹線の高架橋が山側を通っています。


 

イメージ 6
一方、海側車窓を見ると、日本海のすぐ近くを走っていることがわかります。

 

浦本を過ぎると親不知付近と同様に新線区間に入り、長大トンネルをいくつか通ります。市街地から少し山側にある能生駅を過ぎると北陸本線第2の長さを誇る頚城トンネルに入ります。


 

イメージ 7
途中には、トンネル駅として有名な筒石駅があります。

 

頚城トンネルを抜けると名立で、ここも駅と海沿いの市街地が離れています。名立発車後もトンネルに入り、これを抜けると有間川です。


 

イメージ 8
有間川駅にて。旧線は海沿いを単線・非電化で走っていました。

 

有間川から谷浜までは海岸を進みますが、谷浜を過ぎると湯殿トンネルに入り、これを抜けると住宅地の中を走り、右側からの信越本線と合流して、まもなく直江津に到着します。


 

イメージ 9
直江津駅はJR東日本の管理駅で、普通列車はすべて乗り換えです。
特急『はくたか』はこの先信越本線~北越急行ほくほく線~上越線のルートで越後湯沢へ向かいます。
特急『北越』は信越本線をずっと走り、終着駅の新潟へ向かいます。

  

  
乗り鉄の注意点(主に富山~直江津。JR時代のデータです)  

富山~直江津間では特急『はくたか』『北越』が運転されています。
『はくたか』は概ね1時間に1本、『北越』は2~3時間に1本の割合で運転されています。
これらの特急列車は北陸新幹線の金沢延伸によって全廃となる予定です。

 

一方、普通列車については、終日概ね1~2時間に1本が運転されています。
車両は国鉄形の413系と475系(通常時は糸魚川以西)が活躍していますが、521系も2014年12月には糸魚川まで進出してくる予定です。三セク化されるとキハ122形ベースの気動車に置き換えられる予定です。

 

富山~直江津の所要時間は『はくたか』で70分前後(『北越』は75分前後)、普通列車で約2時間です。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
市振駅   あいの風とやま鉄道:あいの風とやま鉄道線 (富山・米原方面)  
糸魚川駅   JR西日本:北陸新幹線大糸線  
直江津駅   えちごトキめき鉄道:妙高はねうまライン (長野方面)  
直江津駅   JR東日本:信越本線 (長岡・新潟方面)。(北越急行:ほくほく線列車)   
  
(参考:Wikipedia)