えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン(妙高高原~直江津) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

この記事は、JR時代に作成したものです。  

  

  

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スイッチバック構造の二本木駅にて。普通列車で活躍している115系近郊形電車です。

  

今回は、北陸新幹線の金沢開業時に並行在来線としてJR東日本より経営分離された信越本線の区間で、新潟県が主体の第三セクター鉄道・えちごトキめき鉄道により運営されている区間である
えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン(妙高高原~直江津)です。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

今回紹介の区間  

路線名   区間   営業キロ  備考  
えちごトキめき鉄道:妙高はねうまライン  妙高高原~直江津  37.7km   (※1)  
(※1)全区間単線・直流1,500V電化。      

  

  
信越本線時代のデータです  

路線名   区間・営業キロ   備考  
JR東日本:信越本線  高崎~横川(29.7km)、篠ノ井~新潟(220.6km)  (※2)

(※2)1997年、横川~軽井沢は廃止・軽井沢~篠ノ井は「しなの鉄道」に転換。          

  

  

踏破達成時   2000年8月  
撮影時   2009年ほか  

  

  

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妙高高原駅にて。前回と同じでこのような写真しかなくてすみません…orz
長野~直江津間(75.0km)のほぼ中間地点にあります。
赤倉温泉や多くのスキー場などがあるリゾート地ですが、近年は鉄道利用者が減少しているようですね…。
かつてはJR西日本の『リゾート&シュプール』号も運転されていたのですが…。
また、妙高高原駅は北陸新幹線の延伸開業時に、並行在来線となる信越本線の長野県側(しなの鉄道北しなの線)と新潟県側(妙高はねうまライン)でそれぞれ運営する第三セクター鉄道会社の境界駅となりました。

  

妙高高原駅を発車すると、関川の谷を蛇行しながら下り勾配で北へ進みます。そして田園地帯へ出てしばらく進むと以前はスイッチバック駅だった関山に着きます。

  
  

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関山駅付近にて。山間部を走りますが、ここは米どころの新潟県。畑ではなく田園地帯が広がっています。

  

その後も下り勾配で農村部を進み、妙高市から上越市の中郷区(旧・中郷村)へ入って引き続き北上します。

  
  

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やがて住宅地へ入ると本線が右へ分かれ、こちらは平坦線を直進してスイッチバック駅の二本木に到着します。以前は駅西側にある日本曹達二本木工場への専用線があり、製品や原料の輸送が行われていました。

  
  

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二本木駅にて。スイッチバック駅で同じ方向へ電車が発車して行きますが、方面ごとに乗り場が決められているようです。

  

二本木を発車するとバックして本線を跨いで引き上げ線に入ります。そして方向転換して今度は本線へと入り、下り勾配で農村部を進みます。再び妙高市へと入り、山並みが遠ざかって住宅地、そして市街地へと入ると妙高市の中心部、新井に着きます。
新井を発車後は工場地帯を通った後田園地帯へと変わり、右手の国道292号線沿いにあるロードサイド店を見ながら走ります。そして北新井を過ぎると国道18号線をアンダーパスし、上越市へと入ります。引き続き田園地帯を北上し、矢代川を渡ると脇野田に着きますが、この脇野田駅の200m西方に、北陸新幹線の上越駅(仮称)が設置される予定で工事が行われています。そのため、在来線を西側へ移設する工事も並行して行われています。

  

尚、現在は新線へと移設されており、旧線の西側を走り上越妙高駅に到着します。

  
  

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脇野田駅にて。北陸新幹線の新駅設置に伴う線路移設により現駅は消滅する予定です。

  

脇野田(現・上越妙高)を発車後も田園風景の中を北上しますが、やがて住宅地へ入ると南高田、その後は昔ながらの市街地を走るようになり、高田に到着します。

  

尚、現在は新線へと移設されており、上越妙高を発車するとしばらくして旧線と合流し、やがて住宅地へ入ると南高田に着きます。

  
  

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高田駅にて。上越市高田地区(旧・高田市)の中心駅です。
駅周辺は高田城の城下町で、昔ながらの町並みが残っています。

  

高田を発車してしばらくすると市街地から田園風景へと変わりますが、すぐに住宅地へ入り北陸自動車道をアンダーパスすると上越市役所最寄駅である春日山に着きます。春日山を発車後は住宅地や田園の中を走り、国道8号線をアンダーパスすると右へカーブして左側からの日本海ひすいライン(旧・北陸本線)と合流し、市街地へと入り直江津に到着します。

  
  

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直江津駅にて。島式ホーム3面6線の構造で、橋上駅舎を有しています。
JR信越本線時代、長野方面の列車は3番線~6番線を使用していましたが、現在はどうなっているのでしょうか?

  
  

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直江津駅にて。上越市直江津地区(旧・直江津市)の中心駅です。
直江津は交通の要衛であるとともに港町で、毎月3と8のつく日には朝市「三・八の市」が開催されています。

  

また、北口駅前の「ホテルハイマート」が製造している駅弁も発売されていて、
鱈めし(たらめし)はおいしかったです。

  

(つづく)  

  

  

乗り鉄の注意点(JR時代のものです)  

今回紹介の区間は、長野新幹線の開業前は信越本線の特急『あさま』『白山』が走っていましたが、現在は普通列車のみの運転です。
普通列車は長野と直江津(上り1本のみ柿崎→長野)を結ぶ系統がメインで、一部は二本木・新井~直江津以遠の運転です。また、新井~直江津では新井と新潟とを結び、指定席・グリーン車指定席を連結している快速『くびき野』が運転されています(朝の下り1号のみ北新井、脇野田、南高田を通過)。485系6連が使用され、自由席もリクライニングシートなので、乗り得列車です。
そして長野~直江津の列車のうち3往復は、元『あさま』用の189系6連を使用した指定席連結の普通列車『妙高号』として運転されています(上り1本のみ快速列車として直江津~妙高高原を通過運転)。この列車も自由席がリクライニングシートなので、乗り得列車です。

  

運転本数は概ね1~2時間に1本ですが、快速『くびき野』などが運転されている新井~直江津では毎時1~2本程度になります。

  

使用車両は、快速『くびき野』が485系、『妙高号』が183系・189系で、その他は長野色や新潟色の115系電車が使用されています。

  

妙高高原~直江津の所要時間は概ね40分台後半~1時間です。直江津へ向かって下り勾配が続くからか、上り列車の方が所要時間が長い傾向にあります。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
妙高高原駅   しなの鉄道:北しなの線(長野方面)  
上越妙高駅   JR東日本:北陸新幹線(長野・東京方面)  
上越妙高駅   JR西日本:北陸新幹線(富山・金沢方面)  
直江津駅   JR東日本:信越本線(長岡・新潟方面)  
直江津駅   えちごトキめき鉄道:日本海ひすいライン(糸魚川方面)  
直江津駅   (北越急行:ほくほく線列車)  
  
(参考:Wikipedia)