今回の信越本線シリーズは、北陸新幹線の金沢開業時に並行在来線としてJR東日本より経営分離される区間で、しなの鉄道が運営を引き継ぐことに決定した長野~妙高高原です。
現在は「しなの鉄道北しなの線」です(2023年追記)。
(Yahoo!地図を使用)
今回紹介の区間
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
しなの鉄道:北しなの線 | 長野~妙高高原 | 37.3km | 単線・複線混在(※1) 直流1,500V電化 |
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
JR東日本:信越本線 | 高崎~横川(29.7km)、 篠ノ井~新潟(220.6km) |
横川~篠ノ井は廃止・転換 |
踏破達成時 | 2000年8月 |
撮影時 | 2009年ほか |
長野駅にて。主力の115系近郊形電車です。
長野駅の在来線ホームは島式ホーム3面5線を有しています。
長野駅の在来線ホームは島式ホーム3面5線を有しています。
長野を発車すると長野新幹線の回送線(将来は北陸新幹線の本線)と並走しながら市街地を北東へ走ります。右手に広大な長野総合車両センターを見て北長野を過ぎると、長野電鉄長野線をアンダーパスします。
長野~北長野にて。長野総合車両センターを見ながら走ります。
その後は左へカーブして新幹線をアンダーパスすると住宅地を走り三才、そしてリンゴ園の中を走り右手遠方に新幹線の車両基地を見渡しながら走ると再び住宅地へと入り豊野に到着します。
三才駅付近にて。リンゴ畑の中を走ります。
豊野駅にて。飯山線との分岐駅ですが、飯山線の列車は長野まで乗り入れています。
豊野を発車するとしばらく住宅地を走り、左へカーブして飯山線と分かれると農村風景へと変わり、続いて山間部へと入って行きます。
鳥居川の渓谷に沿って走ると長野市から飯綱町へと変わり、牟礼駅を過ぎると谷が開けて牟礼の町並みや田園風景などを見ながら走ります。その後は再び鳥居川の渓谷へと入り、山深い景色の中を延々と北上していきます。やがて信濃町へと入り谷が開けると古間、その後は農村風景の中を走り右手に市街地が見えると黒姫に到着します。
古間~黒姫にて。黒姫山(右の山裾しか写っていません…orz)や妙高山などを望みながら走ります。
黒姫駅にて。信越本線における長野県内最後の駅です。
野尻湖や江戸時代の俳人・小林一茶の旧宅、そして一茶の墓や記念館がある小円山公園への最寄駅です。
野尻湖や江戸時代の俳人・小林一茶の旧宅、そして一茶の墓や記念館がある小円山公園への最寄駅です。
黒姫を発車すると高原の風景の中を走りますが、上信越自動車道をアンダーパスした後は池尻川に沿って山間部を進み、トンネルを抜けると今度は関川に沿って走ります。関川の対岸に妙高温泉街が見えてくるとその関川を渡り、長野県から新潟県妙高市へと入ります。そして築堤区間から地平区間へと変わると妙高高原駅に到着します。
妙高高原駅にて。このような写真しかなくてすみません…orz
赤倉温泉や多くのスキー場などがあるリゾート地ですが、近年は鉄道利用者が減少しているようですね…。
また、妙高高原駅は北陸新幹線の延伸開業時に、並行在来線となる信越本線の長野県側と新潟県側でそれぞれ運営する第三セクター鉄道会社の境界駅になる予定です。
赤倉温泉や多くのスキー場などがあるリゾート地ですが、近年は鉄道利用者が減少しているようですね…。
また、妙高高原駅は北陸新幹線の延伸開業時に、並行在来線となる信越本線の長野県側と新潟県側でそれぞれ運営する第三セクター鉄道会社の境界駅になる予定です。
(つづく)
今回紹介の区間は、長野新幹線の開業前は信越本線の特急『あさま』『白山』が走っていましたが、現在は普通列車のみの運転です。
普通列車は長野と直江津(上り1本のみ柿崎→長野)を結ぶ系統がメインで、一部は篠ノ井・長野~豊野・妙高高原・新井の区間運転です。また、長野~豊野では飯山線の列車も運転されています。
長野~直江津の列車のうち3往復は、元『あさま』用の189系6連を使用した指定席連結の普通列車『妙高号』(上り1本のみ快速。但し妙高高原~長野は各駅に停車)として運転されています。この列車は自由席もリクライニングシートなので、乗り得列車であると言えます。
普通列車は長野と直江津(上り1本のみ柿崎→長野)を結ぶ系統がメインで、一部は篠ノ井・長野~豊野・妙高高原・新井の区間運転です。また、長野~豊野では飯山線の列車も運転されています。
長野~直江津の列車のうち3往復は、元『あさま』用の189系6連を使用した指定席連結の普通列車『妙高号』(上り1本のみ快速。但し妙高高原~長野は各駅に停車)として運転されています。この列車は自由席もリクライニングシートなので、乗り得列車であると言えます。
運転本数は概ね毎時1本ですが、長野~豊野では飯山線の列車が乗り入れる関係で毎時1~2本程度になります。
使用車両は、『妙高号』は前述の183系・189系で、その他は長野色の115系電車です。飯山線からの列車はキハ110系気動車です。
長野~妙高高原の所要時間は概ね40分~45分です。
乗換駅 | 乗換路線 |
長野駅 | JR東日本:北陸新幹線(【長野新幹線】東京方面、金沢方面) |
長野駅 | JR東日本:信越本線(篠ノ井方面)、(篠ノ井線列車) |
長野駅 | しなの鉄道:(しなの鉄道線列車) |
長野駅 | 長野電鉄:長野線 |
豊野駅 | JR東日本:飯山線 |
妙高高原駅 | えちごトキめき鉄道:妙高はねうまライン(直江津・新潟方面) |
(参考:Wikipedia)