北越急行ほくほく線(新潟県。2009年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2015年3月13日以前の内容をUPしています  

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越後湯沢駅にて。特急『はくたか』で活躍している北越急行所有の681系2000番台電車です。

  

今回は、新潟県中越地方の六日町駅から魚沼丘陵などを西へ進み、上越地方の日本海沿いにある犀潟駅までを結ぶ第三セクター鉄道路線で、
広域的には上越新幹線の越後湯沢と北陸本線の直江津を直結して首都圏~北陸地方を短絡する役割を担う路線、
北越急行ほくほく線を紹介します。

  

尚、来たる2015年春には北陸新幹線の長野~金沢が開業予定で、その際には北越急行経由の特急『はくたか』は廃止される可能性が濃厚です…。
北越急行には茨の道が待っていますが、新潟県内の都市間輸送や地域輸送が中心になってもますますの活躍を願っています。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
北越急行:ほくほく線 六日町~犀潟 59.5km  全線単線・直流1,500V電化。軌間1,067mm 
  
  
踏破達成時   2008年2月  
撮影時   2009年8月ほか  

  
  

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越後湯沢駅にて。
新幹線接続の特急『はくたか』全列車をはじめ、六日町方ではほくほく線の大半の列車が越後湯沢駅まで乗り入れます。

  

越後湯沢~六日町は上越線を走ります。北越急行の列車は途中駅ノンストップの列車が多いですが、一部は塩沢に停車します。

  
  

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六日町駅にて。線内列車は北越急行専用ホームに発着します。
尚、越後湯沢へ直通する列車はJRホームに発着します。

  

六日町を発車すると踏切を通過し、特急『はくたか』など上越線との直通列車が通る渡り線が合流すると左カーブしながら高架へと上がり、上越線と分かれます。その後は田園地帯を北進し、更に左へカーブして関越自動車道をオーバーパスすると魚沼丘陵駅に着きます。

  
  

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(後方展望)魚沼丘陵駅にて。周囲には田園風景が広がっています。

  

魚沼丘陵駅を発車後はすぐに魚沼丘陵を東西に貫通する延長10.472kmの赤倉トンネルへと入ります。トンネル入口を少し過ぎると上越新幹線と立体交差しますが、新幹線もトンネル区間となっています。その後はトンネル内で笠置山南部の清水峠を越えて新潟県・南魚沼市から十日町市へと変わり、トンネル内にある赤倉信号場を過ぎてしばらく進むとトンネル駅である美佐島に着きます。
美佐島を発車後もトンネル内を走りますが、ようやくトンネルを出ると「しんざ」駅に着きます。

  
  

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(後方展望)しんざ駅を発車後は左へカーブしながら住宅地を高架線で走り、やがて右側から接近してきた飯山線をオーバーパスして並走すると十日町に到着します。

  
  

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(後方展望)十日町駅にて。島式ホーム1面2線の高架駅で、東側の地上には飯山線の駅が併設されています。
市街地は駅東側に広がっています。

  

十日町を発車すると地上へ下り、そのまま地下トンネルへと入って住宅地の地下を右へカーブしながら走ります。

  
  

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(後方展望)トンネルを出ると信濃川を渡りますが、すぐに河岸段丘へと差し掛かり、薬師峠トンネルへと入ります。トンネル内には薬師峠信号場があります。薬師峠トンネルを出た後も長短のトンネル区間が続き、山間部を西へと進みます。やがて車窓右手に住宅地が見えてくると、まつだい駅に着きます。

  

まつだい駅を発車後は鍋立山トンネルへと入り、儀明信号場を過ぎると上越市へと変わり、トンネルを出ると「ほくほく大島」駅に着きます。その後は保倉川を渡り、深沢・霧ヶ岳の2つのトンネルで山間部を貫き、やがて山あいの田園地帯を走るようになると虫川大杉に着きます。

  
  

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虫川大杉駅付近にて。トンネルを出ると山あいの農村風景を見ながら走ります。
この付近は豪雪地帯で、冬の降雪・積雪はもの凄いです。

  

虫川大杉を発車後は有島トンネルを抜け、右へカーブしながら住宅地へ入ると保倉川を渡り、うらがわら駅に到着します。

  

うらがわら駅を発車すると田園地帯を進んだのちにトンネル区間となり、長短2つのトンネルを抜けると大池いこいの森に着きます。その後は右手に山あいの田園風景を見ながら北西へと走り、短いトンネルを抜けると頸城平野(高田平野)の田園風景が広がり、くびき駅に着きます。

  
  

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くびき駅を発車後は広大な田園地帯を高架線で北西へと走り、やがて丘陵地へと入り北陸自動車道をオーバーパスすると左へカーブして、右側から来る信越本線の上下線の間へと入って地上へと下り、踏切を通過して終点の犀潟に到着します。

  
  

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犀潟駅にて。中間駅のような様相ですが、当駅を始終着とする列車も設定されています。

  

JR乗り入れ列車は犀潟を発車後、信越本線へと入り直江津まで走ります。全列車が黒井駅を通過します。

  
  

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直江津駅にて。普通列車で運用されているHK100形です。
尚、犀潟方でも、ほくほく線のほとんどの列車が直江津駅まで、特急『はくたか』はさらにJR西日本の北陸本線へ乗り入れます。

   

  

乗り鉄の注意点(2015年3月13日以前のデータです)  

ほくほく線では越後湯沢と金沢方面を結ぶ特急『はくたか』がほぼ毎時1往復の割合で運転されています。北越急行線内でも特急料金が必要ですが、ほくほく線内から直江津や越後湯沢まで特急に乗る場合は特急料金がJRとの合算により割高となりますので注意が必要です。

  

一方、運賃のみで乗車可能は快速列車(越後湯沢~直江津)が計2往復、普通列車(越後湯沢・六日町~まつだい・虫川大杉・犀潟・直江津)は1~2時間に1本の割合での運転です。尚、普通列車も含めて、乗入先のJR線内では快速運転となります。

  

使用車両ですが、特急『はくたか』はJR西日本の681系、683系の北越急行版である681系2000番台、683系2000番台です。快速・普通はHK100形で、トンネル内で天井がプラネタリウムのようになるHK100形100番台『ゆめぞら』も運用されています。

  

越後湯沢~直江津の所要時間ですが、特急『はくたか』は、ほくほく線内で160km/h運転することもあり最速45分です。また快速は概ね1時間10分台です。
尚、六日町~犀潟の普通列車での所要時間は概ね1時間前後ですが、待避の回数により所要時間にばらつきがあります。

  

北越急行では『青春18きっぷ』は使用不可ですが、北越急行でも使用できるJRの企画きっぷが一部あります。詳しくは各企画乗車券の案内をお読み下さい。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
六日町駅   JR東日本:上越線 (特急・快速・一部の普通は越後湯沢駅まで直通運転)  
六日町駅   八海山ロープウェー (山麓駅まで路線バスで約30分)  
十日町駅   JR東日本:飯山線  
犀潟駅   JR東日本:信越本線(柏崎方面)  
(直江津駅)   えちごトキめき鉄道:妙高はねうまライン(長野方面)  
(直江津駅)   えちごトキめき鉄道:日本海ひすいライン(糸魚川方面)  
  
(参考:Wikipedia)