筑豊本線(その2・折尾~桂川【福北ゆたか線】) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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折尾駅にて。817系電車です。

  

筑豊本線シリーズの第2回目は、2001年に電化されて、篠栗線とともに【福北ゆたか線】として都市近郊路線にふさわしい姿となった、
折尾~桂川【愛称:福北ゆたか線】を紹介します。

  

尚、黒崎~折尾~東水巻を結ぶ短絡線は、別途UP予定です。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR九州:筑豊本線  若松~原田  66.1km   黒崎~東水巻の短絡線を除く   

  

  

今回紹介の区間  

区間   営業キロ  備考  
【福北ゆたか線】折尾~桂川  34.5km   単線・複線混在(※1)。交流20,000V(60Hz)電化  
(※1)折尾~飯塚(28.6km。折尾~東水巻の一部は単線)は複線区間。     

  
  

踏破達成時   2001年1月  
撮影時   2011年10月  

  

  

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筑豊本線の折尾駅は地平にあり、相対式ホーム2面2線の構造です。若松方面【若松線】への気動車もここから発着しています。
ホーム北側には鹿児島本線がオーバーパスしています。折尾駅は日本で最初の立体交差駅として有名です。

 

折尾を発車すると一時的に単線になりますが、左側から来る黒崎からの短絡線と合流すると複線に戻ります(短絡線は複線)。以後は住宅地を南下しますが、丘陵地帯へ入ると福岡県北九州市八幡西区から水巻町へと変わります。


 

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(下り線の列車内より、やや若松方を向いて撮影)
その後は住宅地へと入り、上下線が一時的に大きく開きます。これは、石炭輸送が隆盛を極めていた複々線時代に(現在は2線が撤去されて複線化)、若松からの複線と黒崎からの複線を線路別複々線から方向別複々線へと入れ替えていた立体交差の跡地です。

 

そして上下線が合流する地点に設置された東水巻に着きます。
東水巻を発車後はすぐに中間市へと変わり、田園地帯を走りますが、やがて市街地へ入ると中間に到着します。

 

中間を発車すると右へカーブして、直進する香月線の廃線跡と分かれます。


 

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その後は遠賀川を渡り、左へカーブしつつ筑前垣生(ちくぜんはぶ)に着きます。

 

筑前垣生を発車後は丘陵地を走ってから田園地帯へと入り、左へカーブすると鞍手町へと変わります。その後も田園風景を見ながら走り鞍手に着きます。


 

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鞍手を発車後は直方市へと変わり、引き続き田園地帯を南下します。そして山陽新幹線と九州自動車道をアンダーパスすると筑前植木に着きます。

 

筑前植木を発車後は住宅も増えてきて、犬鳴川を渡って新入を過ぎると次第に市街地へと入り、直方(のおがた)に到着します。


 

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(平成筑豊鉄道のホームより撮影)直方駅には車両基地が併設されていて、817系などの車両が留置されています。

 

直方を発車すると平成筑豊鉄道伊田線の複線と並走しながら市街地を南下します。見た目は複々線です。伊田線のみ駅がある南直方御殿口を過ぎると右へカーブして伊田線と分かれます。その後は右側から山が迫ってきて小竹町へと変わり、勝野に着きます。
勝野を発車後は田園風景の中を南下するようになり、遠賀川に沿って南下すると小竹に到着します。

 

小竹を発車すると住宅地を走り、飯塚市へと変わります。


 

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そして遠賀川を渡ると農村部を進み、鯰田に着きます。

 

鯰田を発車後は起伏のある住宅地を走り、浦田を過ぎると市街地へと入って新飯塚に到着します。


 

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新飯塚を発車すると後藤寺線が左へ分かれ、遠賀川を渡ります。その後は田園地帯を経て再び市街地へと入り飯塚に到着します。ここまで複線区間が続いていましたが、飯塚~桂川~原田は単線区間になります。


 

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飯塚を発車すると田園も見られる住宅地を南下し、左に大将陣山が迫ってくると天道に着きます。

 

天道を発車後は桂川町へと変わり、泉河内川を渡ってからはトンネルを潜って国道200号線をアンダーパスして、以後は右手に山を見ながら走ります。やがて住宅地へ入ると右へカーブして桂川(けいせん)に到着します。


 

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桂川駅にて。ここから先は筑豊本線の原田方面【原田線】篠栗線【福北ゆたか線】に分かれますが、現在は折尾方面~篠栗線の福北ゆたか線ルートがメインになっていて、原田線は支線的扱いになっています。

  

(つづく)  

  

  
乗り鉄の注意点  

今回の区間では普通列車の他に快速も運転されていますが、快速の通過駅は勝野のみです。
また、ホームライナー的な特急『かいおう』が運転されていて、直方発博多行きが朝方に2本、博多発直方行きが夜間に2本の運転です。

  

運転系統は、折尾方では一部が若松または短絡線経由で黒崎方面へ直通し、桂川方ではほぼ全列車が篠栗線へ直通しています。
若松~直方、折尾~直方・新飯塚・博多、直方・新飯塚~博多、飯塚→折尾をはじめ、
折尾の短絡線経由で門司港・小倉・黒崎~直方・飯塚・桂川・博多(飯塚は着列車のみ、桂川は発列車のみ)の系統もあり、多岐にわたっています。
データイムは約半数の列車が直方で系統分断されています。

  

データイムの運転本数は、折尾~直方では毎時3本、直方~桂川では快速毎時2本と普通毎時1本です。尚、黒崎へ直通する列車は毎時1本です。また、ラッシュ時は若干増発されます。

  

使用車両は、特急『かいおう』が787系、普通・快速が813系、817系をはじめラッシュ時を中心に415系も使用されています。若松直通列車は主にキハ40系が活躍しています。

  

普通列車での所要時間は、折尾~直方が約20分、直方~桂川は30分弱です。快速での直方~博多の所要時間は57~58分です。

  

最後に、短絡線経由の列車も折尾駅に停車しますが、ホームのある鷹見口は筑豊本線の本線や鹿児島本線の折尾駅とは別の場所(東口改札を出て駅前広場の反対側にある「丸和」の左側)にあり、改札外連絡となるので注意が必要です。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線
折尾駅   JR九州:筑豊本線【若松線】(若松方面)  
折尾駅   JR九州:筑豊本線【福北ゆたか線】黒崎~東水巻の短絡線(鷹見口迄徒歩3分)  
折尾駅   JR九州:鹿児島本線  
東水巻駅   JR九州:筑豊本線【福北ゆたか線】(黒崎~東水巻の短絡線)  
直方駅   平成筑豊鉄道:伊田線。筑豊電気鉄道:筑豊電気鉄道線(筑豊直方駅迄徒歩15分)  
新飯塚駅   JR九州:後藤寺線  
桂川駅   JR九州:筑豊本線(【原田線】原田方面)篠栗線【福北ゆたか線】(博多迄直通)  
  
(参考:Wikipedia)