![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/d7/58/j/o0500037514425303952.jpg?caw=800)
塗色から丸ノ内線用車両と間違えてしまいそうですが、種車は銀座線2000形です。
【踏破後、廃線…】の第23回目は、2002年1月に乗りつぶしをして、2005年3月31日の運転を最後に廃止となった日立電鉄の路線、
茨城県の日立電鉄線です。
茨城県の日立電鉄線です。
会社名、路線名から推測できるように、日立電鉄は日立製作所の子会社でした。廃止の理由は「橋梁などの設備更新の経費がかさむこと」などでした。また、沿線には日立製作所や関連工場をはじめ工場が多く、通勤定期客の割合が高かったのですが、バブル崩壊後にリストラが実施されて沿線人口減、通勤客減を招き、廃止の一因となりました。
尚、今回も写真が少なく、めちゃめちゃな写真しかありませんが、何卒ご了承願います。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/c2/79/j/o0640048014425303975.jpg?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
日立電鉄:日立電鉄線 | 常北太田~鮎川 | 18.1km | 2005年4月1日廃止 |
(※)線籍上は大甕を境に常北太田方と鮎川方の2路線に分かれていたが、どちらの路線も『日立電鉄線』でした。
踏破達成時 | 2002年1月 |
撮影時 | 現役時2004年5月 |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/e2/fd/j/o0500037514425303996.jpg?caw=800)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/41/2e/j/o0500037514425304021.jpg?caw=800)
また、ホームは長く、終端方は留置線として使用されていました。
常北太田を発車すると左へカーブして市街地を出て田園地帯へと進み、里川を渡ると小沢に着きます。その後も田園風景の中を走りますが、左側から丘陵が迫ると常陸岡田に着きます。
常陸岡田を発車後も長閑な農村風景の中を走り、川中子を過ぎると茨城県・常陸太田市から日立市へと変わり、常磐自動車道をアンダーパスします。その後は有名な撮影地であった大橋高架橋を通り、地平へ戻ると大橋に着きます。
大橋を発車後も長閑な風景の中を走りますが、茂宮を過ぎると左から断崖が、右から茂宮川が迫り、険しい場所を走ります。そして南高野発車後は常磐線をアンダーパスして海側へ出て、左へカーブしながら住宅街を進むと車両基地のある久慈浜に到着します。
久慈浜を発車すると上り勾配で住宅街の中を進み、勾配を上り切ると常磐線をオーバーパスして山側へ出て、常磐線との接続駅である大甕(おおみか)に到着します。
常陸岡田を発車後も長閑な農村風景の中を走り、川中子を過ぎると茨城県・常陸太田市から日立市へと変わり、常磐自動車道をアンダーパスします。その後は有名な撮影地であった大橋高架橋を通り、地平へ戻ると大橋に着きます。
大橋を発車後も長閑な風景の中を走りますが、茂宮を過ぎると左から断崖が、右から茂宮川が迫り、険しい場所を走ります。そして南高野発車後は常磐線をアンダーパスして海側へ出て、左へカーブしながら住宅街を進むと車両基地のある久慈浜に到着します。
久慈浜を発車すると上り勾配で住宅街の中を進み、勾配を上り切ると常磐線をオーバーパスして山側へ出て、常磐線との接続駅である大甕(おおみか)に到着します。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/c3/63/j/o0500037514425304047.jpg?caw=800)
見えづらいですが、改札口の奥に2000形車両が停車しています。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/16/2c/j/o0500037514425304074.jpg?caw=800)
大甕を発車すると再び常磐線をオーバーパスして海側へ戻り、起伏のある住宅地の中を水木、大沼と進み、常陸多賀駅に近い河原子に着きます。この区間は高台を走っていて、交差する道路越しに僅かに太平洋を見ることができました。
河原子を発車後は日立多賀テクノロジーの工場の東側を北上し、桜川を過ぎても日立製作所の事業所の東側を北上すると左側から接近してきた常磐線に寄り添い、ほどなくして終点の鮎川に到着します。
河原子を発車後は日立多賀テクノロジーの工場の東側を北上し、桜川を過ぎても日立製作所の事業所の東側を北上すると左側から接近してきた常磐線に寄り添い、ほどなくして終点の鮎川に到着します。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/50/2a/j/o0500037514425304108.jpg?caw=800)
また、すぐ西側(写真左側)を常磐線が通っています(2004年当時の写真なので415系鋼製車が走っています)が、駅はありません。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/94/fb/j/o0500037514425304133.jpg?caw=800)
国道を渡って少し東へ進むと太平洋を見ることができます。
尚、鮎川駅は前述のようにJR駅と連絡しておらず、また日立駅まで3kmほどあるため、中途半端な感じでした。もし日立駅まで線路が延びていたら日立電鉄線の状況は少し変わっていたかもしれません…。
私が、日立電鉄線に乗車したのは2002年1月と2004年5月の2回です。2004年は廃止が決定してから乗りに行きました。時間帯の要因もあるかもしれませんが、どちらの乗車時も乗客が少なかったです…。常北太田~大甕は都市間輸送も担っていただけに何とかなったかもしれませんが、大甕~鮎川は常磐線と並行していることや日立駅まで路線が達していないことから利用状況は深刻だったかもしれません。まぁ、仮に日立駅まで路線が達していたとしても、常磐線に新たな中間駅が設置されてしまうとジ・エンドだったかもしれませんね…。
なお、現在の代替交通機関は日立電鉄交通サービスによる路線バスが運行されています。また、久慈浜駅~大甕の一部区間のの廃線跡はBRT専用道として整備され、『ひたちBRT』として大甕駅~日立おさかなセンターを結ぶ系統が走行しています。
接続駅 | 接続路線 |
常北太田駅 | JR東日本:水郡線【常陸太田支線】 (常陸太田駅まで徒歩5分) |
大甕駅 | JR東日本:常磐線 |
(参考:Wikipedia)