筑豊本線(その3・桂川~原田【原田線】) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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原田駅にて。キハ31形気動車です。

  

筑豊本線シリーズの第3回目は、2001年に電化された折尾~桂川の【福北ゆたか線】区間に対して、全区間が単線非電化のまま残っているローカル線区間、
桂川~原田【愛称:原田線】を紹介します。

   
   

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR九州:筑豊本線  若松~原田  66.1km   黒崎~東水巻の短絡線を除く  

  

  

今回紹介の区間  

区間   営業キロ  備考  
【原田線】桂川~原田  20.8km   全区間単線・非電化  

  

  

踏破達成時   2001年8月  
撮影時   2009年10月ほか  

  

  

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桂川駅にて。筑豊本線の原田方面【原田線】と篠栗線【福北ゆたか線】は乗換です。現在は折尾方面~篠栗線の福北ゆたか線ルートがメインになっていて、原田線は支線的扱いになっています。

  

桂川(けいせん)を発車するとすぐに穂波川を渡り、福岡県・桂川町から飯塚市へと変わります。そして左へカーブして篠栗線【福北ゆたか線】と分かれます。

  
  

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その後は長閑な田園風景の中を西南西へ進み、やがて住宅地へ入ると上穂波に着きます。


 

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上穂波を発車後は左右から山並みが迫り、穂波川の谷を国道200号線と並走しながら上り勾配で南へ走ります。

 

やがて谷が広がり住宅地に入ると筑前内野に着きます。


 

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(後方展望)筑前内野駅にて。
かつては交換可能でしたが、現在は1面1線化されています。
また、長いホームと構内が幹線時代を彷彿させてくれます。

 

筑前内野を発車すると再び山間部へと入り、国道200号を2度アンダーパスすると全長3,286mの冷水トンネルへと入ります。トンネル内で筑紫野市へと変わり、トンネルを出るとしばらく国道200号と並走しながら走ります。


 

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そして右へ左へカーブしながら下り勾配で山間部を進み、やがて田園の見られる平地へ出たのちに住宅地へ入ると筑前山家(ちくぜんやまえ)に着きます。


 

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筑前山家駅にて。かつては西鉄北九州線の路面電車が保存されていましたが(600形621号、323形324号)、現在は撤去されて西鉄バスのいすゞBU15Dが静態保存されています。

 

筑前山家を発車後は筑前町へと変わり、田園と住宅の混在した風景の中を南西へ走ります。


 

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再び筑紫野市へと戻ると宝満川を渡り、続いて西鉄天神大牟田線をオーバーパスします。

  

その後は丘陵地の森の中へと入り、主に左へカーブしながら進むと左手に住宅地が見えてきて、右から来た鹿児島本線に寄り添うと終点の原田に到着します。


 

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原田駅は3面5線を持つ比較的規模の大きい駅です。原田線の列車は1番のりば又は切り欠き式の0番のりばを使用します。
原田線→鹿児島本線の乗換については鹿児島本線の列車本数が多いので時刻を調べなくても大丈夫ですが、逆に鹿児島本線→原田線の乗換については原田線の列車本数が少なすぎるので事前に時刻の確認が必須です。

  

  
乗り鉄の注意点  

今回の区間は普通列車のみの運行で、全列車が桂川~原田の折り返し運転です。
本数は8往復(他に土休日に臨時列車扱いで1往復)のみと少なく、平日データイムは4~5時間ほど間隔が開く場合があるので要注意です。
かつては博多をショートカットする格好で寝台特急『あかつき』などが通過していましたが、今や超閑散ローカル線となってしまいました…。

  

使用車両は、単行運転が可能なキハ31形の独壇場です。車内は転換クロスシートです。

  

桂川~原田の所要時間は、27分~29分です。ダイヤが合えば飯塚方面~鳥栖方面はスピーディに移動できます。

  

最後に、原田線はICカード『 SUGOCA 』のエリア外ですが、桂川~原田で途中下車しなければ『 SUGOCA 』を利用可能です。途中駅では『 SUGOCA 』は利用できません!

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
桂川駅   JR九州:筑豊本線(【福北ゆたか線】折尾方面)篠栗線【福北ゆたか線】   
原田駅   JR九州:鹿児島本線  
  
(参考:Wikipedia)