【余裕だもん
周りを見て知る
危機感ゼロ】by意識低かった
小学校入試本番。
親の仕事はまだある。
学校へ提出する
「子供の性格について」の手書き用紙
どんなペンで挑みますか?
みつご事件簿
・
「えんぴつ!?」
三つ子 6歳
(夫)
今日ね、万年筆もらったんだよ。
ママにあげる。
これすごーく書きやすいんだよ。
まま、日記かいているでしょ。
これ、使ったら?
ありがと。
万年筆なんて使ったことなかったよ。
(夫)
クロスっていうんだよ。
(私)
へー。
モンブランなら聞いたことあるなあ。
(元ばぶるOL ブランド知識は植え付けてある)
さらさらさら。
いいね、書きやすい。
ブルーインクの万年筆。
小学校入試の書類もブルーでいいかな?
黒か、青って書いてあるし
ま、いっか。青で。
・
2005年 12月15日
・
筑波大附属小学校入試
2次試験当日
注意事項が終わり、
子どもは教室に残る
ちょっと緊張気味の
次男海(かい)・3男空(そら)
ばいばーい。
父兄は大きな体育館へ移動。
広い体育館に紺のスーツ姿の
お母さまたち着席
A4の紙が配られる。
「子どもの性格について」
(先生)
「それでは、こちらにご記入ください。
1時間後に回収いたします。
お子様たちの試験が終わるまで
こちらでお待ちください」
それでは、どうぞ。
ばさばさばさ
紙を開く音が響き渡る。
うわ。
なんか大学入試みたいだ。
わたしも、
下書き用に
ちゃーんと用意してきたもんねー。
この青いサインペン
使いやすいもんねー。
記入スタート
あ。字、間違えちゃった。
ま、いっか。
15分で記入終了。
できたー。
ふと、隣のお母さんを見る。
まだ書いている?
ん?
鉛筆で書いてる。
へ?
後ろを振り返る。
(カンニングではない)
みな鉛筆を持っている。
あれ?鉛筆指定だっけ?
いや、ちがうよね。
下書きだ!
間違えないように下書きしてるんだー
ぎょえ。
気合が違うね。
間違えちゃったもんなー。字。
直せないし・・。
ま、いっか。
あと40分も待つのかあ。
暇だ。
海(かい)と空(そら)、
いまごろザリガニ触っているかな?
運動はクマ歩きが出たかな?
この部屋あったかいなー。
眠くなってきたな・・。
寝る。
(先生)
「はい。それでは。お時間です。」
目が覚める。
あー。よく寝た。
後ろの方から紙を回してください。
はいはい。
ん?
みーんな黒い字
私だけだよね。
青い字。
いいんだよね。黒か青なら・・・。
でもなあ、やっぱり黒が良かったのかなあ。
落ちたら、
私のペンの色のせいかなあ。
一次試験の柄ガラポンで、
はずれたたママたちの
「私の、くじ運のないせいで、
抽選に落ちてしまいました・・・。」
と、いう言葉を思い出す。
青い字で落ちるくらいだったら、
もともと縁がなかったんだろうな。
と思いながら、
ちょっと反省。
親はいろんなところで、
責任感じちゃう生き物だ。
さて、子供たちのテストも終わり、
お教室へ戻る。
つづく
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