道の駅紀宝町ウミガメ公園 にやってきました。
ここは8時半のオープンですから既に開いています。
そして、昨日一日中降り続いた雨が嘘のように、今日は朝から上天気です。
国道42号沿いに、この目立つウミガメのモニュメントがあります。
道の駅の前の熊野灘 “井田海岸” には毎年5月下旬から8月上旬にかけて “アカウミガメ” が産卵にやってくるのです。
“南牟婁郡紀宝町” では全国で初めて “ウミガメ保護条例” が制定され、ウミガメ保護監視員の皆さんが海岸のパトロールを実施しています。
道の駅は中央に道の駅本体の建物があり、左手青い部分は “ウミガメ資料館” と “ウミガメプール” です。
道の駅本体を拡大するとこのようになっています。
中央入口から入って右手、情報提供休憩コーナーに道の駅スタンプはありました。
スタンプは先客がありました。(笑)
ここは2階が軽食コーナー、3階は展望テラスになっています。
1階の物産館にはさすがにまだお客は少なく、果物類の運びこみや陳列をやっている最中でした。
この時間、まだ9時前なのでがらんとしていますが、午後から再び立ち寄った時には駐車場はほぼ満杯、お店の中もごった返しの状態でした。
国道から入った左手には、先程紹介した “ウミガメ資料館” があります。
そして更にその先にあるのが “ウミガメプール” です。
こちらは9時からなのでまだ開いていません。
でもせっかくここまで来てウミガメを見らずに帰る訳にはいきませんから、午後からの帰路にもう一度立ち寄りました。
それがこちらの写真です。
ウミガメ資料館は資料の他、ウミガメグッツを販売しており、こんなバカでっかい “オサガメ” のはく製があります。
ガラスケースの上に乗っている普通のウミガメと比べてその大きさが分かりますね。
そしてウミガメプールの方へ行ってみると ・・・・・。
ウミガメが跳ねるとバシャ、と水しぶきがかかります。
ここには直径6mと3mの大小二つの水槽があります。
写真はありませんが、階段を下りて行くと水槽の中を横から見ることもできます。
アカウミガメは一度に120個ほどの卵を産みます。
産んだあとには丁寧に砂をかけて覆い、卵を狙う鳥たちを欺く為に、他の場所にも穴を掘るのだそうです。
産卵から60日前後で卵を割って子ガメが生まれます。
地中から這い出すのに3日から7日もかかり、地上に出ると一目散に海に向かって走ります。
海に出た子ガメは黒潮にのって餌の豊富なカリフォルニア沖を目指します。
再びそのウミガメが日本に戻ってくるのは10年から20年後であり、無事に大人になれる子ガメは5000匹の内の1匹なのだそうです。
壮大な命の営みに、神秘さを感じます。