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live , lifework.

音楽と言葉といきるひと。ライブの「きかくやさん」だったこともあったなあ。

すきな音楽家はたくさんいて、
いちばんとかはあんまり決めていないのだけれど

おんなのひと、に限れば
いちばんすきなのは
間違いなく彼女だと思っている。




似ているわけでもない、
共感するんだよね、というわけでもない、
このきもちはなんなのか。




…ということを考えながら、
久しぶりの全曲レビュー。
わかるわかる!ってわけではないから(何回も言う)、
難しかった。
それぞれすきな歌詞一文とともに。






---ヒグチアイ 「一声讃歌」全曲レビュー



1.前線

ヒグチアイというひとは、自分に厳しい。
そして他人にやさしい。
辛辣なことばは大体が自分に向けられていて、
だけどいつもは鏡の前の自分に言っていた"おまえ"が、
初めて他人に向けられている気がする。
一瞬だけの、少しの強がり。怒りともとれる衝動。
それでも絶対に投げつけて終わらせない。自分にかえってくることを知っているから。



"やらなくちゃ わかってるけど
やればできる そんな才能もないでしょ"






2.どうかそのまま

"できないわたしを縁取られて"で打ち震えた。
自信がない族のわたしだけど、
できなくていいよ、当たり前、じゃなくて
まっててほしい。
できるから。
って思ってしまうのはワガママかな。
縁取られてしまったら、もうそこから動いてはいけないみたいで。
「そのままでいてね」って、よく人にも言うけど
それは変わらないで、ってことじゃなくて
変わっていこうとする姿すらも、信じたほうに行ってね、って、わたしは思ってる。



"できないことをやろうとするわたし
そのままでいいよと言ったきみ"






3.街頭演説

突き刺すような。
ライブじゃなくても目つきが鋭くなるのがわかる、その瞬間にゾクゾクと。
"死ぬまで働かなければ"ではっとする、
誰かと自分の世界のはなしではなかった。
社会と自分との。
"アンバランスなバランス"文字通りの
どこか危ういかんじも彼女らしいが、
"選び続ける人生だ"からのバチっと見据える感は
大人の自分でいることの意志。



"子供のころ想像した未来は今じゃひとつも叶わない"






4.風と影

焦がれていたひとに対して、
「その一言、どんな気持ちで言ってんの?」って
喉まで出かかったこと、何回もある。
直接言ったことはない。
このうたとぴったり同じ、ではないけれど、
チラつく顔がある。なんだよ腹立つ。別にもう、
"わたしは こんなに 君だけ なんだな"
なんて思ってないのに。ばかやろう。
おまえだよおまえ。
色々考えてるんだろうね、なんて周りの助け舟が余計ムカつくんだよ。
そんなこと知ってる、わたしがいちばん知ってるよ。周りに言われたくなんかないよ。
でも結局、いちばん知らなかったんだよ。
わたしたちの行方を。

…アイちゃんの全曲解説のテンションで書きたかったんだー。
このうたを書けたのがいちばんよかった。
わたしは、よかった。



"春が来て ちゃんと夏が来て
秋と冬が来る みたいに友達なんだろう"

ちゃんと、って。ちゃんと。あ゛ーーーーーー。





5.バスタオル

恋とか愛とかの中にあって、
わたしたち聞き手へのメッセージのような。
誰かに言われたからつよくなりたいのではなくて
誰かのためにつよくなるのは受け入れられる。
"未来を信じて"なんて、底抜けに明るいJ-POPみたいなことばが出てくるのも、
彼女にとって、誰かのためなんだろう。
お守りソング。
本人にも、持っていてほしい。このお守りを。



"あなたに好かれたわたしのこと
救ってくれたあなたに
曇ることなく 胸を張らなきゃ"






6.走馬灯

このうたの全曲解説がくるしかった。
拝啓ヒグチアイさま、
わたしはカタカナでのあなたしか知らないので
本名のあなたをなぐさめるようなことは出来ないのだと思います。
"何者でもない"あなたは、わたしたちの前にはいないけれど、
これがバンドワンマンの一曲目だった、
それはいつまでも、いや、今しばらく、カタカナでいるための
意思表示だと思っていていいでしょうか。



"卒業証書をもらったときは
たしかにたしかにわたしだった"






7.ほしのなまえ

苗字も下の名前も、わりとありきたりなわたしである。
だからかどうかはわからないけど、そんなに名前、に興味がなかった。
あだ名で呼ばれることのほうが多かったし。
名前がアイデンティティのひとつって思えていなかった。かぶってるし。
だけどある時から、下の名前で呼ばれることが増えて、
周りの人たちにとっての「○○(なまえ)」はわたしだけなんだと思った。
同じ名前で埋もれている世界で、まるで星のように光っているよう。目印になる。
ピアノとうただけ、の、この曲に出会えた今ならそう思える。



"見えているものだけに 名前をつけたのだろう"






8.一週間のうた

一曲を通して時を刻む音がする。
1日1日あっさりと進むのも、
時を刻む音をただ聞いているのも、
無駄に人生が進んでしまっている不安に駆られるときが、時々、ある。
刻一刻と、いきていくための、選択を迫られてる。
女、男、だなんてぜんぶ他人みたいな言いぐさ。
そうか誰も、自分のきもちになってくれないから。
フェイクがうつくしくて、艶のある曲。



"どちらかと聞かれればロングだと言ったから
水曜日バッサリと 首元のネックレスも"






9.いちご

このうたのすきなところは、
爽やかさとさみしさが共存しているところ。
だけどバンドワンマンのときはどちらかというと、あっけらかんと思い出にできているような印象。
いちごをたべるたびに、見るたびに、その人のことを思い出すんだろうな。
曲を聴いてひとの顔や景色が浮かぶことをしあわせだと思っているわたし。
すきなものは音楽、っていうわたしと同じように
すきなことは食べること、という人にとっても、
誰かを思い浮かべることができるとしたら。
それはしあわせなのか、それとも。



"小さなケーキに いちご一つ
苦手だからと 嘘ついて いつもくれた"






10.聞いてる

ピアノの紡ぎ方とうたの置き方が近くて心地よい。それに呼応するような他の音たちも。
"勇気振り絞"ったあとの目の前が拓けていくさまは、きっとステージから見ている景色そのものなんだろう。
"叩いた数だけ生きていける"と言い聞かせるように歌い上げていくクライマックス。
人知れず自分の鼓動に内側から叩かれることも、
外から自ら叩くこともできる。
胸を叩く、って、「相手のことを自信をもって引き受けたときのこと」だってさ。
背負ってほしいなんて思ってないけど、背負おうとしている、"届いてほしい"と口にするところまできた。
きっとそれまで、あと一歩。
願いの詩。



"速くなる鼓動が身体を揺らすんだ
それは空高く飛ぶ前の手拍子だ"






11.ラブソング

【ヒグチアイ史上最も優しい歌】なんて書かれていた、だけどずっと、
アイちゃんはずっとやさしい。
【孤高の声でうたう激情の鍵盤弾き】なんて言われていた時期もあった、
確かにそんな言葉も似合うひとだ、
だけど彼女はずっとずっとやさしい。
わたし、をうたうとき、
あなた、も一緒にうたう。
わたしにとってのラブソング、は、
人間愛的なそれだ。
(一個前の記事にも書いたな)
だからこのうたがどタイプだ。

そういえば。
似ているところはない、って言ったけど
うた、ってひらがなで書くところはおんなじなんだよ。



"誰かを救う うたをかきたい
なんて言うくせに 救われてばっかなんだな"





-----






今年2019年のバンドワンマンはとても見事だった。
特に「黒い影」がとてつもなく完璧で、
そのあとの「ラブソング」からの
「わたしはわたしのためのわたしでありたい」は、
いくつもの言葉が頭をめぐる前に泪が出ていた。





ああこのひとの、
"大丈夫"
とてつもなくすきだとおもった。





アイちゃんの名前を見て、
「はやしのすきなひとだ!って思ったよ」って言ってもらうことが増えた。

彼女のがんばりがそうさせるはずなんだけど
わたしはとてもくすぐったくて嬉しくて、
彼女のおかげで誰かの記憶に登場することができていて、
ちょっとズルいかもな、なんて思ったりする。


だけどすきなものは自分をつくるから、
少しでもなにか返したくて
とか言いながら半分は自分のために、
こうしてつらつらと。

アイちゃんをすきな自分、と
言葉を綴っている自分、は
すきでいられる。




「ラブソング」にある一節、

"思い出せるように もう忘れないように
ここに今 書き残すよ
今もどこかであなたを思い出す人がいる
大丈夫"


いまわたしがこうして文章を書いているきもち、
そして彼女に、すきなひとたちに、
つたえたいきもち。

なかなかどうして、乗り移ることがあるのか。



自分を削って絞り出す、
その言葉をそうやって見つけてくるところに
届きたいと思う。





似ているわけでもない、
共感するんだよね、というわけでもない、
このきもちはなんなのか、










明確に、
「あこがれ」だ。




【Wonder Bridge】というタイトルを見たときから、
「イコール」のかたちが橋だなあと思っていた。


前ツアーの終わりの方にできた「イコール」。
ある意味の集大成のような、横アリというどこか特別な場所でのMVができて、
そこで終わらせずに繋げるための【橋】だと思った。



何かのリリースツアー、ではない今回。

ライブハウスだから、
どちらかというと尖ってくるかと思いきや
あたたかさ、を感じる空間だった。
包み込むような。
照明も暖色のほうが多かった気がする。



黄色のバックサスから始まった一曲目「春夏秋冬」。
いちょうの色かな、なんて思っていた。
夏の終わりから秋にかけてのツアー。
季節が変わっていく間のツアー。


"次のまた春に"
"やがて来る春に"


今思えば完全に、
次の春のアリーナツアーを見据えていたんじゃないか、なんて。
今回のツアーと次のツアーで、
まるっと1年かけて。
季節を巡って。


今回のMCで「双方向に」っていう内容がそこら中にあって、
もちろんそれは演奏するひとと聴き手、っていう意味合いがいちばんだったけど
そういえば前回のツアーでは
「春夏秋冬」はアンコールでしかやってないんだよな、と思ったらさ、
セットリスト自体も、まるで行き来自由だ。



…1曲で文章が終わりそうだわ。



360度まるっと表情と景色を変えるのが上手な「Lovers」、
"人の目なんかもうどうだって"よくする「カルチャーショッカー」のあと、
ほんわりムードに熱気を突き刺す「Flower」「ペルソナ・プロムナード」と続く。
この2曲は後半のラストスパートに魂として込められることが多かった印象だけど、

"守り抜いた希望"を"独り占めなんかしないで"投げかけてくる、
見ている側だってそうだよと言いたげな、気概をくれる。




「いいのに」からの「enn」はスキャットの連鎖だなあと思う。トゥルットゥ。
「enn」がここで入ったことで、
やはりリリースツアーとは違うこと、
ライブハウスでやる意味をきちんと持ったツアーなんだと少しずつ確信を。
この曲、最初息吸ったのケンタカタオカだと思うんだけど
実は歌い出しがおがりんだったときの、
ケンタカタオカのニヤリ顔が忘れられないです。

小さなサプライズが、小さなワクワクが、
【Wonder】の名の通り積み重なっていくこと。


そういえば吸い込まれるような歌い出しの曲、彼らにはたくさんあるなあ。
でも「enn」については
ひび割れる前にもう、と
大丈夫と気遣う、の
コーラスが良すぎたことに今回で気付きました…。
ケンタカタオカの地声コーラス、響きが鬼だった…。




大人びた、というのか、「Traveling」。
同じタイトルの代表曲、宇多田ヒカルの「traveling」はドライブしながら(MVもそういうかんじだった、たしか)
何処へでも行けそうなきもちになっているけれど、
sumikaのほうは
歌詞にもあるトラベリング、ファウルの意味と、
こころがふわふわ動いていく、きもちが揺れ回っていくさまが、あてのない旅をしているようで。

歌詞の中にある"好きなだけ"の音感がすきなんだけど、
好きなだけ叱って、ってとれるのも
ただそのひとが好きなだけ、ってとれるのも
また浮遊感。
言葉遊び大魔王め。




緩急緩、まできてからの、

2曲のうち1曲を客席の拍手で選んでもらうターン。

わたしが行った公演では、
★「イナヅマ」/「ここから見える景色」、
「チェスターコパーポット」/★「リフレイン」
(★がやったほう)

どれをやってもうれしいし、
実際その後の流れをほんとに崩さなかった。



「リフレイン」のときに
「うん、今日はこれで良かったな」って言っているのを聞けてとってもグッときた。
それと、
トーキョー1日目のとき
「どっちもー!」という会場に対して
ケンタカタオカが「♪む〜り〜サファリ◯ーク!!!!!」
って口ずさんじゃったのが大変ツボったんですけど、
「そのあとの流れ完璧だからむり〜〜〜」ってふざけて言ってた、
そういうところが
ほんとにすきなところのひとつでもある。




どのミュージシャンもそうだと思うけど、
曲順てほんとに練りに練られるはずなんだ。
ワンマンならなおさら。

迷っているところに一曲がカチッとハマるだけで
印象が全然違うことを、知っている。

セットリストだけじゃない、
照明音響グッズ座席その他、スタッフへの愛を毎回言うところまで、
取り巻くすべてをきちんと考えている。
のだと思う。

「自分が救われたくて書いてる曲が多い」って言っているのを見たことがあるけれど、
自分たちの音楽に、チームに、どれほどの自信と誇りと覚悟を持っているか。


っはーーーーー羨ましいよね。
羨んじゃうよこれは。






フロントマンの言葉通りの、そこからの完璧な流れ。




アルバム『Chime』が出た時から、
「ゴーストライター」を解釈したいと思っていた。
はじめは恋愛の曲かと思っていた。
だけど今回のMCで、
ほんのわずかな裏切りや批判で
それまで上手くいっていたことすべてを、
投げ出しそうに、くじけそうになってしまうことがある時に
ほんの少しの希望でいれたら、というような想いを聞いて
(わたしの解釈なので違うかも)
これはラブソングだとおもった。

わたしが言うそれは、
おおきな意味での、愛情のうた。



海の中、暗いこちら側を照らす
"光"は確実に彼らの存在であると思うし、
(スポットライトふんだんの演奏中が最も、海の中を表している)
「ゴーストライター」のタイトルそのままに、
わたしたちの人生をも先に描いていく気なのかなと。

この曲を伝えるの、
相当な覚悟なんじゃないかなあ。
直接的に言ってはないけれど「光になりたい」なんて
身の回りじゃなくてたくさんの人を背負う覚悟。



ここまで書いて、まだ自分のなかで腑には落ちてない。けど、
"いつの日か私にもその痛みを教えて"は
少なくともこっちのことを知りたいと、置いていかないという、
きっと彼らの本音だと、信じている。




そのあとの時間は、
「まいった」ど名曲だなと改めて感じたタイムでした(突然の語彙力低下)。


「まいった」含めた『Familia』の全曲レビューで解釈はいったん終えているのに、
季節が近付くとまた新鮮なきもちで聞ける。
そしてやっぱり、わたしにも、
思い出してしまう過去があるのです。
何度も季節はめぐりましたね。




あとで出てくるんですが、
この「まいった」と「坂道、白を告げて」のドラムがやばい(だから語彙力)のだというのが
今回のツアーのたいへんな収穫です。

「フィクション」のドラムもやばいんですけど、
それは知ってた。
ずっと知ってた。

いろんな感想を書いていると見せかけて、
わたしライブの7、8割はドラムのともさんを見ているんですけど(周知の事実)
坂道のドラムは1.2.3..4.5.6と同じ動きがありまして、わりと激しめなので
なるほど1公演に1回しか出ないやつだな!と勝手に悟りました。


安定的に「フィクション」は10割をドラム凝視で終え(案ずるな、スナップはうっている)、
わっかりやすい煽りするなあ(それがすきですもちろん)という「ふっかつのじゅもん」からの、
「Fun」のうれしさったら!

「Fun」もラブソングだとおもっている、
いっそ究極の。
ゆずさんでいう「する〜」のような。
…と言っておきながら、んー、
音楽に対する愛情、も含まれているんだと思うな。
妬けるな、音楽め。


"思考する"がわたしの音楽に対峙する意識のひとつであるので、
よけいにすきなんだと思います。
"入って抜ける"、自由さ。



ラスト、以外の役割も手に入れつつある「『伝言歌』」。
聴くたびに、おがりんがいつぞや言っていた「感情爆発装置」を実感するのだけど、
着実に"5分後には変われる"を更新してくる。
そこで眼に映る景色、湧き上がる感情は、
いつでも出会いたい。


本編ラストの「イコール」。
「この曲つくってよかった!」と盛大に言った彼ら。
朗らかに会場をまるっと愛して帰っていった。



冒頭で書いた、
「イコール」が橋のかたちを象徴しているように、
今回のツアーでとってもキーになっていた気がしてた。


"抱いていた感情バレたっていいよ"
"欲張って言うよ"


それは彼らが、
もっともっと大きくなるであろうことに
躊躇わなくなったこと、
謙虚さはありつつも良い意味で欲張り始めたこと、


何よりも誰よりも、
彼らが彼ら自身を強く信じている現在(いま)が
間違いなくきたということなんじゃないか。



この【時は来た】感、
ついてゆけるかな。



真ん中のとおり、
羨んでしまう人生をおくっている。わたしは。



sumikaのライブに行くたびに、
自分を少しずつすきになっている気がしていた。
(別にきらい、とおもったことはないけど)


だけど足りなかった、
こうして思考してこねくり回して書き上げていくことで
やっと積み重ねられるのだと気付いた。
少しずつ少しずつ、誇りと覚悟を。



描いた理想とは、まだイコールで結べないけど。


わたしはわたしをすきでいるために、
音楽といきていきます。


自分をつくりあげていくことで
音楽に恩返ししてるとおもっていいかなあ。





さて、アンコールのことも。
坂道は前述のとおり(愛)。
二曲目は公演によってすこし変えていたようだけど、
なんだろう、完全なるボーナストラック、みたいな意味合いで見ていた。
最後に向けてのリラックスゆらりタイム。


さいごのさいごにやった「彗星」は
いつも大切にされていると思う。

最後の一文、
"自分が一番好きな自分でいることにするよ"からの
コーラスが会場と合わさっていくさま、
後味ばつぐんなんだ。

そういえば、大合唱以外に、彼らだけのユニゾンってあんまり聞いたことないな、
ここぞというところで聞きたいなあ。
感情爆発装置、を超える破壊力、ありそうだよ。




どの位置で言ったか、
「絶対解散しないから!!」ってはっきり聞きましたのでね。

とはいえ、わたしは大人なので
絶対、なんて存在しないって知ってるし
すきなように、思うままに音楽をやってほしいから、
縛りつけたくないと思っている。


それに続く言葉がほんとに嬉しかったんだ。



何年後でも、おじいちゃんになっても、
頼りにしてほしい、って、言っていた。




たくさんライブに行くことも、
わたしらしさのひとつになってると思っていた。
だけどたまに、ひとつひとつのライブを、
バンドたち本人のようにたいせつにできていない気がしていた。

ライブは答え合わせの場だと、
自分で言っておきながら
勝負をしなくなっていた。と、思う。



何公演も行くこと、
バンドについてなんでも知っていること、
新しい情報についていくこと、

それら全部を追いかけることが、
ああ無理だなあと思った。

というか、そういう自分が
あんまりすきじゃないなと思うようになった。




そんな風に思い始めていた矢先だったので、
すぐじゃなくても、何年後でもいいっていう言葉が
とてもほっとした。

すきでい続けるために、
一緒に年を重ねていくために、
比重を間違えないようにしようってやっぱり思えた。

わたしの周りのすきなひとたちは、
日々の中に、音楽がある、って
ちゃんとわかってる、教えてくれる。




活動休止するバンドのきもちがすこしわかる気がする。



…とはいえ行きたいライブは全部行くんですけど。








"消せない心の燻り達
それらを無視できるのかい
僕はきっと出来ないよ
君はどう"


と聞かれて、
そのとき燻っていたら
またこころが落ち着くほうへ。
動いたり、動かなかったり。


選びますよ。
自分のためにね。


彼らのライブについて、

そういえば長々と書くことってなかった。

いつも終わった後、ぽつりと書くくらい。




今回は初日武道館、仙台、横アリに行きました。


初日、

途中経過、

ある種の区切りの大きな場所、

うむ、よいバランスで見れた。

(これでも数公演我慢したほう、HAHAHA)





Chimeというアルバムがきっとあとから出世作、になって、

彼らの歴史として重要な位置づけをされたり、するのかもしれない。

先のことは知らない。




でもここは通過点で、

これからも続く、

それがどんなときも大前提にいてくれる。

信じたいきもち。



いつも通り、こころの備忘録。




わたしがライブに行くのは、

考えごとをするのに似ている。










今回のアルバム『Chime』では、

「10時の方角」がたいそうに好みであった。

歌詞、跳ね具合、推し(ドラム)の見せ場、リズム感、わかりやすさ。


"手離さずに支えていてと 一人で走れるまでは

優しかった手はいつしか離れ

貴方の子は戦ってきます"

をはじめ、ああ親を出すのはほんとにずるいなあと、涙腺直撃なお年頃なんですけどね。


これがアルバムでもライブでも一曲目なことで、

この曲たち自体が

戦いに行くようなイメージを持った。

たくさんのひとに解釈されたり、思わぬ形で受け取られたり、

いろんな方向に放たれる音たち。

曲は、バンドにとってかわいい子どもたちでもあって。

さてどんなふうに、おうちに帰ってくるのでしょうね。なんてね。





そこから結構とばしまくりの前半。

そういえばファンファーレツアーもとばしてたな。笑

すきだったなあ。





武道館は初日ということもあって

詰め込んだなー、春が待ち遠しくなっちゃったんだな、っていう印象だったんだけど

(前半が特に、歌いたい曲を選んだんだな、というかんじ)

仙台で見たら、きっと彼らもわたしたちも落ち着いたかたち、に感じるように変更していて、

とても丁寧だったなと。

同じツアーでも感じ方が違う、

それはセトリであったり演出であったりもするし、

見る側の自分の、状況でもあったりする。

でもね実は初日の方が曲数少なかったんだって、はっはーーん。





武道館ではなかったから期待していなかったけど、途中で追加された

まさかの「グライダースライダー」。

でも似合うと思ったんだ、このアルバムのツアーに。


わたしの人生のテーマソング軍、

「グライダースライダー」

「アイデンティティ」

「10時の方角」

ていうのを並べると、

あらわかりやすいですね、わたし。



誰かに「好きそうだよね」って言われるのが

さいきん嫌じゃなくなってきたから、

遠慮せず教えてほしい。(余談)




"なんでなんだと"のところのギターとドラムの相性がとてもすきで、

いつも一人でこぶしをかかげている。

でもね、ひとりだと思いきや、いつもね、

照明でリズムとってるの知ってるんだぜ。

照明さん、仲間。


他にも、

「1.2.3..4.5.6」の"ミラーボールと乱反射"でほんとに乱反射させるところ。

大きなところでできる醍醐味。

うれしかっただろうなあ、色んなひとが。




「ホワイトマーチ」から「秘密」くらいまでで、はたと気付いて見ていた、

今回は照明の灯体が多かったのが、

個人的にとてもうれしかった。

色だけじゃない、

角度と濃淡で表してるところが

とてもすきでした。


特に「秘密」の白サスがすてきだったな、

一色だけ違うのもいいし、

光の数が多いのが素晴らしかった。

派手さではなく散りばめられてるさまが儚くてとても。


個人的にこの「秘密」が一番、

アルバムに入ってよかったし、映画のためだけではなくできちんとsumikaの曲、として消化されていたのが心地よかった。

最後のピアノの一音が美しすぎていつも震える。ライブでもそのまんまだった。





セットリスト的には少し前に戻りますが

目立ったジャズ枠「Strawberry Fields」を聞きながら、

おがりんにグランドピアノ弾かせてあげたいなあ…!!!ってとても思いました。

ほんとは「MAGIC」とかでもそう。




あと仙台公演の「リグレット」では

推しであるともさんの影が壁に大きく映ってまして、

壁ばっかり見ていました。たはは。

前回のツアーでは久しぶりに原曲通り、だった「リグレット」。

でもたしかに、今回のツアーだったらこっちだね、アレンジバージョンだね、と思いながら見てました。

こっちのほうが夏より前、の雰囲気もあるな。








涙がでる、よりも、

しあわせだなあとか、朗らかだなあとか

そう彼らには思うことが増えてきました。

泣かずに終わること。




理由はなんとなく。

わたしがすきな彼ららしさがそこにあって。

地に足がついているところ。




特に横アリがそうだった。


ケンタカタオカは筆頭でたのしそうだったけれど笑、

今思えば、

武道館なんていう、

特別なような気がする場所を初日にしてしまうなんて

とってもとっても『自信』があったんだなと。


それは奢りなんかではなくて、

文字通り『自分たちと周りとを信じている』姿なんだ。






本編ラスト、アルバムでもラストの曲「Familia」。


"一生のお願い"を使ってもいいほどの人たちに出会えているのだと思うし、

"もう君じゃないと意味がない"を言ってきたんだと思うし、

ただのハッピーウエディングソングではない、

「Lovers」の時と似てる、この人たちは音楽と結婚するつもりなんだ。

そして"誰と"やるかも見定めているんだ。




選ばれたり選ばれなかったりすることと、

自分で選べることと。

春目前、そういった関連で

こころ破れてしんどい時期のわたしには

その眩しさがとてもとてもつらかったです!!!!!(素直)





"光る朝に目背けずに"

って言われる「ファンファーレ」もたまらなくすきなのに、

目を背ける自分が嫌だった。





だから春を越す前に、

つよくなりたい、ってすごく思っていた。

眩しさに負けないように。


結果的に強く、は、なってないけど

わたしらしさも、同じように

【続ける】ことにあると、やっと思えた最近。

わたしがすきなひとたちはいつも、その【続ける】ことを肯定してくれる。

だからしんどいのも

"現在だけだからな"(「Flower」)っていうことばとリズムに救われる。

すっとことばがこころに馴染むリズム。





重要な位置にいつもいる、

感情爆発装置でおなじみの「『伝言歌』」。

"今のわたしの半分以上があなたでできていたと"の"あなた"は音楽で。

その一部がsumikaで。



眩しすぎて直視できない、しんどい、なんて思う時間が増えたのなら

別に離れてもいいんだって、

自由なんだっていうことも分かった上で

わたしは彼らを選び続けるんだろう。

最後の最後の最後には。





そう思ったアンコール、

なんでかって、

思い入れのある『Vital Apartment.』に入ってる「Amber」、

忘れもしないライブの一曲目「ソーダ」、

そして言えると嬉しい"ワンツー!!!!"の元祖「雨天決行」(2代目は「ペルソナ・プロムナード」)などなど、

こんなにくるくる記憶が蘇るんだもの。




これも知っている、

「イコール」のMVが大事な通過点横アリで撮影されたように、

彼らの足跡が画として映されるように、

理想の自分とMIXされた今の姿があるように、

彼らもたくさんのこれまで、を背負っているんだと。




"一切合切を繕わないよ"

わたしもそういよう。










p.s.

ケンタカタオカのあざとさが、

20年以上見てきているゆずの北川さんとかぶって見えてきたので、

あと20年は一緒に生きていけます。






最終の10枚はこうなった。
半ば、勢いで入れた。
poolとか。笑


平成最後に、ともだちの家で夜な夜なベスト平成ソングを聞きあいっこして、
めちゃめちゃテンション上がった状態で決めた。




同世代でも、
同世代じゃなくても
わいきゃいできるのはすてきだった。



終わったあと、
あーたのしかった、のあと、
「いい時代だったね」って
ぽつりと思えました。



人生だからね、否定しないけど
素直に思えてうれしかった。








以下、ここに入れるか迷ったものたち。



Vital Apartment. / sumika
27 / SUPER BEAVER
百六十度 / ヒグチアイ

MESSAGE / MONGOL800

ERA / 中村一義

フェイクファー / スピッツ

エンドレスツアー / モリナオヤ

Let me Roll it! / L⇔R

NAMELESS WORLD / コブクロ

FROM ME TO YOU / YUI

My Lost City / cero

I like you / D.W.ニコルズ

14 message 〜every ballad songs 2〜 / Every Little Thing

Progressive / Mrs. GREEN APPLE

RADWIMPS4〜おかずのごはん〜 / RADWIMPS

YELLOW DANCER / 星野源




ソングよりは少ないね。笑



いつも、たのしい。

10年代のベストトラック、を、
やったことがあるのに。
どうして変わっていくんだろう。
全然違う、やばい、たのしい。






ゆず「夏色」
ゆず「嗚呼、青春の日々」
高橋優「現実という名の怪物と戦う者たち」
高橋優「プライド」
高橋優「素晴らしき日常」
高橋優「福笑い」
suzumoku「適当に透明な世界」
suzumoku「週末」
suzumoku「ノイズ」
GO!GO!7188「こいのうた」
阿部真央「モットー。」
sumika「グライダースライダー」
19「すべてへ」
the brilliant green「長いため息のように」
shame「P.F.P」
L↔︎R「STAND」

The LOVE「雨に濡れた洗濯物」

MONGOL800「小さな恋のうた」

L'Arc-en-Ciel「snow drop」

田村直美「ゆずれない願い」

Hysteric Blue「春〜spring〜」

globe「DEPARTURES」

SIAM SHADE「1/3の純情な感情」

Cocco「Raining」

KinKi Kids「スッピンGirl」

SUPER BEAVER「ありがとう」

星野源「くだらないの中に」

Rhythmic Toy World「さなぎ」

D.W.ニコルズ「リメンバーソング」

グッドモーニングアメリカ「未来へのスパイラル」

bonobos「THANK YOU FOR THE MUSIC」

スキマスイッチ「藍」

福耳「星のかけらを探しにいこうAgain」

THE BOY MEETS GIRLS「ミラーボール」

ヒグチアイ「さっちゃん」

ヒグチアイ「まっすぐ」

日食なつこ「跳躍」

中村佳穂「口うつしロマンス」

コブクロ「コンパス」

モリナオヤ「シャボン玉」

SMAP「オレンジ」

オセロケッツ「恋愛」

クラムボン「便箋歌」

くるり「東京」

スピッツ「楓」

はいざらこうかん「全て」

フジファブリック「若者のすべて」

cero「マウンテン・マウンテン」

GOOD ON THE REEL「素晴らしき今日の始まり」

KANA-BOON「シルエット」

juice=juice「Goal〜明日はあっちだよ〜」

LAMP IN TERREN「L-R」

NICO Touches the Walls「天地ガエシ」

Mrs.GREEN APPLE「ナニヲナニヲ」

Every Little Thing「ソラアイ」

フラワーカンパニーズ「深夜高速」

藤田悠治「『  』」

小玉哲也「ヘイビリーブミー」

槇原敬之「僕が一番ほしかったもの」

椎名林檎「月に負け犬」

レミオロメン「3月9日」

RADWIMPS「ふたりごと」

Something Else「be there」

DEPAPEPE「SUMMER PARADE」






出そうと思ったらまだまだ出てくるんじゃないの、

ねえ。





30年が10曲になるわけ、なかったんだ。

あとは勘だと、決めたら早かった。











はっじーめてーの!!!

前後編に分けました。


いやはや、長すぎちゃったもんで。


ほんとはひとつにしたかったけど、

短くするなんてもったいないのだ。

備忘録なのだから。


わすれて、しまう日がくるのだから。



***

さてさて「象」からのラストスパート。 

「高野豆腐〜どこか遠くへ〜」があまりにも豪華な映像だったもんで

「高橋、おかねかけたな…」という久しぶりに厭らしいきもちが顔を出しました。

褒めてます。

完全に【君○名は。】をパロったであろう【どこか遠くへ。】のテロップ、

きらいじゃないです。

漫画1ページずつ、

誰が描いたか答え合わせしたい。



「明日はきっといい日になる」は、

こっからだぞ、って言いながらイヤモニを外すきらっきらな顔がハイライト。

コールアンドレスポンスの半分が秋田弁なので

いっそうきらきらに見えますね…




どっしり本編にいるのが意外だった「こどものうた」。

ラスサビくらいで気付いた、

ああそっか、

平成が終わるんだな、

 "僕らの平成ロックンロール"が。



自分は何が大きく変わるわけじゃない、

でも何かと、不安になる春。


新しく思える時代を、

それらしく迎えるには

 "絶望の平成に"なんて

強がることしかできないのかなあ、

と、思うなど。





ここまできて。


本編ラストの曲候補がたくさんあった今回。

「虹」でもない。

「明日はきっといい日になる」でもない。

「プライド」もやった。

あらかた予想していた曲たちじゃないな、

最後の曲なんだろう、って、

曲が始まるまで思い浮かばなかった。

ちょっとだけ予想外の「ありがとう」。




そういえば。

「aquarium」は早めにやるんだなと思ったけど、

どうしても映像最後の、

掲げられたこぶしが忘れられなくて。


握りしめて、

少し緩めて、

また強く握りしめる。


それにやさしく寄り添う、

掌をひろげるようなラストだった。



 "性懲りも無く明日を信じて生きていく"を回収する、

"ありがとう生きていこう" 。




再出発するには誰かがいてほしいということ。





そうか、ここが今回の着地か。

 "自分"と"君"と、

混ざり合うことではなくて

横並びで歩くことを選んだわけだ。

連れて行く、んじゃない、

このアルバムを通して、

ツアーを通して

個々でいることを、

また肯定してくれた日々だったんだな。




アンコールは、

もう歩き出すわたしたちを後押しする音のオンパレードでした。

「ロードムービー」で照らされた無数の星と、

最後にひとつだけ見える流れ星。

お守りをもらった気分だ。

会場を一歩出たら、すぐ立ち向かえるように。

個々の、それぞれに。






名古屋、アリーナ編の最終日。

沖縄を残してはいたけれど、

なんとなく、ほんとになんとなく、

終着点が見たくてはじめにチケットをとっていた。




ダブルアンコールの「友へ」。

耳打ちしたときに爆笑してたあっつっつ(音響さん)を見て、あれですか、やる予定だった曲を勢いで変えちゃったかんじですかね、と泣きながらニヤニヤしてた。

カポをつけて、少しだけストロークした瞬間に、もうすでにわりとなみだポロポロだった。

もしかて…?の段階でも人は泣けるのですね。



「ファイナルだからさあ…」って言う前の顔、

はちゃめちゃにいいかおだったなあ。

これを贈ろうって、直感で決めたであろう表情。


それが「友へ」という

"独りぼっちの君と  独りぼっちの僕"という対峙であったこと、

たいそう久しぶりにライブでやる曲であったこと、

そして何より、わたしにとっても特別な曲であることで、

たった5分足らずの、

覚えていたい時間が増えました。





何年か前。



「友へ」の一節を贈ってもらったことがある。





いつまでも一緒にいられる気がしていた時。

ずっとこのままがいいな、って

素直に思っていた時代があった。




今は、

いやもう結構前から。

そうじゃないんだってなんとなく、

もう分かってる。


だからこそ思い返す、


会えなくなった人、

これから会えなくなる人、

近くにいる人、

遠くにいる人。

変わってしまうこと、

変わらないこと。

変わりたい自分と

変わりたくない自分。




こっそりと変わろうとしたけど

阻止されることが、あったんだ。

結構覚悟したんだけどな。

このままいける、って、思ったんだけどな。



自分で選ぶものは、たのしくてたのしくて

逆に、

選ばれない、ということに

敏感になってしまった。



選んで選んで選んで、決めて、

少し疲れてしまっていた。

走り続けるためにきもちを閉じ込めるのは

とてもつらかったので、

頼ることにした。

たいせつなひとたち。

それから、音楽に。





ひとりで行くつもりだった名古屋、

結果的に遠征になったたいせつな子と笑、

ライブ前後で分かち合えてほんとにほんとによかった。

終演後に会った瞬間わりとガチめに声を上げて泣きましたね。

そのうち笑い話にしますね。



帰りの新幹線も

いつも一緒に見ている3人でずっとずっと高橋の話をしながら帰った。LINEで。笑

ダブルアンコールのときはこの子たち、

ううん、一緒に見てきたみんなや、

日常でたいせつだと思っているひとたちの顔や言葉が浮かんでいた。





わたしの日常には、ひとと、音楽があります。


それがわかっていれば、

高橋が言う、"前へ"を

すんなりと受け入れられるのだと思います。





去年はっきりと感じた、

今の自分が今まででいちばんすきであること。

(満足はしていない)

この音たちと、

みなさんと、自分のおかげです。 

それは間違いないんだ。



それでも足りてない、

やっぱり、わたし

表現者がいい。

生み出すひとがいい。

つくるひとがいい。



表現者を支えるのもだいすきだし、

そっちのが向いてるんだけど。

つくって、いきたいよ。




何を、は

まだまだこれから。

遅い、は

自分では言わない。




たくさんある。

ことばをかくこと、

ラジオ、はなす、

場をつくる、

空気をつくる、も

いいよね。


言ってしまったらダメな気がしていたけど。

今はどちらかというと、高橋のちからを借りて

聞いてもらったり

読んでもらったら

まだやれる、気がするよ。





始めにも書いた、

これはレポでなく、

わたしの、こころの、備忘録。



だからこれを残して、 

またいつか読み返す時に

きっと自分が救われることがあると思うんだ。










高橋のツアーがおわりました。

【STARTING OVER】というアルバムをひっさげてのツアー。


今回行ったのは、
大宮、金沢、横アリ2days、名古屋ファイナル。
5公演。
あれ、思ってたより多いな〜〜〜〜(遠い目)



結果的に、
ぜんぶ違う心持ちでいれてとてもうれしかった。

地元(埼玉出身なのです)に近い場所で見たかった、
遠くの場所にお邪魔して昔からの友達と見たかった、
いつもありがとうなたいせつな子たちといつも通り見たかった、
終着点を見たかった。






これはレポでなく、
わたしの、こころの、備忘録。




少しだけ、
【来し方行く末】の雰囲気に近いような、
歩みを進める映像からスタート。
ただ【来し方行く末】は、
どちらかというと人を愛することに近いような、
人に報いたいような、
そんな空気を持っているなあと、
今なんとなく思っていて。

【STARTING OVER】は、
自分、寄りの感情に近いと思う。
誰かに語りかけているようなことばでも、
自分に言っているような。
聞いているわたしたち、歌うたかはし、
なんなら聞き手も含めて「自分」と定義するような。
自分が救われたくてつくった音楽で、
誰かが救われることも、知っているような。
もはや覚悟に近い、全部ひっくるめて生きていく所存なんだな、と思う。
そういうところが、バカがつきそうなほど真面目で正直なところが、
すきなゆえんなんだなあと思う。
最近は特に、
真剣だ、自分でいることに。



…どうしようあやうくこれで文章が終わりそうだ笑。

長いぜここから。



登場の瞬間、
「きいろーーーーー!!!!!!٩( ᐛ )و」と叫びました。あ、胸の中で。
今回の衣装、いいよいいよ…


からの、全公演言ってるであろう『会いたかったよ』に、
「んまっ、こんなこと言えるようになって…!!!」って動揺する毎回も悪くなかったです。
躍らされるわよ。ふんだ。

(マジメに文章を書いていくのに疲れたらこういうのが入るタイプ)



はじめの曲たちは、
一見冷めた目をした、リアルタイムシンガーソングライターらしい雰囲気から。
「ストローマン」は初めて聴いたときから、
クーラー効き過ぎて寒いところから自分の居場所がなくなる飛躍っぷりが
ほんとうにこじらせていて彼らしいです。
身近なところから結局は全世界に広がる、
初めての「福笑い」でも感じた印象。



1公演目から、わたしの中での大優勝は「プライド」なんですけど、
ツアーが進むにつれてスルメ的にたまらなくなっていったのは、
「美しい鳥」から「羅針盤」の流れ。
クライマックス何回もあるよねこのツアー、と話していた。


"見つけたり 忘れたり 探してる"を繰り返しているうち、
"ここで生きていこうと決めた"り
"この人を信じると決めた"ことが
正解なのかわからなくなって
"ただ立ち尽くしている"暗闇。

暗闇から光を求める、
"まだ次があるような気がして"、
踏み出す、ところまでが描かれるゾーン。


"光の中へ駆け抜けて消えてった"の光は
"夜の首都高速テールライト"なんじゃないかと思うし、
地図と羅針盤の代わりになるのは
"もうダメかって時こそ鳴り響く"音楽、だし、
"もうダメかって時ほど浮かぶ"君、の顔なんだと思う。

歌詞を並べるだけでこんなにもドラマチック。



絶望と希望とが交互、
それ以上に絶妙なバランスでやってくる。
昔からそういう組み合わせでセトリを組んでいたのかもしれないけど、
前回よりもダークサイドが増えてるからかもしれないけど、
要所要所で後味としてより残るのは

救い、だ。




あとね、
「美しい鳥」でほんの少し英語出てくるじゃないですか。
あそこがね、じわじわと嬉しくてね。
2018年のわたしとかぶる。
高橋も英文科かなんかだったよな、
わたしがそうだったように、
過去の自分を否定しないことはこのタイミングでこそできたことなんじゃないか。

"本当に良かったと ここまで来れたんだと"、
"ここまで来れたと胸をはれるような"、の
ここ、は、
地名でもあり、今の立場でもあり、
時代でもあって。
それを歌うときの彼がとても朗らかな顔をしていたのを
とても覚えている。




究極の気が抜けるタイム、
「いいひと」はまあずっとニヤニヤしながら見るわけですけど、
"火あぶりの刑に処してる"ところがいちばんすきですね。



ニヤニヤさせてから
「シンプル」で始まる、
完全なる"君"ターンの5曲。


さっきも書いた、
「プライド」が大優勝な理由。
はじめの武道館のときの「素晴らしき日常」に近しい、
この過去のこれまでの道のりが後ろに流れるの、ズッルい。
あのときと確実に違うのは、
いや、色濃くなっているのは、
高橋にとっての"君"、
たぶん、わたしたち聞き手なんだと思う。
それと、
重ねてきた曲たちと、秋田っていう特別な場所と。
うぬぼれかなあ。


それに比例するように
あれ行ったなあ、これ行ったなあ、
あのときはこう、このときはああ、って
わたしの記憶も増えていく。


少しずつでも夢を叶える高橋と、
まだこれから叶えられる気がしているわたし。


すでに叶えたこともあるのに、
2018年はすごい年だったって言ったのに、
どうしてこうも欲深いんだろう。
そんなことを考えていたから、
5公演ぜんぶ泣きました、勝てませんでした。


名古屋なんかいちばんダメでした、
ことばの説得力がすごかった。
流れていかないの、
高橋が口から出すことばが、目の前で止まっているようで。
伝わる、なんてもんじゃない、
ダイレクトに刺さって、過ぎていかない。


"さあ始めよう"
アウトロのダンッダンッ、に合わせた
最後のバックタイトル。

"君"が
自分、とすっとリンクする音が聞こえた。



ちなみにライブで聴いてはやし人気が急上昇したのは「非凡の花束」。

"鈍臭い奴の手"=高橋の手を握るのはわたしたちなんじゃないか。
こんなに屈託なくあいされることがあるなんて
信じられないくらい。
モノクロだった世界が色づくシーンが印象的だった。

Cメロだいすきマン発動のわたしの横で、
一緒に見ていた子が
"許せなかった日"の部分がいちばんクるって言っていて
ああ彼女らしいなあと思った。

そういうやりとりも、
記憶として増えるのがとてもうれしい。
1人でもライブは行けるけど、
誰かと行くなら。
忘れない。


「非凡の花束」からの「プライド」は本当に、
ボロッボロすぎて他人に見せられる状態ではない。
勘弁してほしい。
あ、わたしの顔の話です。

「プライド」が引きずりすぎて、
そのあとの「象」でもずっとボロッボロだった日すらありました。
いや「象」もかなり、真面目に聞くとあかんやつじゃないですか。
"10年後またここで会おうよ"って聞くたび、
あーーーー10周年の高橋とか想像したらもう恐ろしく泣いちゃいますね、って
妄想で泣いてました。




残像で泣けるわたしなので、余裕でした。
余裕のボロボロ。




つづく!


でん。


2019年2月のプレイリスト。
よく聴いてた、改めて良さを知った、
初めて知った、
そういう掘り出す記録。




①「STARTING OVER」/高橋優

いまの目覚ましアラームはこの曲です。
こういう曲、だいたいアルバムの最初に持ってきちゃうかんじだと思うんですけど、
今回のアルバムは最後から二曲目がこれで、
さらに最後が「プライド」ってとこが
グッときたポイントですよね。

へいへい、ライブで絶対やる曲だろうね、
って曲調にタカをくくって聴いてたら、
ことばが突然のどツボでした。
ラジオから始まるのそもそもズッル…!

《もうダメかって時ほど君の顔が浮か》んじゃうとことか、畳みかけてあかんですね。
単純なんだわたしは。今年も。


MVはないけどアルバムでまたすきなaquarium貼っときます、
「素晴らしき日常」の続編みたい。
ああ素晴らしき聴きたいなあ。







②「Joy」/LUCKY TAPES

去年発売のアルバム曲。
あとで知って、なんでこのアルバム聴かなかったんだろう、ってちょっとだけ悔しくなることが定期的にあって、
そういうのはだいたい音楽だいすきクラブに入ってるんですけど、
この曲もそうでした。
アウトロがたまらぬ。


MVはなかったので同じアルバムから。






③「きっと愛は不公平」/松室政哉

すぐ近くにムロ推しがいるのでご活躍はかねがねうかがっております。

この曲がいちばんすき。







④「ヘイビリーブミー」/小玉哲也

ずっとずっとずっとこの曲がすきで、
それはそれはよく聴いていて。
(ライブをよく見てたのは5年前くらいだと思うのだけど)
2019年サブスクにやっと手を出したわたし(遅い)のきっかけというか、
これをいちばん最初にお気に入りしました。笑

少し身近な、シンガーソングライターたちも
いつのまにか進出していて、
(だいたいわたしは時代より遅め)
ああまた夢があるなあと思えています。








⑤「絶対、大丈夫」/森山直太朗

みんなこの曲きいた?
わたしはライブに連れて行ってもらって、初めてちゃんときいたのですが、
途中でえ?違う曲?みたいなターンありますよね、え、みんな知ってた?ねえねえ!
ファンの方々があまりにも受け入れてるから
それも相まって知らないのすごい悔しくなっちゃったし、そこからの怒涛の展開すごい、
まじ森山=フォークソング=直太朗。

それなりのキャリアのあるひとが、
新鮮な音も手に入れて
自由でいるっていうことが
とても希望だとおもいました。

ライブではギターのおじさまが推しメンでした、
歌うまくない?オーラかわいくない?







***

わたしがただすきなものを連ねるだけなのに、
それを見て聞いてくれて、もっと教えてほしいって
それはとても嬉しいことだった。
目標は10曲だったけど無理だったわ笑

こんなにソロ推しな月になるとは思いませんでしたね!


また来月、できたらいいな。
こんなこといいな、
できたらいいな。
あんな夢こんな夢、
いっぱいあるよ。


あけまして。

年末からちょっとずつ書いてたら
あまりにちょっとずつすぎて。





2018年はすごい年でした。



2つ前の記事のこと、だけでなく。


仕事もなんやかやありまして、
認められたり、認められなかったりしました。
人を動かすのは難しい。
自分なら動くんだけどなあ。


家族のことも。
おばあがGWに旅立って、
その前後からかな、前よりずっと涙もろくなった気がする。

ひとに、シアワセ、って思ってもらうのは難しいなあと
思ったりするなど。



ここまで書いて、なんだか暗い年だったみたいだけど笑、
たくさんたくさんの夢が叶って、
たくさんたくさんの場所に足を運んで、
たくさんたくさんの嬉し泣きをしました。






さて、まず。
去年はできなかったから、
ベストソング2018。
ほぼほぼ今年発売だけど、
少し前のもありますね。



**

◆「プライド」高橋優

"君ではダメだと言われてしまったか?
君じゃない人のほうがいいと諦められたか?
そんな言葉を本当だと思うのか?"


まただいすきな曲が増えました。
1行目からすきで、あ、いやイントロからすきで、最後まで。
秋田に行けたこと、なんだか少し、やっぱり、
人生に必要だったかもしれない。








◆「最初のグー」ヒグチアイ

"いつかあきらめそうになったら
教えられたように わたしに伝えてほしい"

本人も書いていた、『あんまりヒグチアイっぽくないうた』。
そうなんだけど、そうだから、むしろグッときた。
やさしさと透明感は、わたしのすきなアイちゃんそのままです。


この曲のMVはないから、
同じアルバムのこれまただいすきなやつ!








◆「ファンファーレ」sumika

"怖気付いたら 逃げ出したら
怯んだら 俯いたら
至高の一瞬の虹を逃すんだ"

このかんじのsumikaがいちばんすきかな、とも思う。
「行っけーーーーーーーー!!!!!!」感。





ちなみに、
「春夏秋冬」だったら

"ご飯の味、花の色、加工のない甘い香り
人肌を数字じゃなく触覚に刻んでくれた"

から、その後の"鼓膜には"のところのピアノが至高です。

「フィクション」だったら

"いつになれば終わるんだ
皆目、見当もつかない
お生憎、見当はつけない"

がいい歌詞だなあ。
見当「は」つけないんですよ!!!!(興奮)

2018年も推し(ドラムですみんな親戚とかだったら教えてください)をたくさん拝みました(合掌の意味で)。
今年も拝ませてください。
推しが見えればライブの8割は大丈夫です!



◆「美しい日」SUPER BEAVER

"今日までの道のりがさ 正しく最短だったのかって
わからないけどなんとなく
これで良かったと思ってる"


2018年いちばん泣いたライブは、やっぱりびーばーの武道館なんじゃないかなあ。






ここまでは安定の顔ぶれ。
今後も頼りにして生きていくんだ。


そのほか。



「ミスターカイト」スキマスイッチ

今さらですが、あ、スキマすきだわ、とワンマン行って思いました。
あとDVDで見せてもらったオーガスタの「藍」のセッションがさいこうだった。
ムロ氏いい仕事する〜〜〜〜!







「シンクロニシティ」乃木坂46


アイドルをたくさん見ていた。
動画で。笑
この曲すきなんだよなあ、きれい、とても。
MVもすきです。







「漂流劇団」ズーカラデル


ベストアルバムにも書いたけど、
今年知った音楽でいちばん嬉しかった人たち。
リヴ・フォーエバーもすきだったけど、
今年出たやつはもっとすきでした。
アルバムタイトルで泣ける、重症。





「Lemon」米津玄師

本家はきちんと聞かないままに笑、
定期的に徳永ゆうきバージョンを見ていました。
日本語がきれいってほんとうにすてきだ。
年末年始アンナチュラル見て、
紅白(録画)見て、
いい曲〜〜〜〜!ってなってた。








「Bathroom」ユアネス







「君と春」大橋ちっぽけ






「泣いてよ」立木榛






以上三組は、ついったーで流れてきたシリーズ。
前までは、このかんじのひとたちは、
GAJとかでよく拾っていたなあ。
今年は台風のやつで、
発掘し損ねてしまったよ。

いい声、今後どんな作品を出していくのかたのしみ。




「夢の在り処」ココロオークション 

タイミングがよく、複数回聞けた。
CDJのステージがとてもすきだったんだ。
朗らかで。
やっぱりいいよねえ。まっすぐで。
「ナゾノクサ」もとてもすきなんだけど、演るときにあたらない。






「予告」aiko

恋敵(ずっと言ってる)のライブに2回も連れてってもらってしまった。
スカートのなびき方、横顔の首のライン、あたりまでもが芸術で、
勝てるところはひとつもありませんでした。
(これから探す)








「my home」横田良子

"愛おしい人に囲まれています
愛おしい記憶が心に灯をともすよ"

の、愛おしい人、に自分が含まれている(という自負)と知った時の
涙の止まらなさはまずかった。

2018年、たまらぬ名曲ができました。
エレピのイントロがたまらぬ、
2番終わりのギターからの大サビがたまらぬ、
毎回ここで「名曲〜〜〜〜!!!」ってゆっている。

動画ないや、
でもこの曲も名曲だからゆるせ。







こんなもんかなあ。
あんまり音楽に浸っていなかった気がする。


**



最後に。



普通じゃ交わらないひとたちと出会えたことで
自分がどうありたいのか、
ひとりで選んで、ひとりで考えているつもりだったけど
どれだけたくさんのひとの力を借りて、
今があるのか痛感した年でした。


周りのひとがいなかったら、
すきなものをすきと言うことすら、出来ませんでした。



「人生たのしそうだよね」
「ほんとのリア充だよね」
「すきなことやって自由でいいね」
って、とっても褒めてもらうのです、最近。
(あれ?嫌味だったらどうしよう笑)



それはその通りなんだけどね。




物理的には、1人で生きていけるよ、そりゃね。
ここまできたし。



でもね、1人で生きていきたくないなあって
今年はとても思いました。


誰かがいて、
言葉をもらって、
音をもらって、
顔を見て、
そうやって
生きていきたいなあって思うんだよ。





読んでいる、みなさま、

元気でいるね。
元気でいてね。



決めた!

※簡易版は、いちばん最後にー!




10.「僕と青」大橋ちっぽけ



ジャケットがたいへんに好みです。
腹八分でおわる、おかわりがしたくなるやつでした。








9.「美しい終末サイクル」JYOCHO



このバンドもだけど、
これまでの曲を少し含めた心機一転のフルアルバム、みたいなのをたくさん手にした気がする。
JYOCHOは、冬に選んだら絶対上位に来てしまう…








8.「HELLO YELLOW」D.W.ニコルズ



相変わらず、笑いながら泣かせるのが得意なバンドだなあ。








7.「HITCHHIKE」THE BOY MEETS GIRLS



ブックレットのフィルムカメラ具合が、よけいに「らしい」と思いました。








6.「STAY REMEMBER」とけた電球



今年のわたし的鍵盤ズルい大賞。








5.「AINOU」中村佳穂



みんな選んでるからアレですけどすきなもんはすきなんだ。
歌詞カードの、曲ごとの1行英語がとてもグッときた。深みっていろんな手で作れるのだ。
あとはやし的ベストオブ装丁。
単純なんだわたしは。








4.「STARTING OVER」高橋優



聞いた人がお腹いっぱいになりすぎないか心配しています。
でも、これがうちの高橋くんですし、
今の高橋くんがいちばんすきです。








3.「夢が醒めたら」ズーカラデル



今年知っていちばん嬉しかったバンド。
曲がぜんぶいいのもあるんだけど、
ひと通り聴いたあとにアルバムタイトルがこれだということが
なんだかとても泣きそうになりました。
童話を読んだような、そういうきもち。








2.「Fiction e.p.」sumika



人気の出っぷりに日々凹んでいますが、
来年も推しが健康でいてくれたらそれでいいのです。
はじめて聴いた時、あーーーーこの1枚にわたしが彼らをすきな要素がほとんどすべて詰め込まれているーーーーーということに、感慨すら覚えました。
激動も、柔らかさも、重なりも。








1.「日々凛々」ヒグチアイ



わたしの中で「名盤」とはこういう1枚のことを言います。
みんなはどうなんだろう。
今年も生かされたなあ、と思う。









自分とってのベストアルバム、は、
歌詞カードとか装丁とか、そういうのを含んでいるのだ。
さすがに、自分の部屋にあるCD棚が
悲鳴をあげ始めていることに、
最近ちょっと考え込んでる。笑


今年はあんまり冒険しなかったな、
きっと年々、このままいくのかもしれない。
そういう年、そういう歳。



それでも、10枚に入れられなかったアルバムがある。

それでも、すきなものはすきでいる。




※横田のCDは殿堂入りなので入れませんでした笑!





おわり


ベストアルバム2018簡易版

1.「日々凛々」ヒグチアイ
2.「Fiction e.p.」sumika
3.「夢が醒めたら」ズーカラデル
4.「STARTING OVER」高橋優
5.「AINOU」中村佳穂
6.「STAY REMEMBER」とけた電球
7.「HITCHHIKE」THE BOY MEETS GIRLS
8.「HELLO YELLOW」D.W.ニコルズ
9.「美しい終末サイクル」JYOCHO
10.「僕と青」大橋ちっぽけ