どうもこんばんは誕生日が近いです。
誕生日って、周りにいるひとに感謝する日かもなあと思っていて、
ならこれは今日までに書かねばと。
というか、
これを書かないと年が越せない、
「AKARI」ライナーノーツ。
いや、これは、"製作秘話"かな。
「灯」とは何か?
横田本人がたくさんたくさん歌と向き合って、
打ち合わせのメモ書きの、いちばん頭に書いてあった。
それと、
そのまま歌詞にしてしまったら恥ずかしいような、
奥深くにあるメッセージ。
(これは載せない!ひみつ)
壮大な、伝えたいこと、があって
最初はそれだけ強く書こうと思っていた。
けど、わたしが詞を書くめぐりあわせを考えたら
どうにもたくさんの人の顔が浮かんでしょうがない。
そもそもこんなに大事な機会を、英語を忘れちゃっているようなわたしにくれた横田。
スタッフの相方ふーさま。
わたしたちにとっても家族みたいなサポートメンバーの方々。
お世話になっているライブハウスの方々。
そしてこれを聴くであろう、
いつもライブに来てくれているみなさん。
ちゃんと、横田の歌にしなければと思った。
きっと彼女は
これを歌う時美濃の景色を思い浮かべて歌っているんだろうな、
そしたら、聞いてる人も自分の故郷とか大切な場所を思い浮かべてほしいな、
と思ったので
あえて少し具体的な情景を。
横田の歌は色を含んでいて、
そうさせる力がある、信じてる。
サビは1番も2番もほとんど同じにすることは決めていた。
だけど、よくよーーーーくこの歌を感じてみたら、
1番は自分と戦ってるかんじ、
でも大切なものに気付いて、
そうしてやっと、
2番で周りにもその強さを分けてあげられるんじゃないかな、と思ったので
「they」のとこが「we」になった。
これもわりと最初に決めた。
そんな成長、
あれ、この歌、
もしかして横田そのものじゃないか。
そんなことも思った。
大人になるって、
とってもいいもの、
わたしは彼女にそう教えてもらっていて。
AKARIという存在があることでじゃあ何をがんばれるんだろう、
横田は何をがんばってきたんだろう、
って考えた時に、
自分自身や夢を諦めないこと、
なんじゃないかと。
そうしてサビが完成。
いっちばん最後にできたのは、
2番のAメロBメロ。
断片的に言いたいことはまだある、
でもちょっとだけ燃え尽き症候群だったわたし。
いろんな曲の英詞を見る。
はあ、みんななんてすてきな表現をするんだ。
むしろ凹む。
マザーグースですごい凹んだ笑。
もともと英語力なんて自信ないんだ、
文法なんて気にしないで書こうって決めたし。
でもやっぱり凹む。
というところで、最終奥義、
「横田のほかの曲の歌詞を取り入れる」作戦を決行。
黙ってたけど、
いちばん最初に打ち合わせしたときから、
何かは仕込んでやろうと決めていた笑。
ラジオでもバラしたけど、
わたしのだいすきな「僕の人生指南書」と
横田が「灯」にいちばん近いかも、と言っていた「陽炎」から拝借。
どうだ、さすがに、これはわたしにしか出来ないだろう!
そうして自信を取り戻すことに成功。笑
(いや、自信満々ではないんだけど)
そんなかんじで出来上がる。
第一版はなんと打ち合わせしながら本人の目の前で完成。笑
微調整して、最終決定。
すげえ。
できた。
それしか言えなかった、
できた瞬間。
もう、これから英詞書いても、
こんなに長く製作秘話を書くことないと思う笑!
だから、
もう少しだけ。
夏の日のこと。
横田からとてもていねいな、
彼女らしい英詞依頼の連絡。
…の前に、スタッフの相方であるふーさまから「くふふふふ」っていう連絡がきた。
あとから聞いたら、
ふーさまが、英詞を誰かにお願いしようかと考えてる横田に「いるじゃーーーん!チーム横田に!英語書けるひと!」って言ったらしい。
「話すことばが全部ひらがな」でおなじみのわたし、
英語を学んでいたなんて、
横田も知っていたけどすぐにぱっと思いつかなかったみたいで笑。
結果、
わたしはこのふーさまの軽いノリ(褒めてる)によって
大変救われたということ。
この年まで生きてきて。
こんなに周りの人があたたかくて、
豊かにいさせてもらって、
わたし人生いいよ、いい人生だよって
両親に、
あと兄夫婦に、知ってほしくなったの。
だからほんとのラストスパートのときは、
半分自分のために書いていた。
詩が完成して、
横田がめちゃレコーディングがんばって、
マスタリングめちゃがんばる人がいて、
ジャケットデザインめちゃがんばる人がいて、
歌詞カードや同封する和紙についてまだまだ考えている横田がいて。
全部の場面でちょっとずつ泣いた。
CDを待っているときは
わたしがすきなミュージシャンたちは、
こうやって発売日を待っているのかと、
早く手にしてほしい、って泣きそうになりながら待っているのかと
「リリース」ってすごいな、って思いながら。
全方位抱きしめたくなる。
最後に、
新しいチラシ作るからそれのコメントも書いてよって。
まじか、わたしずっと
本の帯とかタワレコのポップとか書きたかった人だよ。
ご褒美だよ。
日本語だし。笑
今年はすごい年だなあ、
ラジオもずっとやりたかったし、
勉強してきた英語も無駄じゃなかったし、
ご褒美にコメントも書かせてもらえるなんて。
文章考えながら浮かんだ曲。
"どんなしあわせもあこがれも
あなたと手をつなげば届きそう"
わたしの頭の中はそれでした。
その歌の時代がなければ、
今年のすべてはありませんでした。
1人では叶えられなかった夢も、
思いつかなかったような夢も、
横田に、ううん、
たくさんのひとに叶えてもらいました。
初めてこの「AKARI」を、
あかりアートで披露した時。
歌に入る前、ふっと、横田と目が合った。
その瞬間がベストオブ忘れない。
うん、
忘れないとおもう、2018年。