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live , lifework.

音楽と言葉といきるひと。ライブの「きかくやさん」だったこともあったなあ。

どうもこんばんは誕生日が近いです。 



 誕生日って、周りにいるひとに感謝する日かもなあと思っていて、 

ならこれは今日までに書かねばと。 




 というか、 

これを書かないと年が越せない、

「AKARI」ライナーノーツ。 

いや、これは、"製作秘話"かな。





「灯」とは何か?



横田本人がたくさんたくさん歌と向き合って、

打ち合わせのメモ書きの、いちばん頭に書いてあった。





それと、

そのまま歌詞にしてしまったら恥ずかしいような、

奥深くにあるメッセージ。

(これは載せない!ひみつ)


壮大な、伝えたいこと、があって

最初はそれだけ強く書こうと思っていた。




けど、わたしが詞を書くめぐりあわせを考えたら

どうにもたくさんの人の顔が浮かんでしょうがない。



そもそもこんなに大事な機会を、英語を忘れちゃっているようなわたしにくれた横田。

スタッフの相方ふーさま。

わたしたちにとっても家族みたいなサポートメンバーの方々。

お世話になっているライブハウスの方々。

そしてこれを聴くであろう、

いつもライブに来てくれているみなさん。




ちゃんと、横田の歌にしなければと思った。




きっと彼女は

これを歌う時美濃の景色を思い浮かべて歌っているんだろうな、

そしたら、聞いてる人も自分の故郷とか大切な場所を思い浮かべてほしいな、

と思ったので

あえて少し具体的な情景を。

横田の歌は色を含んでいて、

そうさせる力がある、信じてる。


サビは1番も2番もほとんど同じにすることは決めていた。

だけど、よくよーーーーくこの歌を感じてみたら、

1番は自分と戦ってるかんじ、

でも大切なものに気付いて、

そうしてやっと、

2番で周りにもその強さを分けてあげられるんじゃないかな、と思ったので

「they」のとこが「we」になった。

これもわりと最初に決めた。


そんな成長、

あれ、この歌、

もしかして横田そのものじゃないか。

そんなことも思った。


大人になるって、

とってもいいもの、

わたしは彼女にそう教えてもらっていて。

AKARIという存在があることでじゃあ何をがんばれるんだろう、

横田は何をがんばってきたんだろう、

って考えた時に、




自分自身や夢を諦めないこと、

なんじゃないかと。




そうしてサビが完成。




いっちばん最後にできたのは、

2番のAメロBメロ。


断片的に言いたいことはまだある、

でもちょっとだけ燃え尽き症候群だったわたし。

いろんな曲の英詞を見る。

はあ、みんななんてすてきな表現をするんだ。

むしろ凹む。

マザーグースですごい凹んだ笑。



もともと英語力なんて自信ないんだ、

文法なんて気にしないで書こうって決めたし。

でもやっぱり凹む。



というところで、最終奥義、

「横田のほかの曲の歌詞を取り入れる」作戦を決行。


黙ってたけど、

いちばん最初に打ち合わせしたときから、

何かは仕込んでやろうと決めていた笑。



ラジオでもバラしたけど、

わたしのだいすきな「僕の人生指南書」と

横田が「灯」にいちばん近いかも、と言っていた「陽炎」から拝借。

どうだ、さすがに、これはわたしにしか出来ないだろう!

そうして自信を取り戻すことに成功。笑

(いや、自信満々ではないんだけど)



そんなかんじで出来上がる。

第一版はなんと打ち合わせしながら本人の目の前で完成。笑

微調整して、最終決定。








すげえ。

できた。



それしか言えなかった、

できた瞬間。








もう、これから英詞書いても、

こんなに長く製作秘話を書くことないと思う笑!

だから、

もう少しだけ。




夏の日のこと。

横田からとてもていねいな、

彼女らしい英詞依頼の連絡。


…の前に、スタッフの相方であるふーさまから「くふふふふ」っていう連絡がきた。

あとから聞いたら、

ふーさまが、英詞を誰かにお願いしようかと考えてる横田に「いるじゃーーーん!チーム横田に!英語書けるひと!」って言ったらしい。


「話すことばが全部ひらがな」でおなじみのわたし、

英語を学んでいたなんて、

横田も知っていたけどすぐにぱっと思いつかなかったみたいで笑。



結果、

わたしはこのふーさまの軽いノリ(褒めてる)によって

大変救われたということ。






この年まで生きてきて。

こんなに周りの人があたたかくて、

豊かにいさせてもらって、

わたし人生いいよ、いい人生だよって

両親に、

あと兄夫婦に、知ってほしくなったの。


だからほんとのラストスパートのときは、

半分自分のために書いていた。





詩が完成して、

横田がめちゃレコーディングがんばって、

マスタリングめちゃがんばる人がいて、

ジャケットデザインめちゃがんばる人がいて、

歌詞カードや同封する和紙についてまだまだ考えている横田がいて。

全部の場面でちょっとずつ泣いた。





CDを待っているときは

わたしがすきなミュージシャンたちは、

こうやって発売日を待っているのかと、

早く手にしてほしい、って泣きそうになりながら待っているのかと

「リリース」ってすごいな、って思いながら。

全方位抱きしめたくなる。









最後に、

新しいチラシ作るからそれのコメントも書いてよって。


まじか、わたしずっと

本の帯とかタワレコのポップとか書きたかった人だよ。

ご褒美だよ。

日本語だし。笑









今年はすごい年だなあ、

ラジオもずっとやりたかったし、

勉強してきた英語も無駄じゃなかったし、

ご褒美にコメントも書かせてもらえるなんて。

文章考えながら浮かんだ曲。







"どんなしあわせもあこがれも

あなたと手をつなげば届きそう"






わたしの頭の中はそれでした。



その歌の時代がなければ、

今年のすべてはありませんでした。




1人では叶えられなかった夢も、

思いつかなかったような夢も、

横田に、ううん、

たくさんのひとに叶えてもらいました。




初めてこの「AKARI」を、

あかりアートで披露した時。

歌に入る前、ふっと、横田と目が合った。


その瞬間がベストオブ忘れない。





うん、

忘れないとおもう、2018年。 


{5DA9A756-1B7C-418D-8BC0-F25AFFD63C2A}



"世界の終末が描かれた映画を見に行った"


久しぶりに聞いたイントロに、
なんだっけなんだっけ、これ何の曲だっけ、って思いながら
この歌い出しで
あ、ツアータイトル【ロードムービー】だ、映画だ、それがあった、
って腑に落ちた。



高橋優LIVE TOUR 2017-2018【ROADMOVIE】。
そのタイトルについて、
前ツアーの【来し方行く末】にも少し通ずる意味に捉えていた。
ツアーを通しての変化や成長、もっと言うと過去から現在に至るまでの道のりを辿るような。


1曲目のラスト、

"僕らを待ち受けているのはどういうエンディング?"

そのままに、このツアーが終わった時、
あるいは長い目で見たときの「おわり」「区切り」にどんな景色が見えるのか、どんなことを想うのか、
いちばんたのしみにしていたのは彼自身だろう。




思い返せば。
もう長いこと、高橋を追って
今でもいちばんすきなのは雨晴れツアーで、
ベストライブはまだ、今でも、
30歳になったばかりの彼が見せた決意のCDJ。

ライブのたびに、だいすきだと思うきもちはあって
支えられているという自覚もあって。
だけどもカチッと
自分とハマる言葉や曲や場面が
めちゃめちゃ多かったとは言えなかったこの数年。
それは自分や、周りや、時期のせいで。
決して高橋のせいではなくて。



そんな贅沢を言いながらこのツアーにのぞんだら、
やられたやられた。
クリティカルヒット。



仙台、京都、横浜2daysに行きまして、
全然足りなかった。



それでは
横浜のことと、総括を。
ライブレポなんてものではなく。
自分のために。






すでに複数回見ていたので、セトリはなんとなく頭に入った状態での横浜初日。

なんといっても。
久しぶりの最前でした(2年半ぶり3回目)。

近い!もそうだけど、
一緒に行った友達含め3人とも、縦の長さが足りないので
遮るものがないというのは、相当な快適さで。
しかもほぼど真ん中。
ありがたやありがたや…


今回のツアー初参加の友達を隣に置きながら、
いいでしょこのツアー、ね、ね!って
いう気持ちが強かった。
あとは目一杯、彼の姿を目に焼き付けてやった。


Cメロだいすきマンのわたしですが、
高橋の場合はイントロだいすきマンになることが多くてですね。
いちばんは、だんだんともだちに知れ渡ってきた、怪物がいい例なんですが(イントロでもう目から汗でる)
今回はロードムービーのイントロがとってもすてきだったなあ。
青色からのサス照明が。
ピアノがほんとに流れ星みたいで。

あと、忘れられない景色に殿堂入りしたのは
「ルポルタージュ」のイントロの、
スラップギター高橋とピンスポのコラボ。
あっっっれは最前さまさまでした。


というわけで、
こんなテンションで。
初日は終始、
たのしいなすきだなしあわせだな、
近いなかっこいいないい曲だな、
ずっと見ていたいな、
その多幸感でいっぱいだった。

知ってたけど最前をあんまり見ないとか、
でも今日はちょっとだけ目が合ったとか(気のせいでも構わん)
そんなわがままを言いつつ。

「明日もここで歌えるんだー♪」なんて
アンコールでにっこにこで言う彼みたいに(かわいすぎて「かっわ…!!」って声漏れた)
にこにこで終えた。



終着地がみえたからか、これまでのことを思い返していたのか、
「虹」で、すこし目が潤んだように見えたことが
少しこころに、ひっかかりながら。





横浜2日目、ツアーファイナル。
年度末のため仕事で間に合わず。
着いた時は「白米の味」だった。
(それでも結構早く着いたな、って思った)
最初から見れないし、しかも電車で緊急停止ボタン押されて予定よりも遅れるし、
ライブ行くために早く帰ったから土日に仕事しなくちゃだし、誰かがやっておいてくれるわけでもなし、
嗚呼社会人。



すきなことのために仕事をしているけど、
生きていくために仕事をしているけど、
責任感はいっちょまえにあって
そういう小さい犠牲をするたび、
仕事とは、生きるとは、人生とは、なんて
考えてしまう。
しかもその日にちょうど、新しい期についての面談をしたところだった。
やらなきゃいけないことは増える、
責任も増える、
結果を求められる、そんな話を。

それでも、周りにたくさんいる、
もっと大変な仕事をしてるひととか、
おかあさんていう仕事をがんばってる友達に比べたら
ひとりでのうのうと暮らしている、
とりあえず暮らせるお金をもらえてる、
わたしが
犠牲とかそんなことをいうこと自体おこがましいんじゃないかな、
そんなことも思っていた。


着いてからしばらくは
昨日の景色がフラッシュバックしながらも
新しく発見した照明のかたちだったり
たくさん聞こえる観客の声だったり
みんな高橋のことがほんとうにすきなんだな、って穏やかなきもちで見ていた。
(謎の余裕)




"ずっとこのままがいいな"

その言葉あたりから。
今日が終わったら次いつ高橋を見れるかわかんないし働かなきゃいけないしと、
その日の面談を思い出してしまう。
集中しきれないまま
数曲がすぎていく、
現実という名の怪物はこうやって襲ってきて、
せめてライブの最後の瞬間まで出てこないでほしかった。


昼間に話したこと。
できていないこと、
人のことばかりを理由にして逃げようとしていたこと、
苦手なこと、
これからやらなければいけないこと、
それたちを目の前にして
全部はできない、それはそうなんだけど
ある意味0か100か、極端な結論しか出そうとしないところを、
だめだ、って直視しなきゃいけないターンにきていて。


期待されたら応えたくなるタイプのはずなのに、
あー、めっっっちゃ不安なんだな、と
遠くから冷静に見ている自分に気付いた瞬間、
きこえてきたことばは



"こういう僕でも出来ること
もう少し探してもいいですか?"



だった。




あ、
これが
わたしの気持ちそのまんまだった。




まさか、こんなアッパーで、ロックで、踊り明かせ、って言う曲で
号泣する準備なんてできてなかった。



その、くるしいままの状態で、次の
「明日はきっといい日になる」。
巻き返しで笑顔になるつもりだった、
ほかにいつもなみだがでてくるだいすきな曲があるはずだった、
励まされて泣き止むつもりだった、
のに。

たたみかけてきた

"思い通りの人生じゃないとしても
それも幸せと選ぶことはできる"

の言葉に、

わたしに一番足りてない

"まぁいっか"

の言葉に、

手じゃ拭いきれない水分を止められなかった。



友達にも(泣いてるのバレてた)「はやしが明日は〜で泣くとは思わなかった」とコメントいただきました。
はい、わたしも準備はありませんでした(2回目)。



そこからはあんまり覚えてない、
たぶんきもちのループは3周くらいして、

"奇跡を待ちはしないよ それを起こしに行くんだろう"
"これぐらいがどうしたと大きく生きていけ"

って、背中をバシバシ押して
こっちが受け止めきれないうちに
「じゃ!」って去っていく高橋に、


さみしい、なんて言ったら怒られそうで。


自分の中で、さみしい、を押し付けていたら
恒例の、1公演ごとに書かれたメッセージが
こうだった。


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「でね、」が、
そのあとの言葉が、グッときすぎて
なかなか飲み込めなかった。
噛み締めるなんてできない、
まるっと全部抱えていたかった。


ここにいちばん繋がってきたのは
「シーユーアゲイン」だ。


"さよならまたいつか会える日まで 君は君のまんまで歩いていけよ"
"明日の今頃は別々の場所 僕は僕のまんまさ心配ないよ"


初めて見た恵比寿で聞いて以来。
初めての武道館でやってほしかった、絶対ぴったりだったのに、なんて思って数年。
「ルポルタージュ」のカップリングに新しいバージョンで入るのを知った時、
この曲忘れてなかったーーーうれしいーーーってこころから声が出た。


偶然だとしても、必然でも、
このタイミングで演奏されるように
曲も生まれた意味がちゃんとあるのだということ。
掘り起こしてきて、またたいせつにしてくれること。

最後の曲前にMCで
「俺なんかの曲を聞いてくれてありがとう」
そんなことを言ってた。
脇目もふらず歩んでいくようで、
彼自身も、もしかしたら
誰かに言うつもりで、自分に対して言い聞かせているのではないかなんて。



"負けるわけにはいけない 勝ち続けなきゃいけない"
って、昨日も目が潤んでたのは、そのせいかな。



ここぞとばかりのときにいつもうたう、
「素晴らしき日常」はやらなかったけど、


"君がいる限りこの世界は素晴らしい"


って、代わりに、続きみたいにうたう。


本人も、自分の言葉がブーメランみたいになって
励まされたり苦しんだり支えられたり
しているのではないかなんて。







そうあってほしいんだ。












ということで、
ここまでのきもちを140字以内にまとめるとこちら!



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簡潔に言えるやないか!!!!!






夢は叶うよ、
案外どんな夢も叶えられるよ、
って言う彼に、

そんなの無理だよ〜〜〜〜って泣きたくなる時が大半だけども
そうだね、って言える時のために。



おおきな夢も、ちいさな夢も、
今ある夢もこれから見つける夢も。


2017年のベストフレーズのとおり、
"今したいこと 見たいもの すぐ会いたい人"


もっていたいな。



負けたくないな。



たった1回のライブで、
そこまで立ち返ってしまうのだ、
単純なわたしだ。





ちいさな夢、のひとつを書くとしたら。

2015年末のわたし、
「シーユーアゲイン」が聞きたいって書いてます。
3年たったけど、叶いました。

次は叶うかな、
「髭」がききたいです。
あと「空気」。
それから、だいすきなツアーを思い返す、「夜明けを待っている」。



いつか、この曲たちもたいせつにされることを
待っている。


パソコンに取り込めなくてくるしんでいるわたしです。
テレビで聞いてる。笑


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2月。
フロアのなめらかさを筆頭に。
キイチビール、HMJでないかなあー。



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3月。
瑞々しさ。
ニコルズの新曲も、前からのやつも、ぴかぴかだなあ。


恒例、の。


ベストアルバム2017できました。

今年はなんだか、新しいものを深く、はあんまりできなくて

新譜もそこまでたくさんは聞けなかったけど

長くすきなもの、と向き合う時間があったなあと思った年でした。


そのあたりは、ベストソングのほうで。


さ、いってみよー。




10.Manhole New World「Rosanjin」


{9C7FE00D-46A0-433D-8155-A460BA04E090}

リリースは2016年。
今年は特に、パーカッションやドラムが一層すきな年だった、の代表。





9.ヒグチアイ「猛暑です e.p.」


{88D54767-3ED9-4999-8297-C983E757D33E}

夏のイメージがなかったアイちゃん、
少し、あたらしい、顔が見れた。
「ラジオ体操」だいすきなんですけど、MVあったの知らなかったー!




8.Omoinotake「So far」

{98E458B7-6982-4B9E-BE6B-D81C02880A8C}

ピアノはやっぱり、底抜けにずるい楽器だ。





7.Mrs.GREEN APPLE「Mrs.GREEN APPLE」

{428EEE76-EF38-4DB4-956F-84E30E00F477}

すきかどうか、でしか計れないんだけども、
これはきっと、作品として、素晴らしいんだと思う。
完全に、クライマックス二回はあるよね?
大盤振る舞いだね?
大森くんの天才さが憎たらしいので、
これからも憎たらしくあってほしい。






6.kobore「アケユクヨルニ」
{35111ADB-FEEE-4185-8EE7-7E95ABAA0731}

もうこれは、瑞々しくて。
がんばれ西トーキョー。







5.the engy「the engy」




基本的に日本語がすきなんですけどね。
かっこいい!って脳が動いたんだもの。



4.Special Favorite Music「Royal Blue」
{0F271230-6F8A-4A99-BB5C-DBC37F37D28B}


いろんなひとのランキングに入っていて、
あんまりかぶらない代表のわたしとしては
ほほほう、と。



3.JYOCHO「祈りでは届かない距離」

{2E84F4B9-01AA-450A-A732-9A9177425411}


これもリリースは2016年だけど、

出会ってしまった。

ギターの音がすき、だなんて、

久しぶりに思った。









2.sumika「Familia」

{A4197362-635E-4921-A30F-4DAB011D8B4C}


数で言ったらいちばん聞いてる、間違いなく。
全曲レビューちょうたのしかった。

名刺がわりのようで、
やりたかったんだろうな、
思いついちゃったんだろうなってこともたくさん入っていて。
来年も頼りにしてます。




1.高橋優「虹/シンプル」


{CEAC27D7-918C-44C5-8A47-2220BB452F8C}


シングル。
今年の高橋くんはとてもコンディションがよくて(完全に好みの問題)。
曲のリリースはシングルしかしてないけど、
そのシングルたちの完成度がすごくすごくよかった。
1枚であること、バランス、並び、
わたしにはちょうどよかった。
「ロードムービー」もよかったし、
「ルポルタージュ」も最後まで、むしろこっちを1位にしようかな…って思ったくらいだけど
いちばんこころに残ってる、この1枚を。






おわり!

ベストトラックは、新年に!

やりまーーす!





簡易版。


1.高橋優「虹/シンプル」

2.sumika「Familia」

3.JYOCHO「祈りでは届かない距離」

4.Special Favorite Music「Royal Blue」

5.the engy「the engy」

6.kobore「アケユクヨルニ」

7.Mrs.GREEN APPLE「Mrs.GREEN APPLE」

8.Omoinotake「So far」

9.ヒグチアイ「猛暑です e.p.」

10.Manhole New World「Rosanjin」




{928DA62C-985D-4406-ADDA-1A02758878A1}



青の、缶バッジをなくした。


初めてsumikaのライブを見に行った時に買った、ロゴが書かれた缶バッジ。

2年以上も手元にあったから静かにショックを受けていた。

それさえあれば、あの日の高揚感を鮮明に思い出せたのに。


愛着を持つってそういうことだと思っていて、

音楽もまたしかり。

日常に溶け込むということ。



ちなみに彼らを初めて見たときの感想はこちら。

いまも変わらない。


{1D33D115-09AC-47E1-BF3C-875554845A93}

{64C5E004-5EE1-4E28-BBC5-8E27E63756F0}



どこかできいた、「音楽で食わずに音楽と生きる」が、ちょうどいいわたしだけれども

ステージの彼らに負けたくないきもちで

どうしてもやりたかった、アルバム全曲レビュー。

初のフルアルバム、のちからをお借りして

初の全曲レビュー。へへん。


ツアーが終わってからやると決めてたんだ。

そしたらラジオ局の企画で、1曲選んで読書感想文、なんてやってた。奇遇だね。

そんな豊かな2017年下半期。


その企画に合わせて書いたのもあるし、

つい最近書いたのもある。



音楽を通して考える、感じる、ことばにする、

その自分に、用がある。




---sumika 「Familia」全曲レビュー



1.Answer

現段階で、sumikaのイメージを瞬間的に表すならこれ。音数の多さ、爆発力、せーの!と聞こえそうな屈託のなさ、カラフルさ。「メーデー」は信号の方の意味が強そうだけど、「仕事のために、休息のために、好きなことのために」っていう労働者の日としての「メーデー」はまさに私たちが音楽を必要とする原動力の意味を持ってるらしく、妙に納得してしまった。とにかく音と心だけ先に飛んでけっていう起点の歌。




2.春風

「貴方」なんて漢字を使うほど、ちょっと礼儀正しく背伸びをしているような、≪心配なんてかけぬように≫と強くあろうとしているような。少し成長したように見せたくなるのは春のせいだし、最もたくさんの人の顔が浮かぶのも春。たいせつな人は1人じゃなくて、ほうっと思い返す人みんなを想っている歌。ふわっとした光の朝に、街から街へ移る電車の中で聴いたなら、その日はちょっと優しくなれる気がする。


**ちなみに

≪春の気を纏う 貴方の口の 端が上がりますようにと≫は2017年ベストフレーズに食い込む気配しますね。




3.Lovers

初めてこの曲をラジオで聴いた時「ああこの人たちは音楽と結婚する気なんだな」と思った。sumikaの復帰を心待ちにしていた1人として、ただただそれが嬉しかった。屈託なくかき鳴らされる歓びの音。それこそ、いつか最期に目を閉じる時、この曲の最後の三拍子を思い出すことができたなら、どんなに満たされた人生だと思えるだろう。…なんて縁起でもないけど、とにかくこの曲があって、わたしの今は豊かです。




4.KOKYU

≪吸って吐くだけの曲ですよ≫その通り。吸うのは懸命にするのに、吐くことはよく忘れてしまうな、ということに、≪吸って≫よりも≪吐いて≫の数の方がすこしだけ多いところで気が付いた。吐かないと、いろんなところで、苦しくなるのはそのせいか。どこかのインタビューで問題作とか書いてあったけれど、≪5分で世界は変わります≫って、よくライブで言ってるところ、一貫して変わらない。タンタンスタントゥルリラ、の語感がとてもイカしているとおもう。(イカしてる、なんて初めて言った)




5.Someday

sumikaの曲たちはどれを聞いても「渾身」ということばが当てはまると思っていた。捨て曲とか、そういうわけじゃないけど、こうして力の抜けた曲が入ると、ああフルアルバムだなあと思う。残り香、というかプロローグ、みたいなニュアンス。コーヒーで一息するように見えて、こころはざわついてる、女々しさも映画みたいだ。




6.アネモネ

恋ってやつは未だにわからない。けど少しずつ、愛ならわかるようになってきた気がする。部屋に活けた花は、そこにいる人が元気がないとその気を吸ってはやく枯れてしまうんだって聞いたことがある。そんなんもう、愛じゃないか。豪華なやつじゃなくて寄り添う花であることがなんだかsumikaらしいし、彼らの曲に出てくるモチーフがいつもすきだ。アルバムの真ん中にこの曲がいることで一層カラフルに思える曲。




7.ここから見える景色

「結婚式二次会のBGMを選んでほしい」。だいすきな友達にそう頼まれたことがある。顔を思い浮かべながら想いを込めたセットリストを作るのは、ほんとうに楽しかった。そしてずっと前から、いつか自分が結婚式をするときに絶対使おうと決めてるのは【ここから見える景色】なんだ。卵焼き突っ込むところがだいすきだって言ってあるけど、友達に任せたらわたしのセットリストに忘れずに入れてくれるかなあ。


**ちなみに

間奏のピアノの嵐と、最後の式場でかかりそうなギターの音もだいすきなんですけど、何よりラストサビ前の≪未来の中≫のハモるところが悶えポイントです。2人だけになる瞬間。




8.ピカソからの宅急便

「あ、魔法がかかる音がする」。そんなイントロ。浮かぶのは、外国の街中で鳴らされる陽気な音楽、そこに人が集まってきて、誰も彼も関係なくその場を楽しんでいくような画。ピカソの作風が自由であるように、sumikaはゴリゴリのバンドにも音楽隊にもなれるし、言葉をひとつの武器としながらも、言葉を越えてもなおsumikaはsumikaだった。これに続くのが”MAGIC”だってのが、またニクいんだよなあ。


**ちなみに

ライブで、この曲が入りSEになる予言は当たりました。ほんとだよ。




9.MAGIC

繰り返しになるが、ピカソからのこの曲、の流れは本当にニクい!とてもとても良い意味で、「開き直ったなあ」な曲。アカペラ界隈にいたわたしにとって、素直にスナップを打ちたくなってしまう音が出てくることが、この感覚を知っていることが、少しだけ、誇り、のような。≪音と音に乗せて≫のリズムが好みで、リズム感のいいお客さんでいたいし、リズム感のいい人生って、いいなと思う。




10.アイデンティティ

私とって「グライダースライダー」が人生のテーマソング(初代)なのだけれど、この曲を二代目に決めた。続きのようにリンクする2曲、変わったのは信じた先に≪笑い合え≫る、≪足並みを揃え≫る人がいること。「誰と」生きていくか、というのもアイデンティティのひとつなのかもと思っていた私に、友人が「この曲すきそうだなと思ってたよ」と言った。顔を思い浮かべてくれる人がいるだけで、前に進めそうなのはどうしてだろう。


**ちなみに

ピンポイントマンとしては、イントロと≪忘れないように歌にして≫の後の【ッポーン】っていうピアノがすきすぎますね。

今回のツアーで、ライブハウスではきけなかったのに、フォーラムでイントロきた瞬間「ふぁっ!?」って言いました。




11.Summer Vacation

大人になってしまったから、「夏休み」なんてあの頃よりもわくわくしない。代わりに、線香花火の儚さや夏の終わりを情緒だと思うようになったのはいつからだっけな。≪大人になってつかず離れず≫以降の、抗うかんじが名残り惜しさと重なる。集中して聴くと見えてくる、コーラスの作り込み具合がたまらない(アカペラにしやすそう…我ながら擦り込みだ)。そいでもって、リズム感よくありたい、パート2。




12.まいった

『I LOVE YOU』を「月が綺麗ですね」と言うのは有名な話だけれども、「まいった」という一言も同じ意味になるみたいだ。かと思えば、すきという気持ちをこんなにも5分半こねくり回せるのも人間らしくて愛おしい。そうやって見守る気持ちになるのは、私にも忘れられない人がいるから。こんな時代だから、液晶で繋がれるのも悪くない。けど願わくば、この曲の彼の左手があの日と同じように繋がれますように。




13.『伝言歌』

いつの間にか大人になってしまった。周りに置いていかれると感じることの多い日々。やりたいことと実生活との狭間で、いつも音楽に支えられている。この曲は直球ラブソングだけど、≪今の私の半分以上があなたで出来ていたと気付いたから≫と歌われるたび、私にとって「あなた」は音楽だなと思う。はっきり目の前に現れてはくれないから、こうして言葉にして残して、音楽に投げかけながらいきていくと、決めている。




14.Door

アルバム最後の曲にして、わたしの中で最も新鮮だった。王道というか、素直というか。どこか遊びゴコロを忘れないsumikaにしては、という意味で。とぼとぼ・しばしば・そこやかしこ・やれやれ、といった語感で表現するあたりは「らしい」けれど、≪振り向いたら負けな気して≫と、ただ一歩先の、どこかへ行こうとする芯の強さを、最後に置いていった。潔さ。





---

このアルバムのツアーが終わって、ケンタカタオカは「現在の自分が一番好きだ」と言い切った。


わたしもそうで、

若い頃がよかったな、過去に戻りたいな、なんて思わなくはないけれど

今までのすべてをひっくるめて「わたし」が出来ていると思うと

わりと時間がいとおしく。



少しだけ、

正直に言うとsumikaというバンドの、

勢いとか注目度とか人気の出っぷりとか、

客層の若さとかそういうのに

ひよってしまうことがある。



だけどもフロントラインの2人が同世代だってのもあって、勝手ながらに切磋琢磨するように生きていたい。

それから(唐突に言えば)わたしの原点はゆずで、

今年20周年を一緒に過ごして

「タイトル思い出せないけどなぜか歌える病」とか

「むかしのことが走馬灯のように思い返されてライブ中に悶える病」とかを経験していて、

一緒に歳をとることを、とてもたのしみにしている。



ツアーファイナルシリーズの

国際フォーラムが終わっての感想。


{ADA38431-FD4E-46F1-9E7F-760A7E21CF50}

最初の感想に舞い戻る。
負けてらんないなあ。

ことしも、そういう年でした。







はー書けたーーーー!

はーーー、CDの帯とか書く仕事こないかな!!!!


2017年のもろもろベストも、

そろそろだ◎


書き置きしていた、きもちを
表に出す時間。



中学生のときからすきなバンドを見に行った。
ゆるりと活動してくれていて。
変わっていて、変わっていなくて。


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当たり前だけど、むかしの曲は
動画にはないよねえ。


あの頃、
すきなミュージシャンは?って聞かれたら
【ゆず19TheLOVE】
って言っていた。
しばらくしたら、
【ゆずコブクロTheLOVE】
になった。

いまはその質問がすきじゃなくて、
「今から君の知らないバンド並べるけどいいんだね覚悟したまえ」って思ってる(ちなみに大体は高橋ってゆってる。「あーあの眼鏡の人!」って言われる)。


「曲が流れてタイトル全然出てこないけどなぜか歌える」症候群は
その頃の曲ばかりだ。


すきな音の大体はラジオがきっかけだった。


ちなみによく読んでるブログのこの記事で
懐かしくて悶えるタイプ。



「この曲いいな」って思ったら即録音。
勉強してるフリしてラジオ聞いてたから、
おかあさんが部屋にきたとき慌てて電源ブチ切りして、
あーあ録音してたのに、なんてこととか。


1時から3時までのオールナイトニッポンを録音するために
がんばって12時半まで起きて、
150分テープの録音ボタンを押してた。
たまに我慢できずに寝ちゃって、
次の日とてもとても悲しかったこととか。


あのときのテープ聴いたらどんな音するのかな。
擦り切れテープ。


8cmシングルも
新しいマキシシングルも
カセットテープも
CDも
MDも
全部通ってきた。

そういえばサムエルの「ビデオテープ」って歌があったな、
とてもすきなんだ。


そいでもって今も音楽どっぷりで、
動画も視聴とかも、
最近の音も受け取っている。



いい時代に生まれたねって
惜しげも無く話した。
そんな友達がいることも、
ありがたい。



音楽だけ考えても
自分のいきている時代がとてもすきで、
気に入っている。


ふと、
たくさんの人がそう思ってるといいなあと思った。
自分のまわりの、時代を
あいせているといいなと。



だってうまれてきて、
出会えたものだから。


カルテット3話がとってもよかった。

家族、にとらわれない

居場所のことを考えた。

家族ってあくまでも「そういう事実」かなあと思ったりもして、

自分にとって家族はたいせつだけれども

そうではないひとにも、救いが、居場所が

ありますようにと。




わたしにも『居場所』と明確に言えるところがある。


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横田良子というシンガーソングライターの、スタッフをしています。


大学の時に同じサークルにいて、

わたしがひとつ後輩で。

卒業後、ずっとお客さんで聴きに行っていたのだけど

わたしがイベントやったりライブハウスに慣れていたりしたから

いつからかスタッフとして、物販やらをお手伝いするようになりました。

今はもうひとり、ふさえさんていう子がスタッフでいて(同じサークルの後輩なんだけどさん付け)、

ここ2年くらいかな、3人まとめて「チーム横田」って呼んでいます。

ここが居場所、になって、もうどのくらいだろう。



良子さんはサークルのときから、

抜群の歌と人柄で中心にいました。

歌姫、っていう言葉とは、

ちょっと雰囲気が違うんだけど

(歌姫ってすごく、リードがピカイチみたいなイメージなんだけど

良子さんはリードだけじゃなくてコーラスも抜群なのでね)

サークル関係のライブで彼女がステージに立たないことはほとんどなくて、

他のサークルのひとからも、

有名な人と認識されているんじゃないかなあ。




こうやって書くとすごく華々しい気がするんだけど

一言でいったら、

もう、完璧に苦労人。

なんでそんなこと起きるん…って思ってしまうくらい、

ほんとうにいろいろ、

絶え間なくいろいろ、あったひと。



もちろんきっと、

そのぶんお返しや、恵まれることも

あったかもしれないけど。

じっと耐えて、やさしくて、強いひと。




横田のうたですきなのなんて大量にあって。

(突然の横田呼び、最近おおい)


いつも、ふと頭をくるくるするのは

【時は流れ 君の今も 儚く過ぎて ゆくけれど

抱えきれぬほど 想い乗せて

君の背中を押してゆけばいい】

(「今ここにいる」)っていうところ。

わたしCメロ大好きマンなんですね。

ちなみにこのあとのピアノと相まってど号泣したことあります。ふへ。


あとねー「伝えてしまえば…」も「旅」もサークルのときからすきだし、

「僕の人生指南書」もやっぱりCメロが良くて、

ああ横田節だなあと思うし

去年あかりアートで見た「灯」はどうしようもなく郷愁がただよっていて、

スタッフやっていてよかったなあとしみじみするくらい。

「夜明けの月」の、しん、とした透明感もすき。

まだあるよ。



もうひとつ。

すきな、曲があります。




出来たときから、

いろんなひとに人気で

わりとすぐCDにも入って。

こりゃあどえらい曲できたなあって思ってた。

ピアノのなめらかさと、ありのままの言葉たち。


そんな、横田がお母さんに向けて書いた歌。

「同い年」。


https://youtu.be/vWl_YuaieJA





今年歌い初めの、

とてもとてもたいせつな、

月歌美人ていうイベントで

4年ぶりにうたいました。





4年ぶり、だったんだなあ。

全部ぜんぶを知ってるわけではないかもしれないけど、

それでももしかしたら、もう二度と聴けないと。

思っていた。

聴きたいなんて言わないと、

思っていた。


わたしが生まれた時のお母さんの年に

わたしもなったとき、

うちのお母さんにも聞かせたかったんだけど

もうそのときはしまわれていて、

そっとしまってある曲を引っ張り出すのはとても気が引けて、

やめておいたこともある。





4年ぶりに聞きながら

イントロのピアノでもはやこらえきれなくて

ぽろぽろしながら見ていました。

うたえるかな、って言ってたから

「がんばれ~~がんばれ~~」って、思いながら。

半分くらいでぱっとふさえさんのほう見たら、

もう嗚咽だった。笑

破壊力~~~ってなった。



すきな曲だけど

「だいすき」と手放しで言える曲では、やっぱりもうなくて

でも曲が終わって、

「うたえた」ってほっとした横田の顔と

うたおう、って決めただろうその強さを

垣間見たことはずっと忘れないでいると思う。




歌詞に「泣き虫」って入れておきながら、

実はわたし、泣き崩れるような横田を、

数えるぐらいしか見たことがない。

というか、その印象がない。

ぐっとこらえて、その時がくるのを待っている。

そんな印象。

そいで、自然に、誰かの背中を押すひと。

わたしもたくさん背中押してもらった、

というか

そっと寄り添ってもらったことがたくさんある。



サークルで同じセクションにいたとき、そこも立派な必要な役と認めてもらったこと。

歌い手じゃなくて引け目ばかりだったわたしに、「イベントつくるって、すごい、表現者だね」って言ってくれたこと。

入院したときにお手紙をくれたこと。ライブハウスと繋げてくれたこと。

いつもいつも、やりたいこと、目標を、

真剣に一緒に考えてくれること。



もらった、もらっているものがおおくて。




わたしはマネージャー、でもないから

何か策略を持って…!とか、有名になるように…!とか、

そういう気持ちが強いとは、言えない。

(いやたくさんのひとに聞いてもらえるほうがもちろんいいけど)



だからお客さんと同じように、

今日のセットリストどんなかな、ってたのしみにしているし

ただただ、横田がライブ以外の、

ステージ以外のことを気にしなくていいなら

それでいい。

こっちに任せてくれたら、それで。



もちろん出来ることと出来ないこともあって、

ふさえさんと補ったりして、

チームになるんだけど。

ふさえさんがさ、

これまたどん引きするくらい気遣いができるの。

実際引いてはないけど笑、

その配り方にいつも、感動の嵐。

スタッフで行っても時間を持て余すこともあるからさ、

ああわたし別にいなくても、いいよなあ、

お客さんで来ても、いいよなあ。なんて、

いじけて思うことも、なくはない。

数えるくらいには、あった。




でももう今は、

家族みたいでさ。

冒頭でも似たようなこと言ったけど、

家族って、要る要らないの次元じゃないから。

今、ここはポジティブな意味で。




そうやって、わたしはスタッフでいたいから

これからもそばにいると思う。





なんでこれ書いたかって、

わたしのブログの、2016年の曲たちを見たら

横田は自分の曲が入ってなくて凹んだって言うのね。笑

それ聞いてわたしも凹んだのね。笑

みんなで大笑い。



言ったり書いたり、おもてにしないと伝わらないよって

伝えたほうがすてきだよって

誰よりも横田に教わったから。



ラブレターです。

年も明けて10日。
少しずつ書き溜めていた、
わたしの2016を豊かにした、曲たちのことを。
わかってはいたけど長文になってもーた。
※動画はその曲じゃないけど近しいのもいれてある


「伝言歌」/sumika

ありがとう/SUPER BEAVER

The Three Wishes Of A Dwarf/riddim saunter

LIFE/D.W.ニコルズ

便箋歌/クラムボン

Curtain Call/SHE'S


とてもすきなうたたちで、
普段から聞いていたのは間違いないのだけど
これらは完全に
たいせつなあの子の結婚式に向けていた曲たちなのである。
こんなに明確に「誰かのために」曲をきくことで
浮かんでくる景色は違うもんだ。
もう、あの日の笑顔ばかり浮かんでしまうもの。

「ここでこれきたか〜〜〜〜」とかきゃーきゃーみんながしてくれたのも、とっても嬉しかった◎
(一部泣かせにかかったので文句も言われました、しめしめやったりです)

ちょっと去年この話しすぎたんで、
もうしません笑。



以下はやっと、個人的なやつ…になるかな、
なるのかな?笑



BEAUTIFUL/高橋優

まいった/sumika


はいきた二大わたしのライブ本数が多い方々。
今年は華麗に高橋をsumikaが追い抜きました。
能町さんのすきな男ランキングにsumikaいれてるの、
2015も2016もまだわたしだけっぽいからな〜〜〜〜!

BEAUTIFULは久しぶりに、
一聴き目で目から汗でした。
歌い出しがたまらないんだ、
このことばの、距離感がわたしにはちょうどいいんだ。

sumikaの「まいった」は、
2016年のはやし的流行語大賞なんですが
その理由になったのとは、少し違っていたけど
これまたこころにズドン、な曲でした。
「まいった」って、あれだな、
I LOVE YOUの代わりになるんだな。
【SALLY e.p.】は全曲すきで、とてもバランスがすきでした。並び順も。



ここから怒涛の、
弾き語り系。

あ、やっぱりここも、
わたしのすきな場所だ、って思えたことも
2016年のおおきな出来事でした。

すこしだけ、影ながら応援、みたいな距離になってしまっていた
Japan Folk Festival。
Go Around Japanって名前に変わった2016年、
縁あってスタッフに入れてもらった。
ずっとやりたかったんだ。
ずーーーっと!!!
やりたすぎてなんでお客で来てんだろ、って泣いたこともあった。


みんな、ここで出会いました。


いのちをもやせ/徳久望

死の塔の上で/KUDANZ

誰か幸せは僕の不幸せ/ヒグチアイ

同じドアをくぐれたら/BUMP OF CHICKEN


今年は徳久くんの曲がとてもぐっときた。
KUDANZも、なおさんがやってくれた仙台のJFSで出会った。
そのときからずっと、忘れなかった曲「死の塔の上で」が
やっとCDになって手元にきたのも、嬉しかった。
アイちゃんがカバーしてて良すぎた、バンプ。
逆輸入もいいとこ。あはは。


俺がお前の父ちゃん/高田リオン

『  』/藤田悠治

このふたりもそう。
この2曲でだばだば泣いたライブが、2016年にあったことも。絶対に絶対に覚えておく。
Go Around Japanのスタッフをやらせてもらう前に、
見れてよかったんだ。


あと弾き語り系といったらさ。
身内ですが。

誰かが君に恋をして/A.R.Works

すきなんだーーーー!
わたしのたいせつなひと、というのもひっくるめた上で
この曲を、いいねって言ってくれるひととけっこんしたいと決めました2016。
(動画の中にないけどな)



そのほか。

もっぱら音楽は朝聞くことが多いでおなじみのわたし、
朝用のプレイリスト(というか、すきすぎてシャッフルで飛ばさない曲のプレイリスト)をつくっている。
その中から。


有終の美/Cocco

フェスでニアピンばかりしていた。生で見たかったなあ。
リップヴァンウィンクルも、とってもよかった。

headphone music/最悪な少年

ヘビロテ。
生で見たかったなあ2。
解散してしまうなんて。

アザーサイド/The Floor

アルバムまるまるよかったけど、
これがいちばん、最初から最後まで駆け抜けるかんじがすきだった。


使命/Nakamura Emi

えみさんのうたう三連符がすきよ。


ピースする/ウソツキ

結局、ピースっていいかたちだなあと思ってる。


Soul Osci/蓮沼執太フィル

聞きながらいつも「そうるおすし…」って思ってる。



インスト系も充実していました。
HMJで裏方をしていたおかげで知ったはらかなちゃん、
出会えてよかったー。


はじまりはここから/はらかなこ

女の子にしか、弾けない、出ない空気だなと思う。


アイネ・クライネ・キルケ・ムジーク/circe

中川政七との相性がよい。
和む。


Neo Japanesque/H ZETTRIO

ただただかっこいい。かっこいい。ニレさーーん。



よし。おわり。

2017年も音楽に恋しよう、ってだいちゃんが言ってた。
それでいいなあ、って安心した。


まだ書きたいのがあって。
でも一度、閉じる。
綴じる、のほうがいいか。
そのほうがすてきだな。



今年も、
音楽さんぽをしよう。
やっと書ける。
途中まで、11位以下も書いていたんだけど
なんだかわたしらしくなくなってきたから、やめました。
何でそう思ったのかしらね。

今年も結局、すきなものばかり聴いていた。
たくさん聴いてきた、ように思えるけど
偏っている。
そのまんま、この企画に参加しようとおもいました。




10. BASIN TECHNO/岡崎体育
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基本的にシンセばりばりみたいなやつ、聴かないんですよ。
だけどなんだかこの一枚は、応援したくなったし、嫌じゃなかった。


9. noon/moon/東京カランコロン
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コンセプトがきっちりしている、ところが
なんだかしっくりきた1枚。


8.  勇気も愛もないなんて/NICO Touches the Walls
{5F6315E3-AF8E-4DD2-ADC6-4E96908B481D}

フェスでしか聴いたことなかったけど、
なんだかもっと知りたくなった。


7. 光の破片/高橋優
{75694C76-E86D-4E64-A6BE-210CF0A68A3B}


シングルです。
今年アルバムも出しているんだけど、
うわあああ久しぶりにすきな高橋くんだ、ってなった1枚。


6. SALLY e.p./sumika
{E4DEEFC6-4F49-42A0-A7A3-F9DEC8CDF1A7}

sumika1枚に絞ろうと思ったけど無理だった(ということでまた出ます)。
全曲すきだなーやられたなーというのと、
一枚通してのバランスがわたしには心地良かった。

5. それくらいで事足りる恋だった/最悪な少年
{E80526FE-617E-47E3-874F-DE017C9ACE99}

これだけ2015年発売です。
解散しちゃったから、なんてフィルターを除いても。
聴き続けたい。


4. LIGHT UP/The Floor
{CCD57444-819D-4D81-BAC3-AC4984713FB1}

さらさらしているな、と思う。
ちょうどいい、がたくさんつまっている。


3. Lovers/「伝言歌」/sumika
{ACBD9F54-7179-459E-8576-9F7859C88F2D}

両A面シングルです。
とにかくこの2曲があって、わたしの2016年は豊かでした。
アートワークがすきなのもあって、この位置。


2. 百六十度/ヒグチアイ
{42FFD038-6FAA-4BAD-BB0B-9E593DADB24D}

今年もこのひとがだいすきでした。


1. 27/SUPER BEAVER
{58DBD7D8-D833-4746-BFBD-FE9482533E8D}

「今年のベスト考えなきゃ」って思い始めた頃、
ふっといちばん先に思い浮かんだのがこれでした。
「アルバム」としての印象がいちばん強かった。
今年は何度、このバンドのことばに、
自然と涙をながしたか。




ベストトラックも選んでるんだ〜〜今年は〜〜〜〜!
のちほど。




◆2016年ベスト一枚まとめ◆
1. 27/SUPER BEAVER
2. 百六十度/ヒグチアイ
3. Lovers/「伝言歌」/sumika(両A面Sg)
4. LIGHT UP/The Floor
5. それくらいで事足りる恋だった/最悪な少年
6. SALLY e.p./sumika
7. 光の破片/高橋優(Sg)
8.  勇気も愛もないなんて/NICO Touches the Walls
9. noon/moon/東京カランコロン
10. BASIN TECHNO/岡崎体育


金曜日。
いつもの3人で
「あのころ」の話をしていた。
どんな音楽がすきで育ったか。
ちなみにわたしは、
キンキ→ラルク→ゆず
という三段落ち。(落ちてない)
みんな最後ゆずで三段落ちにしてたのがたのしかったな。

東京ドームで何の曲が聴きたいか、ぎゃーぎゃー言ってて
【心のままに/くず星】のシングルがすごいすきだけどあんまりライブでやってくれないとか、
15周年できいた【青】がやっぱり忘れられないとか、
カラオケで迷ったときは【3番線】だとか。


あのころ。
オールナイトニッポンを150分のカセットテープに録音していた。
「お別れ間際のスタジオライブ」で初めて聞いた【春風】は、
衝撃的にいいうただった。
高校に入ってギターを手にしたりなんかして、
【春一番】だけは弾けるようにって練習したり
誰かの誕生日には必ず【贈る詩】を。
サプライズってああやってやるもんだなあって、今も。
【嗚呼、青春の日々】の歌詞の意味なんてたぶんわかってなかったし、
【てっぺん】の泣きどころもわかってなかった。


ここまで書いた曲を、
全部やってくれるライブが
あるだなんて。


ゆず20周年突入記念ライブ@東京ドーム、
2daysしました。

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あの頃出会ったみんなに、
見てほしかったなあ。




ゆず2daysしても、
電車の中で聞く音楽は通常運転で。
全然ゆず入ってない笑!
さいきんの最強プレイリスト。

{33BBE6E3-9689-4629-B8B6-629A240075AD}



それでも、これらを聴いてる「いま」は全て、
あの2人が始まりなんじゃないかって
思うんだよ。



…で、来年のドームツアーで【踏切】やってくれないですかね?笑