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live , lifework.

音楽と言葉といきるひと。ライブの「きかくやさん」だったこともあったなあ。

Daily's Lamp】という大きな大きな、アリーナツアーが全公演中止、配信のみになってからの、

少しずつ少しずつ、様子を見ながら、足して足して長期戦になった【花鳥風月】ツアー。



有観客の、さいたまスーパーアリーナ2days、と、そのほかちょっとの、

記憶の記録。


ネタバレしちゃいけないんだった!って思ったりするのも

久しぶりだったよね。







Lamp」で始まった7月のガーデンシアター公演では、ああ【Daily's Lamp】の片鱗が見えるなあと思っていた。

諦めきれなかったこと、やりたかったこと、その悔しさも滲みつつ

ちゃんと次にいくことを選んだツアーなんだなっていうのが端々に感じたこと。1曲目だけじゃなくて散りばめられていた。

ちゃんと届く人がいてほしい、その想いが

この人たちの原動力なんだと強く思った。









Lamp」の最後の1行、

"未来だよ" の響きに、未来にやっと会えたなって気がしたけど

さいたま公演では1曲目が「Jasmine」に変わっていた。

彼ららしい、「MAGIC」や「Familia」のような空気を持ちつつ、わたしの中では旅人のうた。スナフキンみたい。ジャスミンだけど。いい曲。

"この街から始めよう"をいろんな街でやってきたんだな、っていうのも、こころを掴まれたポイント。

いろんな地にいるともだち、元気かなあって。

ツアー中に曲が増えていくこと、曲が移ろっていくこと、

止まっていない証拠なんだよなあと、思えたよ。



続く「祝祭」でギアが上がる。

はたと感じる、コーラス隊、ゲストメンバーの層の厚さ。

5声以上が聴ける、ひとつひとつの音が積み上がって音楽になっている、

いつでも、その重なりに、重きを置いている気がしている。

「雨天決行」からはじまったこのバンドらしく、天気を纏う姿も似合うし

"雨の向こう側 人影が見えるなら"

"君と出会う時だろう"

まで、今日がその時だと全力で伝えてくる気迫があった。



Flower」「ふっかつのじゅもん」はフェスでもよく聞くやつ、アクセル中のアクセル。

「ふっかつのじゅもん」という曲の存在がいろんな景色を見せてくれたところはあるだろうし、

このアリーナに連れてこられた、いや"連れてきてくれた"のはとても感慨深かった。

合いの手たちが身体に染み付いてしまっている。待っていた、その感覚を。



「イコール」では「祝祭」以上にコーラスの豪華さが際立っていた印象。

少し先の「Jamica Dynamite」や、「Summer Vacation」(さいたま2日目は「Traveling」)のオープニングアカペラをやるためには

この人たちの、やや高め寄りの、センスフルでシックな和音が必要だったんだなあという納得。

この「イコール」はね、祈りのうただなと思うんだ。

どちらかというと内に秘めるような、風を纏って、息を吸うような。

横アリにたどり着いたときの景色も忘れないなあと、ふと思い返す曲。

なんだか時間を越えそうな、不思議な曲なんだよなあ。



続く「わすれもの」。

武道館で見た「enn」でもそうだけど、どうしてもおがりんが歌っているのを

息子を見るような、あたたかい見守る空気になる気がしている。

ステージ上も、会場全体も。

歌い始めるときも、歌い終わった後のおがりんの表情もいつも清々しいからなんだと思う。すごく「ちゃんと請け負う」かんじがする。

それにしても、一曲まるまる別の人に歌わせるのは単純にすごいなあと思うよ。

一瞬でも歌の顔を託せるってすごいこと。層の暑さ。



Jamica Dynamite」の各ソロもめちゃくちゃ良くて、Chimeツアーでうっとりした「Strawberry Fields」を思い出した。

やっぱりジャジーな要素はともさん得意。圧倒的に。すき。いつもだ。

Summer Vacation」でもそうなんですよね、巧みさ。

(なのでケンタカタオカが目の前でしゃがんでも一瞬気付かないくらい見ちゃう、反省してます)



2月の配信でもやっていた「溶けた体温、蕩けた魔法」は、絶対大きなところでやりたかったんだろうな、不偏な曲というイメージ。

曲前のMCで、人に怒らなくなったのは、人に期待しなくなったからで、近しい人には、大事な人には、ちゃんと怒れる人でいたい、というような話をしていて

わたしは逆に、怒りたくないのに怒ってしまうのをどうにかしたいんだけどなあと考えながら

この曲と「願い」「本音」の流れで、ケンタカタオカの声の響きが増幅してるなあと思っていた。

奥で鳴ってるような。太さ、というか深さというか、幅。

個人的に「願い」がとてもたまらんかった、、、

「願い」めちゃくちゃすきなんです、1度テレビでめちゃくちゃ不自然な編集になって、この曲の着地点が全然違ったときに怒り狂ったくらいすきです(落ち着け)。

本人たちがちゃんとしたかたちで伝えてくれるから大丈夫。

"あなたが笑っている未来まで 幸せ祈り続ける夢だがすきなんだけど、

曲の中の意味は違っても、未来に対する想いは、やっぱりどの曲からも感じたし

たぶん自分がそう切り取りたいから、よけいに感じるんだと思う。



やっと後半。



AMUSIC】のアルバムの中で12を争うすきな曲、「惰星のマーチ」。

左右に置かれたミラーボールで作られる星空、を弄ぶ色彩。

ちゃんと155秒付近の流れ星(と呼んでいる)で照明があそんだの見逃さなかったから!だいすきだ!

このつかみどころのない、裏の顔が見え隠れする、遊びゴコロのある曲も大事な顔だと思うんだよな。わたしの中では「ペルソナ・プロムナード」とか「ライラ」もここに分類される。「1.2.3..4.5.6」とかも。はっ…"ミラーボールと乱反射"…

ポップネスの中の、ひと匙の毒。だからいいのよ。

Shake&Shake」もつかみどころがないのは同じで、こちらはどちらかというとポップネスに振り切った自由人。言葉遊びの鬼。"超常的縁"ってこういう、ここにいることも含まれるんじゃないかなあ。いい表現だ。

曲に対して裏切らないカラフルでど派手な照明たちはこの日1番。

これが見たくて、少し遠目の席でもうれしかった。

この次の「絶叫セレナーデ」もそう、深く考えずとも身体が覚えてるやつだ。



ギターを一瞬鳴らした時点で察した爆イケ「Late Show」からの「ライラ」はいちばん息してなかったなあ。わたし。

去年リリース直後から「ライラ」は絶対赤照明がいいと思っていて、

配信でも、今回も暗め赤の照明で、ほんとに天才〜〜〜〜〜〜っていうきもちでいっぱい。語彙力が逃げた。

こんなに分厚い音出てるのに、2番、途中までドラム叩いてないんだよ、それが1番驚いた。

この2曲は、最初に書いた「音の重なりを大事にする」とイコールではあるんだけど

どちらかというと圧倒してくるような、全員で倒しにきているような音圧。

激しい、とか、速い、とかじゃなく、11音で衝撃を与えにきていて。

うっかりよろけちゃうかと思った。



いよいよ終盤。「明日晴れるさ」は泣かない時がない。

この曲の冒頭に、どれだけのきもちが掬い上げられてきたか。

4人だけが静かに照らされる演出を見て、

ああこれはもちろんわたしたちにとっても大事な歌であって、でも、

これは確実に、4人のうただよ、って気持ちになったんだよなあ。

最後の虹の風景もうつくしかった。



本編最後の「センス・オブ・ワンダー」。

進研ゼミのイメージが強いので、たいそう大人な自分にちょっとピンときてないな、と思っていたりしたのだけど

""やりたい"の先で"なりたい自分 なれていますか?"

ってめちゃくちゃぶっ刺しにきてるんですよねニッコニコで眩しい

なんて茶化すけど、

この曲のすごいところは、全部言い切ってるところ。こうしよう、ああしよう、やってみよう、の先にあって、

"泣けるような未来へ行く"がこのツアーそのものだと。

最後の曲なのに、ここから始まる感がすごくして、これを着地点にすること、

この人たちはもう決めたんだ、やっぱり頼もしいよ。








アンコールは曲がいろいろ変わってたみたいなので割愛しつつ。


最終日、ツアーファイナルの最後のMCで話してくれたこと。

「次にライブができる、ツアーできる、っていうのは、あなたたちが来てくれたからなんだよ」っていうフロントマンの言葉に

メンバー全員で強くうなづいてくれることがすごくグッときてしまったし、

家、を、住処、に昇華させるのはわたしたちもなんだって、思ってもいいのかなって。思いたいなあ。

「「音楽をやろう!」」って照れ隠しのような、でも決意のような一言の後、

締め括りに選ばれた「晩春風花」は、まるで春を待っていた2020年を全部回収するような。

この曲は、会いたいうた、だと。

花びらの舞うステージを見ながら。最後の"ラララ"の大合唱ができたときが、ほんとの完成なんだろうな、

それを待ち望むうただと思った。

待っていてくれる音楽があるっていいな、しあわせだな。




ファイナルが終わって

次、の発表があって、

ほんとうに続くんだなあってうれしい。




忘れたくないことがこんなにあることもうれしい。

思い出したら、また足せばいい。












花びらをぶわあってやってたともさん、かわいかったなあ


ひとりでもやっていたベストソングもといベストトラック、

今年はみんなであそぶってよ。

わーいわーい。



ベストアルバムよりはるかに悩みました。

書いてる今もまだ悩んでるよ。







まずは。

ベストアルバムのラインナップに繋がってる曲たち。



◆うたたね「栞」



生で聴けないまんまだったなあ。

この曲はほんとに、今年の支えでした。

本を読んで、なにも感情がうまれなくてかなしい時間に、

《また新しい本を開いたらいい》のやさしさと音の豊かさに、

穏やかなまどろみがあったことを覚えている。






◆ YONA YONA WEEKENDERS「So Much Fun」




春も夏も秋もきいてた。リリースが細々とあって、他の曲もたくさんきいてた。

こういう曲たちに対する語彙力をもうちょっと身につけたい…





◆sumika「ライラ」


言ってることは「雨天決行」と近いかなあと思うけど、

棘が見え隠れするのが違うところ。

赤い照明で、2021年見れるといいなあ。

ちょっとイレギュラーな手拍子に、「リズム感いいねー!」ってステージ上から言われるんだ。


MVはないので、同じe.p.にある曲を。

これはこれで作品としてすばらしい。








◆ズーカラデル「トーチソング」




トーチソング、って、失恋の歌ってことらしいよ。へー。

敗れた心に火を起こすのは、火を灯すのは、紛れもない《響け変な歌声》。

このタイプの"ラブソング"はとってもタイプです。




◆YOTOWN「Out of the Blue」




ヨナヨナと同じくとっても聴いていた。

この曲もね、ラスト1分くらいの緩やかなたたみかけがわたしにはちょうどよくて。

旧譜の曲だけど「雨の女神さま」もとてもすき。




◆ラッキーオールドサン「街の人」






映画「街の上で」見るしかないなあ。2021年。

音楽だいすき仲間と会うことも多い、嗚呼シモキタ。





 odol「小さなことをひとつ」






自粛期間、と呼ばれる時期、その少し先も、いや、ときどき今も、
すきですきで仕方ない音楽たちを聞けないことがあった。
断続的に。
そんなときに ほっ としたのは、ずっとすきな写真家である濱田英明さんのリーディングパーティと、
彼がディレクションしたこの映像だった。
テレビも電気も消して見た、
わたしのなかの「2020年ベストトラック」はこれかもしれない。




こっちのリリックビデオもすてきなんだよ。





◆ジャニーズWEST「証拠」




わたしが音楽きけないターンを乗り越えられたのはもうひとつ、

パパジャニとSnowManのYouTubeでした。

いやまじで。何も考えないで笑っていられた。すごいぜジャニーズ。

そしてこの曲がよすぎてだな……

歌詞だけ抜き出したらストレートに強すぎるんだけど、

このアイドルたちに言われるのは説得力がある。

12月に見たライブ配信の生バンドバージョン超よかった。

あと新曲がスタイリッシュなので是非。







◆SUPER BEAVER「ひとりで生きていたならば」





最初のギターが入ってくるところが至高。

《原動力はずっと ひとりで生きていないこと》のことばを、ちゃんと実感できる大人になってよかった。

顔がうかぶ、人生でよかった。





◆日食なつこ「四十路」





2月に彼女の国際フォーラム公演を見て、それからしばらく、ライブというものに行かない期間ができた。

だからかな、曲の余韻とそのときの余韻がずっと残ってる。

かっこいい大人がいいなと思う、ここに出てくるひとたちはかっこいい。

はたらくひとたち、かっこいい。

《間違わなかった日に辿り着くまで歌うだけ》は

うたをうたうひとだけじゃなくて

はたらくひとにだってあってもいい感情なんだ。






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簡易BAN。


うたたね「栞」

YONA YONA WEEKENDERS「So Much Fun」

sumika「ライラ」

ズーカラデル「トーチソング」

YOTOWN「Out of the Blue」

ラッキーオールドサン「街の人」

odol「小さなことをひとつ」

ジャニーズWEST「証拠」

SUPER BEAVER「ひとりで生きていたならば」

日食なつこ「四十路」

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ほか。が、いっぱいある!





◆いつかのネモフィラ「逆にね。」






最後まで10曲に入れたくて迷ったーーー。

入れなかった理由はひとつだけ、2019年発表だということ。。

今年もたくさん発表、公開されていてうれしい、

そしてやっぱり前海氏のうたがすきだよ。

「マジックアワー」とかもいいよね。

なんでこんなに郷愁をくすぐるのか。







◆sumika「願い」






2019年末の。

あんまり目立たなかった記憶なんだけど、すごいすきなんだよなあ。

MVもいいんだよ。

冬の光に弱い。







◆go!go!vanillas「アメイジングレース」




彼らの粋なタイトル、いいよね。

《僕らの未来に賭けてみよう》を唱える日々でした。







 「LUCKY TAPES 」Happiness feat.ハル





クセになるやつ。





◆広瀬大地 feat.Rouno「Forever」




クセになるやつ2。





◆ SOMETIME'S 「Honeys」





声がすきできいていた。MVはじめて見た。

テレビからこの声が聞こえてきてハッ!ってなる夜もあったねえ。






 君島大空と塩塚モエカ「サーカスナイト」




「サーカスナイト」のカバー、よく見るけど、

このカバーいいよね。









◆the engy「Somebody」


曲単体はなかったけど、
ティザーがあったよー。

英語でずっといくのかと思ったら曲間で気付かぬうちに日本語になっててそれはそれでエモである。

洋楽をきかないわたしがすきなバンドの中で、いちばんcoolという意味の"かっこいい"。









◆DEPAPEPE「GUILTY」




定期的に訪れるDEPAPEPEブーム、ことしもきました。

モノクロで、影の部分がピックアップされるようで、むしろ白いところが、光の部分が際立つなあと思う。

濃い紫色のイメージもあるなあ。










◆さんかくとバツ「今日が輝く為に」





◆asage「鳴けない魚」





関西勢2組。

ライブハウス支援の配信をよく見ていた。

GO AROUND JAPANがなくなって、久しく触れてなかった、

このあたりの界隈の熱量を、いとおしく見守っていたいんだなあ。



この曲もすてきだったよ。

近石涼くんの《OH》だけで聴く価値ある。いい声。









◆高橋優「PERSONALITY」




ラジオ「大倉くんと高橋くん」が終わった。

毎週ちゃんと聞いてたわけではなかったけど、

それがあって絶対高橋は変われたし、たぶんその変化はよいものであったし、

この曲の「君」にあたるひとがどれだけ増えただろう。

そうやってたったひとりから多くのひとに当てはまるように展開するところがすきなんだ。

「嗚呼、青春の日々」をただガチで歌った回、たのしかったなあ。

わたしの青春と彼らの青春がクロスして、

同世代以外を置いてきぼりにするのがすごくラジオだった。笑






◆横田良子「ふたり」





わたしのかぞく。

おやすみに入りますが、また歌えるときまで。

やさしく、しずかに。







◆ヒグチアイ「mmm」


今年のアイちゃんといえば、「東京にて」なんだと思う。

だけどわたしは「mmm」が圧倒的にすきになってしまった。(もちろんどっちもだいすきだがな!)

2020年が窮屈な日々じゃなかったら生まれなかった曲。

《わたしの人生をあげるから あなたの時間をちょうだいよ》、対価がおそろしいなって思うけど、本気でそう思ってるんだろうな。

すきだけど、リリースしてほしいような、たいせつにしまっておきたいような、

どっちの想いもあるんだよなあ。











◆Snow Man「ナミダの海を越えて行け」


2020年のわたしを腐らせないでくれてありがとうありがとう。新しい推し。

字ハモがオクターブと三度しかないところがむしろ熱量を増幅させているやつです。

《無理難題な夢をまた見ような》もいいんだけど、

《運命は自分で決めたろう?》

《間違いなんて誰が笑えようか?》

ハアーーーーー圧倒的涙腺ダイレクトソング。

これは2021年のベストトラックに入ります。

リリース日も決まったから間違いないです。(キリリ)

なんなら気持ちとしては2020年のベストトラックでもある。

2年連続の気持ちである。

全然関係ないけど、ダンスは定点がいいんだよな〜〜〜












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年末誕生日組だということもあって、

あたらしい年と歳をほぼ同時に迎えるのが、わりときらいじゃなくて。


年末年始特有の、穏やかな希望を願っている空気が結構すき。


冬の光に弱い(2回目)。






2020年という年を、数年後どうとらえるか、まだわからないけど

振り返って、自分にとっては、悪いことばかりじゃなかったねって

ちゃんと思えますように。


みんなが元気でいて、

来年も音楽がだいすきだって、言えますように。


恒例となりました。
ことしもできることが、うれしいよ。





10.ノルカソルカ/Kaco



もともとすきでよく聴いていたのですが、
とてもバラエティに富んでいてすてきな1枚だったなあ。

澄んだ青空みたいな声してるんだよね。









9.hope/マカロニえんぴつ



このアルバムを聴いていた4月はじめは、
まだ少し元気はあって、
音楽があれば乗り越えられる、今年こそはいろんなアルバムをきくんだ、たくさん時間はあるんだ、なんて思っていた。
ほどなくして、音楽を欲さない日々がくるなんて思わなかったなあ。
そんなことを思い返して見たタイトルが「hope」で、
忘れないでいようっておもっている。
ぜんぶ。








8.テイクミー/Saucy Dog





ひとりに向けるラブソングが苦手だった時期があった(今も得意ではないか…)んだけど、
いけるなラブソング、っていうターンになるととても沁み入るやつです。
(ラブソングしか入ってないわけじゃないよ)
うすうす気付いてたけど、彼ら、すきな音づくりよ。
朝が似合うようにつくられている。








7.PERSONARITY/高橋優



大丈夫?この位置で大丈夫わたし?笑






ちゃんとした感想かいてたわよかったわ。

「RUN」でGetWildを感じ(すごいいいんだよ疾走感、ライブたのしみだよ)、
「自由が丘」は「非凡の花束」に匹敵するあかんやつだし、
「東京うんこ哀歌」と「フライドポテト」であいつやってんな、って思うし、
「ORION」はうっかりしたらダメなやつだし、
「PERSONARITY」がどタイプなんだよね。

こんな語彙力の欠如状態で
「そうだと思ったよ」っていつものともだちと笑い合う時間が、
足りてないよ。







6.SCRAPPY JEWELY/カミナリグモ



復活してはじめてのフルアルバム。
《その続きを探しに行くんだよ》って、
うれしかったよねえ。

ガラクタのようだけどキラキラしている、
いつかそう見えるものを大切にできたら。








5.樋口愛/ヒグチアイ



ベストアルバムだからなあ…と思いながら、
ベストアルバムだからなあ!!!!!とこの位置に。
ジャケットもすきで、付属の小説もすきで、
選ばれた曲たちの説得力と意外性に脱帽し、
入ってる新曲もすきなのである。
今年もきもちは変わりませんでした。
1位でもおかしくないのよ。よ。








4.Grow apart/Awsome City Club



聴いてそうで聴いてなかったバンド。
空とか夜とかもふんだんだけど、なんだか海、の印象が強かったな。青。
流れ、波、飛び込む、ていうワードたちのさりげなさと強さ、そして
《讃えあえ 正しさを》にハッと。
音にも、真ん中にある強さ、を感じてきいていました。スルメ。いや、トビウオ。








3.まだいけます/阿部真央



ひゅー!
わたしのすきなあべまがここにありました。








2.strobo/Vaundy



このひとの口から出る《僕たちは》《僕ら》というフレーズがすごくフックがあるなあと思っていた。
なんでこんなに、みんなまとめて、って言ってるのにさみしさというか個体なかんじがするんだろうと。
「僕は今日も」でそれが回収されるような。







1.ぼくらのおんがく/うたたね



大げさでなく、ことしのわたしを
包み込んでくれたのも、見守ってくれたのも、
この音たちだったのです。







ほか。


◆Dress farm 2020/sumika

彼らを10位に入れてないんだけど、
ことしも彼らが4人で良かったって思っていました。





◆街を泳いで/YONA YONA WEEKENDERS



めちゃめちゃ聴いてた。
免許あるかた、ドライブに是非。




 FRAGILE/LAMP IN TERREN



かっこつけても、かっこつけすぎない最近が、とてもいいなと思うよ。





◆DENIM SHIRT GIRL/大橋ちっぽけ



とってもいいな!!!と思ってたんだけど、
これまでのちっぽけくんとイメージが違いすぎて戸惑ったところはある。笑





◆メランコリックモラトリアム/Karin.



まれにある、あーーーーー才能、という感覚。





おわり!




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簡易版。

1.ぼくらのおんがく/うたたね
2.strobo/Vaundy
3.まだいけます/阿部真央
4.Grow apart/Awsome City Club
5.樋口愛/ヒグチアイ
6.SCRAPPY JEWELY/カミナリグモ
7.PERSONARITY/高橋優
8.テイクミー/Saucy Dog
9.hope/マカロニえんぴつ
10.ノルカソルカ/Kaco



今いる位置に、いちど旗を立てること。
そうしたらもうおわりになる気がして、すこしこわいと思っていた。

"旗は立てるな 大きく振れよ"
(ヒグチアイ「わたしはわたしのためのわたしでありたい」)
というフレーズがすきだ。



だけど、ここ、ってしるしをつけることで
今、2020年の今、
何ヶ月後か何年後かの自分をたのしみにすることになるかもしれないと、思う。










Dressfarm2020、新曲レビュー。
毎度毎度、バランスのとれた曲たち。




sumikaが4人でよかった。




***


1.トワイライト
(作曲:片岡健太、作詞:片岡健太)

入念な「準備」の歌。
ご飯の用意、着替え、いつでも飛び出せる準備。
だけど出かけるのではなく、【sumika】というバンド名そのものであるように、
「迎え入れる」準備を彼らはしている。
"おかえりなさいという魔法"を信じてここまできたバンドは、改めて意を決して
"待てる人に"なる表明を。

音楽に支えられることも多くある、
けれどもこころの健康を保つために、いろんなことを考えてしまわないように、
音楽と距離を保った人もいたんじゃないか。
わたし自身がそうだ。
そんな人を静かに、自分の足で来てもらうのを待っているさまを
ほんとうにこのバンドらしくかたちにしている。

ちなみにわたしはね、どんな人がすきなの、って聞かれたら
「待っていてくれる人」って言ってるんだよ。
合致。


片岡の必殺キーワードシリーズ、
"自分が一番好きな自分でいることにするよ"(「彗星」)で締めくくった前ツアーが記憶に新しいまま、
2020年最初のリリース「センス・オブ・ワンダー」での"自分の好きな自分になる"を経て、
この曲で"一番好きな自分で居よう"と綴るのを見て
次に会うときにいちばん伝えたかった、
目を見て言いたかったことなんだろうなあと飲み込んだ。


何もできない、どうしたらいいかわからない状況であった時期から少し抜けて、
考えて考えて考えて、このDressfarmに辿り着いた彼ら。
まさに【トワイライト】と付けるに相応しいタイミング。
果てしなく思えた暗い時間の終末期、そして"笑える未来"の夜明け前。


このバンドを背負っているのは、間違いなく片岡だ。



◆すきなフレーズ

"想いの丈を並べて
インクが滲む所に気付いておこう"

滲むのはペンが止まるせいか、涙が落ちるせいか、それとも。







2.晩春風花
(作曲:小川貴之、作詞:片岡健太)

"もう一度戻れたら""戻りたい春"とあるように、
おそらく今年の、失われたような春に想いを馳せている。
今回の4曲どれもがそう思えるけど、
最も悔しさが滲む曲。劇的な叙情詩。


わたしにとってこの曲の中では
"風"がこの世の流れで、
"花"が音楽だったり、彼ら自身だったりする。
風に翻弄される日々、
変わることを余儀なくされる時間、
それでも"全てを全てを巻き込んで吹いてゆくから"に始まる転調のしたたかさよ。

ピアノを撫でるさまがまるで春の嵐、
情感豊かなグリッサンドは、"笑った風"の口元のかたちみたいな曲線を描く。
ストリングスみたいな音も、
跳ねる、まわる、360度を囲まれるようにいろんな音、いろんな声が聞こえるところも、
いちばん「今のsumika」が出ている、と言っていいと思う。
小川がこのバンドに加入して始まった快進撃を彷彿とさせる、
"ひらり開いてゆく 花がとても綺麗"
やっと形容詞がきた、ここまできた。


「風花」って晴れた日に雪がちらつくことを指すと思うんだけど、
"風"と"花"が一緒になったら、
それぞれの文字通りの姿ではない、
今までとは違う景色が見えるってことなんじゃないかなあ。



◆すきなフレーズ

"散らせど実れる
風は巻き込める"

ザ・虎視眈々。
ああ、わたし、三拍子に弱いけど三連符にも弱いんだなあ。







3.VOICE
(作曲:荒井智之、作詞:片岡健太)

ともさんの曲ーーーーーーー!!!!!!
(取り乱し)


…はい。


耳に飛び込んでくるような
"今 僕が出来ること"
のフレーズはまさに【今】そのもので、
だけどこのバンドに関していえば、この曲はなんだか【今】に始まったことじゃないな、
というのが第一印象だった。
どうしてか。


あ、これは、banbiの足跡だ。
進化してゆく「晩春風花」のあとに持ってきたところで浮かび上がる対比。
楽器の登場人物がシンプル。
ありとあらゆる音を入れるのではなく、人数分の音。
取り囲む空間の使い方でなく、愚直で前のめりな音。
どこか懐かしさを感じる大サビのシンセ。
同じラララでもこんなに違う。
昔に帰りたいなんて思っているはずがない、
それでも紛れもない事実、
このバンドの土台はこの声とドラムが築き上げたものだ。

"全てラララ歌い覚ましてやる" で
がなる歌声、"Hey"とか"Wow"でがなるのはあったけど、
言葉でのそれは珍しい。
この荒々しいかたまりは、
彼らの決定打「雨天決行」で必ず言う
"雨が降っても槍が降ってもやめない覚悟を"と同じなんだろうな。

そして駆け抜けてゆくこの曲の終わり、
"今やっと解るとこ
物語の先で気付いたとこ
その声が誰にも似てないこと"
最後の1行の瞬間にドラムとボーカルだけになるところは、
むしろ始まりの瞬間そのものだったんじゃないかな。
2人の輪郭。


わたしはといえば、
今やっと気付いたとこ、
今回の作品で唯一声を出していない荒井が書いた曲のタイトルが「VOICE」だということ。



◆すきなフレーズ

もう書いちゃった、最後の3行の、
キレ味と後味。








4.憧憬
(作曲:黒田隼之介、作詞:片岡健太)

黒田作曲のど名曲「まいった」の"君じゃないと僕は"での終わりと重なる、
"それじゃあ僕は"
に続くのは。
投げかける自問自答か、心には決まっている言葉か。

黒田は「抱きしめる」人だと思う。
ギターを抱きしめながら弾くような、その無邪気さが良さでもある。

大事なものをぎゅっと抱きしめすぎて、
いつしか飲み込んでしまったり、自分の奥にぐっと押し込んでしまったり。
音楽の道を選び、これでいいかなって迷い、
"消化出来ずに 燃えないゴミへ"のフレーズとリンクするように、
紆余曲折があって、ここまでやってダメだったらやめようって思ったこともあるのを知っている。

だけど一度投げ込んだのが、"燃えないゴミ"でよかった。
燃え尽きてしまうことがなくてよかった。
救い出せる宝物でよかった。
宝物に気付いたあとの情感たっぷりなギターが聴きどころ。


"自信なんてないよ 確証もないよ"と震えながら、
昨年のアルバム、ツアーたちで感じた、
誰かの光になりたいと思っていること、それを表出していく覚悟を決めたことをまさに言い切ったラスト。
"光"=僕の役目、いやあよく言った。
(ちなみにこの"光"の説はわたしの中でもうひとつあります、下参照)

この意志が1曲目の「トワイライト」という光に繋がって、
4曲が円を描く作品に。



◆すきなフレーズ

"言いちぎるよ
それが役目だ
僕の役目だ
光だ"

最後のたたみかけよ。
もうひとつの説。むしろ第一印象はこっち。
"光だ"がどうしても
じゅんちゃんにとっての片岡のことなんじゃないかな、と思えてしまった。
(片岡が歌詞書いてるから違う、というツッコミは最もだとして)
じゅんちゃんにとっての【光】は、【あこがれ】は、
フロントマンを通した景色なんじゃないかなあ。
追いつき合体する到達点。







***


思いついたまま、
分量の多いまま。



だってきっと、今年の終わりにはまたこの作品を思い返して
立派にレビューを書くはずなんだ。




そのときまで元気でいる、
"光"を見つめながらね。










この説明文を見てほしいがために貼る画像。




sumikaを一緒に見に行くはずだったあやぱんまんに
プレイリストでフェスしませんか?と言ってもらってはじまった1週間。

経緯はじょうずな文を書く彼女がきっちりまとめてくれている。笑
思考をまとめるのがとてもじょうず。
自分と向き合っているんだなと思う。

このnoteのアンサー、じゃないけど、
わたしサイドのことを書かんとするよ。







最初は盛大なワンマンを作ろうとしていた彼女に笑、
せっかくやるなら、と相談して
規模が大きくなって笑、2daysフェス仕様に。
それぞれすきなアーティストを6組ずつ選んで、
わたし色強い1日をつくるよりも混ざってた方がおもしろいなと思ったので
出順も対バン形式も、ああでもないこうでもないをしました。




1日目の出演者はこちら。(画像が粗い)



プレイリストはこちら◎







わたしが選んだのは
sumika[camp session]
SUPER BEAVER
Something ELse。
全部S。笑



◆sumika[camp session]
ソーダ/ファンファーレ/願い/リフレイン/フィクション/『伝言歌』/オレンジ


このフェスの主催者、とかいう設定。
キャンプセッション名義ははじめ、いっこまえの記事
で入れようと思っていて。
つくりたいライブにならなかったからやめたんだけど、
ふとこの時期の、森道市場に行ったときのことを思い出して
ああフェスでやるのもいいんだよなと。
もりもりエレキ入ってる曲もあるけど
どうにかこうにかアコースティックバージョンにしてくれる気がするやつを。
ケンタカタオカがアコギ持ってれば大丈夫←
むしろアコースティックバージョンでも、
いろんな楽器が入って、わちゃわちゃしたやつにしてほしい。
フェスではいつも気合いたっぷりの、ッシャーーー!っていうライブをする彼らとは一味違って
包み込むような、笑うとはははは、って文字になるような(伝われ)時間になるんじゃないかな。
「オレンジ」で大団円感が出ちゃうかもしれない懸念はあります。笑





◆SUPER BEAVER
青い春/運命/ひなた/ありがとう/秘密/証明/美しい日


それこそすきな曲をどどんと集めたらこうなりました。
わたしがすきな歌は、だいたい強烈につよくて、
並べたらくどいことがよくあるんですけど
こんな時くらい、
"あなたが生きる意味だと伝えたら笑うかな"を存分に味わう時間がいいなあと思ったのです。
歌から入る曲が半分以上という。
それだけ声の、ことばの、存在感を欲している。
「運命」ライブで聞いたことないんだよなあ。
わたしにとっては全曲白系の照明でお願いしたいところですね。





◆Something ELse
ギターマン/少年/いつか/光の糸/ラストチャンス/自転車ラプソディ♯1/あいのうた


あやぱんまんの後押しがなかったら出演者に入れなかったよね笑。
いやすっごいすきなんだけどね!!!!!
セトリの流れがいちばん納得いったのはサムエルかな〜〜〜〜。
「いつか」がずっとだいすきで、この曲の余韻が空気を支配する瞬間まで思い描けますね。
あやぱんまんは「少年」が気に入ったそうです、すきそうだなって思ってたよ、うれしかった。
全部の音がこぞって強くくるのではなくて、
細かくて繊細な光の粒が合わさって浸食してくるかんじがとてもいい。
「光の糸」の間奏あたりで泣くな。





2日目。



プレイリスト直はこちら〜〜






わたしがどれを選んだかはもはやとてもわかりやすいはずだ。





◆高橋優
絶頂は今/ほんとのきもち/空気/夜明けを待っている/プライド/現実という名の怪物と戦う者たち/素晴らしき日常


絶対あり得ない。このラインナップは。
「絶頂は今」始まりのフェスセトリをやれって7年くらい言ってる。笑
でもここ何年かは、今、よりも明日、少しだけ先の未来を見据えることが多い気がするから
(それは自分だけじゃなくて周りを見始めたってことだと思ってる)
やらないだろうなあ〜〜〜〜!!!
「ほんとのきもち」は、少し前にドラマQ10を配信で見て、
内容とのリンク具合に感動したのと、
疑問や疑念、葛藤、軽蔑と愛情、それらを抱えて
"試行錯誤し傷つけ癒しあう僕らの今日"まで、一気に押し寄せる高ぶりが、
とんでもない曲だなあと思えたのです。
眉間にシワ寄っちゃう。切なくて。
この勢いで一曲ずつだと鬼長くなるので、
このあともわたしのすきなフレーズたちのオンパレードだということをお伝えしておきます。
転調した"きっと世界は素晴らしい"の煌めきを見てほしい。希望。





◆ヒグチアイ
わたしのしあわせ/黒い影/誰かの幸せは僕の不幸せ/わたしはわたしのためのわたしでありたい/ラブソング/最初のグー/まっすぐ


ひとりで歌いはじめて、すっと最強スリーピースになって、最後はまたひとりになる。
そういう想定。
孤高、という言葉を背負って、でも誰より人を想ってる言葉たちを浴びてほしい。浴びたい。わたしが。
渦巻いてた内向性が外に飛び出る瞬間をみる。
かっこいい「黒い影」貼っておきますね。見てくれ。サポートも豪華だから。
ピアノを存分に受け止めて、からの、喝采を。
おっきいところで見たいんだよ。
いや、ちいさいところでも。
うん、でも彼女が歌っていてくれたらそれでいいや。








◆ゆず
チョコレート/アゲイン2/超特急/呼吸/朝もやけ/嗚呼、青春の日々/ヒカレ/てっぺん


絶対あり得ない。(パート2)
「チョコレート」から始まったら「えっ?えっ?どうした?????」って混乱する。
望んでるけど混乱する。
彼らはフェスで絶対やらない、これをやって喜ぶのはゆずに慣れている人だけだから。
オープン、じゃないから。
そしてわたしの中での裏テーマは「岩沢がしんじゃう」セトリです。(だからほらね、絶対やらない)
緩急の考え方はアイちゃんと同じ。
2人で入って、バンドになって、最後は2人になる。このへんがガチ。
散々愛にあふれてそうに見えている2人が
"人を愛すること 意味が分からなくて
 それが知りたくて立ち止まる 今日の昼下がり"
ってがなるのを見て、
あれ、ちょっと思ってたのと違う…ってなってほしい。
結局知ってほしいの、意外な一面を。
ゆずがいちばん曲数が多くてほんとに地獄でした(うれしい)



***



自分で自分の機嫌をとる人でありたい、
けれど1人ではやっぱり絶対むりで、
こうしてすきな曲たちがあって、
この曲すきそうだなと思い浮かべる人たちがいて、
あの子この曲すきだったな、一緒に見たいな、って思う瞬間があって、
あの人この歌に興味持ってくれないかな、っていう期待があって、
知らない誰かがこれいいね!って思ってくれないかな、っていうわくわくを持ちながら過ごす日々です。



この日々と、よい付き合い方をできている気がする。
今のところ。



みんな元気でいてほしい。




ライブがなくなる世間になって、
なんだかちょっと慣れてきた自分もいる。
それでも、音を浴びる日を心待ちに。


ということで、
"願うなら「10時の方角」で終わるライブが見たい。"
をつくっちゃえばいいんじゃん、って思ったんだよ〜〜〜。


プレイリストで終わらせないんだ、
いでよセットリスト。



***

1.未来
2.Fun
3.ソーダ


  ≪今夜の嬉しい声聞くために
   僕もここまで来たよ
   それだけでああ今夜も満たされるように≫
  の1曲目でもうわたしは嗚咽する。
  想像するは、1曲終わったとこで
  ギア入れ直しで叫ぶケンタカタオカ。
  いや2曲目のあとかも。
  照明は黄色とやわらかめの緑中心。
  ソーダでちょっとキラキラする。

4.Lovers
5.ほこり
6.秘密

  初めて聴いた時から、
  音楽と結婚する気だなあと思った「Lovers」
  のあとの「ほこり」。
  どうしても、誇り、のほうに思えてならん。
  「ほこり」「秘密」の流れは
  ハイパーおがりんターン。
  あわよくばcamp sessionバージョンで
  グランドピアノ弾かせてあげたいターン。

7.明日晴れるさ
8.春風

  お気付きだろうか。
  ハイパーじゅんちゃんターン。
  となりの君、を想うターンから、
  目の前のあなた、を思い遣るターンへ。
  白基調だといいなあ。

(たぶんこのへんでゆるゆるMCする)


9.Monday
10.グライダースライダー
11.ライラ

  「Monday」でユラユラして油断したとこに
  あのイントロで『ヒェッ』ってなる瞬間は
  何度でも味わいたいんだなあ。
  「グライダースライダー」はど青、
  「ライラ」はど赤でお願いしたい。
  愚直からのしたたか。

  ここでふわっとした雰囲気の
  ショートフィルム的な映像を
  さらっとはさむのだ。
  次に繋げるための。


12.願い
13.茜色の群青

  報われないで終わる曲たちだけど、
  なんだか今の日々に似ている気がして、
  ふつうにあったものが景色を変えたり
  当たり前ってすごいことだと想う、
  からの爆発にいきますラストスパート。


14.Answer
15.アイデンティティ
16.彗星
17.イコール
18.雨天決行

  「アイデンティティ」はイントロを
  ごりごりにアレンジ。豪華バージョン。
  むしろここの曲たちは
  ひたすらたたみかけてほしい。
  拍手をする暇もないほどの。
  「彗星」と「雨天決行」が
  イコールで繋がるってエモ。


19.10時の方角

   最後に「いってらっしゃい」と
   言われて終わるはずだ!!!
   っは〜〜〜泣いちゃうな!!!!!





***



ポイントはわたしが
スゲーなこの曲!!!!とか
すげえなこの曲…
ってなったのばかりということと、
推しであるドラムがしなないかということです(キリッ




ライブタイトルとか会場とか舞台セットとか、
それはわたしの脳内だけにしとこ。


妄想。

どこへだってゆける。



秋田でツアーが発表されて、
なんだかそれが恒例になっていて
わたしは変わらず「あ、寿命が延びたなあ」とあっけらかんと思っていた。

しにたいとか思ったことはない、
けれどもどう生きていこうかは常に迷っていて、
生きていく意味を作り出す決意をして終わるACMFに
どうしたって繋ぎ止めてもらう気持ちを持つしかなかった。




free style stroke    というタイトルだし、
アルバムのツアーでもないし、
久しぶりの曲をたくさんやるのではないかな、と漠然と思っていた。



その予想はわりと当たっていて、
でもその実は、全然当たってなかった。

昔を懐かしむ、ということなんて
到底ないものでした。




途中で歩けなくなってしまった、
高橋優live tour 2019-2020
【free style stroke】


備忘録。
備忘録すぎて、セットリスト書いてないとわかんないね。あは。






見慣れているコンチクショー系ソングたち、からの
"選んだ道は正しいかな"
"愛とか夢だけじゃ生きられないんだな"
"辛いことの中にちょっとある"最高"のために僕らは歩く"
の名フレーズオンパレードゾーンからの、
優しいトーンで世の繊細さと儚さを歌い上げていく。
そしてどっしり構えて圧をかけてくる「CANDY」。



ここまで、ああ懐かしいな、なんてほんわりした気持ちだけでいられるはずもなく
息がくるしくなるほどの豪速球。
曲調はそんなに激しくないはずなのに、えっ全然打ち返せないんですけど、えっ情報量、えっ、の数々。





はじめてふわっと、息をつけたのは
中盤も中盤の「BEAUTIFUL」だった。




わたしにとって、「非凡の花束」と同じ立ち位置のうた。
残念ながら(というのが正しいのかはわからない)結婚してもないし子どももいない、
だからちょっとだけ、居心地を探してしまう歌。

それでも、
"「BEAUTIFUL」を聴くと君を思い出すよ"
って言ってくれた子がいて、
きっと歌詞そのものをわたしたちにぶつけてくれるステージ上の人がいて、
そうだ、この曲がまたひとつたいせつな歌になったんだと改めて。


ラブソングはラブソングとして存在しているけど、
繰り返しうたわれる「君」はわたしたち音を受け止める人のことで、
屈託のない愛情は何年もの時間をかけて信頼になった。
それがうれしい。




そんなことが巡りながら、
あ、これは走馬灯だなあと思った。
いつか自分が終わる時、
必ず思い浮かべる、浮かべたい景色たち。


それは正面の景色もそうだし、
そばにいる横顔、上から降ってくる音、
ああわたしは360度覚えてたいなっておもう。


そうか、これが「君の背景」か。
わたしのうしろの景色は、確かにいとおしい。



ここでやっと、
安心してポロポロとした。








もうひとつ、キーワードだなと思えたもの。
「CANDY」であんなに忌まわしきものになっていた絵の具が、
"どの出来事も君を彩る絵の具になる"と
希望の象徴として見れるようになったこと。


切り返し地点にいた「アスファルトのワニ」の
"君の思うまま読んでほしい"は
明らかにかつての少年からいまの子どもたちへの目線で、
まるで同じ目線の高さに合わせてくれるような、
包み込むような強さがあって。
高橋が、どの曲も、どの時代も
全部ひっくるめて持っていく気なのはいつも感じているけれども、
時間がたったからわかるもの、落とせたこと、が
増えてきたからこその
"負けるわけにはいかない 勝ち続けなきゃいけない"
を描く色になったんだな、という汲み取り方をした。


僕らは大人になったんだ。
(これはびーばー)



もっと言うと
"10年後またここで会おうよ"の、10年が、
高橋の10年がもうきてしまうことに気付いて、
相乗効果で時の流れに高ぶるきもち。
去年のツアーからだけど、
「象」はたいへん涙腺に緊張感が漂う時間であります。




そして最後に次の自分を新曲でちょい見せして去っていった高橋。
 前ツアーがスタートラインを引いたのだとしたら、
今ツアーはそこから一歩踏み出してった。
育つといい。音たちが。
そう思たら、
なんだかわたしも一歩踏み出せた気分になった。






アンコールはちょっとなんていうか
アンコールですね、っていうきもちでした。
(語彙力)
追伸、みたいな。

時にそれがいちばん照れくさいメッセージだったりして、
ツボ氏が前に言ってた世界で一番好きな曲「明日への星」は
少し離れそうだったわたしも、まだついていけるな、って思い直したうただったし
それがくるぞくるぞと思っていた2公演目のフェイントできた「プライド」は
リアルに頭を抱えました。

これはほんとに、追伸、だったなあ。
残り香、みたいな。












名古屋、大宮とひとりで参加して
最後の神奈川は、県民ホールは、
いつも一緒に見ている2人と感動を分かち合うつもりだった。
この声ツアーも、雨晴れツアーも、明滅ツアーだって、
たくさんたくさん思い出が詰まっている場所で
また同じものを見て泣き合うつもりだった。

そうだったんだよ。
叶わなくなってしまった。





この感想たちも、
もう少し書き足されていくはずだったんだけどなあ。



だけどこれが2020年のわたしの言葉で、
いつまでだって、夜明けを待っている。



ワンマンをたいせつにしたい2020。


2020.1.3
D.W.ニコルズ@品川インターシティホール

もしかしたらニコルズのライブの中でいちばんすきだったかもしれない。
いつも飄々としているメンバーたちが、
熱量が漏れ出してしまっているところが
とてもよかった。

2019年のアルバム曲たちが
あれ…?ど名曲揃いなのでは…?と思えるセトリでした。











2020.1.12
SUPER BEAVER@代々木第一体育館

ゆずでしか行ったことなかった代々木。
アリーナ後方だったので、何も見えないことを覚悟で行った代々木。
結果的にわりと見えて、あ、演出って正面から見るとやっぱいいんだなあ!と思った日。

明朝体がとことん似合うバンドだよ、ほんとに。








2020.1.17
グッドモーニングアメリカ@渋谷O-EAST

活休前の。
バカみたいにライブに行きまくっていた時期もあった、
遠征もした、
彼らのおかげでフェスを楽しめるようになって、
コンピや自主企画フェスを最前線でやっていたところがとてもすきだった。

フェスキッズ、みたいなイメージがあるかもしれないけれど、
大人になって自分と、世間と、周りと戦ううたたちは
歳を重ねるごとに染み入るようになった。
フレーズ、よりも、
一曲通して考えていくところがすきだ。

フェスでもツアーでも、
セトリをころっころ変えてくるところも、すきだったなあ。


「心臓抉って」がいちばんわかるきもち、
「空ばかり見ていた」は原点、
ライブでの「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」がすごくよくて、
「未来へのスパイラル」はとくべつ。

ほかにも。
ほかにも。

また会えるよね。






自分のペースで活動するバンド、
止まることなく駆け抜けるバンド、
そして歩みを止めるバンドを連続で見て、
こころがきゅっとしました。



生きていくって、大人になるって、
ほんとうにたいへんだなあ。
たのしいけどなあ。



2019年を豊かにしてくれた曲たち。
ベストアルバムとは違って、
ランダム。ダムダム。







◆阿部真央「どうしますか、あなたなら」
2019年のワンマンライブ初めはこのひとの武道館でした。
フェスではちょこちょこ見ていたけど、
ワンマンだと改めて彼女の凄みや繊細さに気付くことができた。

同時に、1公演に対する気合いの入れ方、を
見ているわたしも大事にすべきなのだなと、
思った日でした。









◆sumika「10時の方角」
2019年いちばん多く見たひと①です。
回数は察してください。
わたしの推しは2:32と2:49なんですけど、世間に見つかっちゃうと困るので見なくていいですよ。
いいですからね。

このともさんの衣装すきなんで、もういっかいくらい着てほしい。黄色。

たくさんお世話になっています。今年もよろしくね。









◆ヒグチアイ「ラブソング」
2019年2番目に多く見たひとです。
珍しかった、たくさんライブやってくれたってことだなあ。

恋愛の曲に慣れてきた、
こんなに開けてくれている彼女を見ていたら。

今年も焦がれている音です。










◆KANA-BOON「まっさら」
かなぶんとアイちゃんの対バンを、とってもとってもたのしみにしていた。
結果的に公演がなくなってしまって、叶わなかったけれど。
9月に秋田で見たとき、やっぱり応援したいなとおもいました。









◆日食なつこ「white forest」
8月に見たアイちゃんとの対バン『氷山』がとてもしびれました。

ずっとすきだったアルバムの復刻版も出たりした。
透き通った空が似合う。







◆折坂悠太「朝顔」
音楽だいすきクラブのひとたちがだいすきなひと、っていう印象でした。

ドラマで流れる一瞬がとてもすきでした。
やっぱりドラマをつくるひともすごい。








◆森山直太朗「糧」
ドラマでいい仕事〜〜〜!!!ってなったのはもうひとつ、
「同期のサクラ」で流れてきた森山フォークソング直太朗(意地でも言う)。完ぺきだったー。
ライブに連れてってもらって、(2月のブログ書いてた)
また見たいな、素直に思ったひとでした。

「さくら」じゃないのかよ、という苦情は受け付けませんが、今年フォークソング先生の曲ではこれがいちばん聞いてました。










◆Juice=Juice「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?」
新しいバンドよりもアイドルの映像をたくさん見た年でした2019。
シンガーソングライター山崎あおいちゃんのつくったこの歌、
強い、強すぎる。

今は歌割りが変わっているけれど、
ラスサビ前がるるちゃんバージョンのやつがタイプでした。


「ポツリと」もいい曲。










◆つばきファクトリー「今夜だけ浮かれたかった」
新しいバンドよりも(略

MVもいいけどライブ映像の生々しさがいいのでどこかで見てほしい。











◆テスラは泣かない。「自由」

バンドも聞いていましたよ、のターン。

曲もすばらしいけどMVがすき。
最初っから、最後の締めまで、清々しい。









◆Mrs.GREEN APPLE「僕のこと」
ワンマン見たいなあ、と思ったきっかけの曲。

「インフェルノ」「僕と夏」あたりの、うわーーーー!!!っていうやつもすきだけど、
「They are」とか、こういう曲ができて、成熟していくのだな。

いけいけ、どんどん。










◆Half time Old「言わせていただきますが」
歌詞にめっぽう弱いです。

"お前はいいなって 代わる?"
の鋭さよ。
"気付かないくらいの平凡な毎日をお前はもう持っていて
見つけるべきはそんな平凡な日々の価値だ"
の鈍痛よ。

MVないので、同じアルバムから。

この三が日、三太郎のCMで声が聞こえてきてとてもうれしい。











◆マカロニえんぴつ「愛の手」
上り調子。
横アリも似合っていたよ、
上り調子。










◆Flight Academy「Camel」
前身バンド(というのはちょっと違うかな)TEDDYがすきで、始動をきいて、わ!ってなった。
全然違うものだけど、応援したいひとが増えました。

メンバーのひとがマカロニえんぴつのドラムサポートしてるので、
まとめてもう、がんばってほしい◎











◆UMEILO「高空」
タワレコさんぽの頻度は減ったのだけど、
今年の数回でひろったバンド。
才能はそこら中に落ちているもんなんだな。

ジャケットの色合いがとてもすきでした。











◆Absolute area「カフネ」
ピアノに弱いところと、
からっとした声がすきなところが変わっていません。

2018年リリースの「ドラマチック・サマー」を夏によくきいていました。

どっちの曲も、なんていうか、まぶしい。











◆リュックと添い寝ごはん「ノーマル」
こんな子たちの音源もSpotifyできける、
すごい時代だなあ。
わたしの地元の高校でライブしてて、なんでやねんと思ったら
現役高校生だそう。

…しかも、えっロッキン出てたんか…

すごい時代だ…











◆ヒヨリノアメ「東京」
「東京」といえば、ソングに名乗りをあげる。

"おちていく"という表し方がいいよなあ。











◆PARIS  on the City!「はらり、デジャヴ」
ご縁があって遊びに行かせてもらった、ワイキキレコードの20周年イベントがとっても良かった。
続けること、の中で、ベテランをたくさん見て、
すてきなレーベルだなあと思ったし
筆頭若手の彼らがとても希望だと思った。
ライブとってもよかったなあ。
それ以来聞いている。

MVはなかったけど、同じCDに入ってるやつを。











◆秋山黄色「クラッカー・シャドー」
ロッキンではじめて生で見た。
音源を聞いていた印象よりも、
予想よりも剥き出しのライブをしていて、
スタイリッシュすぎないところが
ここらが近寄りやすかったです。












◆adieu「よるのあと」
ベストアルバムのほうにも貼ったけどもういっかい聞いて。

リマスターの「ナラタージュ」もすてきでした。











◆ASAYAKE01「SSW」
シンガーソングライターにあってほしい、
軽快さと重みが共存していてとても。

こうでなくちゃねえ。










◆高橋優「少年であれ」
あんまりリリースのない年でしたが、
秋田で、久しぶりに聞いたこの曲がいたく染み入りました。
今年もよろしくお願いしますよ、
2019年いちばん見たひと②。


…MV若っ…












***



平成ベスト、を決めている時、
曲単位のほうが想いとかそういうのが言いやすいな、と
おもっていた。
(親分もそんなこと言ってたかも)






2019年も、
この曲はこのとき、あの曲はあのひと、
この曲のときはこんな色だった、あの曲はこんな表情だった、
そんなふうに浮かぶ日々でした。


年末さいごに高橋のライブを見たとき
走馬灯だな、って思った。
いつかいなくなるとき、
浮かぶ景色、見たい風景。


そういうところ、音楽があってうれしいところなので
2020年も、いやきっともっと先まで
やっていこうね。







毎年恒例となりました。
いきましょう。






10.「Flowers」[.que]

春だーーーーーーー!!!!!!!
って叫んだ1枚。
次の春が待ち遠しくなる。










9.「Traveler」Official髭男dism

尊敬する谷さんがヒゲダンになりたいって言ってた。
わかる気がする。
ゲンホシノと同じ感覚。








8.ズーカラデル「ズーカラデル」

春風といえば、ゆず、D.W.ニコルズ、そしてズーカラデルになりましたね。










7.「adieu 1」adieu

今年いちばんの「待ってました!!!!!!」。
よるのあと、優勝。












6.「Attitude」Mrs.GREEN APPLE

再度出会い直したきもち。
遠慮せずに大人になってほしい、
そして大人はたのしいよと、たくさんのひとに言ってほしい。










5.「STORY  TELLER」Sano Ibuki

一曲進むごとに、あ、いいじゃん、えっ、いいじゃん、となるやつです。
それはまるで童話のようにすすむ。










4.「CAMP」World Maps

リリースは2018年。
角度を変えればこれが1位。
ずっと聴いてた1年。
年を取らない音楽。
いや1位だなあこれ。笑













3.「見っけ」スピッツ

大きい声で言いますが、
実はあんまり通っていないスピッツ。
だけど確かにそこにいて、
今年、通ってしまったな〜〜〜〜。











2.「一声讃歌」ヒグチアイ

思いの丈は、こちらに。
長く浸かれば浸かるほど、馴染むのは当たり前だ。










1.「Chime」sumika

えーんえーんえーん、
これを1位にしたくなかったよう、というプライドがあった。
捨ててみた。
だいすきだった。

そりゃそうだ、
歌詞カード半年くらい毎日持ち歩いていたじゃないか。







簡易版をどうぞ〜〜〜〜


1.「Chime」sumika
2.「一声讃歌」ヒグチアイ
3.「見っけ」スピッツ
4.「CAMP」World Maps
5.「STORY TELLER」Sano Ibuki
6.「Attitude」Mrs. GREEN  APPLE
7.「adieu 1」adieu
8.「ズーカラデル」ズーカラデル
9.「Traveler」Official髭男dism
10.「Flowers」[.que]