【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
というか、その『夏越の大祓式』が始まるまではまきろんちゃん主催のリトリートで、
６名で伏見山のてっぺん詣りをすることに♪
菊「こんな雨の日の伏見稲荷は初めて！」
天気予報では曇りになるはずだったのに、まあまあの雨！
最初は傘をさしての千本鳥居で……渋滞の中をちびちび進む。
だんだん霧が出てきて、それこそ「ザ・幻想的」に✨
伏見稲荷デビューの方もいらしたけど、
自由に推し稲荷神さま✨のところで、灯明を上げたり、
授与品を選んだり♪
全力で「お山」することを体験して、本殿前に戻った時間が
『夏越の大祓式』開始の1分前。
そして、その頃には大雨もすっかりやんでいた。
本殿に向かって左側の前の方に立って待っていると、
ガードマンさんが通路を確保。
そこに列になって宮司さまがお越しになられました。
菊「（本で見たことある！宮司さまだ………✨）」
拝殿にたくさんの白い装束の神職さまが入られました。
中はよく見えないけど、声が聞こえて儀式の始まりです。
その時に私が思ったこと。
………
めっちゃ騒がしい。💧
ナニコレ💧
拝殿内からは祝詞奏上の声。
でも外では普段通りに
ワイワイガヤガヤと賑やかな参拝客が絶えません。
いや、確かに西宮神社でも
御神事中にお賽銭を入れる音や、柏手を打つ音は聞こえるけど……
それでもこんなに騒がしいのはありえない。
ある意味すごいな……と思いつつも『夏越の大祓式』は進行し、
拝殿から出てこられた神職さまが、
立っている参列者に「これを取って、後ろに回して下さい」と白いものを手渡された。
それはお年玉袋をもう少し縦長にしたくらいの白い紙の包みで。
中には『夏越の大祓式』でよく見る人型のシルエットではなく……
何か細かな物が入っていた。
菊「（なんだろ。これ）」
その包みを手にした時、全身に鳥肌が走った。
まきろん「……すごいですね。これ。鳥肌が」
菊「私も……すごいね」
小声で話し、周りを見てみると、みんな勝手に包みを開けることもなく、
そのまま手にして立っている。
菊「………………」
そのまま手にして、頭を下げ、遠くで奏上される祝詞を聞いていた。
その時、ざわめきとは別の階層で届いた言葉……
これが稲荷だ
………宇迦之御魂大神の言葉…………
どのような中でも祓い清める
それができるのが
我ら稲荷神の力である
その言葉が自分の中に渡された時、いきなり涙が溢れ出した。
菊「………………」
失礼ながら、こんな落ち着かない場所で御神事が執り行われていいのかと、
そんな風に思っていた。
伊勢神宮や出雲大社……いやもっと規模が小さい神社でもきっとありえない。
だけど、関係ないんだ。
ざわめきなんて関係なく、一切を清め祓う力。
それが宇迦之御魂大神の御神威なんだ………。
この時私は、
稲荷神という存在の本質に、また触れた気がした。
相変わらずの参拝に伴うざわめきの中、
その包みを開けて中のものを自分にかけて下さいという言葉が。
包みを開けると、その中には1cm四方の白い紙切れと
細かく切られた「精麻」
「精麻」は古来、塩や水でも祓えないものさえ祓い清める、
最高の浄化力を持つ物とされてきた。
それらを自分の身にかけろと言うのだが…………
私は躊躇した。
だってここ、野外。散らかりますが……
伏見稲荷大社の敷地はコンクリート式ではなく、砂利敷き。
そ、掃除しにくいですよね………いいんですか💧
こんな小さなものをばら撒いて💧💧
周囲を見ると、みんな当然だけど自分に振りかけている……
菊「…………じゃあ私も」
せっかくの『夏越の大祓式』なのである。
散らかるとか、そんなの気にしてはいけないのだろう。
そう思いながら、その白い紙切れと精麻を自分に振りかけた。
足元にハラハラと落ちる小さなかけら達。
最も強い浄化力を持つそのカケラをジッと見ていた。
菊「こんなに騒がしくても、どんな環境であっても
宇迦之御魂大神さまは………祓ってくださるんだ」
涙で視界がぼやける。
御神事とは。
もっと厳粛なものだと。
こんな騒がしく落ち着かない御神事って。
そんな風に思っていたけど………
それでも稲荷神は祓い清める。
それが稲荷神にはできる。
宇迦之御魂大神は言い切られた。
その強い言葉に、全身全霊で感動した。
「白い紙」は「白き神」
「白き神」と最高の浄化力の「精麻」によって、
ここにいる全ての者は包まれ、祓い清められた。
見上げるといつの間にか、
太陽の輪郭からの光が
濡れた境内を照らすほどの空になっていた。
『夏越の大祓式』が終わり茅の輪もくぐり、おみくじをみんなで引いた。
私は一番。
こんな和歌と言葉が書かれていた。
罪あらば我を咎めよ天つ神
たみはわが身の生みし子なれば
このみさとしは、万民の罪穢（つみけがれ）を背負いたまう大神の御心であり、
世の為人のために尽くせとの御教（みおしえ）である。
何事につけ我子をいつくしむ心をもってすれば、
前途は光明に輝き、ゆくゆくは、必ず、よき方に向かうこと疑いない。
菊「人が罪を犯した時は、自分を咎めよと……
それを天つ神に伝えているのが、宇迦之御魂大神さまなんだ」
だからこんなダイナミックな
祓の儀式をして下さるんだ。
落ちた白い紙切れと、細かな精麻に覆われた拝殿前。
そこに確かに
万民の罪穢（つみけがれ）を背負いたまう大神の御心 を、私は見た。
菊「伏見稲荷大社さまはさ、御神事だろうが何だろうが、
なんか……許してはるよね。
その懐の深さが参拝客の数に反映されてるのかな」
子狐１「ママにも同様に世のため人のために尽くせってこと？」
子狐２「すっかり稲荷側！ なのね、ママは♪」
それはとてもとても光栄＊
今日の『夏越の大祓式』を体験したことで、私はやっぱり
地上の神様が好きだなって。
いつも人のすぐそばで守ってくださる、
そんな神様が好きだなって、改めて思って嬉しくなった。
そしてさっぱり清めて頂いた笑顔満面のメンバーで、
美味しいものを食べに（笑）直会タイムに向かったのでした♪
《続く》
＊＊＊
【受付締切まであと3日♪】
参加者さま受付中です＊
ご神木さまへの協賛企画
【三輪惠比須神社・昇殿参拝＆神様お茶会】
＊参加者募集中です！詳細は上の画像をクリックして下さい♪
・社務所前集合受付
・開会宮司挨拶
・昇殿 正式参拝
・菊田講師お話し
・座談お茶会
・女子神職お話し
・宮司神社神道とは
・宮司閉会挨拶
・記念撮影会
日程：令和元年7月14日(日)
時間：13時から15時予定
場所：三輪恵比須神社社務所
参集費：初穂料
※ご神木基金、お茶代（内）
申込締切：令和元年7月7日（日）
お申し込みはお電話（三輪恵比寿神社）かメール等にて承ります。
電話：0744-42-6432（9:00〜17:00）
メール：apolo7jp@yahoo.co.jp
（菊田LINE＠やfacebookメッセンジャーでも受付可能です）
LINE@のご登録はコチラをクリックしてください♪
idは @nig6034g
夏の縁祭り＊清高稲荷社
ご協賛を募集中です♪
7月20日までに3000円以上をご協賛頂いた方には、
清高稲荷大明神さまの神札（画像の真ん中のお札です）と、
菊田デザインのA4色紙に御朱印を入れたものを授与させて頂きます。
詳しくはこちらをご覧下さい♪
https://ameblo.jp/kiyotaka-inari/entry-12487923286.html
清高稲荷大明神さまが２パターン♪
見本として、先日授与して頂いた御朱印を張り込んでいます。
お好きな方をご指定頂けます。
また改めて紹介させて頂きますね！
とりあえず本日デザインが決まったので、速報です♡
全国からのご協賛、心からお待ちしております✨
よろしくお願いいたします＊
＊＊＊
＊人気記事はコチラです♪
＊2019年春の連載『ヒルコノミコト』はコチラです。
＊＊＊
新作『御影カード』配布スタートしています♪
コタイさんが「〇〇しタイ！」の後押しもして下さいますよー。
ぜひ三輪惠比須神社さまでお受け取りください。
どうぞご参拝下さいね♡
＊＊＊
