日記「今日見た映画 2014」57『新しき世界』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『新しき世界』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2013年/韓国映画/134分
監督:パク・フンジョン
出演:イ・ジョンジェ/チェ・ミンシク/ファン・ジョンミン/パク・ソンウン/ソン・ジヒョ/チュ・ジンモ/チェ・イルファ/チャン・グァン/キム・ビョンオク

■2014年 劇場公開作品 57本目

■第2稿 2020年 8月18日 版

「3年前」、「かなり」「重症」の “本物” の「アル中」だったんじゃないかと「最近」振り返る日々。何か「よほど辛いことがあった」(思い当たることはあるが)から、「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」程度でしか見れてなかったと思ってたが、『新しき世界』は、「もう見たことにならない」ほど、「何一つ殆ど砂粒ほども覚えてない」ことに、「震撼」「驚愕」「絶句」。「イ・ジョンジェ」「ファン・ジョンミン」「パク・ソンウン」、そして「韓国のロバート・デ・ニーロ」「チェ・ミンシク」の「顔」は覚えてたが、「話」を「全く」理解してなかった。「また」、「かなり」「反省」「懺悔」「償い」しなければならなかった。

調べると、韓国の『インファナル・アフェア』『ゴッドファーザー』と言われるほど、「超大ヒット」「超話題作」だったと、「今頃」「ちゃんと」思い知った。

冒頭に「フィクション」の「字幕」が出るのは、「実話」と見間違えないでほしいからだろう。それほど「本当にあったこと」にまで見える、恐るべき極限のくそリアリズムへの「自信」を感じた。「正気」の状態で見直してあまりの「怖さ」に、ビビッて大きい方を漏らした。

恐るべき極限のくそリアリズムを見せられて、「矛盾」を感じたことは、「韓国のロバート・デ・ニーロ」「チェ・ミンシク」が、「根絶してもムダだ どうせ別の奴がのし上がる」と言いながら、「根絶」しようとしてるようにしか見えないこと。「かなり」「危険」な「ヤバさ」に見えた。

人間の世で「犯罪」「悪人」を「根絶」するなど「不可能」、「絶対できない」と思う。いつからあるか知れない大昔から「争い事」はあって、永遠に消えてなくなることはない。「戦争」は絶対なくならないし、「法律」「警察」がなければ秩序を保てないのは、この世が「正しい人間」だけの世界になることなど「絶対ありあない」から。

『新しき世界』は、「根絶してもムダだ どうせ別の奴がのし上がる」という「現実」世界で、「無理」「強引」に「根絶」したらどうなるか? 「死人」が星の数ほど増え、「根絶」を「する側」も「される側」も、殆どの人間が「絶対助からない」という「教訓」を見せたように見えた。

「根絶」しようとして、「韓国のロバート・デ・ニーロ」「チェ・ミンシク」自身が「根絶」されて死んでしまったら、もはや「本末転倒」、もともと何で「根絶」しようとしたのか? 全く「意味」を失う「バカバカしい」ことにしかならない。

こんな「バカバカしい」ことしたら、「絶対助からない」恐るべき極限のくそリアリズムが、「本当にそう見える」「怖さ」に、「泣きながら」ビビッて大きい方を漏らすしかなかった。

「根絶」とか「潜入捜査官」とか、「絶対やってはいけない」。

「極限の美」の恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ソン・ジヒョ」を、「射殺」しなければならい状況に追い込まれた「イ・ジョンジェ」が、「嘘」に見えなかった。「潜入捜査官」なんかやったら、「極限の美」の恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ソン・ジヒョ」でさえ、「セメント」で固めた「ドラム缶」に入れられ、「海の底」の捨てられる。「根絶」なんかしたら、「極限の美」の名前が解からなかった恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” の「妻」も「流産」。「誰も得する人がいない」ようにしか見えない。「根絶」とか「潜入捜査官」とか、「絶対やってはいけない」。




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画像 2017年 8月