■『ニンフォマニアック Vol.2』
やりすぎ限界映画：☆☆☆☆★★★［95］
2013年／デンマーク＝ドイツ＝フランス＝ベルギー＝イギリス映画／123分
監督：ラース・フォン・トリアー
出演：シャルロット・ゲンズブール／ステラン・スカルスガルド／ステイシー・マーティン／シャイア・ラブーフ／ジェイミー・ベル／クリスチャン・スレイター／ウィレム・デフォー／ソフィ・ケネディ・クラーク／ミア・ゴス／ジャン＝マルク・バール／ウド・キア
■2014年 劇場公開作品 56本目
■第2稿 2020年 5月5日 版
『アンチクライスト』『メランコリア』『ニンフォマニアック』2部作が、「ラース・フォン・トリアー監督」の「欝三部作」と呼ばれてるなど「今頃」「初めて」知った。だが『アンチクライスト』はサボって「逃げた」ので今も見てない。
「鬱三部作」なんて「正気」の言葉に聞こえない。「怖さ」が気になって調べたら、「ラース・フォン・トリアー監督」自身が本当に「鬱病」「精神疾患」と知って「危険」さをさらに感じた。
最期に「本性」が剥き出しになり「正体」を現す「ステラン・スカルスガルド」だが、「創作」なら、見てて「善人」にしてもいいんじゃないのかと思ったが、「正体」を現す「救いのない話」にしてしまう思考に、「ラース・フォン・トリアー監督」の「怖さ」を感じるしかなかった。
「シャイア・ラブーフ」が老いた「ミカ ・エルパ」と、「養女」にもらって育てた恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ミア・ゴス」から、「シャルロット・ゲンズブール」が受けた最期の「罰」、“本物” の「おしっこ垂れ流し」にされた、あまりに「救いのない話」にも、おしっこ垂れ流しと言いたいがシャレにならない。
『VOL.2』では恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” が「シャルロット・ゲンズブール」「ステイシー・マーティン」「ソフィ・ケネディ・クラーク」「ミア・ゴス」と「4人」に減ったが、それでも充分「眩暈」がした。
「色情狂」の “棲息速度域” まで到達した「シャルロット・ゲンズブール」が「不感症」に陥り、「再起」を懸けて「SM」に挑むのが「怖すぎ」。
「SM」の極限のくそリアリズムに大きい方を漏らした。「創作」「嘘」に「見えない」「怖さ」。「ラース・フォン・トリアー監督」の「体験」なのか「友達」なのか「モデル」がいるのか？ 「ラース・フォン・トリアー監督」が生み出した「空想の人物」なのか？ 「本当にそう見える」「こういう人本当にいそう」にしか見えない「怖さ」に漏らすしかなかった。
「SM」のやりすぎで「性器」から「出血」とか、もう「怖すぎ」。『愛を止めないで』で「かわいらしい」「少女」だった、あの「シャルロット・ゲンズブール」が、「まさか」、「SM」のやりすぎで「性器」から「出血」する「大人」になるなど一体誰が想像しただろう？ 見てて「お腹が痛くなってくる」ほどあまりの「怖さ」に、ビビッて「震撼」「驚愕」「絶句」しかなす術を失った。
だが「色情狂」の「性欲」に「罪悪感」を感じるのは、間違いだと開き直った「シャルロット・ゲンズブール」の考えに反対ではなかった。「人に迷惑を掛けない」、「お互いの合意」な人間同士での「趣味」「嗜好」で法律に触れないなら、それを否定する気はない。
だが『ニンフォマニアック』2部作を見て僕は、自分の「性欲」が「全然」「大したことない」と思い知らされた。「セックス」は好きだが、ここまで「激しくない」。今まで自分を「完全M男」と思ってたが、”本物” の「SM」を見て、僕の「M度」など「偽物」でしかないことを思い知らされるしかなかった。僕が “本物” の「SM」に「目覚める」ことは、もうないだろうと思った。「痛い」のは「超苦手」。
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画像 2017年 8月