日記「今日見た映画 2017」39『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』 | やりすぎ限界映画入門

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■『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』
☆☆☆☆★[85]

2016年/イギリス =ベルギー映画/125分
監督:テレンス・デイヴィス
出演:シンシア・ニクソン/ジェニファー・イーリー/キース・キャラダイン/ジョディ・メイ/キャサリン・ベイリー/エマ・ベル/ダンカン・ダフ

■2017年 劇場公開作品 39本目

全く何も知らずに見て、「詩人」の話なのに本が出版されたりするシーンもなく、映画の雰囲気で「実話」「伝記映画」だとは感じるが、どんな人なのかを理解しきれなかった。

いつものごとく見終わってから調べる。あらゆるSNSに書かれた「生前にわずか10編の詩を発表したのみで、無名のまま生涯を終えたディキンスンは、死後に約1800編の詩が発見され、後世の芸術家たちに大きな影響を与えている」ということを知る。「エミリー・エリザベス・ディキンソン」(1830年-1886年)はアメリカの詩人で、19世紀世界文学史上の天才詩人と言われてるらしい。世の中知らないことばかりで、また「反省」する以外なす術を失った。

1830年-1886年の話で「南北戦争」が出てくる。その頃だと「LGBT」など絶対許されない時代なので、ずっと独身だった苦しみが露骨には描かれないが、そんな雰囲気も感じた。既婚者の牧師も好きだったのかもしれない。恐らく発見された「約1800編の詩」から、「どんな人だったか?」の人物像を探っていった映画なのだろう。ものすごく繊細な感性の人間だったのだろう。

「僕自身」「主観」で見た感想でしかないが、実際目の前にいたら、僕には会話するのが難しい人だったかもしれない。「19世紀世界文学史上の天才詩人」の実話なので、「エミリー・エリザベス・ディキンソン」が好きな人には、きっとものすごい映画なのだと思った。僕には「こんな人がいた」というこを思い知るしかなかった。


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画像 2019年 12月