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■『おじいちゃんはデブゴン』
☆☆☆☆★[85]
2016年/香港=中国映画/99分
監督:サモ・ハン・キンポー
出演:サモ・ハン・キンポー/ジャクリーン・チャン/アンディ・ラウ/フォン・ジャーイー/リー・キンキン/チュウ・ユーチェン/ジェームズ・リー・ガイ/ユン・ピョウ/ユン・ワー/ユン・チウ/ツイ・ハーク/ディーン・セキ/カール・マッカ/フー・ジュン/ウィリアム・フォン/エディ・ポン
■2017年 劇場公開作品 36本目
「映画少年」となる本当の起源は、「ジャッキー・チェン」だった。僕の映画の世界への入門は「ジャッキー・チェン」から始まった。「ジャッキー・チェン」を見てたから、「シルベスター・スタローン」の映画に到達した。「ジャッキー・チェン」を見てなければ、このブログ『やりすぎ限界映画入門』を書くこともなかったのだと思う。
「ジャッキー・チェン」が中学生の頃の僕の “神” だった。「体を鍛えれば人間は変わる」という「教え」は、親でも学校の先生からでもなく、「ジャッキー・チェン」や「シルベスター・スタローン」から学んだ。僕が初めて見た「ジャッキー・チェン」は『クレージー モンキー 笑拳』。「人生の全てがひっくり返った」のだと思う。以来『香港発活劇エクスプレス 大福星』までの、「劇場公開作品」は全作品見て、以降から現在までは全作品ではないが、「70%」ぐらいは見てると思う。今でも「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」の気持ちは消えない。
『ジャッキー・チェン自伝 愛してポーポー』を熱心に読み、「ジャッキー・チェン」「サモ・ハン・キンポー」「ユン・ピョウ」のことを学んだ。どのようにして『プロジェクトA』が完成したか、その「真実」の壮絶な背景をリアルタイムで思い知り、「体感」したのだと思う。「ジャッキー・チェン」「サモ・ハン・キンポー」「ユン・ピョウ」が、1980年代からの「現代香港映画」となっていくのを、僕はリアルタイムで見てきた。
約30年間過ぎた現代、「ジャッキー・チェン」「サモ・ハン・キンポー」「ユン・ピョウ」は、「世界」の「大スター」になってしまった。「おじいちゃん」になっても偉大な大スターとして君臨する「サモ・ハン・キンポー」の存在感に、「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」するしかなかった。「アンディ・ラウ」「ディーン・セキ」が見れたのもうれしかった。
だが2010年の『イップ・マン 葉問』の「サモ・ハン・キンポー」の印象が凄すぎて、『おじいちゃんはデブゴン』のタイトルを見て「激ヤバ」を期待しすぎてしまった。リアリズムのドラマなのかもれないが、認知症の役は見てて切なくなった。
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