日記「今日見た映画 2017」14『君の膵臓をたべたい』 | やりすぎ限界映画入門

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■『君の膵臓をたべたい』
☆☆☆☆★★[90]

2017年/日本映画/115分
監督:月川翔
出演:浜辺美波/北村匠海/大友花恋/矢本悠馬/桜田通/森下大地/三上紗弥/中田圭祐/福永朱梨/長野里美/上地雄輔/北川景子/小栗旬

■2017年 劇場公開作品 14本目

かなり極限のくそリアリズムに惹き込まれた。かなり「本当にそう見える」、「浜辺美波」と「北村匠海」の恋愛映画に途中何度か涙が出た。

「あと1年で死ぬ」となったら「人間は何をするか?」が、かなり本当にそう見えた。「女」の立場でも「男」の立場でも、僕も同じくらいのことしかできないだろうと思った。

第三者が見たら、「浜辺美波」が「北村匠海」を「好き」なことは一目瞭然なのだが、「北村匠海」が真面目すぎて気づかない。頭がいい人間なら、高校生とか年齢は関係なく、相手の行動を見て冷静に思考を見破れるだろうが、見破れる高校生は少ないのかもしれない。僕自身も「全く見破れなかった」一人だった。

「大人」の「今」の視点で、「もう死ぬ人間」の望みなら、何でも叶えてやろうと思ってしまうので、「ベッド」に誘う「浜辺美波」を断る心境がもどかしい。でもそれが極限のくそリアリズムな「苦しみ」に見え、かなり「ガン見」になった。「相手がどうしたら喜ぶのか?」を考え「楽しい会話」で女性を「安心」させることが何かを、『君の膵臓をたべたい』にも見た。

「もう死ぬ人間」だから見えるのか? 「浜辺美波」の「信念」「価値観」「倫理観」には、高校生ながら圧倒された。「人を見る目」に共感した。

『君の膵臓をたべたい』が「かなり」正しい恋愛に見えただけに、「浜辺美波」の最期が僕には辛すぎた。


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画像 2019年 8月