日記「今日見た映画 2017」15『哭声 コクソン』 | やりすぎ限界映画入門

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■『哭声 コクソン』
☆☆☆☆★★[90]

2016年/韓国映画/156分
監督:ナ・ホンジン
出演:クァク・ドウォン/ファン・ジョンミン/國村隼/チョン・ウヒ/キム・ファニ/チャン・ソヨン/ソン・カングク/キム・ドユン

■2017年 劇場公開作品 15本目

正直に、「証拠がないのに人を疑うと大変なことになる」という話にしか理解できなかった。

僕は「ゾンビ系」映画が苦手で、「ホラー映画」なのか「SF映画」なのか、極限のくそリアリズムでやろうとしたのかもしれないが、「ゾンビ」「悪魔」が実際に出てきて、「嘘」にしか見えなくなってしまった。『太陽』にものめり込めなかったタイプの僕には、『哭声 コクソン』と『太陽』が似て見えた。

キリスト教に詳しくないので、「ナ・ホンジン監督」が本当に意図したことを、僕は理解できなかったのだと思う。

「ナ・ホンジン監督」の『チェイサー』はとんでもないやりすぎ限界映画だった。『羊たちの沈黙』級の「怖さ」だった。『哀しき獣』は「バッドエンド」が辛かったが、「逃げる」サスペンスがものすごかった記憶がある。3本目の『哭声 コクソン』も、観客を引き込む見せ方の天才だと思った。「これからどうなるの?」と「ガン見」になってしまった。「國村隼」は素直に「かなり」怖かった。日本人の俳優が韓国で尊敬されるのはすごいことだと思う。

韓国版『エクソシスト』かと思ったがそうでもなく、最後は見た観客に答えを委ねられる結末だったと思う。難しい話だったので、どう解釈していいか理解できないことが多々あった。完全共感できなかったので、僕には遠い世界に感じてしまった。


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画像 2019年 8月