マンガ、1年描きました!
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4コママンガ、1年描きました。
札幌の暮らしの中で流れていく季節を、何とか留めておきたい、という気持ちで描きました…。
一応、満足しました。
マンガを掲載すると、ブログの小さな写真が、それまでは豊かな美しい色合いで続いていたのに、線画の、色が無くて何とも味気ないもので占めてられるようになっていき、ちょっと違和感がありましたが、まあ、何とか1年、四季の様子と気分を留めました。
ペン画とか、学生時代依頼、久しぶりにペンを取ったなと思ったんですけど、本格的に人に見せる前提で描いたのは初めてで。
それで感想として、人に見せるペン画って、思った以上に、“ペン習字”だなと思いました。ペン画って、なんとなくスケッチとか、下絵的な気分でいたのですが、例えば漫画家って、ペン習字並な感覚で描かないと、ああいう作品にならないのだな、と思いました。
あと、デジタル画もトライすることとなりました。マンガをブログに掲載するのに使用したのは、ipadとアイビスペイントです。一応、アップルペンシルも買って、ipadに直接描こうと思ったりもしたのですが、そこまではせず、紙にペンで絵を描いて、写真に撮ってアイビスペイントに取り込み、色は、アイビスペイントで着けたりしました。
デジタル画、レイヤーとかね。
デジタル絵画は、もう私が高校の頃、昔マイコンとか言われていた、コンピューターが出来た頃から、“ああ、今後は、絵はCGが主流になっていくな…”と思っていて、「ペンや筆を使って」絵を描くという行為が、「コンピューターを操る」という味気ない行為に変わっていくと予想していました。将来の絵画は、写真で風景や人物を撮影し、それをコンピューターに取り込み、輪郭線をなぞり、その輪郭線を動かして静止画や動画を作っていくといった感じで。
でも案外、絵を描くという行為は、デジタルペンシルを使うというだけで、残っているな、と思ったりしました。
それから、当時未来の絵画事情を考えた時に、コンピューターの高価な設備を揃えなくてはデジタル絵画はできないと思っていたのですけど、コンピューターの設備が、意外と安価に揃えられるようになったというのは、予想外でした。こんなにデジタル絵画が気軽に出来るようになるとは思っていませんでした。
でも、気軽にデジタル絵画に取り組めるようになった分、より、ペン画にクオリティーの高さが求められるような気がしました。例えば色とか。昔のマンガは、印刷事情でモノトーンが主流でしたが、今は、簡単に色を乗せられるので、色つきのマンガが当たり前な感じです。あと、昔は、スクリーントーンとか、結構高価で切り貼りとか手間が掛かると思うのですが、これも簡単に乗せられるので、スクリーントーンの効果も当たり前に付いているような感じがします。
あと、実際に描いてみると、大分手間や時間が掛かります。デジタルというと、省力化されるかと思ったりしてた部分もあったのですけど…。私が描いたマンガは、文字のように線が主流で、色や明暗は二の次でしたが、それでも結構時間が掛かります。4コマ描くので、4枚の絵を描くこととなり、鉛筆の下絵からペンで清書すると、そこまでで1~2時間は掛かります。これは、いままで紙にペンでの作品でも掛かるものですが、これに色やスクリーントーンとか加えていくと、さらに時間が掛かってくるので、本格的なデジタル画だと、4コママンガでも片手間では無理な感じがします。
デジタル絵画は、線で描くよりも、直しが効きやすいので気軽かと思ったのですが、それはそれで、またそれなりのクオリティーの高さを追求され、やっぱり人間のやること、中々大変だなと思います。
もうちょっと省力化するとしたら、全てを絵で描くのではなくて、風景などは写真を取り込んだマンガにすると、時間は短縮できるかもしれません。(でも、そうでもないかなー…)
とりあえず、何とかかんとか1年間の四季を通じた札幌の季節の様子を、絵に納めることができました。
読み返してみると、“あー、そうそう”って思ったりします。冬の暮らしが独特ですよね。あと、春の華やかさもまた独特な感じがします。やっぱり冬の厳しさとか、季節の流れが、ムーミンの北欧的な感じを彷彿とさせる感じがします。
4コママンガ140 「アジサイ」
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7月になりました。本州ではアジサイは6月の梅雨を彩る代表的な花ですが、札幌では7月に咲きます。
「アジサイ」
札幌に来た当初、夏の日差しの中で満開を迎えるアジサイに違和感を感じました。アジサイは、梅雨の湿度の高い中で鮮やかな姿を見せるものだと思っていたので、サラリとした空気の中で、それなりに咲いているアジサイを見ると、湿度が高くなくてもキレイに咲くんだなーと不思議な気持ちで眺めたりしています。
逆に、梅雨のない北海道の人から見ると、なんでアジサイの挿絵とかは、いつも雨が降ってたり、ナメクジが乗っかっていたりするんだろう?と不思議なんじゃないかな、と思ったりします。一応、ニュースで、本州の梅雨の話題が出ますので、梅雨時期の花だと理解はしていると思うのですが、北海道にいると、しっとりと雨の降る中のアジサイって、あまり見ないですからね。
アジサイは、札幌では7月にならないと咲かなくて、夏の花な感じです。
4コママンガ139 「ラベンダー満開」
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本州は梅雨も明け、北海道も30℃に近い日が続くなど、夏らしくなってきて、ラベンダーも満開となっています。
「ラベンダー満開」
ラベンダーは、香りが特徴的です。満開になると、ほんわりと周囲に良い香りが漂います。意外と長い間咲いていて、その香りを楽しむことが出来ます。
ラベンダーは香水のような香りがするのですが、結構、蜂が集まっています。蜂には蜜の香りがするのですかね? ラベンダーは、香りも楽しみなのですが、たくさん集まる蜂の姿を見ることもちょっと楽しみです。熱心に花の蜜を吸っていて、一生懸命生きていて、何だか元気をもらえます。
ひっきりなしに蜂が花に集まるので、きっとハチミツが採れると思うのですが、そのハチミツはきっとラベンダーの香りがするのだろうな、と思います。
そういえば、油彩画の油にもラベンダーオイルがあるのを画材店で見たことがありますが、ちょっと憧れです。
4コママンガ137 「夕張メロン」
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今日は、北海道を代表する美味しい果物、夕張メロンの話です。
7月も近くなると、八百屋の店先に出始めています。
「夕張メロン」
夕張メロンは、北海道の果物の代表です。生の果物だけでなく、色々なお菓子に夕張メロンのフレーバーが使われます。
夕張メロンは、毎年、初値が話題となりますが、例年百万単位の高額で競り落とされます。ご祝儀価格ですね。ご祝儀価格ではなくても、贈答用の夕張メロンは、3千円とか5千円とか、やっぱり結構高額です。
でも、贈答用から少しランクダウンしたものや、熟れすぎて食べ頃のものなどは、産地ならではで、結構安く手に入れることができます。
贈答用メロンは「優」ですが、ご自宅用は「秀」とかだったりします。あと、お値打ち価格のものは、大きさが小さかったりします。
贈答用メロンは、皮が緑で、美味しく食べるには皮がオレンジになるまで追熟が必要ですが、食べ頃メロンは、皮の方まで熟れており、オレンジの実の色が外に表れていて、買ってきてそのまま食べられます。
ちょっとグレードダウンしても、十分、夕張メロンの芳醇な香りと甘さがあって、美味しいです。夏のごちそうです。
4コママンガ136 「ハシドイ」
ご訪問ありがとうございます。
今日の本州は、35℃を超える酷暑となり、見ているだけで怖くなってきます。梅雨前線が太平洋高気圧の勢力に押されてしまっているとか。札幌も、本州ほどではないですが、30℃を超えて、真夏の気温となりまして、植物もぐんぐんと緑の勢いを増しています。
「ハシドイ」
ライラックは5月末~6月初旬に見られますが、その1ヶ月後、街中では、また、ライラックに似た花を見ることができます。ハシドイです。
最初見たときに、えー、ライラックって、まだ見られるんだー!って思ったのですが、微妙に種類が違う物です。遠くから見ると、ライラックに見えるのですが、近づいて見ると、何となく違います。ライラックは、あじさいのように、1つ1つの花の形が結構はっきりしているのですが、この、ライラックに似た植物は、アスチルベとか、レースフラワーに似た、より小さな小花の集まりになっています。マンガにも描きましたが、ナナカマドに近い感じです。
調べてみると、ハシドイという植物でした。ライラックではないのかな?と、思ってライラックの和名を調べたら、ライラックはムラサキハシドイという和名でした。あー、ライラックって、紫色のハシドイかー、確かに花は紫だもんね、って思ったのですけど、そうではなくて、「ムラサキハシドイ」という名前なんですね。ライラックは、白の花のものもあるのですが、それは、白い「ムラサキハシドイ」なんですね。
ただね、やっぱりライラックの和名にも「ハシドイ」って名前に入っていますから、似てるんですよ。
ハシドイは、ライラックと違って、白い花だけです。
1ヶ月経って、またライラックに似た花を見ることができて、何だかお得な感じです。
4コママンガ135 「帽子とカラス」
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6月も後半ですが、暖かくなった日のエピソードです。
「帽子とカラス」
札幌は暖かくなってくると、色々な動物が子どもを生み始めます。
北海道は本州に比べると寒いせいか、虫とか小動物とか、あまり見かけないような気がしますが、そんな中で札幌では、カラスの存在感が強いです。カラスも暖かくなってくるこの時期に子どもを産んで子育てをしています。
それで、子育て中のカラスは、外敵を恐れ、とても神経質です。カラスは、人間の男女の見分けがつくようで、この時期よく、男の人がカラスに追いかけ回されたりします。カラスは、生き物は何でもオスが怖い、とか思っているのですかね?時々ニュース画像に、カラスに足で頭を叩かれている男の人が映ったりします。
札幌に来た当初、そのことを知らず、何気なく黒いふわふわした帽子を被っている女子と歩いていたら、その人だけ異様にカラスに攻撃されて、何だろう?!とびっくりしたのですが、黒いふわふわした帽子が、カラスの羽に見えて、敵認識されたんだと思います。女性ですけど攻撃されました。
結構強い攻撃なので、職場で襲われた男の人も、血を流す怪我をさせられました。
子育て中だけです。その他の時期は、カラスは人間を見たら、基本、逃げます。(人間に慣れて逃げないのもいますが。)カラスもこの時期は、命がけで子どもを守る行動を見せるので、気を付けなければなりません。
4コママンガ134 「ラベンダーのつぼみ」
ご訪問ありがとうございます。
ライラック、アカシア、ハマナスと、北海道を代表する花が咲いてきましたが、6月も後半となり、ラベンダーもつぼみを持ち始めました。
「ラベンダーのつぼみ」
季節は順調に過ぎていき、いよいよラベンダーがつぼみを持ち始めました。
ラベンダーが咲くと、夏が近づいてきたなーと思います。ラベンダーは北海道の夏の頃、満開となります。
遠くから見ると、ラベンダーが咲いたかに見えますが、近くで見るとまだ花は開かず、つぼみだったりします。
ラベンダーは香りで有名ですが、つぼみでも香りは薄く漂いますが、満開となると、やはりあの癒やしの香りが立ちます。
4コママンガ133 「夏至の頃」
ご訪問ありがとうございます。
明日 明後日は夏至です。(2022年の夏至は6/21でした)
「夏至の頃」
北海道は、日本の中では一番緯度が高い位置にあるため、夏至や冬至の時間差が結構大きくあります。
明日 明後日は夏至ですが、3月の春分の頃からみるみる朝が早くなり、夕方は結構遅くまで明るくなります。
最初、札幌に来た時は、夕方がいつまでも明るくて、(白夜に近い地域なんだなー)としみじみ思ったものです。
夏の花火大会も、隅田川とかは19:00頃から始まるようですが、札幌では19:00頃はまだ明るいので、19:30を過ぎてから始まります。
マンガにも描きましたけど、いくら日が長く夏至だとはいっても、朝方は結構寒くて、ブルブルっと起きてしまうことがあります。
4コママンガ132 「梅雨時期の北海道」
ご訪問ありがとうございます。
昨日で、本州は東北まで、全て梅雨入りしたそうです。
「梅雨時期の北海道」
北海道には梅雨がありません。6月は北海道は、1年で一番いい気候で過ごせます。
札幌に来た頃、6月の梅雨を気にしなくていいことに、感動したものです。
湿気を気にせず、カビも気にしなくてもよくて、初夏のカラリとした空気だけを楽しめるなんて、と。
マンガのエピソードは、6月のカラリとしたさわやか空気へのあまりの感動に、地元の人に、「梅雨がないなんて、いいよねー!」と目を輝かせて言ったところのお返事でした。
「そーなのよー、ホントに過ごしやすくていいのよねー」とか言う人はあんまり見かけないかもしれません。梅雨のないことが当たり前に暮らしているのですからね。
で、テレビでは、「梅雨時期を快適に過ごすには」とか、「かわいいレイングッズ特集」とかやっているので、微妙に違和感を感じているのではないかと思います。
例年、梅雨時期になると、台風時期並の水害が発生することがありますが、今年は本州も、軽く過ごしやすい梅雨になるといいなと思います。