現地時間６日（金曜）午前10時50分ごろ、ハバナの中心地にある５つ星ホテル「サラトガ」で大規模な爆発事故が起き、建物の下層部が崩壊、少なくとも死者20人、負傷者60人以上が報告されている。
爆発の原因は究明中だが、ホテルに移送中の液化ガスが漏れたものとみられる。
ホテルはコロナ禍で休業中だった為、宿泊客はいなかったが、再開を４日後控え準備中だった。
また、隣接する教会や小学校にも被害が及んだ。
尚、同ホテルの建造物としての歴史は、1879年にさかのぼり、ネオクラシック様式が特徴で、当時は３階建ての店舗兼住居だった。
ホテルになったのは1933年。主にアメリカ人観光客が宿泊する有名ホテルだった。
革命後は長らく放置されていたが、ソ連崩壊後、イギリス企業による修復を経て、超高級ホテルとして再稼働する。以来、マドンナ、ビヨンセ、ミック・ジャガー、ウィル・スミス、モロッコ国王など世界のセレブが泊まったことでも知られている。