そして
タヌちゃんと、クロちゃんが
3月の初め頃
3日くらい来なくなり
クロちゃんはあったが
タヌちゃんは
2022年の3月辺りに
うちに来るようになってから
初めてで
わたしは
それを受け入れながらも
息子に会えない悲しみのように永遠の別れの可能性も感じ
声をあげて泣いた
でも
クロちゃんがひょっこり来て
その翌日タヌちゃんも来て
彼らは
お腹を空かしていたようでもなく
普通にやってきたが 笑
わたしは
タヌちゃんに会えたとき
号泣し
そのくらい
彼らは、タヌちゃんは
わたしにとって
我が子のようになっていた
そして
またその約一か月後
早朝や深夜は
来ていたのかもしれないが
タヌちゃんを
1週間くらい見なくなった
そして
久しぶりに来たときには
あんなにまん丸だった子が
猫風邪なのか
1キロくらいは痩せて
背骨が浮き出ていて
涙と鼻水も出て
呼吸が苦しそうで
脱水症状も出ていて
ご飯もほとんど食べず
ただ
わたしの顔を見て鳴いたり
わたしにスリスリきたり
わたしにお尻トントンされることが
好きなことだけは変わらなかったが
「あなた、タヌちゃん?」
と聞くほど
ドキッとするほど
形相が変わり
別猫のようになっていた
そして
タヌちゃんは
翌日も何とか来たが
前日より
食べなくなり
飲まなくなり
その姿は
ラテの兄弟猫で
2歳で病気で亡くなったソイの
最期の時とそっくりで
わたしは
それが決して悪いこととは
思わなかったし
人生に起こることは全て
〝絶対に〟
人生に起こる全てのことは
わたしたちが
より幸せになるために起こる
分かっていたが
でもその一方で
そんな姿が苦しくて
のたうち回って泣いた
そして
さらには
いつも夜には
どこかに帰っていくのに
この日の夜は
普段滅多に入らない
わたしがこの子たちに作った
ハウスの中でほとんど動くこともなく
眠り始め
わたしは
その状態と
タヌちゃんのその行動に
死を覚悟しながら
でもまた
「まん丸のタヌちゃんに会いたいな…
カリカリとご飯を食べる
タヌちゃんに会いたいな…
もし、それがまた見られたら
それは本当に奇跡だな…」
と思いながら
わたしも深夜まで
そこに居続けた
そして
わたしは深夜には
家の中に入った
そして
3時頃見に来たら
タヌちゃんは
ハウスから出て
車の下にいて
わたしは
この状態で動けることに
びっくりした
そして
少しチュールをあげたが
ほとんど食べずに
じっとしていたため
わたしは家に入り
今度は6時頃見に来たら
もうハウスにも車の下にもおらず
いつもの寝床かどこかに
帰ったようで
わたしは
タヌちゃんが
動けることにも
生きていることにも奇跡を感じ
発狂した
そして
その後タヌちゃんは
15時頃やってきて
その時には
多分その後も
何も食べていないだろうに
ほとんど出ていなかった
声が出始め
元気になっていた
そして
チュールをあげると
この日は5本も6本も食べ
大好きな
ドライフードも
何度も食べようとし
少しずつ食べ始め
まだ
鼻水や涙は出続けていたし
呼吸も苦しそうな時もあったが
何か
峠を越したようで
わたしはずっと
信じられなくて
パニックだった
そしてそれを境に
タヌちゃんは
どんどん元気になり
またまん丸になり 笑
またカリカリを元気に食べるようになり
わたしの願いが叶い
それは本当に
夢のような奇跡で
わたしのパニックは
ずっと続いた
そして
できればこれからは
穏やかに楽しく共に生き
いつかくる
この子たちの最期が
今回のような病気ではなく
大往生の老衰で
しょっちゅう怪我をするクロちゃんも 笑
怪我や病気でなく
穏やかに幸せに
その日を迎えられたらいいな…
わたしの世界の
人間も動物もどんな存在も
これからは
喜びと平和と安心の
天国を生きて
そのまま
天国に行けたらな…
と思っている