そして
保護するかなどは
今は考えていないし
先のことはまだわからないが
この子たちが
ずっとここに来るなら
この家でわたしが
ずっと暮らすのは
もちろんだが
もし
引っ越したとしても
この子たちも
わたしたちも
幸せで自然で
宇宙と調和した流れで
最期まで
この子たちと生きたい
という思いが湧いてきた
それは
自分でも
びっくりする思いだったが
泣くほど嬉しく
その後も
マイペースに来るクロちゃんと
毎日2、3回は来るタヌちゃんは 笑
やはり
二人で来たり
二人で帰って行ったり
夫婦漫才のような
やりとりもありながら 笑
さらに
家族、仲間という感覚が
深くなっていった
そして
2022年12月の
クロちゃんの
大きな鳴き声が聞こえたので
慌てて外に行くと
クロちゃんはおらず
タヌちゃんがいて
「クロちゃんは通りがかっただけかな?」
と思い
今日はもう
2回のご飯とおやつも食べたので
お腹いっぱいのはずだけど
と少しだけご飯をあげたら
食べなかった
そして
タヌちゃんが
何か白い物を転がしているので
よく見たら
死んだネズミさんで
この寒い夜に
わたしが出てくるとも
限らないのに
「わたしにネズミさんを
見せに来たんだ…」
と思ったら
もう、涙が止まらなくなった
そしてわたしは
一瞬一瞬
この子たちと会えるのは
最後かもしれないと
覚悟しながら会っているが
さらにこの日からそれが強くなり
そして
2023年1月には
また
「あ、クロちゃんだ!」
と思う大きな鳴き声に
外に出ると
またタヌちゃんだけだった
ということがあった
そしてまた
死んだネズミさんを
持ってきていて
ふと
「あ、タヌちゃんは
普段小さな声でしか鳴かないけど
ネズミさんを見せに来るときだけ
大きな声でわたしを呼ぶんだ…」
とわかり
もう、この
タヌちゃんの
純粋すきる行動にも
この気づきにも
また涙が溢れ
今、先のことは
一切わからないが
人生も
この子たちとの時間も
一瞬一瞬を
大切に生きている