2023/04/8(野良猫タヌちゃん 9.) | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.


















約1週間前の
この日から
見なくなった

























でも
ご飯は
お皿で蓋をして玄関には
常に置いてあり










その、お皿をずらして
食べた形跡は
ずっとあったので









この日から一切見ていないが
タヌちゃんかはわからないが








タヌちゃんも
食べているだろうな…
とは思っていて

















でもわたしも

父の透析のことで

ずっと忙しかったので












前ほど

誰が一日何回

どれだけ食べているかを

把握できずにいて












でも
ずっとタヌちゃんのことが
気になっていて











「ああ、タヌちゃんと
このときや、このときや、このときのような
のたうち回るほどの共有をしたいな…
と思っていた




























そうしたら今日午前

毎週の母との買い出しから

帰ってきてすぐ

お昼寝をしようかな…

と思ったが











でも両親と

お昼ご飯を食べてからにしよう…

とふと両親のリビングから

外を見たら













タヌちゃんが

こちらに歩いてきたのが見え

慌てて外に出た



























そうしたら

タヌちゃんは

わたしを見て

「ニャア…」とは鳴くものの











ご飯をほとんど食べず

涙と鼻水が凄く

鼻水で鼻呼吸ができず

口呼吸をし

咳をし













そして何より

あんなにまん丸だった

体が顔がげっそりし

背骨が浮き出ていて










顔も猫相も 

まるで別猫で













それは何度も

「タヌちゃん?」

と確認したほどの変わり様で

わたしは頭が真っ白で










でもそんな中 

会いに来てくれて

わたしの側に来てくれて

お尻トントンをしたり撫でたら

ゴロゴロは言ってくれて

涙が溢れた




























それは酷い猫風邪か

猫エイズで亡くなったソイ

亡くなる直前のような症状で













免疫力がかなり低下し
脱水症状も出ている
かなり瀕死の状態だった































でもわたしは

先のことはわからないが今は

野良猫たちを病院に連れて行く

という考えは無いので


わたしの中の今のルールとしては

〝野良猫たちの家や寝床までは詮索しない〟

〝ご飯をあげたりわたしのできる事は全てするが

怪我や病気をしても病院に連れていかない〟

というものがあり


野良猫を選んで自然界を生きる彼らと

人間であるわたしの

バランスを大切にしたいと思っている











この子たちの治癒力を信じながら

でもこのタイミングでうちに来て

わたしと会えた奇跡を思うと

わたしにやれることはあると思い











まずは

点滴代わりにチュールをあげたら

3本食べて、水も飲んで

涙が溢れた


家にたまたまもうチュールが無く

でもわたしが動いたら

もう二度とタヌタヌに会えなくなる可能性もあると

動けずにいたら

母が山ほど買いに行ってくれた 

































でも今日は

山間部では雪が降ったほど寒く

ここも風が強く











タヌちゃんの呼吸は

ずっと苦しく

リラックスできないような状態で

身の置き場所が無いような状態で

うずくまっていて












わたしは

タヌちゃんの死や別れも覚悟し

苦しすぎて悲しすぎて

のたうち回りながらも














〝わたしたちの身に起こる

一見不幸のようなこの状況も

絶対最善である〟

〝人生はワクワクしかない

難が終わった

終わった

というところに居続け










それも

わたしが

タヌちゃんにできることで









夕方には

タヌちゃんは

いつものように

どこかへ消えていった


























野良猫タヌちゃん 8.



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